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2006年08月27日
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カテゴリ: 雑感
この映画が公開されたときから、原作に描かれた世界をどのように映画化するかとても気になっていた。たぶんテーマは数学の美しさ・・・なのだが、これは言葉には表せても映像にするのは難しいのではないか。そんなふうに思っていたからである。

ところがDVD映画をみてみると、そうした原作の魅力はそのままで、しかも原作とは別の魅力のある映画になっているので感動をした。原作がよい場合、映画というのはどうしても原作のイメージを損なうか、まるで原作どおりで映画独自の魅力がない(映画「ダビンチコード」などこれに近い)かのどちらかである場合が多いのだが、この映画「博士の愛した数式」は原作も映画も両方よいという稀有な事例だろう。

まず主人公の子供ルートが数学教師となってから生徒に博士の思い出を語るという構成がよい。授業をまるごとドラマにするというのは「金八先生」でもあったが、これだと黒板に数式を書く場面も堅苦しくならない。そしてそのルートを演じる吉岡がすごくはまっている。映画「半落ち」では芸達者の中で彼の下手な演技がすごく浮き上がっていると思ったのだが、この人そんなに下手なわけではないのかもしれない。それにしても、あんな初々しい教師から、あんな授業を受けられたらよかったな。
博士を演じた寺尾も、「半落ち」で見た暗く生活臭のある雰囲気からちょっと博士のイメージに違うと思っていたのだが、実際にみると純粋で優しい数学者のイメージによくはまっていた。若くまだ十分に美しい家政婦とそんな数学者との、友愛数のような性愛も利害も超えた「愛」を表現するのには、彼でなければ無理なのではなかったのかという気さえしてくる。

この映画の原作もきっかけとなって、出版界では、ちょっとした数学ブームだという。
なんか数学というのは音楽と似ている。音楽の美しさは多くの人が感じることができるが、音楽を創り出す人間というのは限られている。数学もそれと同様、数学の才自体にはgiftとよぶしかない天の配剤が働くのだが、数学の美しさを感じ、人知を超えた天の摂理に驚嘆するのは万人のものだ。最近ブームの数学関連の本はそんな喜びを万人にとりもどさせたという意味で功績は大きいのかもしれない。





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最終更新日  2006年08月27日 09時19分00秒
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DVDで見ました!  
さぬきうどん さん
初めてコメントします。
『電脳補完録-別館』で見て跳んできました。
小川さんの原作は読んでいません。でも、レンタル開始された初日にDVDを見ました。
素敵な映画ですね。
私は深津絵里の大ファンなので、借りたのですが。
寺尾聰や浅岡ルリ子もよかったです。二人とも大好きな俳優です。
私は数学ができないけど、数学が好きな人間なのでうれしかった。
七詩さんに深く共感します。
失礼しました。 (2006年08月27日 20時58分03秒)

Re:DVDで見ました!(08/27)  
七詩  さん
さぬきうどんさん
私も数学はできなかったのですよ。高校の頃は、とてもじゃないけど、「数学の美しさを楽しむ」余裕なんてなんてなかったです。
でも、映画では数学への愛が博士からルートに伝わり、そしてまたルートから多くの人に伝わる。
子供も含め多くの人にみてほしい映画ですね。 (2006年08月27日 22時22分11秒)

博士の愛した数式  
madam さん
久し振りに読み心地が良く、何人もの人に薦めた本でしたが、映画化されると聴き、そして配役を知り、楽しみにしていました。イメージとしては渋谷文化村辺りでの上映かしらと思っていましたが渋谷の某映画館。直ぐに終わってしまうかと思いきや、案外と長い間の上映でした。七詩さんのおっしゃるように、本も映画も其々に心に沁みました。
しばらく数字を見て考えるという日が続きましたよ。 (2006年08月29日 07時44分02秒)

Re:博士の愛した数式(08/27)  
七詩  さん
madamさん
>しばらく数字を見て考えるという日が続きました。
私も同じですw。
素数定理の美しさ…と博士がいいますが、素数ってなんか不思議で神秘的ですね。4a+1で表される素数が必ずb二乗+c二乗になるというのは、あの本で初めて知りました。
(2006年08月29日 20時26分18秒)

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