全231件 (231件中 151-200件目)
“Little Star” by Chuck Berry 1961 7月22日の “穴沢ジョージの Good Old Music” は、「夏にふさわしい曲、リクエスト曲、チャック・ジャクソンの歌、星の曲」というメニューでお送りしました。 1. パサディナのおばあちゃん (ジャンとディーン) 2. カレン (サファリーズ) 3. 太陽の彼方に (アストロノウツ) 4. ダイヤモンドヘッド (ベンチャーズ) 5. 天使のささやき (スリーディグリーズ) 6. 悲しき鉄道員 (ショッキング・ブルー) 7. ジャンバラヤ (カーペンターズ) 8. I Don’t Want to Cry 9. Any Day Now (Chuck Jackson) 10. A Thousand Stars (The Rivileers) 11.Little Star (Chuck Berry) 12.Blue Star (The Shadows) 4.~7.がリクエスト曲。4.伊原のトムさん。5ナナマルサンさん。6.さくらさん。7.シュガーさん。リクエストありがとうございます。 1.~3.と8.~12.が穴沢選曲。1.~3.今週の夏の曲。4.も含めてサーフィンサウンドの特集。2.&3.は、高校時代にレコードを買った記憶がある。8.&9.は、この日誕生日のチャック・ジャクソンのヒット曲。Happy Birthday! 。10.~12.星の歌。この3曲は今僕の中での「星の歌ベスト3」です。10.は’60年にカヴァーした Kathy Young の方が好きですが、こちらは’54年のオリジナル。 ********** “Little Star” というと、まずは白人 Doo Wop グループの The Elegants (エレガンツ) が歌った “Twinkle Twinkle Little Star” を下敷きにしたやつが真っ先に頭に浮かびますよね。 “Little Star” by The Elegants 1958 でも、チャック・ベリーの歌う同名異曲の “Little Star” 是非一度聴いてみてください。 以前 “Rout 66 (ルート66)” の時にちょっと書いたことがあるチャック・ベリーの1961年のアルバム “New Juke Box Hits” に入っています。 2008.09.14 の日記「ハイウェイ・シリーズ」 “Little Star” by Chuck Berry 1961
2017.07.28
コメント(0)
“Footsteps (悲しき足音)” by Steve Lawrence 1960 7月8日の “穴沢ジョージの Good Old Music” では、ゲストに Eylie さんに来ていただき、来沖間近のテンジン・チョーギャルさんについてお話いただき、音源も聴かせていただきました。さらに12時からも緊急に55分枠をもらって、特別番組「テンジン・チョーギャル特集」をお送りしました。前半お届けした曲は次の8曲です。 1. Surfer Girl (ビーチボーイズ) 2. The Stranger (ビリー・ジョエル) 3. Living’ on a Prayer (Bon Jovi) 4. Unchained Melody (ライチャス・ブラザーズ) 5. ノマドソング 6. オマージュ (テンジン・チョーギャル) 7. Go Away Little Girl 8. Footsteps (スティーブ・ローレンス) 2.~4.がリクエスト曲。2.ナナマルサンさん。3.シュガーさん。4.さくらさん。 5.&6.がテンジン・チョーギャルさんの歌声。 1.&7.8.が穴沢選曲。1.今週もは夏らしくビーチボーイズで。7.&8.はこの日誕生日のスティーブ・ローレンスのヒット曲。Happy Birthday! 以上、次回もよろしくお願いします。 ********** テンジン・チョーギャルさんはオーストラリアに拠点を持ち、チベット音楽を歌い奏でて世界にその名を轟かせています。 この度、Eylie さんがそのテンジン・チョーギャルさんを沖縄に呼び、4箇所でのライブを企画したということで、宣伝を兼ねて僕のラジオに出てもらいました。正午からの枠も頂いて、おかげさまでじっくり聴かせていただくことになりました。 まず驚いたのはその歌声。独特のヴィブラートのかかったその声が、ヒマラヤの山中にこだまするのを瞬時に連想させるのは、彼がチベットの出だということをあらかじめ知っているからなのか、ごく自然にそう感じさせるから不思議だ。 そしてドラニェンという三弦楽器とリンブーという竹の横笛も、琉球に伝わって来た三線やファンソウ (琉球横笛) とルーツを同じくするであろうと思わせる音で、大変興味深いものでした。 沖縄でのライブは15日の宜野湾が最終日ですが、去年はパティ・スミスとフィリップ・グラスとともに来日し、1300人級ホールで公演を行ったのと比較すると、50名限定の限られた空間でのライブがいかに濃密なものになるか、とても楽しみですね。 ********** スティーブ・ローレンスといえば、僕らの記憶では何と言っても『悲しき足音』ですよね。ただ、ダニー・オズモンドの大ヒット曲 “Go Away Little Girl” もオリジナルはこの人で、62年に全米 No.1 になってますから、こちらの方でおなじみの人も多いかと思います。 でも、『悲しき足音』は、あのイントロを聴いただけで、瞬時にあの頃を思い出せる曲の一つです。 口をついて出てくる歌詞の方は、佐野修の甘ったるい鼻にかかった声のパラキンバージョンを真似たもので、決してオリジナルの方ではないのですが。 サビの最後の部分、「♪・・・聞こえてくるような あの娘(こ)のあしをと 僕のこころは ワイ・ワイ・ワイオーワイオー」の「ワイ・ワイ・ワイオーワイオー」がなんだかよくわからないんだけど、妙に耳に残っていて、楽しい歌でした。 オリジナルを今聴けば、「♪ 僕のこころは ワイ・ワイ・ワイオーワイオー」のところは、「♪ Now every day I wonder why, why, why oh, why oh」って歌っているんで、なるほどそういうことかと思う次第です。 駅前通り商店街でちょうど今頃夏祭り (祇園と呼ばれていた) があって、田舎から地方都市に引っ越したばかりの小学5年生には、実に大規模な夜店の賑やかさが印象に残らないわけがない。今でもよく思い出します。 つまり、あの頃の駅前通り商店街と僕らの住んでいたすぐ裏の路地は、僕の記憶の大きな部分を占めているというわけで、こういう歌も忘れられないんですね。 『悲しき足音』 by ダニー飯田とパラダイスキング 1961 “Footsteps (悲しき足音)” by Steve Lawrence 1960
2017.07.14
コメント(0)
“戦場に消えたジョニー (Cruel War)” by Nancy Sinatra 1963 大田昌秀さんが亡くなりました。一方では、現政権がまたもやみっともない採決強行。我が国の民主主義が死にゆくのを見つめる1週間となりました。6月17日の “穴沢ジョージの Good Old Music” では大田さん追悼の意味も込めて、ちょっとプロテストソングをお送りしました。お届けした曲は次の10曲です。 1. It’s Too Late Baby 2. Hippy Hippy Shake (以上、The Swinging Bluejeans) 3. 恋はボサノバ (金井克子) 4. Jump into the Fire (ニルソン) 5. ノックは三回 (ドーン) 6. Highway Star (Deep Purple) 7. A Change Is Gonna Come (Sam Cooke) 8. 風に吹かれて (ジャッキー・デシャノン) 9. 戦場に消えたジョニー (ナンシー・シナトラ) 10. What a Wonderful World (ルイ・アームストロング) 5.~7.がリクエスト曲。5.さくらさん。6.シュガーさん。7.座波ソーメンさん。 1.~4.&8.~10.が穴沢選曲。1.~4.は誕生日特集。1.&2.はスウィンギング・ブルージーンズのドラマー、ノーマン・クルク。3.は金井克子さん。4.はギタリストのクリス・スペディング。Happy Birthday! 7.~10.がプロテスト・ソング特集。8.&9.は、ポップス畑のシンガーが歌うプロテストソング。10.は本物の反戦歌だと思います。 以上。次回もよろしくお願いします。 ********** 60年代前半には、普通の歌手がプロテストソングを歌っているようなこともよくあった。 例の『レモンの思い出』の入ったナンシー・シナトラのアルバムに『悲惨な戦争』が入っていてびっくりしてしまいました。ただし、これが日本で6枚目のシングルとして発売された時の邦題は『戦場に消えたジョニー』だったということなんですが、これは記憶にありませんでした。そもそもナンシー・シナトラがこれを歌っているというのも、初めて知ったんですから。 いわゆるフォークシンガー達の歌う反戦歌とは一味違うけれど、メッセージの伝わり方には変わりはないように思うし、場合によっては、最初から構えていない分、こちらの方が素直に伝わるということもあるかもしれませんね。 『悲惨な戦争』は最初 P.P.M で聴いたんですが、原題は “Cruel War” なので、よく「狂えるウォーだな」などとくだらない冗談を言ったもんです。 この歌は、戦場に向かう恋人ジョニーに向かって、自分も行くと言っている女性の歌だが、ベトナム戦争当時によく歌われていたから、その頃の歌かと思ったけれど、ずいぶん昔の歌だということだった。それで Traditional と記されていたというわけですね。 大田昌秀さんが、慰霊の日まであと10日ほどという6月12日、92歳の誕生日に亡くなりました。その3日後の15日朝、「共謀罪」法案が強引な形で可決成立した。 この一連の出来事が、日本の民主主義の死にゆく姿なのかと、思わず絶句してしまいそうな1週間だった。 6月15日とは!現首相のことだ。あらかじめこの日を予定していたに違いない。わかりやすいやつだなあ。相変わらず。ほら、1960年の6月15日といえば、あの日ですよ。国会前が30万人以上の安保反対のデモ隊で埋め尽くされた日。現首相のじい様は、その時我が国の首相だったわけさ。この時のデモ隊に対する首相の仕打ちは、まず右翼・暴力団を動員して襲撃を加え、警官隊と議事堂前で衝突させるというものだった。樺美智子さんはこの時亡くなった。 そして2017年のこの日、現首相はとんでもない形で「共謀罪」法案を通してしまった。森友も加計も疑惑を深めただけで何も解決していないというのに。じい様の悲願、憲法改正も目の前かい。 ああ、いやだいやだ。こんな奴に自由や基本的人権まで奪われたら、末代までの恥だ。 6月23日は「慰霊の日」です。この日、沖縄では各地で慰霊の催しがありますが、大田元知事が建立した平和記念公園の「平和の礎」の横で、首相は何を語るだろうか。いつも通り、全く心のこもらない原稿の読み上げで終わるだろうか。それとも、いきなり「印象操作はやめてもらいたい」とか言い出すのかなあ。NHK は「安倍!帰れ!」という声が聞こえるといけないから、集音マイクのボリュームを絞るのかなあ。 “戦場に消えたジョニー (Cruel War)” by Nancy Sinatra 1963
2017.06.21
コメント(0)
“I Left My Heart in San Francisco (想い出のサンフランシスコ)” by Brenda Lee 1963 5月27日はちょうど80年前のこの日、サンフランシスコの Golden Gate Bridge が開通した日とのことでした。“穴沢ジョージの Good Old Music” では冒頭に、『想い出のサンフランシスコ』をお届けしました。お送りしたのは次の10曲です。 1. 想い出のサンフランシスコ (ブレンダ・リー) 2. Till (エンジェルス) 3. Will You Dance (ジャニス・イアン) 4. ハレルヤ (レナード・コーエン) 5. 恋のカルーセル (ホリーズ) 6. Sailing (Sutherland Brothers) 7. Blue Moon (The Marcels) 8. Tonight My Love Tonight (ポール・アンカ) 9. Be My Boy (パリス・シスターズ) 10. 逢ったとたんに一目惚れ (ナンシー・シナトラ) 2.~6.がリクエスト曲。2.ミスターコーラさん。3.さくらさん。4.糸満のワーナーさん。5.小禄の新垣さん。6.座波ソーメンさん。 1.&7.~10.が穴沢選曲。7.~9.は1961年5月27日付の Billboard Hot 100 からまもなく消えてしまいそうな曲を3曲選んでみました。10.は『レモンのキッス』のB面。本国ではこちらがA面だったんですよね。 以上。次回もよろしく。 ********** 『想い出のサンフランシスコ』が流行った頃はまだ中学生で、ヒットパレードに夢中になっていました。 田舎に住んでいたので、ラジオのヒットチャート番組は「9500万人のポピュラーリクエスト」くらいしかなかったけど、文字どおりかじりついて聴いていましたね。 この曲は、当然トニー・ベネットのものがラジオでもよくかかりましたけど、バースのついた『正調 I Left My Heart in San Francisco』が、他の曲とは全く違うジャズっぽい古めかしさもあって、とても好きでした。 ラジオからは他にブレンダ・リーのヴァージョンが、よく流れてきましたが、残念ながらこちらはバースなし。 いきなり前奏なしにあの声で、♪ I left my heart ・・・と始まって、♪ in San Francisco・・・と、タメの入った歌いっぷりは、ダイナマイト娘の真骨頂。バラードもこう歌うんだなあって、感心してしまいますよね。 それにつけても、ブレンダ・リーにはこの曲をバースを付けて歌って欲しかった! 皆さんもこの曲歌うときは、ぜひバース付きで歌ってくださいね。 “I Left My Heart in San Francisco (想い出のサンフランシスコ)” by Brenda Lee
2017.05.31
コメント(2)
“Just Think about the Good Times (レモンの思い出)” by Nancy Sinatra 1964 5月20日は梅雨の中休みでした。“穴沢ジョージの Good Old Music” は冒頭爽やかな1曲からお届けしました。お送りしたのは次の10曲です。 1. レモンの思い出 (ナンシー・シナトラ) 2. Like a Rolling Stone (シェール) 3. ティファナ・タクシー (ハーブ・アルパートとティファナブラス) 4. 雨のジョージア (レイ・チャールズ) 5. ほほにかかる涙 (ボビー・ソロ) 6. I’ve Been Loving You Too Long (オーティス・レディング) 7. Touch Me [Live] (The Doors) 8. To Love Somebody 9. Horizontal (以上、The Bee Gees) 10. A Moment Ago (The Angels) 1.2.&7.~10.が穴沢選曲。爽やかレモンでスタート。エンディングはエンジェルス。 3.~6.はリクエスト曲。3.小禄の新垣さん。4.ロッテンマイヤーさん。5.さくらさん。6.マミ爺さん。 2.シェールさん、誕生日おめでとう。 7.レイ・マンザレクさんと、8.&9.ロビン・ギブさんの命日でした。 今週も、お聴きいただきありがとうございました。次回もよろしく。 ********** 『レモンの思い出 (Just Think about the Good Times)』の入ったナンシー・シナトラ初期のシングル盤コレクションの CD が、ようやく手に入りました。 「レモン」からの連想は、「すっぱい」「食べられない (♪impossible to eat)」などが一般的なのでしょうが、僕らの記憶の中にある『レモンのキッス』の「♪ 甘いレモンのキッスよ~」の歌詞が、大変な錯覚を与えていましたね。レモンは甘い・・・ってね。 そんなわけはありません。 やはりレモンは、すっぱい! 最近では、品種改良による甘いレモンというのがあるそうですが、『レモンのキッス』の流行った60年代の初めにそんなものが存在するはずもありませんでした。 でも、今から思えば、「♪ 甘いレモンのキッスよ~」をすんなり受け入れて大声で歌っていたのは、本物のレモンを知らなかったからというのが真相だと思うのです。 ・・・と、ここまで書いて、以前にも同じようなことを書いた記憶が蘇って来ました。 慌てて検索したら、こちら↓↓↓にしっかり書いてあるじゃないですか。 2004年9月17日の日記「檸檬の接吻」 でも既に13年近く経ってしまっているので、ほとんど忘れかけていましたよ。 ところで、『レモンの思い出』に戻りますが、フルバージョンをじっくり聴いたのは今回が初めてかもしれません。 曲の出来の良さは、20曲入ったこの CD の中でもピカイチと言えるでしょう。 それで、ライナーノーツに木村ユタカさんの簡単な解説があって、「作者として名を連ねるアーヴィン・レヴィン、ボブ・プラス、アル・クーパーは、ゲイリー・ルイス&ザ・プレイボーイズの大ヒット “This Diamond Ring” も書いている」ですって。 さすがですよね。とりあえず聴いてみて。 『レモンの思い出 (Just Think about the Good Times)』
2017.05.23
コメント(0)
“It’s Raining” by Irma Thomas 1962 5月13日の “穴沢ジョージの Good Old Music” では、土砂降りの中スタジオ入りしました。番組冒頭、これはもう梅雨入りですねと話した途端、「沖縄奄美地方が梅雨入りしたとみられる」とのニュース速報が流れたようです。そんなわけで、雨の曲を少しと、リクエスト曲、それにこの日が誕生日のスティービー・ワンダーの曲をおかけしました。お送りしたのは以下の10曲です。 1. 悲しき雨音 (カスケーズ) 2. Constant Rain (セルジオメンデスとブラジル66) 3. 雨 (ジリオラ・チンクエッティ) 4. ディスコフィーバー (アラベスク) 5. Hammer Jammer (J. Giles Band) 6. Bad Moon Rising (クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル) 7. Finger Tips 8. 二人だけの世界 9. 星に願いを (以上、スティービー・ワンダー) 10. It’s Raining (Irma Thomas) 1.~3.&10.が雨の曲。3.以外は穴沢選曲。10.は僕の一押しの雨の歌。 3.~6.はリクエスト曲。3.さくらさん。4.シュガーさん。5.座波ソーメンさん。6.ウィンカー・ダッソーネさん。 7.~9.スティービー・ワンダーさん、誕生日おめでとう。60年代の曲ばかりですが。 以上。雨にも負けず、お聴きいただきありがとうございました。次回もよろしく。 ********** 雨の歌いろいろありますけど、大抵は失恋と絡めて悲しさや孤独を歌っていますよね。 今回放送でかけた『悲しき雨音』『コンスタント・レイン』などもその例ですが、あまりヒットしなかったアーマ・トーマスの “It’s Raining” も、まさに「悲しき雨の歌」そのものズバリと言ったところですね。 雨を涙と重ねれば歌の一つや二つ、すぐにできてしまうんでしょうか。古今東西この手のものは多いですね。 またこれとは正反対の「悲しくない雨の歌」も結構ありそうです。『雨に唄えば』やジリオラ・チンクエッティの『雨』は、このグループに属するわけですね。 今回はあまり詳しく調べなかったので、どのくらいあるかはわかりませんが、ちょっとへそ曲がりの僕の場合、この「悲しくない雨の歌」には大いに興味があるわけです。 雨は好きではないですが、常に嫌いと思っているわけでもないので、またいつかこの辺の歌を集めて、楽しんでみたいです。 これ↓↓↓やっぱり名曲ですね。 “It’s Raining” by Irma Thomas 1962
2017.05.16
コメント(0)
“Surf City” by Jan & Dean 1963 ずいぶん暖かくなって来ました。やはり沖縄は暑くなくちゃね。4月15日の “穴沢ジョージの Good Old Music” は、久しぶりにジャンとディーンの “Surf City” からスタートしました。そして、4月の第3日曜日は「モズクの日」だということを、リスナーの座波ソーメンさんから教わりました。 1. Surf City (Jan & Dean) 2. Just One Look (The Hollies) 3. 死ぬほど愛して (Alida Chelli) 4. ケ・セラ・セラ (ペギー葉山) 5. めざせモスクワ (ジンギスカン) 6. A Place in the Sun (Stevie Wonder) 7. I Will Follow Him (Little Peggy March) 8. 恋はみずいろ (クローディーヌ・ロンジェ) 9. エリー・マイ・ラブ (菅原信介) 10. Every Beat of My Heart (グラディス・ナイト&ザ・ピップス) 1.&2.先ずは穴沢選曲で、今日聴きたい2曲から。10.も穴沢選曲。 3.クラウディア・カルディナーレの誕生日なので、映画「刑事」のテーマを。 4.~8.がリクエスト曲。4.は先日亡くなったペギー葉山さんを追悼して。渋谷レイ子さんがリクエストしてくれました。5.シュガーさん。6.照屋のAちゃんさん。7.座波ソーメンさん。8.小禄の新垣さん。 9.は今月28・29日に沖縄でライブをやる菅原信介さんの歌と演奏。ドラム仲間のせっちゃんが情報をくださいました。 以上。また次回もよろしく。 ********** ♪ Two girls for every boy ~! ジャンとディーンの “Surf City (サーフ・シティー)” の冒頭です。 これって、「男一人に女二人!」ってことですよね。 この歌が書かれた60年代のカリフォルニアあたりのサーフ・シティーには、サーファー目当ての女の子がたくさん集まって来ていたのかしらね。 日本ではさすがにサーファー目当てに女の子が集まるなんてことは・・・と思ったら、そうか、80年代ぐらいに結構サーフィン流行って、サーフボード持って電車に乗ってる若者とかいたくらいで、女の子も一緒にいましたよね。 あと、陸(おか)サーファーっていう言葉もあった。サーフィンしないのにサーフボードを車に乗せてるとか、そういうやつね。 近頃は多分、本来のスポーツの要素が強くなって、サーフィンをするのは純粋にサーフィンを楽しむ人たちなのかも知れません。 沖縄のサーフ・シティー糸満市にはサーフィンのポイントがあって、たくさんサーファーは集まりますが、女性のサーファーも時々見かけます。Surfer Girl ですね。 近頃、少し大きめのボードの上に立って、長いオールみたいなのを漕いでいるのをよく見かけますが、あれは Stand up Paddle Surfing (略称:S.U.P)と呼ばれています。あのオールみたいなやつは、つまりパドルな訳ですね。昔のハワイの写真なんかで見かけましたね。あれなら子供でも高齢者でも、つまり僕でもできるんじゃないかなって、思ったりしながら海の散歩をしています。“Surf City [Live]” by Jan & Dean 1963
2017.04.16
コメント(0)
“The Days of Wine and Roses” by Andy Williams 1962 3月25日の “穴沢ジョージの Good Old Music” は、沖縄に来る前に一緒のバンドで歌っていた友人とフリープスでベースを弾いていた杏さんにゲストで出ていただき、久しぶりの「お友達大作戦」をお送りしました。 1. 酒とバラの日々 (アンディ・ウィリアムス) 2. Good-bye Yellow Brick Road (Elton John) 3. Johnny B. Goode (Chuck Berry) 4. セントルイス・ブルース (ペリー・コモ) 5. Sentimental Journey (Doris Day) 6. Johnny Guitar (Peggy Lee) 7. テネシー・ワルツ (パティ・ペイジ) 8. Love Letters (Julie London) 9. Fly Me to the Moon (Frank Sinatra & Antonio Carlos Jobim) 2.~4.がリクエスト曲。2.糸満ろまんさん。3.座波ソーメンさん。4.小禄の新垣さん。 1.&5.~9.がゲストの渋谷レイ子さん関連の曲 (つまり彼女の持ち歌ですね)。 以上。次回もお楽しみに。 ********** 先週の木曜日(23日) の夜、那覇のジャズライブハウス「寓話」に、以前一緒にバンドで歌っていた渋谷レイ子さんを連れて行ってきました。 この夜は「歌謡ジャズ」みたいな感じの選曲が多く、それはそれでなかなか楽しいもんでしたが、ファーストステージで3曲、セカンドステージで2曲、レイ子さんに歌う機会を与えていただき、ついでに僕もドラムを叩かせてもらい、充実したひと時でした。 レイ子さんが1曲めに選曲したのが『酒バラ』すなわち『酒とバラの日々』でした。 この歌、誰の歌っているのが一番良いかなあと、考えてみたんだけど、ジュリー・ロンドンくらいしか思い浮かばないので、うちにある音源調べたら、歌はジュリーのほかはボビー・ダーリンとアンディ・ウィリアムスだけ。演奏はいくつかあるけど、ジャズっぽい歌が聴いてみたかったのになかった。やはり、ヘンリー・マンシーニが作った映画音楽なので、『ムーン・リバー』や『モア』みたいな位置付けになるのかしらね。 でも、昔エラ・フィッツジェラルドやシナトラの歌を聴いたはずで、結構ジャズの人も歌っているはずなんだけど、あまり印象に残っていないのはどうしてだろうね。 あとで YouTube 覗いてみようか。 そうだ、今思い出した。この映画見ていないような気がします。どんなんでしょうねえ。ちょっと見たい気もしますが。
2017.03.31
コメント(0)
“Cry Myself to Sleep” by Del Shannon 1962 3月18日は「睡眠の日」ということで、“穴沢ジョージの Good Old Music” では後半に睡眠関係の歌を集めてお送りしました。この「睡眠の日」のことはリスナーの糸満ろまんさんから教えていただくまで知りませんでした。 1. 内気なジョニー (シェリー・フェブレー) 2. 恋はいじわる (スキーター・デイビス) 3. Buona Sera (Dean Martin) 4. 君は我が運命 (ポール・アンカ) 5. Sleepwalk (Amos Garrett) 6. Daydream Believer (モンキーズ) 7. I’m Only Sleeping (The Beatles) 8. Sleep (パット・ブーン) 9. Sleepy Lagoon (プラターズ) 10. Cry Myself to Sleep (デル・シャノン) 11. Stranger in My Arms 12. I Never Dreamed (The Cookies) 3.~6.がリクエスト曲。3.小禄の新垣さん。 4.大戸のブッチーさん。5.糸満ろまんさん。6.シュガーさん。(5,&6.は睡眠関係の歌でもあります) 1.2.&7.~12.が穴沢選曲。1.&2.女性ボーカルでスタート。7.~10.が睡眠関係の歌。11.&12.は、遅ればせながらホワイトデーに合わせて「クッキーズ」で締めました。 以上。次回もお楽しみに。 ********** 3月18日、チャック・ベリーが亡くなりました。90歳でした。 今でこそロックンロールの創始者と呼ばれ、誰もが知っていますけど、僕らはビートルズを通してチャック・ベリーを知ったんですよね。 『ツイスト・アンド・シャウト』の B 面に入っていたジョージの歌う『ロール・オーバー・ベートーベン』がチャック・ベリーの曲の初体験だったかなあ。 チャック・ベリーの曲って、どの曲もほぼ同じようなイントロなのがおもしろかったなあ。曲によって微妙に違っていたりするのも楽しいなあ。 90歳まで生きれば、十分長生きだけど、やっぱりちょっと寂しいなあ。 今日はやはりこれ↓を聴きましょうね。 “Johnny B. Goode (Live in 1958)” by Chuck Berry ********** 「睡眠の日」というのが年に2度、3月18日と9月3日に制定されているということですが、全然知らなかったので、ネットでいろいろ調べてみました。 制定されたのが、2011年ということなので、ごく最近のこと。それにこの年の3月11日といえば大震災の日ですから、その1週間後に華々しくマスメディアが取り上げることはできなかっただろうから、何となく始まってとりあえず続いているっていうことなのかもしれませんね。 元々は、2008年に「World Sleep Day (世界睡眠の日)」というのを、World Association of Seep Medicine (世界睡眠医学協会) が、3月の第2金曜日に制定。第2金曜日と書きましたが、正確には Friday of the second full week of March なので、今年は3月17日でしたが、なぜ日本で3月18日と固定化されたのかは不明。 因みに、9月3日は日本独自制定されましたが、9/3 を「ぐっすり」と読ませて語呂合わせしたらしいです。 今気がついたんですが、「ぐっすり」って、発音してみたら、‘good sleep’ に近いですね。 ところでみなさん、「春眠暁を覚えず」を体験できていますか。 これって、絶対に若くないと無理ですよね。 若い時は、春眠だろうが何だろうが、一旦眠りについたらずっと寝てましたっけ。 今は、どんなに夜更かししようが6時から7時には目が覚めてしまう。 デル・シャノンに “Cry Myself to Sleep (夜ごとのなみだ)” という名曲がありますが、寝床で泣き腫らしてそのまま眠りにつくなんてのも、若さのなせる技と言えるでしょうかね。 こんな歌↓↓↓です。 “Cry Myself to Sleep” by Del Shannon 1962
2017.03.24
コメント(0)
“星空のブルース (Wonderland by Night)” by Bert Kaempfert And His Orchestra 1960 1月28日は、旧正月の元旦でした。“穴沢ジョージの Good Old Music” では、ちょっと旧正月のことに触れましたが、特にいつもと変わりなく番組をお届けしました。 お送りしたのは次の10曲です。 1. タペストリー (キャロル・キング) 2. Kiss of Fire (ジョージア・ギブス) 3. 愛するハーモニー (ニュー・シーカーズ) 4. El Saivador (Peter, Paul & Mary) 5. ヘイ・ポーラ (My カップル) 6. Perfidia (ベンチャーズ) 7. Angel Baby (Rosie & the Originals) 8. 星空のブルース (ベルト・ケムプフェルト楽団) 9. In the Still of the Night (The Five Satins) 1.~5.はリクエスト曲。1.糸満ろまんさん。2.座波ソーメンさん。3.ミスター・コーラさん。4.ウィンカー・ダソーネさん。5.大度のブッチーさん。 6.~9.は、1961年1月28日付ビルボード Hot 100 の中からの選曲。8.がナンバー1で、9.は99位でした。どれも聴き継がれている良い曲ですね。 それではまた。 ********** 40年前から続けてきたお店が閉店となった。沖縄のジャズ喫茶の老舗ともいうべき与那原のコスモスだ。 ここを教えてもらってからまだ2年にもならないし、通ったと言えるほどなんども行ったわけではないけれど、お店の雰囲気がまさに60年代で、カウンターに座って同世代のマスターと話す時間はとても貴重だった。 マスターは僕と同じ病気を抱えていて、何度か休むこともあったようだけれど、その度に蘇ったということで、まさかいきなりの閉店とは。 おそらく御自分の体調や、様々な状況から出た結論だったのだろう。どうぞ、文字どおり、ゆっくりお休みくださいと言ってあげたいです。 土曜日の夜はセッションタイムで、随分楽しませてもらったなあ。いろんな人たちと知り合うことができたのも良かったし、これからも皆さんとはどこかで会えるだろうと思うけど、マスターにお店で会えなくなるのは、返す返すも残念だ。 マスター、長い間お疲れ様でした。いつか猫たちにも会いたいので、お店とは関係なく遊びにゆきたいと思っていますので、どうぞよろしく。 『星空のブルース』っていう曲の原題 (英題) が “Wonderland by Night” だったとは、随分長いこと知らなかった。 そもそもあの曲調で「ブルース」というタイトルが思い浮かんだのが信じられない。でも、1961年の時点でちゃんと「ブルース」が理解できていた人がどれくらいいたか考えてみれば仕方のないことかもしれない。 あとは、ベルト・ケムプフェルト楽団には『真夜中のブルース』っていう大ヒット曲があったから、その流れでつい付けてしまったタイトルなのかもしれんね。 その『星空のブルース』がアメリカでヒットチャートの1位になったおかげで、日本ではトランペット曲ブームが起こったのではかなろうか。どうもそんな気がしてならないのだけど、よく思い出せないし、うっかりしたことも言えないので、今度調べてみようかしら。 ニニ・ロッソやジョルジュ・ジューバンのようなトランペット吹きは、随分日本で稼いだと思われますね。『星空のブルース』も演奏してましたっけ。 『星空のブルース (Wonderland by Night)』by ベルト・ケムプフェルト楽団 『星空のブルース (Wonderland by Night)』by アル・ハート
2017.02.02
コメント(0)
“A Change Is Gonna Come” by Sam Cooke 1964 “穴沢ジョージの Good Old Music” 1月7日は今年最初の放送でした。 お送りしたのは次の10曲です。 1. プー横丁の家 (Nitty Gritty Dirt Band) 2.ママはダンスを踊らない (ロギンズ&メッシーナ) 3. さすらい人の子守唄 (はしだのりひことシューバルツ) 4. 想い出の九十九里浜 (Mi-Ke) 5. スリラー (マイケル・ジャクソン) 6. New Morning (Bob Dylan) 7. 僕のマシュマロちゃん (ジョニー・シンバル) 8. A Change Is Gonna Come (Sam Cooke) 9. Ringing’ in a Brand New Year (Billy Ward & His Dominoes) 10. Happy New Year Baby (コニー・フランシス) 1.&2.ケニーロギンス、3.はしだのりひこ。二人の誕生日を祝して。 4.~8.がリクエスト曲。4.のび太さん。5.シュガーさん。6.糸満ろまんさん。7.小禄の新垣さん。8.マミ爺さん。 9.&10.は新年の曲特集。でも、西洋で新年といえば、クリスマスの延長線上にあるわけで、大晦日から元旦を迎えることを歌ったものが普通なんですよね。ちょっとタイミングが遅れたかしらね。 以上、2017年最初の放送でした。 ********** 1964年に亡くなったサム・クックは、2002年に発売された Box Set CD のタイトルを借りれば、The Man Who Invented Soul (ソウルを創り出した男) と呼ばれ、その後の大衆音楽に多大な影響を与えてこの世を去ったわけですが、死因は射殺です。33歳の若さでした。 亡くなる少し前の曲 “A Change Is Gonna Come” は、素晴らしい歌唱力で歌い上げる珠玉のバラードですが、歌詞の内容も心打つものがあります。 ♪ I was born by the river in a little tent Oh, and just like the river I’ve been running ever since It’s been a long time, a long time coming But I know a change gonna come, oh yes it will 川沿いのちっぽけなテントで生まれ それからはずっとその川の流れのように走り続けてきた 長い長い時間がかかっているけれど 変化はいつか訪れるのさ そう きっといつかは この歌い出し、特に最初のフレーズが大変印象的ですね。いつ聴いても胸に響きます。 人種差別に立ち向かおうとしてもなかなか世の中は変わらない。でも、時間がかかってもいつかは必ず良くなるんだと、自分に言い聞かせるように歌うサム・クックの姿が眼に浮かぶようです。 この歌から50年以上経ちましたが、相変わらず、いや以前に増して差別や偏見に満ちた今の世界を、もし彼が見たら大いに嘆くことでしょう。 (文中訳:穴沢) “A Change Is Gonna Come” by Sam Cooke 1964 サム・クックの生き方を知るにはこちら↓↓↓の解説がわかりやすいです。 サム・クック wikipedia
2017.01.10
コメント(2)
“クリスマスは愛が始まる日 (The Day That Love Began)” by Stevie Wonder 1967 毎度お楽しみいただいております “穴沢ジョージの Good Old Music” ですが、今年のクリスマスイブがちょうど土曜日でしたので、丸ごとクリスマス特集をしました。また、クリスマスソングのリクエストをたくさんいただきましたよ。 お送りしたのは次の10曲でした。 1. Christmas Day (ビーチボーイズ) 2.聖者が街にやってくる (ルイ・アームストロング) 3. きよしこの夜 (Jingle Cats) 4. All I Want for Christmas Is My Two Front Teeth (Spike Jones) 5. Santa (ライトニン・ホプキンス) 6. Silver Bells (Perry Como) 7. Rocking’ around the Christmas Tree (シンディ・ローパー) 8. The Day That Love Began (スティービー・ワンダー) 9. Someday at Christmas (Jackson 5) 10. Happy Christmas (War Is Over) (John and Yoko & The Plastic Ono Band with the Harlem Community Choir) 2.~7.と9.&10.がリクエスト曲。2.大度のブッチーさん。3.杏さん。サロン純の金城さん。4.糸満滞在中のシンディさん。5.糸満ろまんさん。6.小禄の新垣さん。7.照屋のAちゃん。9.ミスターコーラさん。10.座波ソーメンさん。 1.は、毎年恒例のクリスマス特集冒頭にかける曲。8.スティービーのクリスマスソングは沁みるねえ。 ビーチボーイズからジョンとヨーコまで、去年と全く同じスタートとエンディングのクリスマス特集でした。もちろん中身は違いますけどね。来年もおんなじスタイルでやりましょうかね。では次回もよろしく。お、次回は大晦日か。 ********** クリスマスだからクリスマスソングを聴くという習慣が、沖縄に来てから少し薄れて来てしまっているような気がします。 主な理由はやはり気候ですね。 たとえば、今年は特に暖かいのですが、最低気温がなかなか15度を下回りません。 ホワイト・クリスマスが望めないのはもちろんのこと、コートの襟を立てて歩こうにもコートを着る機会がないのだからどうにもなりませんよね。 子供の頃に、秋が過ぎてだんだん寒くなりジングルベルが聞こえて来ると、クリスマスが近づいて来ているというあの期待感は、大人になってからも気づかないうちに続いていたんだなあ。 ただ、世界は広いから、暖かいクリスマスを迎える国も多いでしょうし、南半球は当然夏なので、こういう気候でも年に一度はクリスマスがやって来るということにいつかは慣れるかもしれないですよね。そもそも身体は二度と寒い国には住めなくなってるんですから、贅沢を言ってはいけませんよね。 ともあれ、カレンダーは既に最後の一行。今年ももう終わるのか。 “クリスマスは愛が始まる日 (The Day That Love Began)” by Stevie Wonder 1967
2016.12.28
コメント(2)
“These Arms of Mine” by Otis Redding 1964 今年は12月10日が土曜日に当たりましたので、“穴沢ジョージの Good Old Music” では、この日が命日のオーティス・レディングの特集をしました。もうあれから49年が経つのかと改めて月日の流れの速さを痛感しています。 お送りした曲は次の11曲です。 1. 男性・女性 (シャンタル・ゴヤ) 2. You Spin Me Round (Dead or Alive) 3. From the Beginning (E.L.P) 4. Before and After (チャドとジェレミー) 5. ロッキーのテーマ (サウンドトラック) 6. Tangerine (Jim Hall) 7. Dock of the Bay 8. My Girl 9. These Arms of Mine 10. Try a Little Tenderness 11. White Christmas (以上、オーティス・レディング) 1.は、前回の最後に音がかぶってご迷惑をおかけしたので、改めておかけしました。2.5.7.がリクエスト曲。2.シュガーさん。5.照屋のAちゃんさん。7.座波ソーメンさん。3.は、8日に亡くなったグレッグ・レイクの追悼で。6.は命日のジム・ホールの初期の曲を。7.~11.は、オーティス・レディングの特集でした。 ********** 以前にもこのブログで書いたことがあるんですが、僕が初めてオーティス・レディングの歌をはっきり意識して聴いたのは、49年前の1967年12月のこと。ちょうど彼が飛行機事故でなくなったのをラジオで知ったあの瞬間からでした。 長野の善光寺の近くに住んでいた高校3年生の12月。正確な日付は覚えていませんが、12日か13日か14日ぐらいだったでしょうか。平日の夜7時からの放送で、ラジオ局は神戸のラジオ関西。番組は「電リク」と呼ばれていた「電話リクエスト」だったことは間違いありません。担当は八木誠さんだった。 当時のAMラジオが夜になるとかなり遠くの電波を拾ってくれて、ある日キャッチしたラジオ関西の「電リク」にすっかりはまっていた僕は、夕飯を済ませるとすぐに二階に上がって、ラジオを真剣に聴いてばかり。受験勉強や授業の予習などは全くしていませんでした。因みに、クラスメートの中にはこの番組の終了する11時にラジオの前に座って「大学受験ラジオ講座」を聴いている奴が何人かいたけれど、僕はあのテーマ曲が流れると、ラジオを消して床に就いたものでした。 その夜の八木誠さんは、本当に興奮している様子で、必死にあふれる思いを抑えているようでした。たぶん、尊敬しているオーティスが死んだという事実を信じられないという意味のことを話したと思います。そして、何曲もオーティスの曲をかけました。これを聴いていた、この時の僕のオーティス体験は、大変に衝撃的でした。 世はサイケデリック・ミュージックの台頭、京都を中心に関西フォークが盛り上がり、カレッジポップス、グループサウンズ。そんな中にあって、若干マイナー気味だった R&B が、オーティスとともに僕の中の音楽シーンの一部になった。 その後、八木誠さんはどうしているのだろうと思って調べてみたら、残念なことに亡くなっておられました。知らなかったとはいえ、残念でなりません。一方的ですが、僕の恩人の一人です。 今日はこれを聴きましょうかね。↓ “These Arms of Mine” by Otis Redding 1964 こちら↓に書いた記述の中の「木崎義二」さんは「八木誠」さんの間違いでした。 2007年12月24日の日記 今頃の訂正で申し訳ない。
2016.12.16
コメント(4)
“Like a Rolling Stone” by The Young Rascals 1966 この一週間は僕にしては大変多忙につき、ブログ更新もできないまま週末を迎えてしまいました。したがって、今回は10月22日の “穴沢ジョージの Good Old Music” のオンエア曲を以下に記しておくにとどめ、次回に今回の分も書かせていただこうと思います。どうぞ悪しからず。お送りした曲は、次の10曲でした。 1. Too Young (Nat King Cole) 2.Diamond Head (ベンチャーズ) 3. スターダスト (ウイリー・ネルソン) 4. 悲しきクラウン (ニール・セダカ) 5. Dark Lady (シェール) 6. P.Y.T. (マイケル・ジャクソン) 7. 可愛いセニョリータ 8. 噂のあの娘 (以上、目方誠) 9. Like a Rolling Stone (The Young Rascals) 1.~6.がリクエスト。1.小禄の新垣さん。2.伊原のトムさんから、喜屋武の海を守る会の皆さんへ。3.糸満ろまんさん。4.大度のブッチーさん。5.ウィンカー出そうねさん。6.シュガーさん。7.~9.が誕生日特集。Happy Birthday! 7.8.の目方誠は、後の美樹克彦。9.はラスカルズのエディ・ブリガティ。次回もどうぞお楽しみに。
2016.10.29
コメント(0)
“Like a Rolling Stone” by Bob Dylan 1965 大変なニュースが飛び込んできましたね。ボブ・ディランのノーベル文学賞受賞。10月15日の “穴沢ジョージの Good Old Music” では、冒頭で誕生日のバリー・マクガイアとリチャード・カーペンターの特集をちょっと。それからリクエストをかけて、最後はディランを2曲お送りしました。全部で次の10曲でした。 1. Green Green (New Christy Minstrels) 2.Eve of Destruction (バリー・マクガイア) 3. Top of the World (カーペンターズ) 4. Canadian Sunset (Andy Williams) 5. Juke (Little Walter) 6. Sunny Goodge Street (Donovan) 7. America the Blues (Alicia Bay Laurel) 8. Yesterday (The Supremes) 9. Subterranean Homesick Blues 10. Like a Rolling Stone (以上、ボブ・ディラン) 1.~3.が誕生日特集。Happy Birthday, Barry and Richard!4.~9.がリクエスト。4.小禄の新垣さん。5.座波ソーメンさん。6.アリシアさん。7.杏さん。8.照屋のAちゃん。9.糸満ろまんさん。10.は穴沢ジョージの座右の銘。次回もどうぞお楽しみに。 ********** 「ノーベル文学賞を受賞したボブ・ディランと連絡が取れない」とのこと。 「うん、これで良いのだ」と思った。 冷静に考えて、ディランの「詩」がノーベル文学賞に値するかといえば、「する」と単純に思う。 で、もう一つ。ああ、「平和賞でなくてよかった」ってね。 何しろあのサトーエーサクが手にした、汚れた印象が付きまとうのだ。 いかん、佐藤訪米なんか思い出してしまった。 あの時の「本土復帰」・・・。実に44年経った今に至っても「本土」と「島」の格差は解消されないままの状態に置かれている。それどころか、現政権の思惑を反映して、若い警察官が平気で差別語を口にする今日この頃。 沖縄にいると、単純にヤマトが嫌いになってしまいそうです。でも、大丈夫。皆さんが嫌いなわけではありませんから。あの、どうにも耐え難いドロドロした国家主義的「思想」が嫌なだけですから。 アリシア・ベイローレルさんと少し話しました。 僕と同じ1949年生まれですが、13歳頃にサンタ・モニカで初めてボブ・ディランを見たという話は、衝撃的でした。セカンドアルバムの出る少し前の話。 そのホールは、半分だけびっしり人が埋め尽くして、半分は人がいなかった。 つまり値段の高い席はガラガラで、安い席がびっしりだったということ。 ディランはステージに登場すると、客席を見て、後ろの方を埋めた若者たちに前に来るように言い、強烈なメッセージソングを歌い始めた。 この場所にいた少女アリシアが、その後の人生の一歩を踏み出した瞬間だった。 人生で初めて買った LPレコードが、Freewheelin’ ですって。僕らは最初に PPM を聴いて、しばらくしてからディランを知ったので、この違いは大きいなあと思ったものでした。 これ↓ストーンズのディランに対するオマージュですよ! “Like a Rolling Stone” by the Rolling Stones 1995 “Like a Rolling Stone [Live]” by the Rolling Stones 1998 本家本元↓ “Like a Rolling Stone” by Bob Dylan 1965
2016.10.21
コメント(2)
“Can’t You Tell Me How to Get to Sesame Street?” by Toots Thielemans 1969 10月8日の “穴沢ジョージの Good Old Music” では、8月22日に94歳でなくなったトゥーツ・シールマンスのリクエストをいただきましたので、冒頭でちょっと特集をしました。リクエストを挟んで後半は、久しぶりに60年代初頭のカヴァーポップスを5曲お送りしました。全部で次の11曲でした。 1. Can’t You Tell Me How to Get to Sesame Street? 2. Bluesette [Whistler Version] 3. Bluesette (以上、Toots Thielements) 4. アル・ディラ (エミリオ・ペリコーリ) 5. Cotton Fields (Buck Owens) 6. 枯葉 (Lou Rawls) 7. ロリポップ・リップス (渡辺順子) 8. ヤング・ワールド (倉光薫) 9. セコハン・ラブ (伊東ゆかり) 10. ジョニー・エンジェル (森山加代子) 11. 砂に消えた涙 (伊藤アイコ)1.~3.が、トゥーツ・シールマンス特集。因みに2.&3.が糸満ろまんさんによるリクエスト。4.&5.がリクエスト曲。5.小禄の新垣さん。5.大度のブッチーさん。7.~11.が穴沢選曲のカヴァーポップスです。7. 渡辺順子さんは後の黛ジュンです。それでは、次回もどうぞお楽しみに。 ********** トゥーツ・シールマンスはいわゆるジャスハーモニカ・プレイヤーとしてだけでなく、その活躍の幅の広さは夙に有名で、彼のハーモニカが、実に多くのミュージシャンに影響を与えたのは間違い無いですね。 中でも、スティービー・ワンダーなんかが一番わかりやすい例でしょうか。 いわゆるクロマチック・ハーモニカをあんな風に操れたらなあと思いながら、まだ手にしたこともないのだから話にならないけど、実に好きな音です。 ブルース・ハープよりもテクニックは必要でしょうが、自由に吹けたら楽しいに決まってますよね。 今度挑戦してみようかなあ。 あ、でも、歯がダメだから影響ありそうだなあ。 けど、ちょっと Amazon とか覗いてみたくなってきたなあ。 楽器は色々やりたくても長続きしなかったものが多い。 特にギターはダメだったなあ。 コードを弾きながら歌うことぐらいしかやろうとしなかったのもあるんだけど、上手くなろうという気概というものがなかったのだから仕方がない。 中高生で触ったクラリネットとサックスは結構いい線行ってたんだけど、前歯がおかしくなってから、全然ダメになってしまった。ちょうどその頃、ビートルズバンドをやったので、サックスはやる必要がなくなった。 まあ当時は、楽器は学校のものを使ったので、無駄な買い物をしたわけでもないわけですがね。 ところで、ギターといえば、先日コンサートで聴いたアリシア・ベイローレルさんの、曲に合わせてオープンチューニングをその都度変える技は見事だった。 通常なら、あらかじめチューニングを変えたギターを何本か用意しておくところを、曲間の MC の時に話しながら素早くその場で変えて、次の曲に入る。アリシアスタイル。 テイラーのギターの音とアリシアの声とのマッチングにも、驚くべきものがある。 声や歌の素晴らしさを支える楽器の扱いにも、長年培ってきたものが色濃く出た素晴らしいコンサートだった。 ゼルダのリーダーで、ベースをかっこよく弾いていた頃の「ちほ 」(=小嶋さちほさん) は、かつてジョージ・ハリスンがギターをシタールに持ち替えた頃のように、エレベをライアーに持ち替えて、曲も自身のボーカル主体の構成になっている。 歌からは、覚悟が決まったような、揺るぎの無さが伝わってきた。時が流れたのを痛感した次第です。 この時は↓↓↓まだ、ちほさんベース弾いてますね。 “波” by Alicia Bay Laurel & AMANA 2012
2016.10.12
コメント(0)
“(Sittin’ on) The Dock of the Bay” by Otis Redding 1968 10月1日、“穴沢ジョージの Good Old Music” ついに3年目に突入しました。この日は、ちょうどアル・ジャクソンの命日に当たりましたので、特集をやりました。それから、ジャパンツアー中のアリシア・ベイローレルさんが今年も沖縄にやって来て、8日には平和記念堂でライブがありますが、ゲストに実行委員の杏さんに出てお話ししていただきました。 1. Groovin’ (Booker T & the MGs) 2. Knock on Wood (Eddie Floyd) 3. Nami 4. In the Morning (Alicia) 5. Eight Days a Week (ビートルズ) 6. 知りたくないの (コニー・フランシス) 7. The Dock of the Bay (Otis Redding) 8. Let It Be Me (カーラ・トーマス) 9. Stranger on the Shore (Booker T & the MGs) 3.&4.は、アリシア・ベイローレルさんの CD から。5.&6.がリクエスト曲。5.糸満ろまんさん。6.大度のブッチーさん。1.&2.と7.~9.がアル・ジャクソン特集曲。当時、Booker T & the MGs でドラムを叩いていました。それでは、次回もお楽しみに。 ********** 10月3日午後11時45分。台風18号が通過中です。特別警報も発令中です。 かなり風が強いので停電しそうなんですが、今のところ大丈夫です。でも、この様子ではいつ停電するかわからないので、ちょっと急いでブログ更新しようと思い立ったというわけです。 何しろ、うちの方は一度停電すると復旧に二、三日かかることもあるし、電話が不通になって二週間通じなかったこともあるので、そうなると ADSL (まだ光回線が通っていない) の悲しい宿命、ネットができなくなって Mac も困ったことになってしまうでしょ。iPhone があるけれど、こういうことをするには、やはり Mac の方がずっと楽ですからね。 久々に大きな台風ですが、この風の音にも随分と慣れました。 初めて来た頃は、あまりにすごい風の音と、アルミサッシの下から吹き出す泥水に、いったいどうなっちゃうんだろうと、とても眠れるような状態ではなかったです。 でも、今ではあらかじめそれなりの準備もして、不安になることもなく落ち着いて過ごせるようになりました。 電気が点いている限りは結構強気ですよ。消えたら、やっぱり不安感は増すでしょうかね。 アル・ジャクソン (Al Jackson Jr.) のドラムは、もう聴きましたか。 “Time Is Tight (Live ’70)” by Booker T. & M.G.s
2016.10.03
コメント(0)
“September Song” by Pat Boone 1958 9月最後の “穴沢ジョージの Good Old Music” は、それまで小出しにしていた九月の歌を冒頭に3曲続けてお届けすることになりました。 1. It Might As Well Rain until Setember (ヘレン・シャピロ) 2. September Song (パット・ブーン) 3. 九月の雨 (スー・レイニー) 4. ロール・オーバー・ベートーベン (チャック・ベリー) 5. Old Friends/Bookends (サイモンとガーファンクル) 6. アナザー・デイ (ポール・マッカートニー) 7. 霧のサンフランスコ (トニー・ベネット) 8. Pretend 9. マージー河のフェリーボート (以上、ジェリーとペースメーカーズ) 10. Try to Remember (The Brothers Four)1.~3.が九月の歌。1.のオリジナルはキャロル・キング。今回はヘレン・シャピロで。2.&3.はおなじみのスタンダード・ナンバー。4.~7.はリクエスト曲。4.座波ソーメンさん。5.糸満ろまんさん。6.ウィンカー出そうネさん。7.小禄の新垣さん。8.&9.は、ジェリー・マースデンの誕生日だったので。10.は、九月の最後にふさわしい歌ということで。以上、2年間お疲れ様でした。次回から3年目に突入いたします。ますますのご支援を。でも、くれぐれも無理のないように。・・・などと自身に言い聞かせております。 ********** 正式にラジオを始めてから丸2年休まず続けられたのは、我ながらなかなかのものだと思う。 丸2年を記念して、何かしたいと思っていたけれど、結局九月の歌とか誕生日記念の歌とか、いつものようなメニューで3年目に突入することになりました。 次回こそ、3年目にふさわしい気の利いたことをやろうと思いながら、今のところ名案は無い。けれど、10月1日はあのアル・ジャクソンの誕生日なので、間違いなく特集を組むことになる。したがって、いつものような感じかなぁ。 つまり、いろいろ凝らずにこの路線でやって行くのがよろしかろうと。 予告。次回の “穴沢ジョージの Good Old Music” は、僕の大好きなドラマー、アル・ジャクソン (Al Jackson Jr.) の命日なので、特集やります。 お楽しみに。 こんな感じの曲↓↓↓が多いかと思います。 “Green Onions” by Booker T. & M.G.s
2016.09.30
コメント(0)
“九月になれば (Come September)” by Billy Vaughn 1962 101回目を迎えた “穴沢ジョージの Good Old Music” は、9月17日の満月の日の放送となりました。冒頭の1曲を除いて残りの8曲は全部リクエスト曲という、大リクエスト大会になりました。 1. Be My Baby (ロネッツ) 2. Rock and Roll Music (ビートルズ) 3. ジャマイカの月の下 (ニック・デカロ) 4. アパッチ (ベンチャーズ) 5. ダイアナ (ポール・アンカ) 6. 九月になれば (ビリー・ヴォーン) 7. スーパースター (カーペンターズ) 8. Kokomo (ビーチボーイズ) 9. 悲しき天使 (メリー・ホプキン) 1.は前々回の最後にかけ間違えたお詫びに、今回かけました。2.~9.はリクエスト曲。2.シュガーさん。番組ファンの皆さんへのプレゼント曲。3.糸満ろまんさん。満月にちなんで「月」の曲を。4.ミスターコーラさん。シャドウズでおなじみのこの曲をベンチャーズで。5.照屋のAちゃん。やはりこの綺麗な声ですね。6.大度のブッチーさん。九月になると聴きたくなる曲。7.とっちさん。なぜか聴きたくなったとのこと。カレンの声ですね。8.小禄の新垣さん。バックトゥー80’sとのことで。9.ウィンカー出そうねさん。この曲は人気ありますね。以上、リクエスト特集でした。次回で2年続けたことになるなんてね・・・。 ********** とても久しぶりにビリーヴォーンの『九月になれば (Come September)』を聴いた。同じタイトルの映画のテーマ曲だ。 1961年の曲で、なんとなく誰か歌っていたと思っていたけれど、勘違いだったようで、検索してもインストばかりが出てくる。 映画は、ロック・ハドソン、ジーナ・ロロブリジータ、サンドラ・ディー、ボビー・ダーリンという、顔ぶれのイタリアが舞台のラブコメだということで、多分どうでもいいような内容だろう。サンドラ・ディーとボビー・ダーリンはこの映画で出会ったらしい。 それで、このテーマ曲のサントラ盤は、ボビー・ダーリン楽団の演奏ということになっているのが興味深い。彼は歌手だと思っていたので、楽団を率いていたというのは知らなかった。ギターは結構ちゃんと弾くので、多分ギターソロをボビーが担当しているのだろう。 九月になれば、十五夜とかお彼岸とか、暦の上では秋を連想させる言葉が続く。 こちらでは、旧暦の八月十五日のお月見の日に、大綱引きの行事があって賑わう。今年はこの日がちょうど九月の十五日に当たったわけだ。 今年の十五夜は満月ではなく、少し欠けていたので、あまり月見という雰囲気ではなかったのがちょっと残念だったが、翌日の十六夜と翌々日の十七夜は見事な満月で、夜中に外に出てしばらく眺めて、「月見」をした。 調べたら、旧暦の八月十五日が満月になる方が少ないようで、一日か二日ずれることが多いということで、これも知らなかった。あいかわらず知らないことばかりだ。 同じ頃日本列島では、秋雨前線を台風が刺激して月見どころではなかったようだ。 そういえば、4年前、ちょうど9月中旬にこちらに越してきた頃には、引っ越したばかりというところに台風が続けて来て、お月見の日がどうだったか覚えていない。 ああ、もうあれから4年になるのか。 『九月になれば (Come September)』
2016.09.22
コメント(0)
“You Can’t Hurry Love (恋はあせらず)” by The Supremes 1966 “穴沢ジョージの Good Old Music” は、おかげさまで9月10日の放送をもちまして、100回を迎えることができました。せっかく100回目ですから何か記念放送をと思いまして、リクエストはお休みいただき、僕のわがまま選曲でお送りしようと、次のような選曲になりました。でも、既にお気付きの方も多いかと思いますが、今年こだわっている50年前のその日のビルボード Hot 100 の中から好きな曲をピックアップするという、かなり安易な企画です。お届けした曲は1966年9月10日付の Bilboard Hot 100 の中から、次の12曲でした。 1. 愛しのルネ (レフトバンク) [69] 2. Wipe Out (サーファリズ) [23] 3. Beauty Is Only SkinDeep (The Temptations) [16] 4. Cherish (The Association) [14] 5. Guantanamera (サンドパイパーズ) [10] 6. バスストップ (ホリーズ) [9] 7. Sunny (Bobby Hebb) [7] 8. ダンス天国 (ウィルソン・ピケット) [6] 9. See You in September (The Happenings) [4] 10. Yellow Submarine (ビートルズ) [3] 11. Sunshine Superman (Donovan) [2] 12. 恋はあせらず (シュープリームス) [1]曲目の後の [ ] 内の数字は順位を表しています。すべて上昇中の曲です。それにしてもこれだけの名曲が並んでいたんですから、今更ながら驚かされますね。懸案事項の “Be My Baby” 17日にかけますね。以上、101回目以降もどうぞよろしくお願いします。。 ********** ちょうど50年前の9月10日付の Billboard Hot 100 を眺めてみると、何と!69位に『愛しのルネ』が初登場しているではないですか。 そしてナンバー1は、シュープリームスの『恋はあせらず』ですよ。 こうして振り返ってみると、60年代を代表する曲を集めているのかと勘違いするくらいの名曲揃いです。 “You Can’t Hurry Love” の邦題『恋はあせらず』は、大変よくできているなあと感心していたら、前回ちょっと『あなたの肩にほほうめて』を話題にしたのを思い出してしまいました。 では、“Walk Away Renee” が『愛しのルネ』になるっていうのはどうなんだろう。今まで何の違和感もなかったから、大して問題にしなくてもよろしかろうと・・・。この大失恋ソングは、僕にとっては one of the best ですから、邦題も含めて気に入っているというのが正直なところです。 『恋はあせらず』が80年代にフィル・コリンズがカヴァーした時の PV は、面白かったですね。 あのコリンズおじさんがこういう歌をカヴァーしたり、Jam がそれらしい曲を作ったりして、モータウン・サウンドの彼らに与えた影響の大きさを改めて感じたものでした。 やはりこの曲も名曲中の名曲なんだね。 『恋はあせらず』
2016.09.16
コメント(0)
“My Hometown” by Paul Anka19607月30日は、カナダが生んだ偉大なシンガー・ソングライター、ポール・アンカの75回目の誕生日でした。“穴沢ジョージの Good Old Music” では、このところ追悼やら命日やらの特集が多かったので、特にこのような誕生日は大々的に取り上げて祝ったらどうだろうと、4曲もかけてしまいました。今回はリクエスト曲も多く、次の11曲をお届けしました。 1. ダイアナ 2.My Hometown (以上、ポール・アンカ) 3. ブラジル (オリジナル・サウンドトラック) 4. スタンド・バイ・ミー (Ben E. King) 5. On Broadway (The Drifters) 6. ヘイ・ポーラ (ポールとポーラ) 7. Get Back (ビートルズ) 8. ダイヤモンド・ヘッド 9. 10番街の殺人 (以上、ベンチャーズ) 10. 太陽の中の恋 11. Time to Cry (以上、ポール・アンカ)1.2.と10. 11. が、誕生日のポール・アンカ特集。3.~9.がリクエスト曲。3.糸満ろまんさん。まもなく始まるリオのオリンピックに因んで。4.座波ソーメンさん。夏になるとこの映画を思い出すとのこと。5.小禄の新垣さん。Ben E. King も在籍したドリフターズの名演。6.大度のブッチーさん。これが聴きたい気分。7.シュガーさん。本日のビートルズ!まだまだ続きます。8.照屋のAちゃん。夏はベンチャーズ。特に夏らしい曲。9.杏さん。ベンチャーズは何と言ってもこの曲。というわけで、次回もよろしく。 ********** オールディーズの曲を懐かしく聴くことが多いこの頃ですが、・・・あ、前からでしょうか。 何れにしても、ちょっとがっかりしてしまうのが、オリジナルではない別アレンジのバージョンのものに時々当たることです。オリジナルから何年か経って、ちょっと凝ってみたくなってということなのだろうか、かなりいじってしまう例が多いのは興ざめでしかないと思うのです。 例えば、ベンチャーズが1960年にヒットさせた “Walk, Don’t Run (急がば回れ)” が、後に “Walk, Don’t Run ’64 (急がば回れ’64)” として登場したのは、何の問題もない。なぜなら、タイトルを見れば別バージョンであることが一目瞭然なのだから。 困るのは、慣れ親しんだ懐かしの歌のたくさん入った CD の中に、何の断りもなくオリジナルでないバージョンの曲が、それも複数入っていたりすることがあって、こういうものに当たると本当にがっかりする。せめて、いつの録音かぐらいは記してもらいたいと切に願う。 どんな例があるか挙げることは簡単ですが、あまりにたくさんあってキリがないのと、書き始めたらだんだん怒りがこみ上げてきそうなので、今日はやめます。 ただ、せっかくなので1曲だけ。 はい、そうです。ポール・アンカの名曲『マイ・ホームタウン (My Hometown)』です。 この歌に関しては、オリジナルでない方のアレンジは随分違うので、ぜひオリジナルでないことを明記すべき一例だと思う次第です。 聴いてみますか。まずは僕が子供の頃から親しんでいたバージョン。 “My Hometown” by Paul Anka1960 次は、CD によくある、なぜかあの印象的なイントロのストリングスが無いやつ。 “My Hometown” by Paul Anka1960(ではないと思う) 歌い方も随分違っているでしょ。大人っぽくなったといえばその通りですが、これは完全に別バージョンと書いてもらわないと困るわけがお分かりいただけたでしょうか。 とにかくこれと同じ例は、枚挙にいとまが無い。皆さんも色々探してみれば面白い、いや、腹が立つかもしれませんね。
2016.08.05
コメント(0)
“A Place in the Sun (太陽のあたる場所)” by Stevie Wonder 19666月16日、沖縄地方は「梅雨明けしたとみられる」ようですが、僕には「きっぱりと梅雨明けした」ようにしか思えません。この機を逃してはならぬとばかりに、“穴沢ジョージの Good Old Music” では、18日に「ラジオ・ビアガーデン」を開催いたしました。リクエスト曲をかけながら色々喋っているうちに時間が少なくなって、ずいぶん尻つぼみな企画になってしまいました。お送りした曲は次の13曲です。 1. Chapel of Love (The Dixie Cups) 2. Love Me Tonight (Tom Jones) 3. Hungry Like theWolf (Duran Duran) 4. ハロー・メリールー (リッキー・ネルソン) 5. Groovin' (The Young Rascals) 6. Birthday (ビートルズ) 7. キリン・キリン (ダークダックス) 8. アサヒビールはあなたのビール 9. ミュンヘン・サッポロ・ミルウォーキー (以上、ボニー・ジャックス) 10. Blue Hawaii (コニー・フランシス) 11. 小さな竹の橋 (ダニー飯田とパラダイスキング) 12. Stop the Music (レーンとザ・リーキングス) 13. 太陽のあたる場所 (Stevie Wonder)1.~6.がリクエスト曲。1.小禄の新垣さん。ジューン・ブライドに。2.久々に、なんくるタイムの洋子さんから。3.シュガーさん。またまた本日の80's。4.大度のブッチーさん。陽気なネルソン!5.糸満ろまんさん。昼飲みならこの曲を。6.~8.は、懐かしいビールのコマソン三連発。10.~13.は、その昔ビアガーデンでよく聴いた曲です。次回は、ビートルズ来日50周年記念特集ですよ。 ********** ミュンヘン、サッポロ、ミルウォーキーがビールの産地として有名だということを、僕らはテレビの CM で教わったんですが、この時代まだサントリーはビールに手を出していませんでしたね。今ちょっと Wiki さんに相談したら、「1963年にビール業界に再進出」ということでした。戦前 (昭和初期) の1928年から1934年までは作っていたようですが、「大手業界の反撃に遭い」手を引いたとのこと。サントリーの再進出は悲願だったとも聞いたことがあります。 そのサントリーが再進出する前 (ちょうど1960年ごろ) は、キリン、サッポロ、アサヒがテレビでもよく CM が流れていたので、子供の僕らにも馴染みはあったんですが、もう一つ「タカラビール」があったのも鮮明に覚えています。 そう、あの宝チューハイでおなじみの宝酒造のビールですよ。もちろん僕ら子供にとって覚えているのは、味ではなくラベルのデザインですがね、TA KA RA っていうローマ字が縦に並んだやつね。 特にその頃出たばかりの缶ビールは人目を引いたものでした。瓶しか見たことのない子供には、斬新なモダンなものが出たなあというのが実感でした。 キリン、サッポロ、アサヒの大手に比べて、弱小だったタカラをよく覚えているのは、家族でどこかに出かけた帰りの汽車で、父が嬉しそうにタカラ缶ビールを飲んでいる光景と結びついているからでしょう。缶に付属の缶切りで三角の穴を二つ開けて飲むタイプ。かなり上手く開けたつもりでも、どうしても少しこぼれてしまう、あの缶です。僕は缶ジュースを買ってもらって、同じように付属の缶切りで穴を開けて飲みながら、大人になったらあんな風に缶ビールを飲むんだろうなあと漠然と思っていたもんです。 でも、大人になる前に缶ビールからは缶切りが消えて、すべてプルトップ缶になっていました。 サントリーは、1963年念願のビール事業参入を果たしますが、売れ始めたのは67年の「純生」発売以降となります。この1967年は、タカラビールが10年間のビールづくりに終止符を打った年でもあります。 それから27年後の1994年、酒税法の一部改正で規制が緩くなって、各地で地ビールが作られるようになったのはご存知の通りですが、その昔老舗3大メーカーの独占状態に立ち向かったタカラビール。今振り返ってみると、ちょっとカッコよかったです。 "A Place in the Sun (太陽のあたる場所)" by Stevie Wonder "Stop the Music" by Lenne & The Lee Kings
2016.06.22
コメント(6)
“My Hometown” by Paul Anka 19605月28日の “穴沢ジョージの Good Old Music” は今年3度目の拡大版で、9時から正午までやらせていただきました。今回は1960年のカレンダーが今年と全く同じだったので、11時までは5月28日付のビルボード Hot 100 の中から、以下の22曲ピックアップしてお届けしました。 1. Pennies From Heaven (The Skyliners) 2. I'll Be Seeing You (The Five Satins) 3. Jealous of You [Tango Della Gelosia] (Connie Francis) 4. My Hometown (Paul Anka) 5. Ebb Tide (The Platters) 6. Puppy Love (Paul Anka) 7. Won't You Come Back Home Bill Bailey (Bobby Darin) 8. All I Could Do Was Cry (Etta James) 9. The Theme from Summer Place (Percy Faith & His Orchestra) 10. Mack the Knife (Ella Fitzgerald) 11. Step by Step (The Crests) 12. Nobody Loves Me Like You (The Flamingos) 13. Footsteps (Steve Lawrence) 14. Wonderful World (Sam Cooke) 15. Everybody's Somebody's Fool (Connie Francis) 16. Fame and Fortune (Elvis Presley) 17. Stairway to Heaven (Neil Sedaka) 18. Burning Bridges (Jack Scott) 19. Paper Roses (Anita Bryant) 20. Let the Little Girl Dance (Billy Bland) 21. H'll Have to Stay (Jeanne Black) 22. Cradle of Love (Johnny Preston)以上、92位の1.から7位の 22.まで。Doo-Wap が5曲、コニー・フランシスとポール・アンカが2曲づつ入っています。他にも大御所がたくさん。11時からは通常のスタイルに戻り、次の10曲をお届けしました。 1. Night (Jackie Wilson) 2. Good Timing (Jimmie Rogers) 3. Cathy's Clown (Everly Brothers) 4. One O'clock Jump (Count Basie) 5. 雨を見たかい (C.C.R) 6. Every Beat of My Heart 7. 夜汽車よジョージアへ (以上、グラディス・ナイト&ザ・ピップス) 8. For Once In My Life (フランク・シナトラ&グラディス・ナイト) 9. ただ一度だけ[会議は踊るより] (リリアン・ハーベイ) 10. On the Street Where You Live (ナット・キング・コール) 1.~3.は1960年5月28日付のビルボード Hot 100 5位、3位、1位の3曲です。2.は日本でも大ヒットしました。坂本九のカヴァー盤は忘れられませんね。4.&5.はリクエスト曲。4.小禄の新垣さんから。スウィング時代を代表する曲ですね。5.は糸満ろまんさんとシュガーさんから。梅雨の中休みにふさわしい歌ですね。6.~8.はグラディス・ナイトの誕生日だったので、プチ特集でした。無論僕の好みで選びましたが。9.は堀辰雄の命日でしたので「風立ちぬ」の映画の中で使われたこの歌を。10.は、バンド仲間のご主人が前々日に亡くなったので。彼の大好きだったこの曲を最後にかけさせてもらいました。ご冥福をお祈りします。以上、長時間お聴きいただきありがとうございました。 ********** 1960年でよく覚えていることを数え上げたらきりがないくらい色々頭に浮かんできます。いくつも大きな出来事があったからかもしれません。 個人的には、父の仕事の関係で引っ越し、転校したこと。引っ越し先が、それまでいた所に比べてかなり都市部だったこと。結果、小さい一軒家から集合住宅になったこと。駅前通り商店街から一本裏の路地でありながら、柿の木が二本あったり、裏には子供が遊べる庭もあり、近所には同学年の男の子が四人ほどいて、いろんな遊びに不自由しなかったこと。ベーゴマを初めて覚えたのもこの時。 そして我が家の大事件。テレビがうちに来たこと。安保闘争が収束して「安保反対ごっこ」もしなくなった頃だったかしら。西田佐知子の『アカシアの雨がやむとき』や橋幸夫の『潮来笠』は、歌だけでなく歌手の姿もよく覚えている。 でも、一番好きだったのは坂本九の『ステキなタイミング』や森山加代子の『メロンの気持ち』だった。その流れでパラキンやザ・ピーナッツもね。高校生だった兄が持っていたプレスリーやレイ・チャールズのレコードもよく聴かせてもらった。つまり、僕が今ラジオでやりたいことのルーツは、間違いなくこの辺です。 そういえば、ローマオリンピックで裸足のアベベが石畳の街を駆け抜ける姿も見たなあ。そのオリンピックの最後に『アリベデルチ・ローマ』が使われたのも忘れません。こちらでは、ザ・ピーナッツがカヴァーしましたねえ。でも、四年後の東京オリンピックの時坂本九が歌った『さよなら東京』は、大ヒットとはなりませんでしたね。若干、悲しいメロディーが災いしてしまったんでしょうか。 同じ頃、ラジオもよく聴きましたから、コニー・フランシスやポール・アンカは耳にしていたので、1960年のビルボード Hot 100 の中には、大変懐かしいものが何曲か混ざっています。でも、普通のラジオ番組では、Doo-Wap の曲なんかは、プラターズぐらいしか紹介されていなかったと思います。だから、今1960年の Hot 100 を振り返ってみて、ここから学ぶことも多いですよね。 "メロンの気持ち" by 森山加代子 1960 "ステキなタイミング" by 坂本九 1960 "アリベデルチ・ローマ" by ザ・ピーナッツ 1960
2016.06.03
コメント(2)
“What the World Needs Now Is Love” by Jackie DeShannon 1965バート・バカラックの誕生日が5月21日だと勘違いしていました。本当は5月12日だったんですが・・・。で、結局5月21日の “穴沢ジョージの Good Old Music” は、後半でバート・バカラックの特集をやりました。誕生日とはちょっとずれてしまったんですけど、今年で88歳。米寿ですからお祝いですね。お届けしたのは、次の11曲でした。 1. ボビーに首ったけ (マーシー・ブレーン) 2. ケ・セラ・セラ (ドリス・デイ) 3. Rainy Day Woman (Bob Dylan) 4. Eye of the Tiger (The Survivor) 5. I Can't Turn You Loose (Otis Redding) 6. 花はどこへ行った (キングストン・トリオ) 7. This Guy's in Love with You (ハーブ・アルパート) 8. Close to You (カーペンターズ) 9. What the World Needs Now Is Love (Jackie DeShannon) 10. I Say a Little Prayer (アレサ・フランクリン) 11. 恋よさようなら (ボビー・ジェントリー) 1.は、マーシー・ブレーンの誕生日だったので。2.~6.が今週のリクエスト曲です。2.ロッテンマイヤーさんから、米須のかよこさんへ。3.糸満ろまんさんから。沖縄地方が梅雨入りしたので。4.シュガーさんから。またまた本日の80s。5.小禄の新垣さんから。Otis! Good Old Black Musik。6.大度のブッチーさんから。キングストン・トリオの代表曲。7.〜11.がバート・バカラック特集。全部僕の好みで選びました。以上、いかがでしたか。次回もよろしくお願いします。 ********** バート・バカラックは今年米寿を迎えました。 88歳まで生きるのは、めでたいと思うばかりです。 初めてバカラックサウンドを意識したのは、ジャッキー・デシャノンの "What the World Needs Now Is Love (世界は愛を求めてる)" でした。 それからしばらくして、アレサ・フランクリンの "I Say a Little Prayer (小さな願い)"、ハーブ・アルパートの "This Guy's in Love with You (ディス・ガイ)"、ボビー・ジェントリーの "I'll Never Fall in Love Again (恋よさようなら)"、カーペンターズの "Close to You (遥かなる影)" ・・・僕にとってのバカラックです。 『小さな願い』や『恋よさようなら』は、ディオンヌ・ワーウィックの方がバカラックサウンドを忠実に表現しているのかもしれませんが、僕にはアレサ・フランクリンとボビー・ジェントリーの方のイントロが頭に浮かんできてしまいます。 この辺りは単に好みの問題なのか、ワーウィック派の人と一度話してみたいなあと思っています。 初期の頃に書いた、シュレルズやジーン・ピットニーの曲についても後から知って驚いたりしたことも懐かしいです。ディオンヌ・ワーウィックは、むしろこちらのグループに入りますね。僕の場合。 大変有名な作曲家だし、ファンも多いと思いますけど、敢えて言わせてもらいますね。・・・バカラック、時々聴いてください。 まずは、動くジャッキー・デシャノン!こいつは珍しいでっせ。アレサもボビー・ジェントリーもね。 "What the World Needs Now Is Love" by Jackie De Shannon "I Say a Little Prayer" by Aretha Franklin "I'll Never Fall in Love Again" by Bobbie Gentry
2016.05.26
コメント(2)
“Green Fields” by The Brothers Four 19605月に入って最初の “穴沢ジョージの Good Old Music” は、大型連休最終日の前日、5月7日の放送でした。お届けしたのは、次の11曲です。 1. Venus (Shocking Blue) 2. Gimmie Some Lovin' (Ariana Grande) 3. Holiday (The Kinks) 4. 若葉の頃 (ホセ・フェリシアーノ) 5. 二人だけのデート (ダスティ・スプリングフィールド) 6. Monday Monday (ママズ&パパス) 7. Sixteen Reasons (コニー・スティーブンス) 8. グリーン・フィールズ (ブラザーズ・フォー) 9. Stuck on You (エルビス・プレスリー) 10. エストレリータ (トリオ・ロス・パンチョス) 11. Gee Whiz (カーラ・トーマス)1.~3.が今週のリクエスト曲です。1.シュガーさんから。バナナラマで頂きましたが、オリジナルをかけさせてもらいました。2.小禄の新垣さんから。オリジナルのアレンジに忠実で、カッコよかったです。3.糸満ろまんさんから。キンクスのまったり感がよろしい。4.は、5月に入って最初の放送だったので。原題 "The First of May (5月1日)" のこの曲を。5.は、プレミアリーグ優勝のレスターシティのファン・チャントの元歌。6.前回かけられなかった50年前の全米 No.2。5月7日に No.1 になりました。7.~9.は、1960年の全米トップ3。7.が3位、8.が2位、9.が1位。10.&11.は穴沢選曲のエンディング2曲。以上、次回もよろしく。 ********** 1966年の4月30日付の Billboard Hot100 が、放送日のちょうど50年前に当たったので、当日は Top 10 を眺めながら城男くんたちとあれこれ語ったわけですが、カレンダーが今年と同じになったのは、3月以降だということに気づいたのは放送が終わってからだった。 1月にも2月にも50年前の特集やりましたが、その時は1日前の Hot 100 でした。 つまり、1月2日の放送では1月1日付の分を、2月20日には2月19日付の分をやったんです。それが4月30日には4月30日付の Top 10 が取り上げられるようになった。そのわけがわかりました。 今年が閏年だったからで、66年は閏年ではなかったからです。 ということは、当時オリンピックのあった閏年で、今年のカレンダーと一致する年があるんではないかと調べたら、それが 1960年だったんです。 Billboard Hot100 は毎週土曜日に出るので、まさに放送日とぴったり一致しますから、1960年と3月以降の1966年のどちらも今年の放送日に使えることになりました。今後も時々取り上げるつもりですよ。 その1960年5月7日の第2位に The Brothers Four の "Green Fields (グリーン・フィールズ)" が入っていました。1位がプレスリーで、3位はコニー・スティーブンスでしたから、ロック、フォーク、ポップスが満遍なく上位に入っていて、楽しいチャートになっています。 『グリーン・フィールズ』はブラザーズ・フォーのメジャー・デビュー曲で、その後同年に『遥かなるアラモ (The Green Leaves of Summer)』もヒットして、前年までに『トム・ドゥーリー (Tom Dooley)』がチャートの1位を獲得したキングストン・トリオと共に、モダンフォーク・グループのスタイルを世に知らしめたと言えそうですね。 "Green Fields" by the Brothers Four 1960 "Tom Dooley'" by the Kingston Trio 1958/a>
2016.05.13
コメント(0)
“Daydream” by Lovin' Spoonful 19664月30日の “穴沢ジョージの Good Old Music” は、ちょうど1年前の5月2日にゲストに来ていただいた城男&サモサさんと杏さんの3名に今年も来ていただき、50年前のビルボード Hot 100 のトップ10を聴きながら、楽しい1時間を過ごさせていただきました。城男&サモサさんには来年も来ていただきたいと思いますので、よろしくお願いしますね。番組では、次の9曲をおかけしました。 1. Leaning on the Lamp Post (Herman's Hermits) 2. Daydream (Lovin' Spoonful) 3. Bang Bang (シェール) 4. Time Won't Let Me (The Outsiders) 5. Kicks (Paul Revere & the Raiders Featuring Mark Lindsay) 6. Secret Agent Man (Johnny Rivers) 7. Sloop John B (ビーチボーイズ) 8. Soul and Inspiration (ライチャス・ブラザーズ) 9. Good Lovin' (Young Rascals) 1.~9.は、1966年4月30日付の Billboard Hot 100 の Top 10 (10位〜1位)です。ただし、2位の "Monday Monday" だけは時間の都合で割愛させていただきました。(以前にかけましたしね)2.は、糸満ろまんさんからのリクエストも頂きました。けだるい感じがいいね。以上、お付き合いいただき、ありがとうございました。 ********** 上で書いたように、ちょうど50年前のヒットチャートなどを眺めていると、まるで昨日のことのような錯覚を起こす。自分は確実に年をとっているのに、頭の中が全然成長した実感がないのはなぜだろう。 でも、ちょうど高校1年生から2年生になったばかりのあの頃、今の自分をどうやったら想像できたろう。今の僕からは、こんなにはっきりあの頃の自分を見ることができるのに。 この50年に何があったろう。 50年前というのは、まさに僕がヒットチャートに興味がなくなってしまった頃と一致する。面白いものだ。中学生まではあれほどヒットチャートに夢中になっていたのに、熱は冷めてしまった。 それは、自分がちょっぴり大人になった、などというものとは違う。時代がそうさせたのだと今でも思っている。つまり、チャートなど気にせずに自分が聴きたいものを聴くという時代が始まっていたのだ。 だから、ヒット・パレードは、順位を知るためではなく新曲を聴くためのものになった。当時は、実に新しいものがどんどん登場したからね。 話は戻るが、1966年は名曲の宝庫だ。上のベスト10などは、年間チャートかと思うくらいだ。 ラヴィン・スプーンフルもヤング・ラスカルズもこの頃に知った。 この週の Hot 100 にビートルズは "Nowhere Man" が28位に入っているだけ。因みに27位は、ローリング・ストーンズの『19回目の神経衰弱』だ。 1966年にちょっとこだわっていますが、理由はなくもないというか、こじつけに近いものですけど、僕が今66歳だということ。で、僕らの学年は、当時僕が通っていた高校の66期生であること。それと、ちょうど50年 (半世紀) 前で区切りが良いこと。 まとめると、高校生だった'66年に、66期生だった僕らは、今66歳なのです。 こういう数の偶然は珍しいなあ。 もう一つ。去年の11月3日に家族3人の年齢がゾロ目になりました。僕66、妻55、息子22。次のゾロ目揃い踏みは11年後ですが、それまでは元気でいたいなあと思うようなわけです。 "Daydream" by Lovin' Spoonful 1966 "Good Lovin'" by The Young Rascals/a>
2016.05.05
コメント(2)
“Blue Velvet” by Bobby Vinton 1963ついに大地震が起きてしまいました。被災した皆さんには心からお見舞い申し上げます。川内原発と伊方原発が近いので、大変心配です。川内原発は、なんと!見切り発車で再稼働してしまった唯一稼働中のあの原発ですから、余計心配ですよね。止めるほどの地震ではないって言えるなんて、いざという時のことを何も考えていないのは見え見えです。さて、4月16日の “穴沢ジョージの Good Old Music” では、[続]シーミー特集をお送りしました。もちろん先週の続きですから、シー (she) とミー (me) が両方タイトルに入っている曲を集めた特集です。また、ボビー・ヴィントンの誕生日でしたので、シーミーで1曲、最後に3連発オンエアしました。全部で次の11曲をお送りしました。 1. She's the Only Girl for Me (Gerry & the Pacemakers) 2. She Loves Me (Bobby Vinton) 3. She Belongs to Me (Bob Dylan) 4. Crazy She Calls Me (Nat King Cole) 5. See Me, Feel Me (The Who) 6. You Won't See Me (The Beatles) 7. Manic Monday (The Bangles) 8. Across the Universe (The Beatles) 9. Rain Rain Go Away 10. Blue Velvet 11. I Love How You Love Me (以上、Bobby Vinton)1.~4. がシーミーの曲。5.&6.は、ちょっとした誤解で、シーミーの曲と見なされた2曲。正確には、she ではなく see ですから。5.は糸満ろまんさん、6.は杏さんからのリクエストでした。7.&8.もリクエスト曲。7.小禄の新垣さん。被災した皆さんに。8.ミスターコーラさん。本日の80s。9.~11.は誕生日のボビー・ヴィントン特集。因みに2.も。 以上、今週もお聴きいただき、ありがとうございました。次回も、どうそよろしくね。 ********** ボビー・ヴィントンは4月16日で81歳になったんですね。 やはり一番好きなのは『ミスター・ロンリー (Mr. Lonely)』ですが、カヴァー曲で言えば、"I Love How You Love Me" も大変よろしいですなあ。 先月、卒業シーズンということで『涙の紅バラ (Roses Are Red)』を取り上げたばかりですが、思えば、ボビー・ヴィントンについては随分書きました。今更何を書こうっていうわけのものでもないですけど、彼がもう81歳ということに、少し驚いています。 今はどうしているんでしょう。田舎で静かに余生を過ごしているんでしょうか。それともまだ歌っているかしら。 ミュージシャンの、歌手あるいはプレイヤーとしての寿命って、大体どのくらいのものなんでしょう。ものすごく個人差がありそうですね。 これはあくまでそんな気がするという意味でですが、一番ミュージシャン生命が長いのは、ギター(あるいはバンジョー)一本で歌うフォーク歌手でしょうか。 ジャズミュージシャンなんかには時々、ヨボヨボのくせに楽器を持つと (あるいは楽器の前に座ると) 突然シャキッとして、生き生きと演奏するなんていう姿を目にすることもありますね。あやかりたいもんです。 2011年に亡くなったウクレレ奏者ビル・タピアさんは、103歳の大往生でしたが、やっぱ例外ですかね。 あっぱれ103歳の大往生!伝説のウクレレ奏者ビル・タピアの演奏を見よ 101歳でウクレレ弾きながら歌ってます! "Young at Heart" by Bill Tapia 2009 "Little Grass Shack" by Bill Tapia 2009
2016.04.19
コメント(0)
“I'm Gonna Make You Love Me (君に愛されたい)” by Diana Ross & the Supremes and the Temptations 1968今年度最後の “穴沢ジョージの Good Old Music” は、「丸ごとモータウン」の1時間で突っ走らせていただきました。というのも、26日はダイアナ・ロスの誕生日でしたから、かねてからやってみたかったモータウン・サウンドの特集をこれに合わせてやったというわけです。次の11曲がオンエア曲でした。 1. Cupid (The Supremes) 2. This Old Heart of Mine (Isley Brothers) 3. You've Really Gotta Hold on Me (The Miracles) 4. My Guy (Mary Well) 5. My Girl (The Temptations) 6. For Once in my Life (Stevie Wonder) 7. Stubborn Kind of Fellow (Marvin Gaye) 8. I Can't Help Myself (The Four Tops) 9. I'll Be There (Jackson 5) 10, Ain't No Mountain High Enough 11. I'm Gonna Make You Love Me (以上、Diana Ross & the Supremes and the Temptations) リクエスト曲は最後の2曲で、10,が小禄の新垣さん。11.が糸満ろまんさんからでした。1.〜9.は穴沢選曲ですが、みなさんご存知のモータウン代表曲が多かったので、お楽しみいただけたのではないでしょうか。では、次回の “穴沢ジョージの Good Old Music” も、どうそお楽しみに。 ********** ダイアナ・ロスとシュープリームスがテンプテーションズと一緒に歌った、『君に愛されたい (I'm Gonna Make You Love Me)』を初めて聴いたのは、浪人生でちょうど大学受験の頃だったと思う。 1969年の東京は雪が多く、受験の日の前後によく降って、確か3月にも降った記憶がある。 あの頃、雪などどんなに降ろうが全く関係なく、いやむしろ楽しく思ったものだが、その後だんだん年をとるにつれて徐々に辛くなり、沖縄に移り住む少し前には、雪は鬱陶しいものになってしまった。 あ、雪の話じゃなくて、シュープリームスの話。 けど、受験期に一番よく聴いたのは、パチンコ屋とかラーメン屋とかの BGM の有線放送や、あとは深夜放送とかの歌謡曲だったかもしれない。グループサウンズもだ。 そうそう、同居していた兄が小型の白黒テレビを持っていたので、週に1回のビートポップスは楽しかったなあ。 とりとめのない思い出がいろいろ出てきて、なかなかシュープリームスにたどり着けません。 要するに、その頃聴いてとても印象に残っている歌が、『君に愛されたい (I'm Gonna Make You Love Me)』だったということなんですがね。 今日もまた聴いてみましょう。 あ、忘れるところだった。 放送中に言いそびれてしまったんですが、モータウンサウンドの最大の特徴は、スローな曲でも独特のモータウン・ビートとでも言うべきバックビートが入るところでしょうか。いわゆるバラードも、モータウンの場合他とは違いますね。この曲などその良い例かと。 “I'm Gonna Make You Love Me (君に愛されたい)” by Diana Ross & the Supremes and the Temptations
2016.03.31
コメント(2)
“Roses Are Red” by Bobby Vinton 19623月7日に「ロッキーホラーショー」や「モンティパイソン、ホーリー&グレイル」などを手がけた映画プロデューサーのマイケル・ホワイトさんが、3月10日に EL&P のキース・エマーソンが相次いで亡くなりました。3月19日の “穴沢ジョージの Good Old Music” では、彼らの追悼で3曲おかけしました。オンエア曲は次の11曲でした。 1. It Might As Well Be Spring (Rosemary Clooney) 2. パリの春 (ジャクリーヌ・タイエブ) 3. Wait and See (Duke Jordan Trio) 4. Say Mama (Gene Vincent) 5. Il Revient (シルビー・バルタン) 6. [展覧会の絵より] プロムナード (エマーソン・レイク&パーマー) 7. Dammit Janet 8. There's a light (Over at the Frankenstein Place) (以上、Original Sound Track) 9. Only You (The Platters) 10, 春のときめき (ミッチー・サハラ) 11. 涙の紅バラ (ボビー・ヴィントン) 3.&5.がリクエスト曲。3.糸満ろまんさん。前回からの流れで、ジャズを。5.小禄の新垣さん。フレンチ・ロックンロール!4.は5.のオリジナルです。春らしい曲を1.&2.と10.&11.でかけてみました。1.は去年アストラッド・ジルベルトでお送りしましたので、今年はローズマリー・クルーニーで。2.と10,はフレンチポップス。10,はオリジナルがマージョリー・ノエル。訳詞は漣健児ですよ。11.は卒業式シーズンで。6.~8.は上記二人の追悼で「本日の掘り下げ」を。6.が登場した時は驚いたもんです。7.&8.は、映画ではなく舞台の方のオリジナルキャスト盤から。以上、“穴沢ジョージの Good Old Music”、次回もお楽しみに。 ********** 卒業式シーズンでいつも思い出すのが、ボビー・ヴィントンの『涙の紅バラ (Roses Are Red)』ですが、欧米と日本の卒業シーズンは違うので、歌詞が内容的には合わないのかと思いきや、特にそうでもない。季節的なことは登場しませんからね。 リフに出てくる次のフレーズ、耳につきます。 ♪ Roses are red, my love Violets are blue これは、卒業式の日に、ハイスクール時代に付き合った彼女のサイン帳に書く言葉ですが、結構キザなフレーズで、続きはこうなります。 ♪ Sugar is sweet, my love But not as sweet as you 歌は、卒業を機にこの二人は別れ、後に彼女は結婚して女の子が生まれ、その子が大人になったら、彼女によく似たこの女の子に、男の子が同じフレーズをサイン帳に書くだろうという想像をして終わる。 まあ高校時代に同級生と恋仲になるというパターンは、今も昔も必ず少数存在するので、そういう青春もあるかもしれないが、僕がもし当事者だったとしたら、なかなか気の利いたセリフは残せないだろうなあ。 うちの庭 (かなりワイルドですが) に、今ちょうど赤いバラと野のスミレが青く咲いています。 この卒業の季節に、歌のとおりの花を見て、いろいろ思うところは無くも無いですが、卒業する皆さんや卒業生のお子さんを持つ皆さん、ご卒業おめでとうございます。 あ、うちにも一人卒業生がいましたっけ。 歌詞読みながら↓聴いてください。 “Roses Are Red” by Bobby Vinton 1962 こちらは映画のロッキーホラーショーから。 “There's a light (Over at the Frankenstein Place)” from Rocky Horror Picture Show 舞台の方は今もロンドンで上演中↓? “There's a light (Over at the Frankenstein Place)” Performed Live from London't Playhouse Theatre 2015
2016.03.25
コメント(0)
“Body and Soul” by Jackie Wilson 19622月最終土曜日の27日は、Annie Philippe (アニー・フィリップ) で始まり Jackie Wilson (ジャッキー・ウィルソン) で終わるという “穴沢ジョージの Good Old Music” ならではの選曲でお聴き頂きましたが、もちろんリクエストと「本日の掘り下げ」が中心になりました。お届けしたのは、次の9曲でした。 1. Baby Love (Annie Philippe) 2. Who Needs You (クローディーヌ・ロンジェ) 3. 雨にぬれた朝 (Cat Stevens) 4. Flash Dance - What a Feeling (アイリーン・キャラ) 5. I Apologize (P.J. Proby) 6. Duke of Earl (Gene Chandler) 7. Duchess of Earl (The Pearlettes) 8. Come and Stay with Me (マリアンヌ・フェイスフル) 9. Body & Soul (Jackie Wilson) 2.~4.がリクエスト曲。2.小禄の新垣さん。こういうのも聴くんですね。3.糸満ろまんさん。猫の春でキャット・スティーブンスね。4.シュガーさん。ダンスシーンが素晴らしかったということで。以上、リクエストは少なめでしたが、バラエティに富んだ3曲でした。5.~8.は「本日の掘り下げ」の4曲。5.と8. は 1965年のこの日にイギリスのヒットチャートに登場したので。6.は 1962年のこの日、全米 No,1になった曲で、7.はそのアンサーソング。 1.と9.は穴沢特別選曲。1.はフレンチポップス。ご存知シュープリームスのカヴァー。フランス語がキュートです。9.はスタンダードの名曲ですが、ソウルの大御所ジャッキー・ウィルソンが歌うとこうなるのだ!結果的に6.7.9.は今週の Good Old Black Musik なのでした。 ********** 友人が素敵な本を送ってきてくれました。まだ直接本人にお礼も言っていないのに、こちらに色々書かせてもらうという無礼も、きっと彼のことだから許してくれるでしょう。 というわけで、送っていただいた本は「ジャズクラブ ボディ&ソウルの40年」の副題がついた「身も心もジャズ」で、南青山にある「Body & Soul」というお店のオーナー関京子さんの著書です。昨秋出たばかりの新刊で、内容は副題の通り、40年にわたる老舗のジャズクラブでの出会いや出来事の数々を、生き生きと綴ったエッセイ集です。 出てくる名前があまりに凄い人達ばかりなので、驚きの連続でした。 例えば、ロイ・ヘインズ、アート・ブレイキー、エディ・ゴメス、スティーブ、ガッド、ナンシー・ウィルソン、ベティ・カーター、サラ・ボーン、スティービー・ワンダー、などなど。 少々高価なのが気になりますが、ジャズに関心のある人なら大変面白く読めますので、是非一読をお勧めします。 ジャッキー・ウィルソンが "Body & Soul" を歌っています。うちでは 1962年の "Jackie Wilson at the Copa" のアルバムの最後に入っているのを聴いていますが、同じ年に出たスタジオ録音盤のアルバム "Body & Soul" も欲しいなあ。 こういう人がスタンダード・ナンバーを歌った場合、こういう風になるんだという良い例だと思いますが、同じ頃スティービー・ワンダーもスタンダード・ナンバーを何曲か歌っていますね。 今夜はこの辺り↓↓↓を聴いてみましょうかね。 “Body & Soul” Jackie Wilson “Smile” Stevie Wonder
2016.03.02
コメント(6)
“Lightening' Strikes (恋のひらめき)” by Lou Christie 1966毎度 “穴沢ジョージの Good Old Music” お聴きいただきありがとうございます。今年第1回目の1月2日に拡大版の3時間放送をお送りしましたが、2月20日も9時から正午までの3時間拡大版でお届けいたしました。今回も前回同様、50年前の Bollboard Hot 100 から何曲か選び、途中ゲストに来ていただき、最後はいつも通りの番組に戻るというスタイルでやらせていただきました。 1. Set You Free This Time 2. It Won't Be Wrong (以上、ザ・バーズ) 3. Spread It on Thick (The Gentrys) 4. Georgia on My Mind (ライチャス・ブラザーズ) 5. Woman (ピーターとゴードン) 6. Homeward Bound (サイモンとガーファンクル) 7. Listen People 8. A Must to Avoid (以上、ハーマンズ・ハーミッツ) 9. Call Me (クリス・モンテス) 10. I Fought the Law (Bobby Fuller Four) 11. Just Like Me (ポールリビアとレイダーズ) 12. What Now My Love (ソニーとシェール) 13. ミッシェル (Dave & Jonathan) 14. 夢のカリフォルニア (ママズ&パパズ) 15. 恋を抱きしめよう (ビートルズ) 16. The Ballad of Green Berets (Barry Sadler) 17. Summertime 18. Perdido (以上、火いろ&薫 [Live]) 19. 二人だけの世界 (シュープリームス) 20. Uptight (Stevie Wonder) 21. にくい貴方 (ナンシー・シナトラ) 22. 恋のひらめき (ルー・クリスティー) 23. Universal Soldier 24. The Circle Game (以上、バフィー・セントメリー) 25, 恋のフィーリング (カプリコーン) 26. America (サウンドトラック) 27. Out of Nowhere (Four Freshmen) 28. Spinning Wheel (Blood Sweat & Tears) 29. 長い夜 (シカゴ) 30. マック・ザ・ナイフ 31. 聖者の行進 (以上、ルイ・アームストロング) 1.〜16.と19,〜22.までが、1966年2月19日付の Bollboard Hot 100 から。因みにこの時のベスト3は 20.〜22.で、#1.恋のひらめき #2.にくい貴方 #3.Uptight でした。17.&18.は、ゲストのお二人によるスタジオライブ。23.&24.はバフィー・セントメリーが誕生日だったので「本日の掘り下げ」で取り上げました。25.~28.はが今週のリクエスト曲。25.ミスターコーラさん。大好きだけどなかなか聴けない曲とのこと。26.シュガーさん。チャキリス!リタ・モレノ!たまたまリチャード・ベイマーの誕生日でした。27.小禄の新垣さん。おそらく初の白人 Doo-Wop グループ。見事なハーモニー。28.糸満ろまんさん。BSTのトランペッター、ルー・ソロフの誕生日でしたが、残念ながら昨年亡くなりました。29. ブラスロックつながりで、シカゴ登場。30.&31.サッチモ!以上、31曲お届けしました。3時間お付き合いいただきありがとうございました。 ********** ちょっと前になりますが、13日の夜「村田浩ジャズライブ」に行ってきました。 村田さんのトランペットは、何だか忘れていたものを思い出させてくれる感じで、大変心地よい音色でした。Q いしかわさんのテナーを思い起こさせる渋さが光っていましたね。 沖縄は初めてかと思いきや、これがとんでもない大間違いで、50年以上も前の1964年と65年の大学生の時、吹奏楽部の演奏旅行で沖縄に来ています。卒業後67年にプロデビューした後、70年には指揮者として、吹奏楽部を率いて来たとのことです。 プロのジャズ・トランペッターとしては、75年に渡辺貞夫ASオーケストラ及び八城一夫クインテットに参加。後に自身のバンドを結成以来、全国でのライブ、コンサートを積極的に続けています。 そして、1999年に屋良文雄氏との共演以来16年間、年2回のペースで沖縄県で演奏しているとのことでした。 今回は、沖縄在住のテナーとピアノ、ベース、ドラムのメンバーを率いての楽しい素敵な演奏でした。 あの野毛にあった「ちぐさ」が場所を変えて復活したことは聞いていましたが、こんなに立派になってしまって、ライブもできるようになっていたなんて! 大学生の頃は野毛の辺りをよく歩いて、古本屋とジャズ喫茶 (ダウンビート&ちぐさ) にはいつも寄らせてもらったっけ。その「ちぐさ」での村田さんです。↓↓↓ “Live 村田浩クインテット” at ちぐさ (横浜野毛) 2014.10.12
2016.02.25
コメント(0)
“Bulldog” by the Ventures 19611月16日放送の “穴沢ジョージの Good Old Music” は、後半でミッシェル・デルペッシュとデヴィッド・ボウイの特集を行いました。前半はリクエスト曲。合計、次の9曲をお届けしました。 1. ブルドッグ (ベンチャーズ) 2. 恋の終列車 (モンキーズ) 3. 名も知らぬ恋 (ポール・アンカ) 4. Love Is All Around (The Troggs) 5. Shower the People (James Taylor) 6. Wight Is Wight (ミッシェル・デルペッシュ) 7. Moonage Daydream 8. Space Oddity 9. Starman (以上、デヴィッド・ボウイ) 1.~5.と7.が、リクエスト曲。1.シュガーさん。サル年なのでモンキーダンスを思い出すとのこと。2.糸満ろまんさん。やはり干支の猿に因んでモンキーズ!3.旧友の tougei さん。隠れた名曲。4.ミスターコーラさん。珍しい The Troggs のヒット曲。5.ちゃっぴさん。心の中が夜明けになりました。7.とっちさん。ロック喫茶の思い出ですね。6.〜9.が特集。6.&8.は、1969年を代表する曲でもありました。9.は8.同様初期のボウイの代表曲。告知:1月30日に映画音楽特集やります。 ********** 新鮮な地物のカリフラワーを使って、先日テレビで見た「ベーコンとカリフラワーの炒め物」を作ろうかと思ったのですが、お昼にスパゲッティーが食べたくなって、ちょっとアレンジして作った新作パスタです。 昨日スーパーで安売りしていたマッシュルームとの相性も良かったです。 でも、できれば仕上げに乾燥パセリとか生のイタリアンパセリなど乗せて、彩りと香りを添えたかったなあ。やはり庭でイタリアンパセリつくりましょうかね。 低気圧の通過で、午後から雨が降り出しましたが、今はもう星が出ています。この低気圧、いわゆる南岸低気圧ですから、東京にも雪を降らすかもしれませんね。 みなさん、くれぐれもご注意を。 では、久しぶりにモンキーダンスでも踊りましょうね。 “Bulldog” by the Ventures
2016.01.17
コメント(4)
“I Love How You Love Me (貴方っていい感じ)” by Paris Sisters 1961みなさん、あけましておめでとうございます。なんとなく時が流れてしまい、いつのまにか年が明けてしまいました。去年最後の “穴沢ジョージの Good Old Music” は12月26日、ちょうどフィル・スペクターの命日にあたり、後半は特集で7曲お届けしました。お送りした曲は次の12曲でした。 1. Oh, Pretty Woman (ロイ・オービソン) 2. Guitar Man (Bread) 3. Hello Dolly (ルイ・アームストロング) 4. 素敵な16歳 (Flamingokvintetten) 5. Dancing Queen (ABBA) 6. The Long and Winding Road (ビートルズ) 7. Be My Baby (ロネッツ) 8. 会ったとたんに一目惚れ (テディ・ベアーズ) 9. セコハンラブ (コニー・フランシス) 10. Every Breath I Take (ジーン・ピットニー) 11. ラストダンスは私に (アイク&ティナ・ターナー) 12. I Love How You Love Me (パリス・シスターズ)1.~5.がリクエスト曲。1.ケンちゃんの奥さん。2. 小禄の新垣さん。3.旧友の tougei さん。4.ミスターコーラさん。5.照屋のAちゃん。みなさん、ありがとうございます。6. ~12.はフィル・スペクター特集。特に7. 以降は、僕の好みもあって、初期に偏ってしまいましたが、どうぞ悪しからず。去年は、一度も休むことなく放送を続けられました。生放送なのでいろいろトラブルはありましたが、休まずできたので結果としては上出来だったと、自分を褒めてやりましょう。ではみなさん、今年もどうぞよろしく。 ********** あの事件からどれくらいが経ったのか、日記を遡って調べてみました。 ここ↓↓↓でわかりました。 “2003年2月7日の日記緊急 フィル・スペクター『わすれたいのに』” もうすぐ13年になるんですね。 その後のことは全くわかりませんが、かなり年をとったことだけは確かです。 ということは、つまり僕もそれだけ年をとったことになりますが、その辺のことについては、もうどうでもよくなってます。 でも、なんとなくちょっとだけ心配です。フィル・スペクターは元気でいるのかなあとか、ロニーはどうしているんだろうか、なんてね。一応、後で暇なときに検索してみようかしらね。 フィル・スペクターの初期って、いつまでたっても大好きです。 中でもパリス・シスターズの “I Love How You Love Me (貴方っていい感じ)” と、テディ・ベアーズの "To Know Him Is to Love Him (会ったとたんに一目惚れ)" は、双璧ですかね。 あ、頂点はもちろんロネッツだということは、十分承知しておりますので、どうぞご心配なく。 “I Love How You Love Me (貴方っていい感じ) by Paris Sisters “To Know Him Is to Love Him (会ったとたんに一目惚れ)” by The Teddy Bears
2016.01.01
コメント(8)
“Someday at Christmas” by Stevie Wonder 1967今年もクリスマスの季節になり、“穴沢ジョージの Good Old Music” では、19日にクリスマス特集として、ビーチボーイズからジョンとヨーコまで、全曲クリスマスソングをお届けしました。お送りした曲は次の11曲でした。 1. Christmas Day (The Beach Boys) 2. White Christmas (The Beatmas) 3. I Saw Mommy Kissin' Santa Claus (ジャクソン 5) 4. I'll Be Coming Home This Christmas Time (マリベス) 5. 赤鼻のトナカイ (チャンプルーズ) 6. Santa Claus Is Back in Town (Elvis Presley) 7. Santa Claus Is Sometimes Brown (El Vez) 8. Have Yourself a Merry Little Christmas (Judy Garland) 9. Christmas in Heaven (James Brown) 10. Someday at Christmas (Stevie Wonder) 11. Happy Christmas (War Is Over) (John Lennon & Yoko Ono)3.~5.と7.&8.がリクエスト曲。3. ミスターコーラさん。4.なごみんさん。5.大度のブッチーさん。7.こうすちんさん。8.小禄の新垣さん。みなさん、ありがとうございます。1.ずいぶん悩みましたが、今年のクリスマスはこの曲でスタート。2.ビートマスを1曲。6. は、7.のリクエスト曲の元歌で、今週の聴き比べ。9.は、今週の "Good Old Black Musik"。10.今年はこれを目玉にと、2番の歌詞を訳しました。11.去年に続いてやはりこれで終わりたかった。以上、メリー・クリスマス。 ********** 一昨日テレビを見ていてビックリ。 し、知りませんでした。 Apple(アップル社) が Stevie Wonder の "Someday at Christmas" を CM に使っていたとは! 今年のクリスマスは、ラジオの特集の目玉にこの曲を用意していたんです。 その曲を、どういう偶然か、こんな形で目にするとは。 共演しているアンドラ・デイの歌声も素敵です。 “Someday at Christmas” by Stevie Wonder + Andra Day 1967年に17歳という若さで発表したクリスマスアルバムのタイトル曲ですが、やはり、この曲と "The Day That Love Began" の二曲は素晴らしい。 ここで歌われているメッセージは、48年後の今でも、伝えて行かざるをえない内容なのが、残念です。何しろあちこちで戦火は絶えないし、飢えに苦しむ子供も一向に減りませんからね。 オリジナルとジャクソン5も聴いてみましょうね。こちらもおすすめ。 “Someday at Christmas” by Stevie Wonder “Someday at Christmas” by Jackson 5
2015.12.23
コメント(2)
“You Don't Own Me (恋と涙の17才)” by Lesley Gore 1963“穴沢ジョージの Good Old Music” 12月5日の放送には、17歳のゲストが4人来てくれました。実は、修学旅行の民泊でうちに泊まった高校生にそのまま出てもらったという訳でした。12時に集合する都合で11時40分までしかいてもらえませんでしたが、大変充実した楽しい時間でした。ぜひまた沖縄に来て欲しいです。上記のような訳で、お送りしたのは次の8曲となりました。 1. What a Nice Way to Turn Seventeen (The Crystals) 2. Help (The Beatles) 3. 恋と涙の17才 (レスリー・ゴーア) 4. すてきなクラスメート (コスタ) 5. シンデレラ (ポール・アンカ) 6. Yesterday Once More (カーペンターズ) 7. 赤鼻のトナカイ (チップマンクス) 8. アヴェ・マリア (スティービー・ワンダー) リクエスト曲は、2.4.6.の3曲。2.は、ゲストの4人、あやかさん、みゆきさん、みゆさん、めぐみさんを代表して、ビートルズが大好きというあやかさんからのリクエスト。4. ミスターコーラさんから。ちょうどクラスメートの4人に聴いてもらうのにふさわしい曲でした。6.照屋のAちゃんから。昨日は楽しかったねという訳で、これもこの日にふさわしい曲でしたね。1.3.5.7.8.が穴沢選曲。1.&3.は、数少ない17歳の歌。5.は、12時の集合に間に合わないといけない真昼のシンデレラ達に聴いてもらいながら、送り出しました。7.&8.は、12月に入ったのでいよいよクリスマスソングの登場。チップマンクスとスティービー・ワンダーのクリスマスアルバムは、フィル・スペクター、ビーチボーイズに並ぶ素晴らしい出来ですから、ぜひ紹介したかったです。以上、次回もお楽しみに。 ********** 数あるオールディーズ・ポップスの中で、16歳を歌った曲はたくさんあるということは、以前にも何度か書いたけれど、17歳の曲が少ない話はまだしてなかったでしょうか。 70年代にジャニス・イアンの『17歳の頃』が流行りましたが、これ以前で自分が持っている音源では、まずクリスタルズの "What a Nice Way to Turn Seventeen"。これは17歳の誕生日を迎えた女の子の気持ちを歌った大変よい歌で、好きな歌ですね。 もう1曲は、何と言ってもレスリー・ゴーアの『恋と涙の17才』ですが、・・・。 ちょっと待ってくださいよ。この曲、原題は "You Don't Own Me" ですよ。 しかも、歌詞のどこにも「17歳」なんて出てきません。 「あなたの所有物じゃないんだから」と、相手の男の子に向って自分がいかに独立した一個の存在であるかを訴える女の子。 この曲を歌った時、レスリー・ゴーアが17歳であったという事実が、邦題がああなった根拠ではあるかもしれないと思った次第です。 もっといろんな歌の歌詞などをしっかり聴いてみないと分かりませんけど、結局、僕の持っている17歳の歌は、クリスタルズの "What a Nice Way to Turn Seventeen" しかなかったことになりますから、大変貴重な存在なのだということは間違いありませんね。この歌。 “What a Nice Way to Turn Seventeen” by the Crystals “You Don't Own Me (恋と涙の17才)” by Lesley Gore 本日の蛇足。 日本では、17歳を歌った歌が大変に多いですね。 僕らの世代ですと、西郷輝彦とか南沙織とかがすぐに頭に浮かびます。坂本九のズンタタッタの丘の上の白いうちに住むあの娘も17歳。平尾昌晃のミヨちゃんも高校2年生だったので、17歳か。 その後は尾崎豊とか。・・・数え上げたら、英米オールドポップスの16歳の歌を遥かに越えそうです。
2015.12.07
コメント(7)
“Let It Be Me” by Sam & Dave 196711月21日は、アイザック・ヘイズとのコンビで数々のソウル・ミュージックのヒット曲を書いたデビッド・ポーターの誕生日でしたので、“穴沢ジョージの Good Old Music” では、"Good Old Black Musik" のコーナーでサム&デイブの大ヒット曲『ホールド・オン (Hold on, I'm Comin')』をかけました。Soul, R&B で代表曲を10曲挙げるとして、この曲が入らない訳はないだろうと思われる1曲ですよね。リクエストもバラエティに富んでいて、実に楽しかったですよ。お届けした曲は次の10曲でした。 1. One Fine Day (The Chiffons) 2. 戦場に陽は落ちて (リトル・リチャード) 3. Ventura Highway (America) 4. Clare (ギルバート・オサリバン) 5. パフ (ピーター・ポール&マリー) 6. Undun (Guess Who) 7. Tell Her No (The Zombies) 8. Hold on, I'm Comin' 9. Let It Be Me (以上、Sam & Dave) 10. Blue Bayou (Roy Orbison)1.~6.がリクエスト曲。1.杏さん。麻丘めぐみバージョンもいつかかけましょうね。2.旧友の tougei さん。坂本九のカヴァーもかけたいですね。3.小禄の新垣さん & ちゃっぴさん。America を二人同時にリクエストいただきました!4.ミスターコーラさん。まさに名曲。アローン・アゲインと双璧ですね。5.ケンちゃんの奥さん。P.P.M.は、フォークそのものだった。6.糸満ろまんさん。「影響を与えた者/与えられた者」をゲス・フーとゾンビーズで聴き比べ。なかなか興味深かったです。みなさん、いつもありがとうございます。7.~10.が穴沢選曲。7.は、ゲス・フーに対するゾンビーズの1曲で、結局これに落ち着きました。8.&9.が今回の "Good Old Black Musik"。10.久々のロイ・オービソン。というわけで、次回もお楽しみに。 ********** サム&デイブのヒット曲といえば、66年の『ホールド・オン (Hold on, I'm Comin')』67年の『ソウル・マン (Soul Man)』が最も有名で、このタイプの音楽が苦手な人でもよく知っているでしょう。この2曲は彼らのヒット曲というだけでなく、60年代ポップスを代表するソウル・ミュージックの名曲だと思うんですよね。 そのサム&デイブが『ソウル・マン (Soul Man)』の入っている67年のアルバム『ソウル・メン (Soul Men)』の中で、エバリー・ブラザーズの歌った "Let It Be Me" を歌っているのですよ。 こういうバラードを歌い上げる時、彼らの実力は思う存分発揮されるのだということが分かります。 まだ聴いたことのない人には、この機会にぜひ聴いていただきたいですね。 “Let It Be Me” by Sam & Dave 蛇足ですが、エバリー・ブラザーズで大ヒットしたこの曲、元々はジルベール・ベコーが1955年に歌ったシャンソンで、その後英語に訳されてスタンダード化したのですから、『枯葉』のようなものですかね。 こちら↓↓↓は、ジルベール・ベコーのオリジナルですよ。 “Je T'appartiens” by Gilbert Becaud
2015.11.26
コメント(4)
“I've Told Every Little Star (星に語れば)” by Linda Scot 1961“穴沢ジョージの Good Old Music” 11月7日の放送では、「影響を与えた者/与えられた者」の続きで、サム・クックとオーティス・レディングを1曲ずつかけました。これは、新コーナー "Good Old Black Musik" の1回目も兼ねていて、ゴズペルとその及ぼした影響について、レイ・チャールズもかけながら少し話してみました。"Good Old Black Musik" の "Musik" は、"Black" に合わせてスペルを "k" にしたところが、発案者のとっちさんのこだわりの現れですね。これからも随時 "Good Old Black Musik" のコーナーで、様々な名曲をお届けしたいと思っています。 今回お届けしたのは次の10曲です。 1. 可愛いベイビー (コニー・フランシス) 2. さよならを教えて (フランソワーズ・アルディ) 3. Listen to the Music (The Doobie Brothers ) 4. 憧れのベイシティローラーズ (The Tartan Horde) 5. 大脱走マーチ (ミッチミラー合唱団) 6. Deep River (サム・クック) 7. You Send Me (Otis Redding) 8. That Old Lucky Sun (Ray Charles) 9. 星に語れば (リンダ・スコット) 10. 恋はボサノバ (イーディ・ゴーメ) 1.~5.がリクエスト曲。1.ケンちゃんの奥さん。2.ちゃっぴさん。3.小禄の新垣さん。4.ミスターコーラさん。5.旧友の tougei さん。みなさん、どうもありがとう。6.~8. 新設、"Good Old Black Musik" のコーナー。9.&10. は、オールディーズ・ランダム選曲。今回は女性ボーカルでした。それでは、次回もお楽しみに。 ********** 先日、ようやく雲のない満天星空の夜がやって来ました。 このところ夜は雲が多かったり月が明るすぎたりで、なかなか見られませんでしたが、先日の夜は久しぶりに月もなく星降る夜をしみじみ眺めることができました。 隣の家の前に街灯が一つだけあるせいで、少々見えにくい部分もありますが、本気で見ようと思ったら近くの浜まで行けば、天の川も海に落ちます。 これからは冬の星座が美しい季節ですから、楽しみが増えますね。 あ、カノープスも赤く見えますよ。 今夜は突然久しぶりの「生卵立て」にチャレンジしましたが、前回から既に10数年経っていたので、夕飯時から何度かトライして、ようやく11時過ぎに静止しました。 次回はもっと早くできると思います。 皆さんもやってみてくださいね。 星の歌の中でもリンダ・スコットさんのこちら↓ちょっと軽めでよろしいです。 “I've Told Every Little Star (星に語れば)” by Linda Scot
2015.11.12
コメント(9)
“素敵じゃないか (Wouldn't It Be Nice)” by the Beach Boys 19662年目に突入して第1回目の “穴沢ジョージの Good Old Music”、やはりビーチボーイズ特集をやりました。ついでに、10月にもなったことですから、前テーマを "Surfer Girl" から "Wouldn't It Be Nice (素敵じゃないか)" に衣替え。新たな気持ちで番組続けさせていただきます。今回は、次の10曲をお届けしました。 1. Try to Remember (ブラザーズ・フォー) 2. 悲しき16才 (ケーシー・リンデン) 3. メロディー・フェア (ビージーズ) 4. 噂の男 (二ルソン) 5. 素顔のままで (ビリー・ジョエル) 6. One Last Kiss (Bobby Vee) 7. Sloop John B 8. God Only Knows 9. Good Vibration 10. Surfer Girl (以上、The Beach Boys) 1.&2. は、去年9月に正午からの番組でコーナーを持たせていただいた時に1曲目にかけた1.と、10月の第1回目の1曲目にかけた2. でした。リクエスト曲が、3.~6。3.クラーベさん、初めてリクエストいただきました。今後ともよろしく。4.小禄の新垣さん、ニルソンの大ヒット。映画音楽特集でもかけましたが、名曲ですね。5.糸満ろまんさん、サックスのフィルウッズが10月1日に亡くなったということで、間奏の名演を聴きました。6.ミスターコーラさん、ボビー・ヴィーの懐かしい1曲ですね。パラキンのカヴァーも良かったですね。7.~10.は、ビーチボーイズ特集。映画 "Love & Mercy" に合わせて、"Pet Sounds" の中から2曲と、翌年の大ヒット9. を。そして最後に9月まで前テーマでがんばってくれた10.をかけました。というわけで、次回もお楽しみに。 ********** 映画『Love & Mercy』がこちらでも封切りになったので、先週早速行って来ました。 内容的には少々重いのは覚悟していましたが、録音風景などは緻密に作られていて、とても楽しかったです。ちょうど去年の今頃『ジャージー・ボーイズ』を見た時にも同じことを感じました。近頃の音楽映画は実に良くできていますよね。 若い頃のブライアン役は、かなり本人に似ていました。 圧巻は『グッド・バイブレイション』の録音風景で、少しずつアイデアを出し合いながらだんだん完成して行く過程も良かったなあ。 コミュニティFMとはいえ、一応週に1回1時間番組を持たせていただくようになって1年が経ちました。 これまで台風と電波障害による放送休止を除き、とりあえず皆勤賞。これは自分を褒めても良いかな。 サーフィンが盛んな土地柄なので、最初、前テーマはズバリ、ジャンとディーンの『サーフ・シティ』でした。でも、ちょっと元気がよすぎて最初から息切れしちゃいそうな気がして、『サーファー・ガール』に変更し9月まで続けましたが、2年目に入った今月からは『素敵じゃないか (Wouldn't It Be Nice)』にしました。 実は、気分を変えるために変更しようとは思っていたんですが、曲は決まっていなくて、結局映画を見た翌日、つまり放送の前日に決定しました。 『Love & Mercy』を見なかったらもしかすると全然違う曲、しかもビーチボーイズでなかったかもしれないかな。いや、やっぱりビーチボーイズは外せませんでしたね。きっと。なにしろここはサーフシティだからね。 “素敵じゃないか (Wouldn't It Be Nice)” by the Beach Boys “Love & Mercy 予告編” in Japanese
2015.10.07
コメント(6)
“I Can't Stay Mad at You (恋はいじわる)” by Skeeter Davis 19639月19日が誕生日のミュージシャンが多く、リクエスト曲の紹介の前にちょっと取り上げさせてもらいました。ほかにも物故者で誕生日の人がたくさんいましたが、物故者の場合は命日に取り上げるのが番組の方針ですので、あしからず。それと、この日命日だったのがあのスキーター・デイビスでした。通算49回目の “穴沢ジョージの Good Old Music”、お送りした曲は次の12曲でした。 1. 朝の雨 (イアンとシルビア) 2. He (ライチャス・ブラザーズ) 3. 夢見るツイッギー (ツイッギー) 4. Pictures of Matchstick Man (Status Quo) 5. ヴォラーレ (ドメニコ・モドゥーニョ) 6. アンジェリータ (Los Marchellos Ferial) 7. Help (The Beatles) 8. Put Your Head on My Shoulder (Paul Anka) 9. I Can't Stay Mad at You 10. The End of the World (以上、スキーター・デイビス) 11. Lucky Lips (クリフ・リチャード) 12. 風に吹かれて (マリアンヌ・フェイスフル)1.~4. は、誕生日特集。イアンとシルビアのシルビア・タイソンさん。ライチャス・ブラザーズのビル・メドレー。ツイッギー。ステイタス・クォのドラマー、ジョン・コグラン。以上4名、Happy Birthday! 5.〜8.の4曲がリクエスト曲でした。5. 糸満のワーナーさん。6. 旧友の tougei さん。7.ケンちゃんの奥さん。8.はミスターコーラさんから。以上、皆さんからの楽しい曲のリクエスト、ありがとうございました。9.&10.が「今週の掘り下げコーナー」で、スキーター・デイビスの代表曲を。特に9.は、あまりラジオではかからないので、ぜひかけたかった曲です。11.&12.は、穴沢選曲でした。次回は、何と通算50回記念ですよ。 ********** スキーター・デイビスの "I Can't Stay Mad at You" の邦題は『恋はいじわる』だった。 この曲、発売当時は知らなかった曲で、随分後になってからよく聴くようになった。なにしろ作詞作曲があの Gerry Goffin / Carol King ですから、悪かろうはずもないわけだが、スキーター・デイビスにこの手の曲を歌わせたのもおもしろい。 ニール・セダカの『悲しき慕情 (Breaking up Is Hard to Do)』(作詞作曲は Howard Greenfield /Neil Sedaka) との類似性は、Goffiin / King からの同曲へのオマージュと考えれば十分納得がゆく。 このタイプの曲はいわゆる Doo-Wop の流れと捕らえるべきかと思うが、とにかくエバーグリーンな名曲を、この4人は一体何曲書いたんだろう。どこかに数えたような奇特な人はいるだろうか。 では、比較して聴いてみよう。 “悲しき慕情 (Breaking up Is Hard to Do)” by Neil Sedaka “恋はいじわる (I Can't Stay Mad at You)” by Skeeter Davis
2015.09.24
コメント(4)
“This Diamond Ring (恋のダイヤモンドリング)” by Gary Lewis & The Playboys 19659月になりました。早いもので、“穴沢ジョージの Good Old Music” は、あとひと月で1周年を迎えます。早いといえば、僕が高校に入った1965年から数えて、既に50年が経ったわけですね。そこで、今回は番組で50年前のヒット曲をかけていろいろ振り返ってみようと思った次第です。今回お送りした曲は次のとおりです。 1. Dizzy Miss Lizzy (The Beatles) 2. Mr. Lonely (Franck Pourcel) 3. Georgia on My Mind (Rey Charles) 4. 500 Miles (Bobby Bare) 5. So in Love (Julie London) 6. September Song (Frank Sinatra) 7. See You in September (The Tempos) 8. 恋のダイヤモンドリング (ゲイリー・ルイスとプレイボーイズ) 9. ハートがドキドキ (ハーマンズ・ハーミッツ) 10. ふられた気持ち (ライチャス・ブラザース) 11. ヘルプミー・ロンダ (ビーチボーイズ) 12. 夢見るシャンソン人形 (フランス・ギャル)1.~5. がリクエスト曲でした。1. ケンちゃんの奥さんから。偶然ですが、65年の曲でした。2.は大度のブッチーさんからですが、先週のオールナイト・ニッポンに触発されたようで、今週は「ジェットストリーム」のテーマをということで。3. 旧友の tougei さんから。同曲は、今年の2月以来2度目のリクエストでした。4. ミスターコーラさんから。カントリー・シンガーのボビー・ベアは初めてでした。5. 小禄の新垣さんから。日曜洋画劇場のエンディングに使われた曲とのことで。今回はジュリー・ロンドンのバージョンで。6.~12.が、穴沢選曲で。6&7.は9月の歌を2曲。8~12.は65年のヒット曲を並べてみました。 ********** 1965年は既に半世紀も前ですが、この時代に作られたいつまで経っても色褪せない名曲の数々を、僕らは当時、新鮮なものと感じて受け入れていたことを思うと、不思議な気持ちになりますね。今振り返れば、随分ポップスの王道に沿った曲が多いようにも思います。 この当時のことは、ちょうど僕が高校生になった年だからということもあるからでしょうか。比較的良く覚えていることも多いです。 でも、記憶というものは個人個人全く残り方が違っていて、50年前の夏休みの徒歩旅行のことを、僕はよく覚えていたのに、一緒に行った友人は全く記憶していなかった。そればかりか、45年ぶりに会ったとき、その友人は僕のことを微かにしか覚えていなかったのだ。 高1の時に、その友人とはクラスは違ったけれど講座が同じで、ほとんどの授業が一緒だったので仲良くなり、入学時に彼が買ってもらったエレキを見せてもらいに家まで行ったこともあったのだけれど、そのことも彼は覚えていなかった。 少なからずショックは受けたけれど、ちょっと考えてみれば、2年生以降は会えば挨拶するぐらいで、あまり一緒に遊ばなくなったので仕方ないか。こういうことはあるだろうと納得したものだった。 朝から暑い真夏の一日を費やして、住んでいた城下町から20キロほど離れたもうひとつの城下町まで歩いて往復しようという、大した冒険でもないけれど何となく楽しいことがありそうな計画を持ちかけたら、彼はあっさりOK。 しかし、あまりの暑さと途中の何も無さに、3駅歩いて両者リタイア。けれど、この徒歩旅行、記憶から消し去りたいほどつまらなかったのだろうか。いや、そんなことは断じてなかった。ダラダラ歩いているときも、3駅目から電車で戻ってくるときも、話の内容は覚えていないけれど、いろいろしゃべったし、何よりも未だに僕の記憶に鮮明に残っているではないか。 こんなことを時々思い出しては一人で笑ったりするけれど、その後徒歩旅行挫折仲間のKくんからは、毎年几帳面な直筆の年賀状が届くようになったのは、結構嬉しい。 ********** ちょっと軟派だったけど、ゲイリールイスとプレイボーイズやハーマンズ・ハーミッツはよく聴いたなあ。ビートルズやストーンズと同列に聴いていたっけ。くどいようだけど、50年前なんだね。 “恋のダイヤモンドリング” by Gary Lewis & The Playboys “ハートがドキドキ” by Herman's Hermits
2015.09.10
コメント(6)
“Bittersweet Samba” by Herb Alpert & The Tijuana Brass 19651曲目に『ビタースイート・サンバ』をかけてしまいました。オールナイト・ニッポンかと思った人、・・・いませんよね。トランペット特集をすると告知して、果たしてどれくらいのリクエストが来るかと思っていたところ、トランペット関連の曲に3曲来ました。しかもジャンルもしっかり分散していて、放送する側としては大変対処し易く、この手の特集も今後いろいろ組んでも構わないかと思った次第です。皆さんのご協力に感謝いたします。以下12曲が、今回お送りした曲目となります。 1. Bittersweet Samba (Herb Alpert & The Tijuana Brass) 2. On The Sunny Side Of The Street (ルイ・アームストロング) 3. 真夜中のブルース (ベルト・ケンプフェルト楽団) 4. You'd Be So Nice To Come Home To (Helen Merrill with Clifford Brown) 5. 私と私 (ザ・ピーナッツ) 6. 夜空のトランペット (ジョルジュ・ジューバン) 7. ジャワの夜は更けて (アル・ハート) 8. Look For The Silver Lining (Chet Baker) 9. Penny Lane (The Beatles) 10. The Look Of Love (Shelby Lynne) 11. Popsicles And Icicles (The Murmaids) 12. The Great Pretender (Kathy Young)トランペット特集は、1.~9.です。1.~6.まで僕が選びましたが、6.に関しては、先週大度のブッチーさんにリクエストいただいたニニ・ロッソ版のオンエアの際に若干曲の前後に不手際があったので、今週はジョルジュ・ジューバンで、お聴きいただきました。7.~10.が、今週のリクエスト曲。7. ミスターコーラさん。トランペット曲の定番中の定番とも言うべき1曲ですね。8. マミ爺さん。初めてのリクエストありがとうございます。僕の大好きなチェット・ベイカー!9.糸満ろまんさん。トランペット (正確にはピッコロ・トランペット) の間奏で印象的なものの筆頭に上げられますね。10.小禄の新垣さん。ちょうど半年前にダスティ・スプリングフィールドでかけましたっけ。皆さん、リクエストありがとうございました。最後の2曲11.&12.は、穴沢選曲でお送りしました。 ********** ハーブ・アルパートとティファナブラスといえば、限りなく陽気でメキシカンな香り満載のアメリアッチ・サウンドですが、おなじみオールナイト・ニッポンのテーマ曲『ビタースイート・サンバ』を聴くと、どうしても深夜放送を思い出してしまう。実際には、やはり暑い日の真昼が似合いそうな曲なんですがね。けれど、ティファナブラスのトランペットサウンドは決して暑苦しいという感じではないし、『ビタースイート・サンバ』などは、むしろ爽やかと言ってもいいですよね。この辺が、深夜放送で採用された由縁でしょうか。 『真夜中のブルース』っていうベルト・ケンプフェルトの曲も途中からやたら爽やかなメロディーに転調するので、真夜中が似合うのか真昼が似合うのか分からないような曲だ。これは、前半が真夜中で、転調するのは夜が明けたことを表現しているのかなあとも、思ったものです。 『夜空のトランペット』とか『夕焼けのトランペット』とか『ジャワの夜は更けて』とか、トランペット曲の邦題に夜を連想させるものが多いのは、僕らのどこかに「トランペット=夜」のイメージが定着しているからかもしれない。が、実際には多種多様な音があって、その音から浮かんでくる情景も様々なのは言うまでもない。 ただし、いろんな印象を与えてくれる音の中で、チェット・ベイカーだけはいつ聴いてもやはり夜のイメージだし、一人夜に聴くのが一番ふさわしいなあと、感じる。 これはもう仕方ないことですね。 あ、でも昼間でも聴いたりしますよ。もちろん。 彼だけは僕の中で別格ですから。 ただ、夜一人で聴くのは一番心に沁みるということ。 今夜も聴いてみましょうね。 “Look For The Silver Lining” by Chet Baker “Bittersweet Samba” by the Velvets
2015.09.01
コメント(4)
“Purple Haze [Live at Woodstock]” by Jimi Hendrix 1969 (Original 1967)8月8日の “穴沢ジョージの Good Old Music” は、2週連続で波木山ラド氏にゲストに来ていただいて、「お友達大作戦」の続きをお送りしました。最後に「ハワイと沖縄の共通点」をお尋ねしたところ、「虹が美しい」との名言が返って参りました。どちらも空が広いせいではないだろうかとのことですが、同感です。・・・とは言っても、私はハワイには行ったことがないので、あくまでも想像の域は出ませんがね。今回お送りした曲は、次のとおりでした。 1. He's So Fine (シフォンズ) 2. コンバットのテーマ (オリジナル・サウンドトラック) 3. ブーレ (ジェスロ・タル) 4. The Fool on the Hill (ビートルズ) 5. Mercy Mercy Mercy (Cannonball Adderley) 6. Desafinado (ゲッツ/ジルベルト) 7. 煙が目にしみる (プラターズ) 8. Hawaii (ビーチボーイズ) 1.~4.がリクエスト曲。1. ミスターコーラさん。前回 "My Sweet Lord" をかけたので、タイムリーでした。2. 旧友の tougei さん。3. 糸満ろまんさんは、8月10日がイアン・アンダーソンの誕生日ということで。4. ケンちゃんの奥さんから。みなさんありがとうございました。5. からは穴沢選曲。5.は、8月8日がキャノンボール・アダレーの命日だったので。6.は、前回に引き続きスタン・ゲッツで、おなじみのボザノバを。7. は、波木山氏の好きな歌。8. は、文字通りハワイの話題の導入に。以上、お楽しみいただけましたか。では、次回も聴いてください。リクエスト曲やメッセージありましたら、どしどしお寄せくださいね。因に、次回放送日は、8月15日。シルビー・バルタンの誕生日です!それから、あのウッドストックのコンサートが行われた日ですよ!あれれ、もう明日じゃないか。 ********** 今年の8月の土曜日はいろいろな記念日と重なりますね。 前回取り上げた「バングラデッシュ難民救済コンサート」は、1971年の8月1日の出来事。また、 "Mercy Mercy Mercy" でおなじみのキャノンボール・アダレーの命日は1975年8月8日で、来る15日はあのシルビー・バルタンの誕生日であり、また「ウッドストック」の開催された日 (1969年8月15日~18日)。22日は、タモリ、平山みきの誕生日。29日は、イングリッド・バーグマンの命日。 もちろん70周年を迎える8月15日の終戦記念日を忘れてはいませんよ。 ポツダム宣言を受諾し、無条件降伏による終戦。それに続く平和憲法下での民主主義国家としての70年は、軍事的な側面だけを見れば、とりあえず、国内の平和は続いてきました。 ただ、戦後70年間、国内でも特殊な立場に置かれ続けて来たのが、沖縄です。 今その地に身を置き余生を送ると決めて、改めてすぐにでも解消しなければいけないと思うのは、辺野古の地名を出すまでもなく、もちろん基地問題です。 そもそも、1972年「核抜き・本土並み」の沖縄返還時に、米軍基地がそっくりそのまま付いて来たところが間違いの元なのだから、もう一度「本土並み」の意味を確認するところから始めて、同時に様々な格差も解消して行く必要があると思うんです。 そんなことを書いていたら、また米軍のヘリが事故ですよ。しかも、自衛隊員が二人同乗していて、どうもいわゆる特殊任務の訓練中だったようだけれど、これも不平等な日米地位協定のせいで、詳細は隠蔽されるんでしょうね。 12月8日が、対米戦争の開戦の日であり、同時にジョンレノンの暗殺された日。8月15日は対米戦争終結の日で、一方ではウッドストック・フェスティバル開催の日だったというこの2つの偶然が、近頃気になって仕方ありません。 “Purple Haze ~ Instrumental Improvisation [Live at Woodstock]” by Jimi Hendrix “Summertime Blues [Live at Woodstock]” by The Who
2015.08.14
コメント(4)
“G.T.O.でぶっとばせ (Little G.T.O)” by Ronnie & the Daytonas 1964 台風12号による雨風の影響はほとんどなく、いつも通りスタジオ入りして、“穴沢ジョージの Good Old Music” 今回は、“穴沢ジョージの Good Old Hot Rod Hot Dog Music” でお送りいたしました。え?何のことかわからないじゃないかって?たしかに、"Hot Rod" のあとに "Hot Dog" なんて付けちゃったから、わかりにくくなってしまいました。簡単に説明しますと、番組冒頭と最後にホットロッド・ミュージックを流し、間にリクエスト曲などを挟むという、ホットドック作戦を思いついたんですけど。ええ、もちろん「ホットロッド」と「ホットドッグ」はダジャレになってますけど。これを「寒い!」と思った皆さん。そうです。この暑さには多少の寒さが熱中症の予防にもなるんですよ。今回お送りしたのは、次の11曲でした。 1. Karen (Surfaris) 2. Little Honda (ホンデルズ) 3. サニー・アフタヌーン (キンクス) 4. 霧の中のジョニー (ジョン・レイトン) 5. ドナ・ドナ (ジョーン・バエズ) 6. Tonight (オリジナル・サウンドトラック) 7. あの素晴らしい愛をもういちど (武井咲) 8. I'll Be There (Jackson 5) 9. I'll Be There (ジェリーとペースメイカーズ) 10. G.T.O.でぶっとばせ (ロニーとデイトナズ) 11. パサディナのお婆ちゃん (ジャンとディーン)1.2. と、10.11. は、9.と共に穴沢選曲。3.〜8.がリクエスト曲。2.大度のブッチーさん、 ケメコさん、3.糸満ろまんさん、4. カタママさん、5.&6. 旧友の tougei さん、6.サリーさん、7. 杏さん、8. ミスターコーラさん。みなさんありがとうございました。1.2. &10.11. が、すべてホットロッド・ミュージックと呼べるかどうかは、かなり怪しいですね。とりあえず今回は、そういうことにしておいてください。3.4.5.&8.は、通常のリクエスト曲。6.7.は、映画音楽特集の残務整理。8.9.は同名異曲の聴き比べになりました。どちらも名曲だね。来週は、久々の「お友達大作戦」になる予定。乞う、御期待。 ********** 夏になると、サーフィン/ホットロッド・ミュージックを聴きたくなりますね。 いろんな曲思い出してみて調べてみると、特にホットロッド・ミュージックの場合、圧倒的に1964年のヒット曲が多いですね。 そんな中、同じ64年の大ヒット曲でも、ロニーとデイトナズの『G.T.O.でぶっとばせ』とホンデルズの『リトル・ホンダ』は見事に好対照の曲でしたね。 いや、ホットロッド・ミュージックといえば、『G.T.O.でぶっとばせ』のように、でかくて高性能のクルマや、ギンギンにチューンアップしたクルマのことを歌った歌が普通で、50cc のちっこい日本製バイク (日本のスーパーカブのことで、後に日本で「リトル・ホンダ」の名で発売されたペダル付きモペッドとは別物) のことを歌った『リトル・ホンダ』が、完全に例外だったというべきでしょう。 ホンデルズで流行った『リトル・ホンダ』が、実はビーチボーイズの曲だったということを知ったのは後からだった。けれど、そんなことはどうでも良くて、僕らはただ懸命にラジオから流れてくる歌を聴いていました。大好きな歌でした。 クルマの名前に G.T. が付くものはたくさんありましたが、『G.T.O.でぶっとばせ』の G.T.O.っていうのは、世界に3車種しかないそうです。 元々がイタリア語の Gran Turismo Omologato の頭文字で、フェラーリ250GTO が元祖のようですが、『G.T.O.でぶっとばせ』はアメリカなので、ポンティアックGTO のことでしょう。初代ポンティアックGTO が64年発売なので、間違いないですね。 ・・・とここまで書いて、ちょっと不安になり、調べてみました。 すると、なんということでしょう。Wikipedia に、フェラーリ250GTO は「1964年初旬のデイトナ24時間レースに勝利し・・・」の記述が! でもね、『G.T.O.でぶっとばせ』の歌詞を読んだら、この場合はやはりポンティアックGTO のことでした。 「♪ お金貯めて買うぞ〜〜」なんて言うくらいだからね。フェラーリではない。 因に、3つ目の GTO は、三菱コルトギャラン GTO で、1970年発売。ずいぶん後のことでした。 “Little Honda” by the Hondells “G.T.O.でぶっとばせ” by ロニーとデイトナズ
2015.07.26
コメント(6)
“恋のパームスプリングス (Live Young)” by Troy Donahue 1963 前日まで台風9号の影響で、家から出るのも大変なくらいでしたが、先週土曜日にはどうにか外出も普通にできるようになり、「第2回映画音楽特集」の前半をお送りすることができました。それでもいつまでも強風が続きましたね今回は。“穴沢ジョージの Good Old Music” の「映画音楽特集」は、リクエストがたくさん来ますので、必然的に自分の選曲は少なくなりますが、今回は最後に2曲、夏らしい曲を選んでかけさせていただきました。つまり残りの10曲は全部リクエスト曲でした。今回おかけした曲は、次の12曲です。 1. 第三の男 (アントン・カラス) 2. 雨に唄えば (ジーン・ケリー) 3. 死刑台のエレベーター (マイルス・デイビス) 4. エーデルワイス (オリジナル・サウンドトラック) 5. 慕情 (リンゴ・スター) 6. わんぱく戦争のマーチ (東京放送児童合唱団) 7. うわさの男 (ニルソン) 8. 真夜中のカウボーイ・テーマ (トゥーツ・シールマンス) 9. I Feel Love (ベンジーのテーマ) (チャーリー・リッジ) 10. Unchained Melody (ライチャス・ブラザース) 11. 恋のパームスプリングス (トロイ・ドナヒュー) 12. 夏の日の恋 (パーシー・フェイス・オーケストラ)1.〜10. までリクエスト曲でした。1. 糸満のわーな〜さん、2. ケメコさん、3. 大度のブッチーさん、4. サリーさん&ケメコさん、5. 字糸満のシンディさん、6. 旧友の tougei さん、7&8. 糸満ろまんさん、9. ミスターコーラさん、10. 杏さん。みなさん、ありがとうございました。5と6. は映画公開後のカヴァー曲。7と10. は映画のための曲ではなく、後から映画に使った曲ですね。特に7.は前年に発売された時はヒットせず、映画で使われると大ヒットしましたね。11&12. は穴沢選曲。先週の『ブルーハワイ』同様、夏になると聴きたくなる映画音楽です。でも、今回調べたところ、12. は映画の後パーシー・フェイスがカヴァーしてヒットさせたようで、サウンドトラックではないんですね。そんなことも知らなかったのかと言われそうですけど、そもそも『避暑地の出来事』という映画もちゃんと見ていないから、話になりませんわな。来週は、「映画音楽特集」の後編ですよ。リクエストもよろしく。 ********** フランス革命記念日にこれを書いていますが、内容的にふさわしいのかどうか。 でも、季節的にはこちらは夏本番ですし、今日辺り内地の気温は体温を超えるところが続出だとか。こちらに越して来てからまだ猛暑日は経験していません。だから、みなさんに、夏は沖縄に避暑にいらっしゃいと冗談のように話しているんですよ。 あ、話が逸れました。 この季節に聴きたい曲。ホントにいろいろあるんですが、ジャンルとしては映画音楽に入れられることの多い『夏の日の恋 (Theme from "a Summer Place")』は、子供の頃からラジオで聴き続けてきたせいか、やはり聴きたくなります。あの爽やかなストリングスのアレンジが、涼しげで良いですね。などと言いつつ、上にも書いたように『避暑地の出来事 ("a Summer Place")』はちゃんと見ていないんです。 もうひとつ、映画の主題歌『恋のパームスプリングス (Live Young)』も夏に聴きたい曲の中に入りますね。『避暑地の出来事』と同じく、やはりトロイ・ドナヒューの出ていた『パームスプリングの週末 (Palm Springs Weekend)』ですが、こちらは随分経ってから見た記憶があります。ただ、ストーリーは覚えていません。 トロイ・ドナヒューがこの歌をレコーディングした時の逸話を、当時兄から聞いたんですが、ようするに、レコーディング・スタッフがため息をつくような事態の連続だったようです。だから、彼はこの1曲だけだったと。 現代ではコンピュータなどのおかげで、音程の微調整など簡単にできますが、60年代の初期には、なかなかごまかしは効かなかったということでしょう。 蛇足ですが、「トロイ・ドナヒューはとろい」というジョークが当時流行らなかったのは、まだ「とろい」という形容詞が、人の性格や性質を表す表現としては今ほど用いられていなかったからでしょうか。それとも、かれは「とろくない」と思われていたからでしょうか。 上記の二本の映画、どちらも現代となってはとても考えられないような、ある種牧歌的な内容で、一連のプレスリー映画や若大将シリーズ同様、歴史の一コマとして回想されたり、資料的に扱われたりするということになるのでしょうね。 “夏の日の恋 (Theme from A Summer Place)” by Percy Faith “パームスプリングの週末[予告編] (Palm Springs Weekend [Trailer])”
2015.07.14
コメント(6)
“きのう見た夢 (平和の誓い)” by Simon & Garfunkle 1964 先週の “穴沢ジョージの Good Old Music” は、自分の結婚記念日が7月7日ということで、後半勝手に「結婚特集」をしてしまいました。7月11日と18日は「第2回映画音楽特集」を予定しています。「映画音楽」の定義は大変ゆるく、オリジナル・サウンドトラックはもちろん、ミュージカル映画の中の曲。映画のために作られたわけではないが映画の中で使われた曲。元は演奏だけだったが、後から歌詞を付けて歌われるようになった曲。・・・それぞれ OK ですから、安心して聴きたい曲をリクエストくださいね。さて、今回おかけした曲は、次のとおりです。 1. 悲しき慕情 (キャロル・キング) 2. きのう見た夢(平和の誓い) (サイモンとガーファンクル) 3. In the Summertime (マンゴ・ジェリー) 4. Two Tone Tessie (レイ・チャールズ) 5. ブルーハワイ 6. Hawaiian Wedding Song (エルビス・プレスリー) 7. ヘイ・ポーラ (ポールとポーラ) 8. Chapel of Love (デキシー・カップス) 9. Stop the Wedding (Etta James) 10. La Novia (Antonio Prieto) 11. Down the Aisle of Love (The Quin-Tones) 1. は、何となく聴きたくてかけました。2.〜5. がリクエスト曲でした。2. 杏さん、3.ミスターコーラさん、 4.&5. 旧友の tougeiさん。どうもありがとう。2. については歌詞をお伝えしたくて、ちょっと異例でしたが、CDに付いていた沼崎敦子さんの訳を読み上げました。3. は、いよいよ夏本番ということでのリクエスト。4. のレイ・チャールズ版は初めて聴くライブ音源でしたが、大変かっこ良いアレンジでしたね。5. は、プレスリーなら何でもというリクエストにお応えしました。6. 以降は「結婚特集」を。様々なジャンルと内容でお送りできたかと思います。さて、今週と来週は2週連続で、「映画音楽特集」を予定しています。徐々にリクエストも集まっていますので、どうぞお楽しみに。 ********** 7月4日は、合衆国の独立記念日。14日は、フランス革命記念日。 この2つに挟まれて、七夕と同じ7月7日は私たち夫妻の結婚記念日で、どうにもこの時期は記念日が続き、忙しいわけです。 もちろん、前後二つの記念日は遠い異国の出来事ですが、この2つの出来事の上に今の民主主義世界が成り立っていることは否定のしようも無く、さらに、僕らがせっかく手にしたこの民主主義が、明治以降の近代的ナショナリズムに洗脳された一部の政治家によって、足元から津波にさらわれるように、持ち去られようとしています。 ピート・シーガーの "Last Night I Had the Strangest Dream" は、キングストン・トリオのやつで初めて知ったという記憶があります。たぶん、1964年でしたかね。それから、ジョーン・バエズとサイモンとガーファンクルのバージョンも流行ったので、反戦歌としては有名な曲ですが、当時の日本語のカヴァーで歌われた歌詞が、オリジナルの内容を上手く伝えていないので、ちょっとがっかりしたものです。 そんな折、妻がアリシア·ベイ·ローレルがこの歌を歌っていると言う。2013年シンガー/ソングライター児玉真衣子によって訳された日本語の歌詞をおりまぜて歌ったものが、YouTubeにアップされていました。 “きのう見た夢 (平和の誓い)” by アリシア·ベイ·ローレル しかも、ご親切にも「英語、日本語の歌詞、英語を話す人のための日本語歌詞の発音、ギターコードチャートは、http://www.aliciabaylaurel.com/LastNightIHadthestrangestDreamを参照」と書いてありました!みなさん、しっかり覚えて歌えるようにしましょうね。
2015.07.08
コメント(9)
“Let's Go” by the Routers 1962 「懐かしのカヴァーポップス」の特集を2週続けてお送りした後の放送で、冒頭に何をかけるかちょっと迷いましたが、やはり真夏のサウンドということで、エレキサウンドがふさわしいと考えました。したがって先週の “穴沢ジョージの Good Old Music” は、『レッツ・ゴー (Let's Go)』と『パーフィーディア (Perfidia)』からスタート。それから「懐かしのカヴァーポップス特集」の残務整理をちょっとやって、リクエスト曲もたくさんお送りすることができました。今回も12曲おかけすることができました。 1. Let's Go (ルーターズ) 2. Perfidia (ベンチャーズ) 3. コーヒールンバ (西田佐知子) 4. クスリルンバ (アントニオ古賀) 5. 悲しき片想い (弘田三枝子) 6. Let's Get Together (ヘイリー・ミルズ) 7. Yeh Yeh 8. Sitting in the Park (以上、Georgie Fame) 9. Mona Lisa (ナット・キング・コール) 10. 悲惨な戦争 (P.P.&M.) 11. アイドルを探せ (シルビー・バルタン) 12. オー・シャンゼリゼ (ジョー・ダッサン) リクエスト曲は以下のとおりです。4. しすいどうさん、5. カタママさん&ミスターコーラさん、6. アメコさん、7. 糸満ろまんさん、9. 旧友の tougeiさん、10. ミスターコーラさん&サリーさん、11大度のぶっちーさん。みなさん、今回もありがとう。1. & 2. は、60年代初期のエレキサウンドですが、今聴くと実に爽やかな夏向きの曲であると、改めて感じるわけですね。リクエストいただいた4. をかけるには、やはり3.に登場してもらわないとね。26日がジョージー・フェイムの誕生日ということで、7.&8.を続けてかけました。ほかのリクエスト曲にも大いに番組を盛り上げていただきました。 今週もよろしく。 ********** このところ真夏の暑さが続いていますが、28日 (日) には夏の一大イベント「ウクレレビーチパーリー」が催されました。「パーティー」が「パーリー」となるところが沖縄っぽくてよろしいですなあ。 僕は今年で3回目の参加ですが、毎年楽しませてもらっています。 第5回の今回も、暑い中最後まで大変盛り上がる一日となりました。このイベント名からは、ハワイアンのバンドがたくさん出て来そうですが、実際には出演者はウクレレを使っているけれどジャンルは多岐にわたり、全然飽きないわけです。 僕たち糸満ウクレレ部の曲も、『ミッキーマウスマーチ(歌なし)』『初めてのチュウ(英語歌付き)』『オー・シャンゼリゼ(日本語歌付き)』という選曲でしたからね。 主催者のジョニー宜野湾という人物、元々はロッカーでギター弾きだったようですが、今ではウクレレ教室をいくつかやっていて、自身のバンドでの活躍も目立ちます。なかなかのメロディーメーカーで、このビーチパーリーのテーマ曲などは、特におススメです。 日本語バージョンもあるんですが、ネットにあったのはこちらのうちなーぐちバージョンですから、そのつもりで聴いてくださいよ。 “ビーチパーリー” by ジョニー宜野湾 & WaleWale この季節には、やはりいわゆるエレキサウンドが聴きたくなるもんですね。 やっぱりこれですかね。 チャッチャッチャチャチャ、チャチャチャチャ、レッツゴー! “Let's Go” by the Routers
2015.06.30
コメント(6)
“A Hard Rain's a-Gonna Fall” by Bob Dylan 1963指のケガに際しては、皆さんにご心配いただき、誠に恐縮です。おかげさまで、その後、経過は良好で、右手薬指の爪が危機的状況にある以外は、傷口もほとんど分からないぐらいに回復しています。爪の様子は、画像をアップして皆さんに見ていただいた方が余計な説明は要らないかとも思いましたが、悪趣味と思われかねないので、今回はやめておきますね。さて、先週土曜日の “穴沢ジョージの Good Old Music” では、ついに雨が降る中で「雨の唄」の特集ができました。リクエストいただいた雨の唄は1曲だけでしたが、さらに5曲、気合いを入れて選曲いたしました。番組が始まってすぐに雨が降り出し、3曲目から4曲目にかけて激しく降りました。これは絶好の「雨の唄特集」になるぞと思っていたら、残念なことに、5曲目の『激しい雨が降る』の時にはピークを過ぎていました。それからしばらくは小降りでしたが、8曲目の頃には上がってしまいました。典型的な沖縄らしい雨の降り方なんですけどね。お送りした曲は、次のとおりです。 1. Time Is on My Side (ローリング・ストーンズ) 2. Too Young (ナット・キング・コール) 3. 可愛い花 (ザ・ピーナッツ) 4. ハロー・メリー・ルー (リッキー・ネルソン) 5. 激しい雨が降る (ジョーン・バエズ) 6. Thank Goodness for the Rain (Peanut) 7. Walking in the Rain (ロネッツ) 8. Who'll Stop the Rain (CCR) 9. Rainy Night in Georgia (Brook Benton) 10. 雨 (園まり) 1.~5. がリクエスト曲。1. 糸満ろまんさん、2.旧友の tougei さん、3. しすいどうさん、4. ミスターコーラさん、5. 大度のブッチーさん。みなさん、リクエストありがとうございます。5. を含めて、以下10. まで「雨の唄特集」でした。6.&7. は、特に穴沢が大好きな雨の唄。この日まで完全に出し惜しみしていました。10. は、ジリオラ・チンクエッティの『雨』のカヴァー。日本語です。以上、通算第33回目の “穴沢ジョージの Good Old Music” でした。次回はいよいよリスナー企画第1弾として、ミスターコーラさん企画による「懐かしのカヴァーポップス、リクエスト大会」をお送りいたします。合い言葉は「ダイアナから悲しき天使まで」・・・どうぞお楽しみに。 ********** CCR の『雨を見たかい (Have You Ever Seen the Rain)』の「雨」は、ベトナム戦争の時のナパーム弾のことだという話をどこかで聞いたことがあったんですが、あれは誤解でした。 BS6 の Song to Soul という番組で、メンバーの一人が「あれはその前のアルバムの中の "Who'll Stop the Rain” が、ニクソンのベトナムでの爆撃のことを歌ったのを、誰かが勘違いしたんだろう」と言っていたので。 "Who'll Stop the Rain” も『雨を見たかい』も曲調はかなり似ているし、当時混同してしまった人は多かったかもしれませんね。 ボブ・ディランの『激しい雨が降る (別名『今日も冷たい雨が』原題 “A Hard Rain's a-Gonna Fall)”』についても、キューバ危機のときにできた歌だという話を聞いたことがあるけれど、この「雨」は「ミサイルや放射能の雨」のことではないようです。 当時僕は中学生だったけれど、あの時感じた「もしかすると明日核戦争が始まるかもしれない」という緊張した危機感と何とも表現しようのない恐怖は、ニューヨークにいたディランだったら、もっとダイレクトに肌で感じていたでしょう。だから、あんな曲が一気に書けたんでしょうね。 キューバ危機から50年以上が経って、まさか今、この国が「集団的自衛権」「安保法制」「積極的平和主義」などという適当な言葉で、戦争に向ってまっしぐらな道を選ぼうとしているなんて、あの時中学生だった僕には全く思いもつかないことですよ。少なくとも、極右政権が出来上がるというのは、想定外でした。 早く何とかしなくては。 『激しい雨が降る』をこの人たち↓で聴いてみましょうか。 “A Hard Rain's a-Gonna Fall” by Joan Baez “A Hard Rain's a-Gonna Fall” by Bryan Ferry
2015.06.09
コメント(4)
“What a Wonderful World” by Luis Armstrong 1967先週は、火曜日に左手の中指、木曜日に右手の薬指と、立て続けにケガしてしまいました。特に木曜日のは痛くて、痛み止めを飲んで寝ました。二度あることは三度あるって言いますから、ちょっと要注意ですね。さて、梅雨の中休みということですが、湿度は90%あたりを行ったり来たりしていますから、気温が高いと蒸して困ります。そんな中、一昨日の “穴沢ジョージの Good Old Music” では、頂いたリクエストと僕の選んだ「雨の唄」を、また4曲かけてしまいました。もうこの際だから、梅雨が明けるまでは毎週「雨の唄」をかけようと思っています。もちろん、雨に関係ないリクエストもいろいろいただきましたよ。5月30日にオンエアしたのは、次の11曲です。 1. 雨に歩けば (ジョニー・レイ) 2. 朝の雨 (ピーター・ポール&マリー) 3. 雨に消えた想い (サーチャーズ) 4. 雨を見たかい (CCR) 5. 悲しきあしおと 6. ボーイハント (以上、竹内まりや) 7. Here Comes the Sun (ニーナ・シモン) 8. 若葉の頃 (ホセ・フェリシアーノ) 9. ラ・バンバ (リッチー・バレンス) 10. この素晴らしき世界 (ルイ・アームストロング) 11. I'll Be There (Gerry & the Pacemakers)1. は、ミスターコーラさん、2. は、サリーさんからのリクエスト。2曲とも懐かしい~。3. 4. は、穴沢選曲で、以上4曲、今週の「雨の唄」でした。5.&6.は、竹内まりやの "Longtime Favorites" から。どちらも日本語のカヴァーです。5. は、On the Street Version。しゃれたアレンジです。7.~10. は、再びリクエスト曲。7. 糸満ろまんさん、8. 杏さん、9. 後ろ姿二十歳お婆 さん、10. 旧友の tougei さん。11. は、穴沢わがまま選曲でした。今週も皆さんの素敵なリクエスト、ありがとうございました。以上、通算第33回目の “穴沢ジョージの Good Old Music” でした。次回もお楽しみに。さてここで告知です。来月リスナー企画第1弾として、ミスターコーラさん企画による「懐かしのカヴァーポップス、リクエスト大会」をやることになりましたので、60年代辺りの日本人によるポップスのカヴァー曲のリクエスト、どんどんくださいね。曲名が分からない場合は、歌手名だけでも良いですよ。例えばこんな人たちね。山下敬二郎、平尾昌晃、ミッキー・カーチス、ザ・ピーナッツ、中尾ミエ、伊東ゆかり、園まり、森山加代子、坂本九、九重佑三子、パラダイスキング、スリー・ファンキーズ、弘田三枝子、飯田久彦、田辺靖雄、梓みちよ、梅木マリ、ベニ・シスターズ、斉藤チヤ子、田代みどり、藤木孝、鈴木やすし、佐々木功、伊藤アイコ、森山良子 etc. 「ダイアナから悲しき天使まで」を合い言葉に、ガンガン受け付けますよ。 ********** 修学旅行生の民泊受け入れをしているので、救急救命法の講習会を受けるべく、先々週消防署に行ってきました。奥さんは既に受けているので、今度は僕の番です。しかし、この講習がすぐに役に立つとは思ってもいませんでした・・・。 まずはビデオを見て、解説していただき、次に実際に人形を使った心肺蘇生法と AED の使用法を体験し、最後は消火器を実際に扱うという、大変有意義な講習会でしたが、止血についても細かい説明があって、まずはとにかく傷口を水で洗い流し、清潔なガーゼやハンカチなどでしっかり「直接圧迫止血法」を行う。これがいかに大切かを担当の救命士の方が力説していました。 したがって、先週僕が指先をケガした時に、早速これを実践し、大事に至らずにすんだというわけです。 一度目は、うちのポチ子(仮名)がいつも食べている薄切り鶏ムネ肉を、キッチンバサミで細かく切り刻んでいる時に、ついでに中指の先っちょも切ってしまいました。 勢い良く切ってしまったので、わりと深い傷だったようで、かなり出血しましたが、すぐに水道水で洗い流し、親指でしっかり押さえ、その間にガーゼを出してしばらく押さえつけていたら出血が弱まって来たようなので、外傷用絆創膏をぎゅっと巻いて様子を見ていたら、どうやら血が止まったようです。翌朝絆創膏を取るとほぼ治っていました。 その二日後、夜セッションライブがあったので、楽器を積み込んでドアを閉めた時に、うかつにも右手薬指を挟んでしまいました。激痛が走り、出血もひどく、キッチンバサミの時よりは明らかに状態は悪いように見えました。 こんな時に役立つのが「直接圧迫止血法」であることは、最早言うまでもありません。あまりに痛みが激しかったので、大声を上げながら家に駆け込み、居合わせた妻に手伝ってもらって、二日前と同じことをしました。 最初は痛み止めを飲まないと眠れないほどでしたが、今は触りさえしなければ痛みもほとんどなくなりました。 今日病院に行く日なので、ついでに経過を見てもらいますが、たぶん大丈夫です。 僕が指のケガで大騒ぎしている間にも、品格のかけらも無い首相の率いる内閣は、集団的自衛権の行使どころか、誰がどう考えても「戦争積極参加」を目指す法案を通すべく、「早く質問しろよ」と自ら野次を飛ばしながら、露骨に独裁ぶりを発揮しています。 ベトナム〜湾岸戦争〜イラク戦争と、とりあえずアメリカが直接関わったこれらの戦争について、アメリカ本国でさえ、総括し反省もしている意見が多いというのに、なぜ日本の首相はイラク戦争について総括もせず、「・・・大量破壊兵器がないと証明できるチャンスがあるにも関わらず、それを証明できなかったのはイラクであった・・・」と、イラクが悪いって。もう、この人に付ける薬は無いものか。 ベトナム戦争の慰問で、サッチモが “What a Wonderful World” を歌う映像を見た時は大変衝撃を受けたものでした。あの時サッチモの歌を戦地で聴いていた若者の中には、生きて帰れなかった者も多かったろうと思うと、・・・。 “What a Wonderful World” by Luis Armstrong
2015.06.01
コメント(2)
“I've Been Loving You Too Long” by the Otis Redding [Live]1967そろそろ梅雨入りかと思っていたところに、台風6号が駆け足で通り抜けて行きました。今回はこちらは特に被害はなかったんですが、皆さんのところはどうでしたか。今年は観測史上最速のペースで7号まで発生しているようで、ちょっと先が思いやられます。で、梅雨はどうなったんでしょう。もう梅雨入りしたんでしょうかねえ。先週の土曜日、5月9日の “穴沢ジョージの Good Old Music” では、そろそろ雨の季節ということで、リクエストいただいた雨の曲もかけたんですが、まだ「雨特集」をやるタイミングではない感じです。そのかわり、2日が清志郎くんの命日だったのに取り上げられなかったので、一週遅れでちょっと特集しました。お送りした曲は以下のとおりです。 1. Yes It Is (ビートルズ) 2. I've Been Loving You Too Long 3. Satisfaction 4. Try a Little Tenderness (以上、Otis Redding) 5. ラブミー・テンダー (RCサクセション) 6. I Think It's Going to Rain Today 7. Can't Help Falling in Love (以上、UB40) 8. The Sound of Silence (Simon and Garfunkel) 9. 花のささやき (ウィルマ・ゴイク)1. は、前回間違えて頭を出してしまったお詫びに、通してかけました。2. ~5. が、忌野清志郎特集で、2~4. は、清志郎が大いに参考にしたと思われるオーティス・レディングの、モントレー・ポップフェスのライブから。5. は、清志郎の見事な訳詞でね。6. ~ 9. が今週のリクエスト曲。期せずして UB40 を2曲頂きました。6. は、糸満ろまんさん、7. が、杏さん。8. は、アルバムバージョンで、旧友の tougei さん。9. は、サンレモ66年入賞曲で、ミスターコーラさんからでした。以上、通算30回目を迎えた “穴沢ジョージの Good Old Music” でした。 ********** オーティス・レディングは、1967年のモントレー・ポップフェスティバルで圧巻のステージを見せました。この時の映像を僕が初めて見たのは、70年代に入ってからで、テレビで一度放映されたんですが、ウッドストックの映画の方が先でした。 このフェスティバルの模様を納めたレコードは持っていましたが、このレコード、A面がジミヘンでB面がオーティスという大変贅沢な組み合わせで、すり減るほど聴いたものです。 で、オーティスの “I've Been Loving You Too Long” に入るときのMCが印象的でね。 “・・・This is the love crowd. Right? We all love each other, don't we? Am I right? Let me hear you say yeah!・・・” っていう感じかな。正確に聞き取れているとは限らないので、ご了承を。 時は1967年。場所は、約束の地サンフランシスコにほど近いカリフォルニア州モントレー。この歴史的なポップフェスが "Summer of Love" と呼ばれたあの夏の序章となったのです。そこで歌ったオーティスのこの MC の場面に、清志郎くんも大いに感動したに違いない。「愛し合ってるかい!」はこれを訳したんだなと、後に思ったものです。 “I've Been Loving You Too Long (Monterey '67)” by Otis Redding 忌野清志郎くんがブッカー T. & MG's とレコーディングした『オーティスが教えてくれた』っていう歌がありますね。この歌が出来た時の様子を NHK で放送したのを一部見た記憶があるんですけど、きちんと見ていませんでした。 で、この歌の歌詞を見てみると、最後が「♪ 愛し合うこと 戦争をやめること」で締めくくられてます。これこそがあの奇跡的なモンタレー・ポップフェスでのオーティスの言葉と、「愛と平和 (Love & Peace)」を合い言葉にそこに集まった若者の大群衆 (love crowd) を念頭に置いた、清志郎くんの遺言のようにも聞こえてくるんですよね。 『オーティスが教えてくれた』 忌野清志郎
2015.05.13
コメント(4)
“When a Man Loves a Woman (男が女を愛する時)” by Percy Sledge 19664月14日、パーシー・スレッジが亡くなりました。『男が女を愛する時』がヒットしたのは僕が高校生のときでしたが、以来、この曲はいつでも頭の中から抜けない曲のひとつです。昨日の “穴沢ジョージの Good Old Music” では、緊急追悼ということで、僕の大好きな1枚目のアルバム “When a Man Loves a Woman (男が女を愛する時)” から4曲、番組の冒頭にかけさせてもらいました。ほかにも復活した「今週の掘り下げコーナー」や「リクエストコーナー」番組締めくくりの「聴き比べ」と、盛りだくさんの内容となりました。ただ、U-stream の調子が悪くて、遠隔地の皆さんには大変ご迷惑をおかけしました。今回は、次の12曲をお届けしました。 1. 泣きっつらにハチ 2. 夜の盗賊 3. You Fooled Me 4. 男が女を愛する時 (以上、パーシー・スレッジ) 5. I Put a Spell on You 6. Come Tomorrow (以上、マンフレッド・マン) 7. She Loves You (ビートルズ) 8. 谷間に三つの鐘が鳴る (ブラウンズ) 9. Les Trois Cloches (Edith Piaf et Les Compagnons de le Chanson) 10. 愛の賛歌 (エディット・ピアフ) 11. Till (The Angels) 12. The End of the World (スキーター・デイビス)7. 8. 10. は、今週のリクエスト曲。順に、旧友の tougei さん、ミスターコーラさん、大度のブッチーさん。今週は常連の3人さんでした。1.~4. これら名曲は不滅です。ご冥福をお祈りします。5. と 6. は、マンフレッド・マン初期のメンバー Mike Vickers の誕生日だったので、「今週の掘り下げコーナー」として。8. のあとに原曲 9. をかけてみました。結果的に、9. 10. は、ピアフ2連発となりました。シャンソンも良いなあ。11. と 12. は「聴き比べコーナー」。詞の内容が正反対なのが興味深いので。以上、通算27回目の “穴沢ジョージの Good Old Music” いかがでしたか。 ********** “Till” というスタンダード・ナンバーがありますが、詞の内容は簡単に言えば、恋した相手に「この世が終わるまで愛し続ける」といったラブソングで、とにかくやたら大げさなんですけど、好きな歌です。 いろんな人のがありますが、うちにある音源の中では、ガールグループの The Angels のやつが最高です。Doo Wop な感じのアレンジとコーラスが、いつ聴いても和むんだなあ。寝る前とか良く聴きます。そうだ。今夜も聴こう。 「この世が終わるまで」って言えば、スキーター・デイビスで流行った “The End of the World” が『この世の果てまで』っていう、きわめて誤解を招くような邦題が付いているのは大変困ったことです。 こちらは、失恋してしまって「この世が終わったのになぜ周りはそのことに気付かないのか」という、痛切な想いのロストラブソングだ。しいていえば「この世の終わり」。でも、これも好きな歌だなあ。 “Till” と “The End of the World” は、正反対の内容なわけだが、『この世の果てまで』という邦題は、“Till” に付けるべきだったね。 だってそうでしょう。失恋して、絶望して、うちひしがれて、この世は終わったと言っているのに、この邦題では完全に誤解する人も出てくるでしょうからね。 皆さんも、The Angels の “Till” を寝る前に聴いてみますか。 こちら↓↓↓でどうぞ。 “Till” by The Angels ********** 『男が女を愛する時』は、1966年のパーシー・スレッジのデビュー曲で世界的なヒット曲でしたが、同曲を冠したファースト・アルバムには名曲が多い。それ以降については、やはり1枚目ほどの勢いはないが、無理もないと思う。『男が女を愛する時』という曲があまりに傑出した出来だったのでね。 パーシー・スレッジが歌ったこの名曲中の名曲は、今後も歌い継がれて行くことは間違いない。 ご冥福をお祈りします。
2015.04.19
コメント(4)
全231件 (231件中 151-200件目)