愛 こ と ば・心 の 散 歩 路

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2021/05/27
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カテゴリ: フーテンの寅さん

















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   私、生まれも育ちも葛飾柴又です
   帝釈天でうぶ湯をつかい
   姓は車、名は寅次郎
   人呼んでフーテンの寅と発します

      とかく西に行きましても東に行きましても
      土地 土地のお兄貴さん お姐さんに
      ご厄介かけがちなる若造です
      以後、見苦しき面体 お見知りおきおかれまして
      向後万端引き立って よろしくお頼み申します






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^-^◆ 映画『男はつらいよ』全シリーズ回顧録<5/48>

【前回】映画『男はつらいよ』全シリーズ回顧録<4/48>


 ■■ 『男はつらいよ』第5作 (望郷編)■■

     監 督   :山田洋次
     脚 本   :山田洋次、宮崎 晃

     マドンナ  :長山藍子
     ゲストスター:杉山とく子 井川比佐志
     ロケ地   :千葉県浦安、北海道札幌・小樽
     封 切   :昭和45年8月26日
     上映 時間 :1時間28分


<あらすじ>
 寅次郎が、北海道で垣間見た極道者の末路に気付いて、
堅気の生活に入ろうと、勤めた先が浦安の豆腐屋。
そこの娘が節子(永山藍子)で、気っぷの良さと、
頭の良さにゾッコン参ってしまう。
寅次郎が「油まみれになって働こう」と思ったのも
この時だった。

 ★寅の早とちりから、おいちゃんの葬儀の事で
ひと騒動となる。


マドンナ 永山藍子




 寅次郎がおいちゃんの死ぬ夢を見てハッと飛び起きるシーン
から始まる。気になって上野駅に戻ってきたところ、
寅次郎をからかってやろうというとらや一家の冗談を真に受けて
おいちゃんが危篤だと思い込み、
柴又への帰り道で葬式の準備を万端整えてしまう。
柴又中の笑いものになって……とらやでは一騒動。

 北海道で寅次郎が昔世話になった極道者の正吉(まさきち)が
危篤状態にあると知り、恩返しに葬式一切を取り仕切ろうと思う
寅次郎だが、北海道に渡るための資金を誰も貸してくれない。
最後に頼ったさくらは、金のことや労働に対する考えのことで
懇々と寅次郎を諭し、5年、10年経って後悔しない人生を
送るように言って、なけなしの金を貸してくれた。






 北海道で寅次郎は、かつての羽振りからは想像できない極道者
の悲しい末路を目にする。その姿に自らの行く末をダブらせ、
暗澹とした気持ちになる。
 「心を入れ替えて堅気になろう」と一大決心して柴又へ帰る。
地道に暮らすと宣言し、汗水垂らして働く場所を求めるが
柴又界隈では断られてしまう。失意の寅次郎は失踪。
数日後寅次郎からさくらのもとへ油揚げが大量に届く。
浦安の豆腐屋三七十(みなと)屋に住み込みで働き始めたのだ。

 様子を見に行ったさくらは、油にまみれて豆腐屋の仕事をする
寅次郎を見てうれしく思うが、さくらの心配通り、
豆腐屋の娘節子は若々しく明朗快活であり、
またしても寅次郎は恋の虜になっていた。





 ある日、国鉄の機関士・木村(井川比佐志)が節子のところを
訪れ、その夜節子は母・富子(杉山とく子)と喧嘩になる。


                        井川 
比佐志



「もしできたら、ずっとうちの店にいてもらえないかしら」と
思わせぶりな顔で頼み込む。
寅次郎は、その言葉をプロポーズと思い込み、
照れながらも承諾する。






 しかし、「寅さんがずっといてくれるお祝い」の席上、
三七十屋を訪れた木村に節子と結婚すると告げられる。



木村が転勤で地方に行き、節子と結婚して連れて行きたいので、
一人残る富子のために寅次郎にずっと三七十屋に
いてほしかったのだ。




 翌朝、源公に仕事を任せて、寅は三七十屋を去る。
さくらが予期していたように、節子の存在が寅次郎の労働意欲の
源であり、失われれば働く意義がなくなってしまったのである。

 寅次郎は「顔で笑って心で泣いて」とらやに戻ってくるが、
すぐに去る。去り際「やっぱり地道な暮らしは無理だったよ」
とさくらに言いつつも
「今度だけは地道に暮らせると思ってたよ。本気でよ」と
悔し涙を流すのであった。








 「男はつらいよ」で始まった本作品は、
一作で完結の映画だったが、好評につき、二作へ。
当然「続 男はつらいよ」のタイトルです。
 ところが、これも空前のヒット。……そして第三作、
「(男はつらいよ)フーテンの寅」のタイトルとなった。
ところが、ところが、これまた大ヒット。
とうとう、「新 男はつらいよ」で、かいくぐった。

 これまた、大好評で第五作目の製作となったわけです。

 当初は本作(第5作)でシリーズを完結させる予定で、
テレビドラマでさくら役を演じた長山藍子がマドンナとして、
団子屋のおばちゃん役を演じた杉山とく子がマドンナの母役、
博(博士)役を演じた井川比佐志が恋敵を演じるなど、
作品を締めくくるため以前のキャストを総動員させたが、
本作のあまりの人気に、シリーズは延長されることになった。



 第五作『望郷篇(男はつらいよ)』は、
シリーズ続投の基礎となるような、
「明確なテーマ」と「パターン化した内容の定着」を
決定付けた作品となりました。
そして、それまでにない、大ヒットを記録したのです。


       <後 43回続く>

 ※ 画像の一部は、ネットから拝借しました。
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