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2006年08月19日
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テーマ: ニュース(95822)
カテゴリ: 雑感
日本の戦争責任についてどう考えるかと問われたら、わからないというのが正直なところである。

そしてもう一つは、そんな責任を問われるような行為について、誰が責任を負うのか。
この二点である。

前者について考えてみる。日本軍の残虐行為は否定しないが、それと原爆投下やシベリア抑留、匪賊による襲撃の残虐さの程度においてどう違うのだろうか。戦勝国の行為は糾弾されずに敗戦国の行為のみが問われるのも理不尽なら、日本の行為がナチドイツの行為と並列されるのはもっと理不尽だ。だいたいホロコーストのように、敵でもない支配地域内の少数派の市民を組織的に抹殺するような行為は一般の戦争の残虐さとは異質なのではないか。南京で虐殺があったとしてもそれは市民にまぎれたゲリラが相手であって、収容所で抵抗の手段のない市民を殺害するのとは全く別の話である。

責任を負うべき人となるともっと分かりにくい。
一番責任のありそうなのはA旧戦犯なのだろうが、彼らにしても、あの難局で誰かが総理や大臣を務めなければならず、たとえ彼らではない別の人達がその席にいたところで戦争を避け得たとも思えない。国民の多くもそれをわかっていて、だからこそ、A級戦犯遺族に恩給が支給されても、ほとんど反対の声がでなかったのではないか。あの戦争について、誰か少数の特定の人々の責任に帰すということ自体がどうも無理なのではないかと思う。   

このように日本の戦争責任というのはつきつめていくとよくわからないのだが、じゃあ、日本が戦争責任をなにもとってこなかったかというとそんなことはない。敗戦国としての賠償責任は負ってきたし、その責任は果たしてきた。週刊新潮のコラムによるとスイスにまで日本からの賠償金が支払われたというので驚きである。そしてまた、戦後の世界秩序の中で敗戦国としてのハンディは負ってきたし今も負っている。国際連合はもともと連合国と訳すのが正しいし、その中では戦勝5カ国がP5として特権的地位を有している。従って日本が常任理事国の地位を求めたところで、それは第二次大戦の戦勝国クラブとして発足した国連の基本性格自体を変える話になり、とても無理であろう。

賠償責任と国連内での旧敵国としての扱い。これだけで戦争責任は十分で、これ以上、いったい何を謝罪しろというのだろうか。





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最終更新日  2006年08月19日 10時25分08秒
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