後藤英彦の作文教室

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ごっちゃん815

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May 22, 2005
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72.「そして」「それから」――接続詞の是非

夏目漱石に「それから」(1909年)という作品があります。接続詞を本の表題にしたという意味で、とても珍しい作品です。教職を捨て朝日新聞社に入った二年後のことで、前年に「三四郎」を書いています。

文と文をつなぐ役目の接続詞の使用については議論が分かれます。「そして」「しかし」「なぜなら」の類です。芥川龍之介や井上ひさしのような作家はこれを愛用しているかにみえます。大岡昇平のほうは自らを抑制して接続詞を使わないように書いています。志賀直哉にもその気があります。三島由紀夫は「接続詞を節の初めに使った文章は格調を欠く」と言っています。

わたしは大岡昇平や志賀直哉、三島由紀夫らに与(くみ)するほうで、できるだけ接続詞を使わないで済むよう気をつけています。

志賀直哉の「焚火」を例に採ったら分かりやすいと思います。達意の人でなければ、カッコ書きの接続詞を無意識に使うのではないでしょうか。


Kさんは勢いよく燃え残りの薪を湖水へ遠く抛った。(すると)薪は赤い火の粉を散らしながら飛んで行った。それが、水に映って、水の中でも赤い火の粉を散らした薪が飛んで行く。上と下と、同じ弧を描いて水面で結びつくと同時に、ジュッと消えて了う。そしてあたりが暗くなる。それが面白かった。(だから)皆で抛った。(そして)Kさんが後に残ったおき火の櫂で上手に水を撥ねかして消して了った。
(それから)舟に乗った。蕨取りの焚火はもう消えかかっていた。舟は小鳥島を廻って、神社の森の方へ静かに滑って行った。(すると)梟の聲が段々遠くなった。

ごく常識の範囲で補足しても、この短文の中に五つもの接続詞が省かれていることになります。原文とカッコ書きを加えた文章を読み比べるとそれはもう一目瞭然です。俗に言う、品位と余韻が全く違っています。

接続詞を使うと論理的というか文章の筋がはっきりしてきますが半面、深みや余韻を失いがちです。学者たろうと思えば、接続詞はなくてはならない存在ですが、詩人たろうと思えば、これほどヤボなものはありません。



それゆえ、接続詞をたびたび使う人は論理の明確化をより尊び、接続詞の使用を避ける人は深み、余韻といった詩情をより重視すると言ってよいでしょう。論理を展開するときは接続詞を使うべきですが、感情に訴えるときはこれを極力抑えたほうが効果的だと言っておきます。

接続詞の種類は次のとおりです。
1) 前の内容を受けて続けるもの――そして、そうして、そこで、それから
2) 次の結果を導いたり展開させるもの――ゆえに、それゆえ、だから、そこで、したがって、そのため、すると
3) 前の内容がそうなる理由、根拠を説明するもの――なぜなら、というのは、そのわけは
4) 例を示すもの――たとえば、例を挙げれば
5) 添加、並列、対照を示すもの――また、または、さらに、かつ、そのほか、そのうえ、のみならず、同様に、あるいは
6) 要約、言い換えるもの――つまり、すなわち、とにかく、要するに、ともあれ、換言すれば
7) 前と反対の内容を導き出すもの――しかし、が、だが、でも、けれども、ところが、にもかかわらず、だからといって
8) 前と別方向の内容を導き出すもの――さて、ところで、ときに、いったい、そもそも、それはともかく、ともあれ





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Last updated  May 22, 2005 02:09:48 PM
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??????@ ?????? 何?何?何?何?
哀歌@ すご~い なんてスバラし~んでしょうll
どぴゅ@ みんなホントにオナ鑑だけなの? 相互オナって約束だったけど、いざとなる…
ボーボー侍@ 脇コキって言うねんな(爆笑) 前に言うてた奥さんな、オレのズボン脱が…

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