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2006年09月30日
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最初に…これには浅見光彦はでてこない。会社を舞台にした殺人事件の謎を才色兼備のOLが解くというストリーである。ストーリーはさておくとして、こうした発表からかなり時期のたった小説というものは、その背景等に世相の変化を感じさせるものが多い。この物語がでたのは、まだ均等法も施行されていないころではなかったか。

昭和50年代当時にはどこの会社にも「女の子」とよばれる一団の社員がいて、男性サラリーマンとは全く別の職業生活や人生設計を有していた。そして、ごく少数の専門職や教師、警察などの公務部門を除くと、普通の女子生徒の描く職業生活は二通りしかなかった。一つは看護婦、美容師、保母といった伝統的に女性の職業とされてきた分野。もう一つはこのようなOLとよばれる男性サラリーマンの補助的業務を行う道で、たぶん多くの女性は勝ち組OL、すなわち一流企業に入ってその中でエリート男性と結婚して無事に退職するために鎬をけずっていた。だからこの主人公が大変な才媛らしいのに庶務課のOLをやっていて、さしてよく知っているわけでもないエリート社員からのプロポーズを受け、結婚後は会社を辞めるつもりであったとしても、当時としてはごくごく普通のことだったのではないか。

「遠野殺人事件」は物語としても大変に面白いのであるが、それとは別にこの物語が出た時代を思うと「世の中かわったなあ。」というのが素直な実感である。そういえばOLという言葉も昔ほどには聞かれなくなったようだ。パソコンが普及した現在、清書やソロバンだけを請けおう職場の潤滑油はいらなくなったのかもしれない。それとともに、女性の就業も均等法社員とフリーターや派遣社員とに二極分解し、そうなれば男性だって均等法女性社員にはじきとばされるのもでてくる。
フリーターやニートの激増する若年格差社会も困ったものだが、かといって女性が大学の専攻や成績もおかまいなしに30過ぎたら「まだいるの?」なんていわれる補助的OLをやるしかなかった昔の時代がよかったとも思えない。







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最終更新日  2006年09月30日 13時54分39秒
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