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2006年09月16日
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テーマ: ニュース(95822)
カテゴリ: カテゴリ未分類
次期首相の呼び声も高い安倍氏はしきりと教育基本法や憲法改正の問題をいっているけど、普通の国民はそんなことには関心がない。たぶん今後の日本の最大の論点は格差…この意味ではライバル小沢一郎の方がはるかに勘がよい。


格差や格差についての見方というのは、文化や社会によってずいぶん違う。戦前の日本というのはひどい格差社会ではあったが、案外実感としてはそうでもなかったのではないか。たしかに農村は貧しかったが、今ほど情報が発達しているわけでもなかったので、都市エリートの世界は彼らの日常生活には無縁だった。貧しくても村社会、血縁社会の中で自分の立場を守って地道に暮らしていたというのが実態であろう。このあたりは長塚節の「土」などを読むとよくわかる。貧しい農民だって守らなければならないものは沢山あった。だから戦前の庶民はあんなに「アカ」に拒否反応をしめしたのである。
今日の日本で激増している貧困層、おおかたが都市の定職をもたない単身生活者だが、彼らこそ真の意味で鉄鎖以外に失うもののないプロレタリアといえる。
行き着く先は革命か、はたまた犯罪の激増か…。自動販売機へのガム塗りつけ、虚偽の119番通報、駅員への暴力等の頻発が後者のサインでなければよいのだが。
格差の社会的コストというのは意外に大きい。

格差是認論者はよくアメリカなどを例にだして日本はまだまだ格差の小さい社会だという。

ここで先進国の中でも比較的格差の少ない国があることはもっと語られてもよいだろう。
デンマーク、スウェーデンといった北欧の国家群である。手厚い福祉がある一方で社会の活力も維持されている。これらの国がそろって立憲君主制をとっているのも興味深い。君主制には共和制にはない国民統合の力があるというが、国家のしての一体感が手厚い福祉国家を実現させ、それがまた王室を支えているという好循環があるのではないか。立憲君主制は格差の少ない社会と相性がよい。そういえば、英国で、サッチャリズムによって貧富の差が拡大し、米国型の格差社会になっていった時期と英国王室がスキャンダルもあって嘲笑の的になっていった時期がかさなるのは偶然とは思えない。貧困や経済不安のために、将来に希望のもてない国民が大勢いれば、王室のご結婚や王子誕生などの慶事をともに祝う気になどなれないのは理の当然である。

日本はさらなる格差社会をめざすのか、それとも格差是正の方向に舵をきるのか。
次の選挙がまちどおしい?





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最終更新日  2006年09月16日 20時46分50秒
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