シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2024年02月08日
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カテゴリ: 神秘体験空間
なかなかゴミはだしたくないものだが、現代の物質生活の便利性に馴れきってしまうと、どうしてもゴミはでてしまう。出されたゴミをみれば、そのヒトの生活がある程度推測できる。人体からも、汗、尿、糞などが、物質界で生きるためには、排出されているが、現代人の唯物的感覚では、それを完全に不要物、つまりゴミとみなしている。数十年前の一時期に、飲尿健康法などという馬鹿げたモノが流行ったが、腎臓が不要と判断して人体から出しているわけで、腎臓の機能に無知な現代人の典型といえるかもしれない。

現代科学の物質的知識では、ゴミにどんな化学物質や成分が含まれているかで、そのヒトの生活や、環境への影響などを調べるが、古代叡智では、物質面だけでなく、そのヒトの精神的な、生活態度などを、例えば、頻繁に掃除をして、ゴミを分別して出しているか、とか、また、どんな仕事をしているのか、ゴミの出し具合から、精神的な知識を探求する。古代叡智では、ゴミの出し方からも、そのヒトの頭の良し悪しなどがわかる。

最近は、地球への環境破壊から、リサイクル論も盛んになっているが、古代人は、人間の出す汗、尿、糞などを、ミイラと呼んで病気の治療薬に用いていたと、シュタイナーは人智学的リズム(波動)学で述べている。勿論、古代人の考える人体のリサイクル論は、飲尿健康法では全くないので、それでは唯物論的方法で、都市伝説になってしまうわけなんである。古代人は、物質的な感覚というよりも、精神的感覚を重視したので、もはや物質となってしまった尿についてリサイクルする意味がないからである。

昭和の体育会系では、根性や気合いなどの、精神論が横行したが、結局、それは肉体や筋肉をどれだけ強化するかという唯物論になっているわけで、精神を物質に置き換えて、俗に筋肉馬鹿になっているだけで、精神を強化しているわけではなく、飲尿健康法と同じ穴の貉なんである。精神を強化するには、愛を高めないと意味がないのを、愚かな現代人よりも、古代人はよく知っていたのである。

現代には、愛の鞭などという唯物的な表現が残っているが、少なくとも、愛は癒しであり、痛さを与えるものではなく、それではマゾを育成してしまうだろう。精神を強化するには、愛が必要で、それはそのヒトの気持ちを理解し、一体となることである。つまり、共感力や、思いやりである。だから、物質では、愛を表現できない。しかし、現代人は唯物論に洗脳されて馬鹿だから、愛を物質で表現してしまうわけなんである。

だから、前回紹介したように、現代人は、輪廻転生を理解できないわけで、少しでも長く、物質界にいられるように、長生きしたいと思っているわけで、特に西洋では、ルシファーとなった偽キリスト教が、古代叡智の輪廻転生の書物を焚書してしまい、権威を保つために、唯物論を普及しているから、キリストが神ではなく、一人間になって、キリストの復活さえもわからなくしてしまっているわけなんである。

キリストの復活とは、キリストがいまも生きていて、キリストのように生き、死ねば、死後にキリストに出逢えるということなんである。つまり、キリストとは、古代エジプトのトートでもあり、救世主の霊魂の呼び名のことである。イエスキリストとは、イエスという人物に、キリスト霊が降臨し、イエスという人物とともに、人間の死を知ったというのが、ゴルゴダの十字架刑の意味であり、イエスの肉体を捨てて、キリストととしていまも生きているわけなんである。この出来事については、シュタイナーの二人のイエスを参考にしてほしい。

シュタイナーの「二人のイエス」説から何がわかるか : ヒロさん日記 (seesaa.net)

2 人のイエス (imagecreate.sakura.ne.jp)

愛は物質では贖えないわけで、その叡智を理解するために、人間は物質界で生きている。人間の死は、それを教えるためにあり、物欲に塗れた人は、だからこそ死ぬのが怖いのである。カネで何でも買えるといった現代人のおバカな典型の人物もいたが、だったら、自分の死をおカネで買ってみたらいいだろう。

脳を記憶回路として半導体上に転写するとでも考えるのだろうが、それこそが現代人の無知さ故の、飲尿健康法と同じである。電気がなければ、半導体は機能しないし、電気は電子で突き詰めれば、光である。光は太陽光からくるから、太陽光がなければ何もできない。つまり、その概念こそ、唯物論上の幻でしかなく、前回紹介した、敦盛の人間50年である。



だから、排出物は物質的ではなく、精神的なものでなくてはダメなんである。古代叡智によれば、そもそも、輪廻転生とは、人生のやり直しで、前世の排泄物の罪のリサイクルだからである。罪をまた罪にしてしまえば、本当にゴミの存在になり、魂の墓場行きで、地獄行きである。ということは、地球は、宇宙のゴミ集積地なのかもしれない。

さて、シュタイナーによると、古代人は、人体からの排泄物の汗、尿、糞をミイラと呼んでいたのは既に紹介したが、古代エジプトのミイラとは若干異なるが、古代叡智の霊視を獲得すると、それらミイラから、当人の霊魂が読み解けるという。汗から、当人のエーテル体、尿からアストラル体、そして糞から自我を読み解けるという。古代の医師は、ミイラから、当人の健康を読み解いたという。

現代科学でも、例えば、ポカリスエットは、人間の汗を人工的に真似たものという都市伝説があり、最近は生理食塩水に近い飲料水なども出ているが、それらは人工的につくられたものなので、古代人がミイラと呼んだ治療薬とは似ても似つかないものである。というのも、物質的には同じでも、精神的には、霊魂的には全く異なるからである。あえて物質科学的にいうなら、波動が異なるからである。

古代人が説くミイラには、人体内の分泌物の、つまり現代人が名付けているホルモンの意味ももつ。しかし、分泌される物質成分は同じでも、分泌に至る経路やプロセス、つまり精神的な経験が、古代人の説くミイラとは異なる。だから、ミイラとホルモンの違いは、現代科学のジェネリック医薬品みたいなもので、物質的な成分は同じでも、化学的製法が異なるのに似ているといえるかもしれない。

後発医薬品 - Wikipedia


だから、現代人の知識は、古代人からみると、粗雑で粗く、記憶力においては曖昧で、痴呆症や認知症に近いようにみえるだろう。もし、タイムマシンがあり、現代人が古代に行ったら、現代人は、痴呆症か認知症に罹った人にみられ、意味不明で、相手にされないかもしれない。古代人は、結果も大事だが、そこに至る精神的なプロセスを詳細に理解していないと、意味がない、と考えていたからである。

現代人がいう精神論や根性論ではなく、精神そのものの経験論、思考そのものが、古代人の正真正銘の精神論なんである。

ホルモンはギリシア語で、刺激するもの、という意味をもつようで、勿論、焼肉の内臓肉のホルモンとは別物で、人体の分泌物で、最近の物質科学では、情報伝達物質とも呼ばれ、分子生物学などから、ホルモンに類似した人工情報伝達物質が、現代医薬学から、様々な薬剤がつくられている。

脳科学とはいっても、脳を精神論から解き明かすのではなく、どの脳の部位がどのようなホルモンを分泌するかという神経伝達論や、情報伝達論の、唯物論に終始していて、結局、物質的な分泌論の還元論に至っている顛末といえるだろう。

現代科学での物質還元論は、どの家庭が、どのようなゴミを出しているか、と同じようにみえる。勿論、そのような議論も必要だが、それだけでは、古代人からみれば、枝葉末節論にしかみえない。例えば、巷の、裏金議員が、自分たちがつくった法律を破って、誤魔化すのと同じで、自作自演の一人芝居と同じで、罪を犯すために法律をつくることになり、法律をつくればつくるほど、どんどん馬鹿になり病気になっていくだけなんである。破れるような法律をつくるのが悪いわけで、神がつくった法は破れず、破れば、自分が破滅するわけなんである。だから、ゴミを出さない生活が、愛のリサイクルが必要なんである。法を破った人には罰が必要なんである。ただし、精神上での罰で、それが愛のリサイクルで、贖いである。

さて、現代科学では、人体の情報伝達物質ホルモンに真似て人工の薬剤をつくるが、有名なのが、ドーピングなどの、ステロイド型薬剤である。副腎が放出するホルモンの人工ステロイドは強力すぎて、炎症部位のターゲットを絞り難いので、それだけ副作用も強くなるので、現在はNSAIDsと呼ばれる非ステロイド系の抗炎症剤が主流で、炎症の情報伝達物質のプロスタグランジンの放出を抑制するCOX阻害剤で知られている。

ステロイドホルモン - Wikipedia

COX 阻害剤|【ライフサイエンス】製品情報|試薬 - 富士フイルム和光純薬 (fujifilm.com)

ステロイド外用剤の上手な使い方|くすりと健康の情報局 (daiichisankyo-hc.co.jp)





ちなみに、コロナワクチン注射後の熱発への解熱剤に用いられたカロナールとの比較は以下である。



例えば、現代科学では、人体の細胞は37兆個、細菌は100兆個いるといわれている。だから、人体の細胞よりも、その周囲で暮らす細菌のほうが多いという。物質的にも、常在菌により、健康が保たれているわけなんである。いわば常在菌の共存共生の平和により、人体の健康が保たれているわけで、だから、現代科学でもようやく腸内細菌の研究や、口腔内細菌の研究がはじまっている。

最近は、腸内細菌の研究から、腸の研究で、糞移植なども考えられているが、飲尿健康法のように、まさか食糞健康法などは生まれないとは思うが、唯物論が行き詰まると何をやらかすかわからないので、事実、核兵器で武装している愚かな現代人では、何をやらかすかわかったものではない。巷の裏金議員をみれば不信感だけが増大してしまうわけなんである。

人智学によれば、糞は、古い自我の残りで、脳でもあり、腸からつくられるので、腸と脳は糞を通じて兄弟姉妹の関係にあるという。刎頸の交わりならぬ、糞兄弟の交わりともいえるかもしれない。古代人は、糞をみて、そのヒトの自我を霊視でき、どのような人物かを認識したという。犬が匂いから、人物を当てるのと似ている。

ヒトの糞から、脳や自我を認識するのは、数万回の輪廻転生を必要とするかもしれないが、シュタイナーによれば、現代人のほとんどが1万回は輪廻転生をしているというから、唯物論を捨て、前世からの記憶力を取り戻せば、認識できるようになるかもしれない。

ヒトの糞からヒトの自我を認識するのは、現代人にはほとんど不可能でも、例えば、ウマの糞とウシの糞の違い位はわかるだろう。ウマの糞は丸っこく、ウシの糞は水っぽく広がるのは、ウマが忙しなく動きまわり、ウシがゆったりと動く違いが現れていると、人智学的波動学で解き明かしている。



だから、古くなった情報を新しい知識で、甦らせ、そのゴミを精神的にリサイクルすれば、人間の死が、前世の罪に対する贖いで、来世で蘇るように、汗、尿、糞から、人間の精神は健全になり、人体も健康になるわけなんである。

シュタイナーによれば、ゲーテは、人間の眼は、太陽光により、不要だった器官からつくられたと述べているという。つまり、人間の眼は、太陽光により、人体のゴミから生まれたという。また、人間が産まれた直後の胎盤の残りは、いわば霊魂の糞で、古代人が、胎盤をみれば、その赤ちゃんの運命が読み解けるという。

人体のゴミから、キリストの再来を予感するために、シュタイナーの人智学的波動学を紹介する。

              ★       ★       ★

 現代の科学や日常的な思考が働くのは、人間の覚醒意識、すなわち、物質界で、現代人が受け継ぎ、もしくは育成してきた経験、感情、思考から、自我の意識が創り出してきた、あらゆる感覚的な認識を通して、なのを明確にしておく必要がある。

 このような感覚的認識は、間違った方向に導かれる可能性があり、実際に、錯覚が非常に多い。例えば、次のような反論があるかもしれない。「人智学が提示する、霊的な知識を受け入れるべき、と言われても、これまでの思考体系に一致しないものを受け入れるつもりはなく、証明できないものを受け入れるつもりは毛頭ない。」

 確かに、証明が無いものを受け入れるべきではない。しかし、これまで示されたもの、既に知っているものだけ受け入れるだけでは、一歩も前に進めなくなる!

 超感覚力を持ちたいと願うなら、頑なに証明できたものだけを受け入れるだけでは足りない。超感覚力を持ちたいなら、通常の、自己の認識からも自由でなければならず、宇宙から、自分へとやってくる全てを、それはただ「恩恵」という言葉で記述できるが、予見できないといけない。

 超感覚力の持ち主は、宇宙から照らし出された恩恵が、あらゆるものが、自分へとやってくるのを見通している。では、どのようにすれば、超感覚的認識が獲得できるのか? 

 それは覚醒意識での既知の知識を脇におくことで、唯一可能となる。現代人は、自分で認識できたものを知識と考えている。けれども、この知識は、先達が既に考え、その願望が実現し、またその他などを新しくした焼き増しに過ぎない。

 自分で認識できたかどうかが問題なのではない。自己の認識を主張する人は、自己の偏見の奴隷になっているのに気づいていない。高次の認識を獲得したいなら、自己の認識からも、脱却していなければならない。

 霊魂を空虚にし、空間もなく、時間もなく、対象もなく、事象もない、隠された、土星の秘密の世界から受け取れるものを、静かに待てなければならない。現代人の霊魂が、顕現、もしくは悟りに到達するための能力を育成するのを待たずに、高次の認識が獲得できる、と信じるべきではない。

 こちらへと近づいてくる全て、他でもない恩恵として「来るもの」、何かを与えるものを、辛抱強く待っていられるのは、上記のように、霊魂を空虚にするときだけである。

 では、高次の認識はどのように現れるのか?

 我々人類へと来るものは、人類が十分に準備できたとき、どのように現れるのか?

 我々人類に来るものは、精神界から、我々と出会うために来る、その贈り物により、我々の将来の成長を祝福する、というような愛の感情を通じて、自らを現わす。もし、人生において、そのような、人類への贈り物、つまり愛の恵みに満ち、その愛の認識に満たされるもの、を記述すれば、その表現は、次のようなものかもしれない。

 「我々人類への、愛の贈り物であり、愛の恵みであり、愛を与えるものとして、我々人類の処へとやって来る救世主を、人類は出会い経験する。」





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Last updated  2024年02月08日 20時51分39秒
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