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2006年08月16日
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カテゴリ: 雑感
「ハウルの動く城」をみた。公開中の批評が芳しくなかったので、あまり期待してはいなかったのだが、すごくよかった。たぶん他のジブリ作品に比べると、絵のタッチがどことなく子供向けアニメのようにもみえるところがあり、それが評価の低かった原因なのだろうか。

これをみてあらためて思ったのは、極彩色の異世界ワールドはやはりアニメの本領だということ。極彩色という点では「千と千尋の神隠し」にも共通するのだが、個人的にはこちらの方がはるかに好みだ。「千と千尋の神隠し」ワールドが夜店や観光地の書割の極彩色なら、「ハウルの動く城」は純粋メルヘンの花園の極彩色といった感じだろうか。そしてなによりも、やはりハウルがすごく素敵で、最初の空中散歩の場面など、見るだけでうっとりする。こういうのって実写でやろうとしてもまず無理だろうな。

「自分をきれいだと思ったこともない」と言う主人公のソフィーだが、物語の中ではとにかくもてる。
超美形魔法使いハウルは最初からソフィーの肩に手をかけ、空中に誘うし、物語の後半では「ソフィー、君を守るために、もう逃げるのはやめるよ。」と聞いただけで泣けるセリフをいう。それだけではない。彼の幼い弟子はソフィーを慕い、彼女が出ていきそうになると「ソフィー行かないで」と泣いてしがみつく。そして最後に登場する魔法で姿を変えられた王子はソフィーのキスで元の姿に戻り「愛する人のキスで魔法がとけた」とソフィーに礼をいう(ハウルの立場はどうなるんだ?)。しかもこの時のソフィーは魔法で90歳の老女になっていたという設定なのだから、愛は年の差を超えてということなのだろうか。
現実世界では「自分をきれいだと思ったこともない」程度の容姿ならさしてもてるわけもないし、ましてや老女の姿だったら女性ともみなされないだろう。まあ、このあたりがメルヘンのメルヘンである所以なのかもしれない。

このアニメは魔法と近代兵器が同居する世界が舞台となっており、物語の背景には魔法使いもまきこんだ大戦争が描かれている。気の利いた評論家なら、このアニメのテーマを反戦にすえるのかもしれない。でも、実際には、戦争というのは単なる舞台装置で、テーマとしては愛の純粋さが強く印象に残る。特に、ソフィーがハウルに叫ぶ「私きれいでもないし掃除くらいしかできないわ。でも、あなたの役にたちたいの。」という言葉は、よく少女の気持を表しているように思う。





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最終更新日  2006年08月16日 19時23分35秒
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