シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2015年11月16日
XML
カテゴリ: 神秘体験空間
 前回はシュタイナーの4つの気質の話を紹介したが、それらをわかりやすくするために、代表的キャラをイメージすると、漫画「ドラえもん」のお馴染みの登場人物が、浮かび上がった。

 シュタイナーの4つの気質をまとめたのが以下の要約だが、これではピンと来ないので、ドラえもんのキャラをあてはめるとわかりやすい。



 風(気体)の性格 多血質 アストラル体主導 ⇒ スネ夫 ⇒ 落ち着きのないおしゃべりタイプ

 水(液体)の性格 粘液質 エーテル体主導 ⇒ ドラえもん ⇒ のんびり屋タイプ

 地(固体)の性格 憂鬱質 肉体主導⇒ のび太 ⇒ 虐められっ子タイプ


 シュタイナーはこの4つの気質の分類を用いて、幼児の教育を指導したが、「○○質」という言葉では混乱しやすいので、ドラえもんのキャラで説明するとよいのではないだろうか?

 上の要約には、ドラえもんのキャラからイメージされる子どものキャラタイプを付け加えた。

 ちなみに4つ全てのバランスがよいのが、出木杉くんの優等生タイプという感じだろう。優秀なのだが、面白みに欠ける。だから、この4つの気質のバランスがとれていることが必ずしもいいとは限らない。

 このドラえもんのキャラを使って、シュタイナーの話の紹介を続ける。

 ★         ★         ★

四つの気質と色

 気質と色の関係は面白い。子供の頃は、気質が好む色の補色が影響するのに、大人になると、気質が好む色が直接影響するそうである。



 しかし、胆汁質の大人となると事態は一変し、赤色が直接影響し、赤色を見ると攻撃的になるので、部屋に赤色を置くのはやめたほうが良さそうです。

 多血質(スネ夫)が好きな黄色の補色の紫(青の静けさと赤の活動性を合わせもつ)によって、多血質の子どもの心の集中を刺激するそうです。

 多血質で落ち着きのない子供の部屋には、青色か、出来れば紫色を取り入れると良いそうです。

 また憂鬱質(のび太)が青色を好むのは、青色の補色のオレンジ色が憂鬱質の子どもの心の癒しとなるからだそうです。憂鬱質の子供の部屋には、行動的になる暖色系の物をまわりにおくと良いようです。

 (そういえば、のび太のアニメでの設定はオレンジっぽい黄色の服を着ていた。スネ夫の服は水色で、青系でギリギリ気質を示しているともいえるが、ジャイアンはオレンジ色の服を着ていたので、現実には緑色を着させるべき。)

 緑色が好きで、のんびりしすぎる粘液質(ドラえもん)の人の部屋には、赤色の物を置くと行動的になるようです。

 シュタイナーはゲーテに強い影響を受けているため、気質と色の関係はゲーテの「色彩論」からの考察も含まれている。

 (まとめると、ジャイアン⇒緑色、スネ夫⇒紫色か青色、のび太⇒オレンジ色、ドラえもん⇒赤色)

四つの気質と算数

 粘液質(ドラえもん)は足し算が得意。これには自論があります。ぼうっとしている粘液質ですが、1つのことをはじめると最後まで貫徹するのがこの気質です。つまり足し算のように1つ1つ積み上げていく方法が得意なのです。それがどれほど時間がかかるのか前もって計算せずに丁寧に積み上げていくものですから、出来たときには決められた時間をオーヴァーしていることもあるでしょう。

 それと対照的に、引き算が得意なのは憂鬱質(のび太)ですが、この時間までに仕上げるのにはこれとこれは省いてしまおうという引き算をすると、時間には間に合うのですが、出来上がりが丁寧かどうか、頼まれたものに足りるのかどうかは分りません。これが憂鬱質に当てはまっているとは思えませんので、割り算の得意な胆汁質(ジャイアン)的なやり方でしょう。

いつも何かがなくなってしまうのではないか 、という恐れの気持ちを表しているそうです。

 多血質(スネ夫)が得意なのは掛け算です。例えば、この人とこの人を出会わせたら、こんな楽しいことが起きるんじゃないかと、想像を膨らませるのは多血質にぴったりなやり方です。

 (まとめると、ジャイアン⇒割り算、スネ夫⇒掛け算、のび太⇒引き算、ドラえもん⇒足し算)

 シュタイナーによれば、多血質(スネ夫)が1つのことに集中するのは奇跡であり、そのためには誰か一人を愛することでその集中力が生まれると言います。多血質は誰かを愛することを強く望んでいるそうです。

 (スネ夫にはずっと愛せる恋人が必要。)



 (ジャイアンには尊敬できる親や先生などの大人が必要。)

 粘液質の子供(ドラえもん)には愛する人も尊敬する人も、そうした他者は必要ないそうです。物には直接興味はないけれども、友達が興味を持っている物には興味を示すので、多血質とか胆汁質のお友達がいると良いかもしれません。

 (ドラえもんには、のび太よりも、スネ夫やジャイアンのような友達が必要。)

 とても几帳面な憂鬱質の子供(のび太)が悩んでいるときに、気を紛らわせようとしてちゃかしたりするのは逆効果になるそうです。もっと辛い人がいるという話しをするのは効果的だということです。憂鬱質の子供は悩むことによって成長していくのです。

 (のび太には不幸な人の話と悩みが必要。)

 ★         ★         ★

 前回紹介した心臓移植による性格転換は、4つの気質でいえば、胆汁質のジャイアンから憂鬱質ののび太への変貌ともいえる。4つの気質の話は面白いので、続けて、他のサイトからも紹介する。

 ★         ★         ★

気質を知ろう 私とあなたを知るために
http://higuchi08.exblog.jp/i11

 シュタイナーは次のように述べています。

 胆汁質の人(ジャイアン)は、
 一足ごとにただ地面に触れるだけではなく、足を地面の中にのめりこませるような歩きかたをする。

 多血質の人(スネ夫)は、
 胆汁質の人とは反対に、飛び跳ねるように歩く。

 粘液質の人(ドラえもん)は、
 だらだら、ふらふら、悠々と歩く。

 憂うつ質の人(のび太)は、
 頭を前にたれて、引きずるような歩き方をする。

四大要素(地、水、風、火)と身体との関係

 人間の本質の中で、人間には肉体、エーテル体(生命体)、アストラル体(感受体)、自我の4つからなることはお知らせしました。

 シュタイナーは、自我が他の構成要素を支配すると胆汁質が現れ、アストラル体が強くなると多血質が現れ、エーテル体が強くなると粘液質が現れ、肉体が強くなると憂うつ質が現れるといっています。

 また、子どもの場合は、自我が強いと憂うつ質が現れ、アストラル体が強いと胆汁質が現れ、エーテル体が強いと多血質が現れ、肉体が強いと粘液質が現れるのだそうです。

               大人        子ども
 胆汁質(ジャイアン)    自我        アストラル体
 多血質(スネ夫)      アストラル体    エーテル体
 粘液質(ドラえもん)    エーテル体     肉体
 憂うつ質(のび太)     肉体        自我

気質はそれぞれが影響しあっている

 気質の授業の中で、地(固体)、水(液体)、風(気体)、火(エネルギー)の四大要素を体で表現する、という体験をしました。

 まず「石(固体)」になります。しゃがみこんで下を向き、じっと硬くなり動きません。体が重く感じられ気持ちも憂うつになってきます。憂うつ質そのものです。

 次に、「水(液体)」になります。水は地面にそって流れます。途中石や岩があるとそれをよけて流れていきます。どんな障害物があっても動じません。流されるまま、我が道をどこまでも行きます。粘液質そのものです。

 次に「風(気体)」になります。風はどこへでも飛んで行きます。方向も自由自在に変えられます。軽やかです。多血質そのものです。

 次に「火(エネルギー)」になります。「火」は激しく燃えます。上へ上へと燃え上がります。胆汁質そのものです。

 (中略) 

 授業の最後にすべての四大要素を一度に表現してみました。受講生の半数が仰向けに輪になって寝転びます。その上を、地、水、風、火の表現でそれぞれが動きます。大地に寝転びその動きを眺めてみると、見事に調和した動きを見ることができました。

 地球はこの四大要素の調和の中にあることをあらためて感じたのです。この調和が崩れ、どれかが強くなりすぎるとたちまち災害が起こります。人間も同じなのだと思いました。

 シュタイナーは語ります。「 気質の差異がなくなり、皆が均一的な気質になったら世界は退屈です。多様性、美しさ、生活の豊かさは種々の気質があることによって可能なのです 」と。

では教育において気質をどのように考えたらいいのでしょう?

 シュタイナーは、教育において気質を均一にすることが重要ではなく、気質を正しい軌道にのせることが大事だといいます。

 (中略)

 教師は、個々の子どもの気質に合わせて対応することが大事だといわれます。

 胆汁質の子ども(ジャイアン)には
 競争、ライバルは胆汁質の子どもには心の糧になります。教師は子どもにとって権威があり弱点を見せてはなりません。個人の価値を尊重することが胆汁質の子どもには魔法の力になります。 胆汁質の子どもには困難が必要です。人生は安易でないようにしなければなりません 。胆汁質の子どもは割り算と相性が合います。楽器は打楽器がよいです。

 多血質の子ども(スネ夫)には
 興味を押さえつけては成長を妨げかねない。興味がいっぱいあっても誰か一人への興味があるはずです。 多血質の子どもには誰かを愛するのが必要です 。愛が魔法の力になります。掛け算と相性がいいです。楽器は金管楽器がよいです。

 粘液質の子ども(ドラえもん)には
 朝、目覚めるように冷たい水で顔を洗います。着すぎ、食べすぎに注意します。 遊び友達がいることが大切です 。他の子どもたちと共に体験することが大切なのです。足し算と相性がいいです。楽器はピアノがよいです。

 憂うつ質の子ども(のび太)の場合
悲しい運命をたどる物語は憂うつ質の子どもには助けになります 。登場人物の運命を共に感じることが教育的に作用します。引き算に親しい関係を持ちます。楽器は弦楽器がよいです。

席決め

 子どもは気質に従って席を決めるべきだといわれます。

 「毒をもって毒を制す」やり方です。例えば、粘液質の子ども(ドラえもん)同士だと、お互いうんざりしてきて行動を起こすのだそうです。胆汁質(ジャイアン)同士だと誰もリーダーになるのを許さないので、あきらめるのを学ぶというのです。

 席の位置は、粘液質の子ども(ドラえもん)は窓側、憂うつ質の子ども(のび太)は後ろの席で静かでほっとでき暖かいところ、胆汁質(ジャイアン)はドアの近く、多血質(スネ夫)は部屋の中心です。

 ★         ★         ★

 面白いので次回に続く。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2015年11月17日 13時33分10秒
コメント(0) | コメントを書く
[神秘体験空間] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: