シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2016年08月31日
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カテゴリ: 神秘体験空間
現代社会の問題を既に100年前に、シュタイナーは、「職業のカルマと未来」という本になっているが、予言している。

 現代社会の問題点が既に100年前に予測されているのは驚くべきことである。

 というわけで、その本をあるサイトから紹介する。

 ★         ★         ★

『職業のカルマと未来』 ルドルフ・シュタイナー(改変)
http://okyop.exblog.jp/19056442/

■「眠りと目覚め」より
 ~ ある意味で、頭部が主の感覚が〈夜〉になるとき、頭部以外の他の人体は〈昼〉になるのです。頭が〈昼〉のとき、他の人体は〈夜〉なのです。

■「叡智の働き」より
 ~ 「叡智は人間だけに現れるのではない。叡智は全生命を通じて躍動する。人間は、他の生命体がもたない自我で、この叡智を認識する役目をもつ」と考えると、事実が解明できる。

 ~ 叡智によって超常現象が生じると、叡智が目にみえないので、奇跡と思いこみやすい。しかし、奇跡ではなく、目のまえに広がる叡智の影響です。

 ~ 動物は人間よりもずっと強く霊界の叡智と結び付いています。動物は霊界の叡智、つまり集合自我に制御されています。

 ~ 客観的に支配する叡智を考慮して、「外界は空気と光だけではない。叡智が全てを統治している。私たちが歩くとき、光に満ちた空間を通っていくだけではない。叡智が満ち、支配する空間も通っていく」と、人智学者は思います。

■「夢見る能力」より
 私たちが外界との関係を保って、霊眼を獲得できると、霊界と物質界との関係について非常に多くを語れるようになるでしょう。霊界をまるで、夜寝ているときと同じように夢に見るようになる必要があるのですが、そうすると、途方もない前世の体験が現われ、それを叙述することもできます。

 ~ 霊眼を獲得するための力は、まず外界のなかで他に用いられねばなりません。そうすることによって、この他のもののなかに宿った力を基に、地球の更なる進化のための基盤が作られます。もし、すべての人間が霊眼をいますぐ獲得したら、地球の進化は止まってしまうでしょう。

■「元素存在」より
 高等学校に入り、大学を少し見まわし、多くの知識を自分のなかに受け取った人は、非常に賢く見えがちです。そのような人が、すべてがどうなるべきかを語り、人類の改革者のようにふるまいます。そのような人が、たくさんいます。彼らは通常、これからどうなるべきかを、非常に愚かに語ります。人々はそのような識者たちを非常に尊敬するので、その愚かさに気づきません。

 形式ばった専門家・評論家・新聞記者などが人生や生活を全く理解していないということを、人々が多かれ少なかれ感じる時代がやってくるにちがいありません。そのような判断が、しだいに形成されていくにちがいありません。

■「職業生活と宗教」より


■「機械の動かし方」より
 人間がもつ意志と趣向が発する精妙な波動が、人間が作り出すもののなかに織り込まれ、組み込まれていきます。製品は趣向化し、同じではなくなります。

 物質的で冷酷な技術の発展さえ、ある目的に向かっています。今日、技術の発展を思い描ける人は、「将来、工場全体が指導者の嗜好により運営されるようになる」ということを知っています。好き嫌いが工場のなかに入り、それが機械の働き方に伝わります。私たちの触れるものすべてに、次第に好き嫌いが刻印されていきます。

 (人工知能の予測)

 今日の賢い人々には愚かに思えることが実現する時代が来るでしょう。パウロは、「人々が賢いと思うことは、しばしば神のまえでは愚かだ」と言いました。人間は手を使うことで、振動を起こし、ある命令で機械を動かし、別の命令で、機械を制御するようになるでしょう。



 本当に善良な人間、特別に高い理想をもつ人間には将来なにができるか、一度考えてみてください。そのような人は機械を組み立て、その機械のプログラムを決めることができるでしょう。彼と同じように善良な人々のみが遂行できるプログラムです。邪悪な人々は、操作しようとしても別の振動を引き起こし、機械は動かないでしょう。

■「職業人の情動」より
 昔、金儲けをしようとした錬金術師は何も達成できませんでした。金儲けをする気がなく、神々の栄光と人類の安寧のために秘跡を行おうとした錬金術師は、多くを成し遂げました。

 職業・仕事から生じるものは、人間の情動のオーラ、人間が努力して手に入れた喜びをまとっているかぎり、無になりませんでした。職業・仕事を通じて生まれるものが、もはや特別の感激をもって作られなくなる分だけ、人間自身から流れ出る情動が溢れるようになります。

 そのとき、人間は自分の仕事から現れる機械的な世界、自分の仕事に用いる機械的な世界に、もはや自分の情動を結び付けることができないようになるでしょう。

 (人工知能により滅ぼされる。本来、仕事と職業は、自己表現の方法なのに、仕事に対しての苦悩などのうつ病に罹っている人がいることでわかる。)

 職業・仕事を通じて、喜びや自分の情熱を制作物に与えることは、将来不可能になるでしょう。その代わりに、制作物をより純粋に物質界のなかに存在させることになります。そうすることで、人間自身から発する情動に敏感になるでしょう。

 人間の進化に、高い精神性を与えることのできるものは、人智学によって霊力を、具体的に認識することから生じます。そのような認識が生じるかどうかは、「あらゆる職業・仕事から押し出された人々と、同時にあらゆる仕事に浸透できる人々との対極間に協調関係」を、世界の多くの人々が見つけ出すかどうかにかかっています。人間の共同生活を築き、あらゆる職業の人々を結び付けることが人智学運動です。

 (仕事から押し出された人の代表はホームレスや巡礼者、つまり宗教者のこと。仕事に夢中な人の代表は資本家やブルジョワジーのこと。

 後でシュタイナーは、前者が東方の文化で、後者が西方の文化と紹介している。前者はあまりに精神主義的で、後者はあまりに物質主義的で、その協調関係を見出すのが人智学と述べている。)

 職業の発展に伴う純粋な物質的進歩は、人類の絆すべてを解消に導くでしょう。

その物質的な進歩によって人間は益々理解しあえなくなり、人間が本来もつ愛の関係を発展させられなくなるでしょう。人々は益々すれちがうようになり、自分の利益しか求められなくなり、競争以外の関係を築けなくなるでしょう 。

そうなってはいけません。そうなると、人類は完全に退廃するからです。そうならないために、人智学が広まらねばなりません 。

■「悪魔的なものの危険」より
 今日、本人は否定しても、多くの人々が手に入れようと無意識に努力しているものを正しく指摘することができます。

 今日、「霊について語るなんて、ばかばかしい。我々は純粋に物質科学を、あらゆる領域で発展させる。それが人類の進化というものだ。それが本当に人類を前進させる。人間が成長して、霊について無駄話をするのをやめれば、地上に楽園ができる」という人がたくさんいます。

しかし、そうすることによっては、楽園は地上にやってきません。競争だけが人類を支配し、利益追求に熱心になるなら、地獄がやってくるでしょう 。

 先に進むには、その対極となる別の極がなくてはなりません。精神の極を探求しないと、アーリマンによる物質の極が力を奮うにちがいありません。

 ~ 職業・仕事から解き放たれ、作り出される元素霊たちは、人間の霊魂が霊界へと上昇しようとする意識を受け取り、実りをもたらされねばなりません。

■「公職・官職」より
 ダーウィン主義は正しいのですが、それを唯物論的に解釈して、ヘッケルの弟子オスカー・ヘルトヴィヒが強く非難した「最良のものへの自然淘汰」のような生命の教えが現れたのが現代の特徴です。

 このような教えが現れた時代には、他の時代での生活に比べて、 まさに最悪のものが選び出されます 。厭世家のように今の時代を非難し、古き良き時代を引き合いに出す必要はありません。

「最良のものへの自然淘汰という教え」を人間は自慢しています。しかし、この教えを自慢する時代は、実際には、最も重要な地位に最悪の人物を選ぶという傾向に支配されているのです 。

 (この国は国民が政府に1000兆円もの資産を貸しているというほどの金持ちなのに、不幸な人々が多い、それは官僚のような競争好きで、国民に資産を還元せず、盗人のように無駄使いを改めようとしない人たちに支配されているからである。

 官僚たちは自ら好んで地獄へと行くだろう。それはいつの時代も同じである。盗人だからである。

 金銭をいくら貯めようが、金銭欲をなくさない限り、人は幸福にはなれない。キリストは、金持ちが天国に行くには、縄を針の穴に通すほど困難であるといった。)

■「フィッシャーの小説」より
 ~ 夢は夜眠った後に追憶として現れるが、同時に、人生を訂正するのです。

 実際、そのようにアストラル体は作用します。人生の体験から、なによりも誤った教育から霊魂にもたらされた残滓の傍で、霊魂の意識下に訂正者がいることを、人々は見つけ出すでしょう。

 子どものころのことなら、しばしば同じ人生の夢のなかで訂正が行なわれます。しかし何よりも、その訂正者は死の扉を通って、次の生へと運ばれていき、さらに作用します。本当に、人間の自己訂正者が存在するのです。これに私たちは注目しなければなりません。

 (この訂正者が、死後に最後の審判を行う。人は夢をみるときに審判を受けている。)

■「人生の形成と改造」より
 ですから、「物質体は人生を土台を作る。自我は人生を作り変える(彫像する)」と、言うことができます。この二つが引き起こす共同作業をとおして、別のカルマの流れが人生に介入します。人間のなかには、人間をある状態に保とうとするものと、ある状態から人間を取り出そうとするものが存在するからです。

 1 物質体    人生の土台を作り出す
 2 エーテル体  つくる
 3 アストラル体 破壊する
 4 自我     人生を作り変える

「まず、1と4、2と3が相次いで作用します。しかし、様々な方法で、これら4つの弦は再び協調する。私たちが自分のカルマにしたがって、人生で新しい人と関係を持つ仕方は、1と4の関係からくる。それらは、私たちの前世に遡る。

 私たちが仕事・職業と人生との関係を見つけ出すのは、2と3の相互作用からくる」と、言いたく思います。

 まず、これをよく考えてくださるよう、お願いします。

■「七~一四歳と一四~二一歳」より
 いつか世界中の文化が輪廻転生を考慮に入れるようになり、「もう空想的な理論を立てない」と決心できれば、未来の教育制度全体に非常に実り豊かな思想が生じるにちがいありません。いまの理論は本当の現実を計算に入れず、現実の一部のみ、つまり誕生から死までの人生しか計算に入れていないので、空想的にならざるをえません。

■「ブルジョアと巡礼者」より
 どのような流れがポスト・アトランティス第五時代とともに到来したか、その特徴を私は描こうとしました。おおよそ、西方には人間をブルジョアにする流れが到来しました。ブルジョア精神が西欧とアメリカに現れました。

 東方の目的は、このブルジョア精神の理想とは対照的です。それは、まだはっきりと現れていないので、当面は目的になっています。西方文化は比較的進んでいます。東方の目的は、巡礼者という理想です。

 ブルジョアと巡礼者という二つの理想が対立しています。それがどんな意味を人生に有するかを理解せずに、これからの生活を理解することは不可能です。何百年前・何千年前の人間は神霊の力に導かれていたので、人生そのものの理解なしに人生に向き合うことができました。

これからは、人間は人生を理解して生きていかねばなりません 。

■「ミルの見解」より
 しかし、近代の発展のほうぼうで、ものごとを輪廻転生の観点から解明するには到っていないながらも、生起する出来事をはっきり見る目を持っている人々を、人智学者は見出します。彼らは輪廻転生を受け入れないので、自分が鋭く批判しているものをかえって引き起こさせるのを手助けする羽目に陥っています。

これが今日の人間の特徴です。ものごとをはっきり見ている人々の特徴です。彼らは、今日存在しているものを批判します。しかし、彼らは自分が正しく判断して非難しているものが実現する方向で活動しているのです。このように、無意識が人間の生活のなかに働きかけます 。

■「ミル、ヘルツェン、メレジコフスキー」より
 彼(ヘルツェン)は周囲にあるものをよく見た人物ですが、人智学の根本的なイメージと理念を受け入れる決断はできませんでした。ロシアの著述家メレジコフスキーは、「現代には、古代の笏の代わりにものさし、聖書の代わりに預金通帳、祭壇の代わりにカウンターがある」と述べています。彼はミルとヘルツェンから多く学んだ人物です。

 たんに批判するのは間違っています。ポスト・アトランティス第五時代に、ものさし・預金通帳・カウンターは必要な役割を果たしているし、それは無条件の宇宙カルマに相応する、ということを私たちは知っています。

 これらを批判するのではなく、ものさし・預金通帳・カウンターのなかに高貴な精神を注ぎ入れることが大事です。その精神がこれらのものに勝ります。それは人智学の精神です。

■「オカルト結社による妨害」より
 彼らは、先祖返り的な伝統から受け継いだ偽善を語っています。しかし、彼らはその知に反対するように振る舞って、「それは中世的な迷信だ」と、新聞に書きます。秘密結社のなかで受け継がれた霊界の教えを大事にしている人々が、マスコミでは正反対にふるまって「中世的な迷信・神秘主義だ」と評するのです。

 彼らは、その教えを人に漏らさず、他人を愚かなままにしておくのがよい、と思っているからです。どんな原則によって人間が導かれているのか、人々を無知のままにしておきたいのです。オカルト同胞団のなかには、世界をよく見て、「密儀の内容を今日おおやけに人々に伝えるのは不可能だ」と語る会員たちがいます。

 (メーソンやイルミナティやイエズス会など)

 人々を五里霧中のままにしておくには、いろいろな方法があります。人智学は、霊界への鍵となる理念を伝えます。しかし、自然科学的な世界観によって悟性を浅薄にされていない人々をも騙せる概念があるのです。ある方法で概念を形成できるのです。今日、公の概念がどのように形成されるかを多くの人が知ったら、本当に人智学を学ぼうと感じるでしょう。

■「事件の背景」より
 まなざしを正しい場所に向けることが大事です。そうすると、しばしば重要でないものが現れますが、重要でないものを正しい関係性から眺めると、重要と思われるものよりも、ずっとよく問題を解明できます。

 ハムレットが善悪について「なにも、それ自体で善かったり悪かったりはしない。人間が思考のなかで、善くしたり悪くしたりするのだ」というように、他のことがらにおいても本当にそのとおりです。

 外面的なマーヤー・錯覚のなかに現れるものごとが重要なのではありません。人間が正しい概念を事物に結び付けることをとおして、事物の意味が認識されねばなりません。

■「辜鴻銘(ここうめい)」より
 人智学の視点から、辜鴻銘の本を追求する義務を私は感じました。場合によっては、その本の背後に秘められた意図があるのを知る必要があります。その意図を知らないと、騙されて、間違うことがあります。今日しばしば濁った源泉から現れる神秘主義・オカルティズムに入念な視線を向けることが特に重要です。

 現代の世界のなかには、さまざまな流れがあります。個人個人がそれらを明晰・明瞭に見る意志を持っているでしょうか。さまざまな流れの差異を知らねばなりません。人々が思っているよりも大きな力を持っているカトリックから発する流れの背後には、秘儀参入の原理があります。世界にもたらされる流れは、背後に結わわれた紐によって導かれています。

■補遺・楽しく働ける社会「労働」より
社会に属する者は実際、だれも自分のためには働かないというのが、その社会の根本法則です 。社会を生命体と考え、その一部となる人間は、自分のために働いていない、という真実に気づきます。

 ~ これは倫理的な利他主義の要求ではありません。これは単なる社会の法則なのです。

 ~ 人間の労働が社会という生命体のなかでどのような循環プロセスを実際に行なっているかを調べてみると、「労働はある人から発して、他の人の役に立つ。私たちが手にするものは、他の人の労働の成果である」という事実が見出されます。

 ~ 「私は仕立て屋で、他人のために服を作っている。だが、自分の背広を作ったら、私の労働は私自身のためになされたものじゃないか」と、反論されることがあります。自分の仕事の結果が自分に戻ってくると思うのは、錯覚でしかありません。私が自分の上着やズボンなどを作るとき、私は実際には自分のために働いているのではありません。 私はその仕事をとおして、自分を他の人々のために、さらに働ける状態にしたのです 。

 それが、社会という生命体のなかで人間の労働が社会法則をとおしてもつ機能なのです。

 この法則に違犯する者は、社会生命体に反して働いているのです。近代の歴史のいとなみのなかで生じたように、賃金労働者が自分の労働力による賃金で生活するのは、社会生命体に反して働いていることになります。

そのような労働は社会的な嘘であり、破壊的に経済活動のなかに侵入してきます 。

 (金儲けはよくない。愛のやり取りを偽善化してしまうからである。)

 ~ 経済生命体はいつも、人間の労働力を消費しようとする傾向を持っています。法律は労働力に、人間愛に即した利他主義的な姿勢を教示しなければなりません。そして常に、 新しい具体的で民主主義的な法律によって、経済活動が実現しようとする金銭売買という虚偽を経済活動から取り去り、人間の労働力を経済活動の牙から公法によって救い出すことが必要です 。

 ★         ★         ★

 金儲けが経済を競争化させ一部の欲深な連中を悪魔化させ、この世を地獄へと貶めていく。天文学的金銭を稼ごうとも満足を知らない馬鹿者がこの世を地獄化させていく。





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Last updated  2016年08月31日 20時13分46秒
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