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2004.06.24
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カテゴリ: カテゴリ未分類
“Maybe Tomorrow” by the Iveys (1968) & Badfinger (1969)

  Iveys は、やっぱり「蔦」のことでした。
 先日、 isemari さんのコメントへのレス(日記、落語版:「アイビーズ」)で次のように書きました。以下はその時のやりとりです。

isemari さん、
>う~ん。ホントにIveysって何なんだろう。
>Ivey家? いや~。チガウだろう~。
>彼らってウェールズの人たちですよね? ウェールズ語?
>疑問。
-----

幻泉館 主人さんが指摘しているように、スペルの一部を変えてグループ名にするのが流行ったんですよ。
Beatles(←beetle)、Monkees(←monkey)、Byrds(←bird)、Ivey(←ivy) っていう具合ですね。

 結局、これは間違っていなかったというわけです。
 どうして判明したかというと、例の、友人が送ってくれた Badfinger のベスト盤の CD に付いていた解説に書いてあったんです。いやあ、持つべきものは友、読むべきものは解説ですね。その部分、引用いたします。

 「...ホリーズの柊(ひいらぎ)に対して蔦を意味する IVY をグループ名に用いた。彼らもまた、当時雨後の竹の子のように誕生したビートルズ・フォロアーのひとつだったのである」

 これは 1964年にアイビーズが結成されたときのことを記した箇所の一部です。因みに、この解説は猪俣憲司氏と根木正孝氏が書いておられます。
 いや、実に盲点でした。手元のライナーノーツに書いてあったとは。ははは、いかに解説をきちんと読まないかばれてしまいますね。Ivy League の時もそうでしたが…。
 う~ん、それにしても、ネーミングの根拠が、ホリーズ(The Hollies)=柊(ひいらぎ) の向こうを張ってアイビーズ(The Iveys) =蔦(つた) とは…。結成当時の彼らの純粋さを、実に思い知らされるではありませんか。

 さて、せっかくなので、僕の大好きな "Maybe Tomorrow" についてちょっと書きますね。

 まずイントロで完全に引き込まれてしまうのです。ストリングスのピチカートだけが1小節と1拍だけポロポロ鳴って、いきなり歌ですから、イントロといっても、ないようなものではあります。

 歌い出し直後に入るバイオリンも、押さえたフレーズが歌を引き立て、すぐにドラム、ベース、ギター、と徐々に重なって、1番は終わり、厚みのあるストリングスが入って、すぐにサビにゆきます。
 静かに始まって徐々に盛り上げるという一般的な手法ではありますが、あまり静かな部分を引きずらないところがいいです。

 ♪ Listen to a lonely sound
   See the grey and sadness all around

 冒頭の歌詞は、美しくも悲しい、このありふれた失恋ソングに、実にピッタリのフレーズです。「聞こえてくる音は寂しげに響き、目をやれば、周りは灰色で、悲しみに満ちている...」失恋したときに誰もが感じる、古今東西変わらぬあの空虚な思いを、さらりと言い表しています。


  ♪ Maybe tomorrow I will love again
    たぶん明日になれば また恋をするのさ 

 でも、すぐに自信のなさが露呈します。
  ♪ I'll never know until I've looked into her eyes
    彼女の目を見るまでは何とも言えないけどね

 もう一度宣言。
  ♪ Maybe tomorrow I will love again
    たぶん明日になれば また恋をするのさ 

 で、やっぱりちょっと自信ありません。
  ♪ I'll never know until I've seen her once or twice
    彼女と一二度会ってみないと何とも言えないけどね

 ま、ようするに当分代わりは見つけられないですよ、この男には。ということで、やっぱり未練は残るのでありました。

 僕は、あまりプロデューサーのことまでは詳しくわからないのですが、今聴いているベスト盤では、この曲のプロデュースが、あの Tony Visconti (トニー・ヴィスコンティ) と記されているではありませんか。考えてもみなかったので、びっくり。彼の手にかかったから、こういう仕上がり具合なのでしょうか。アイビーズのオリジナル・バージョンと聴き比べてみたいところです。
 ああ、それにしてもいい歌だなあ。

 バッドフィンガーには、これとよく似た展開の、素晴らしい曲がもう1曲ありますね。
 はい、そうです。いわずと知れたあの20世紀の大傑作 "Without You" でございます。
 で、"Without You" については、Maybe tomorrow. ね。
                         (文中訳:穴沢)

       **********************

 それから、もうひとつ「たぶん明日には…」。ええ。アクセス数が4万になるような気配が、漂っているのでございます。
 ああ、久しぶりのキリ番だなあ。…え?キリ番は5万ですって?…どうなんでしょう、そこんとこ。
 個人的にはゾロ目が好きなんですよね。4並びにはお祝いでもしようかと思っています。  





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Last updated  2004.06.26 22:04:56
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