入間市の塾 愛夢舎からのメッセージ

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愛夢舎 塾長

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2008.05.14
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「彼」の国語を指導している。

指導といっても、好き勝手をしゃべっているだけだが、
「彼」は色々と吸収してくれようとしてくれるし、
僕の思わなかったような切り口で意見を述べたり、
なんとか僕を論破しようとつっかかってくるので、面白い。

基本的に古文をみることが多いのだが、
今日は現代文について、彼と話した。

彼の解いた評論文に 「侘び・さび」 について書かれていた。

そしたら彼は聞いてくる。

「わび、さび、ってなんですかね?」

そんなこと、答えられるわけがない。

「わび」とは、「粗末、質素」の意であって、
「さび」は、長い時間を経過して、古びたものであるが、
そういうことでなく、
なぜそれが「良い」のか。
そんなことは、日本人の遺伝子というか細胞というか、
そういうものが反応しているわけで、
なぜそれを良いと感じるかを研究するだけで、
あらゆる領域の学問に手を出すはめになる。

また、同じ評論文に 「香木」 という語が出てきて、
彼は香道を知らなかったもんだから、
「道」(どう) についても僕の意見を述べた。

「道」といって、真っ先に思いつくのは「剣道」であろう。
僕は剣道の経験はないが、
理解が間違っていなければ、
剣道は、相手を剣で斬ることを目的としない。

あらゆる「道」はそうだ。

「柔道」は、人を投げることを目的としない。
「空手道」も、人を殴らない。
のどがかわいて、お茶を飲みたいなら、「茶道」の作法はまったくムダだ。

これは極論かもしれないが、
日本人にとっての「道」(どう)は、
いかに実利に直結せず、
ムダを楽しむかという点がキモであるように感じる。

そこが、西洋の合理(功利)主義と異なるところだ。

香道にしたってそうだ。

彼ははじめ、アロマテラピーを想起したようだが
少し違うと思う。
リラックスを実利的に求めるのであれば、
香木があれほど高価であるのは理屈にあわない。

実利を超えたところの美的感覚が、
日本人にとっての「道」であると言ったら言いすぎだろうか。

大体において、日本人の美的感覚は、少々ひねくれている。

たとえば、お月見の十五夜。
アレ、満月ではないわけですよ。
「完璧は美しくない」ので、微妙に完全な円ではない月を愛でる。
短歌や俳句などをみればわかるが、
月なんかは雲で隠れているのがより美しいとされる。
隠されることで、実際をはるかに超えた美を想起できる。
「せぬがよし」の思想だ。

そして、話題は 「粋」 に至った。

江戸っ子が「おっ!イキだねぇ~」という、アレである。

じゃあ、イキってなんだって彼が言うもんだから、
僕は待ってましたとばかりに答えた。

「天抜き」こそ、イキである 、と。

当然、彼は「天抜き」を知らなかった。
これをお読みの方も、知らない方が多いかも知れない。

たとえば、真っ昼間に「そば屋」に行く。
そして、酒を飲む。
そば屋だから、そばに使う食材、
かまぼことか海苔とか、そういうものがおつまみになる。
こういうのをツマミに、ひとりでチビチビ、やる。
これが、「粋」だ。

いや、僕の価値基準ではないですよ
そう言われてるんです。

で、さらにそれをつきつめていくと
「天抜き」に行き着く。

「天抜き」。

それは、
「天ぷらそばの『そば抜き』」 である。

お酒のツマミとして、
ドンブリにつがれた「そばつゆ」と、
そこに半身をひたす天ぷら。
で、その天ぷらをいじり、はむはむし、
たまにはずずっと「つゆ」を口にし、
酒を飲む。
そば屋に行って、そばを食わない。

実にイキじゃないですかぁ~。

このムダさ加減、
わび・さびに通じるものがあると思うんですが、どうですか?

しかし彼は、どうも納得いかないらしい。
そんなのおかしい、と。

じゃあ、うなぎ屋に行って、
「うなぎ抜きのうな重」を頼んだら、イキか
、と。

うーん、ちょっと違う気がするなぁ。

ただ、このムダさ加減、
僕は、わかる気がするわけです。
ムダと言っちゃあいかんですね。
「心の余裕」とでも言いましょうか。
そういうのが「イキ」かと。

僕にとって、
そば屋で、そばを頼まない一杯、
天抜きで一杯は、イキなんですけどねー。

でも、確かにどういうのがイキで、
どういうのがイキでないのか、
難しい。

「ラーメン屋で、ラーメン頼まず、餃子を食う」

…イキじゃない。

「寿司屋で、ネタなしのシャリを食う」

…イキじゃない。

「カレーなしのカレーライス」

…イキじゃない。

「味噌なしの味噌汁」

…イキだっ!
(↑スイマセン、ウソです

アレ、そう考えると、
イキって、結構難しいな

まあしかし、
このムダさ加減、
日本人ならではだと思うのです。
こういうことに面白さ、美しさ、楽しさを味わえる文化って、
素晴らしいなと思う。

「巨大であればそれでよいピザ」
を食ってるアメリカ人にはわからんだろうな。

が、日本にも・・・
いや、入間にも、
某大型スーパーができて、
巨大ピザが席巻しつつある。

もっと「イキ」に行きましょう!

・・・ってハナシでした。

Kama






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Last updated  2008.05.15 01:25:52
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