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2015年01月19日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
南総里見八犬伝が書かれてから今年は200年目にあたるという。

そんな人形劇が流行っていた頃、八犬伝を読んだことがある。
舞台は戦国時代の関東。仁義礼智など人間の八つの徳目をあらわす一字の入った玉ゆかりの犬士達の物語はとても面白く、女性の扱いなど現代の価値観では酷いなあと思うような箇所はあったものの、夢中で読みふけった。
とにかく非常に長い小説で、江戸時代に読み本で出版されたときも、連載物語のように少しずつ出版されて、人気を博していたようだ。

ただ、こうした人気連載ものは、しだいに話の勢いを失って連載終了の頃にはつまらなくなってしまうことがよくある。残念ながら南総里見八犬伝もそうだったように思う。犬士のほとんどが荒芽山に集うまでが面白く、それ以降は話がどんどん荒唐無稽になっていった。もともとが伝奇小説なので、非現実的なのはよいのだが、その設定の中にもリアリティーがあるから話にひきこまれる。そういう意味で、化け猫の敵役くらいまでは許容できるが、10歳の犬士がやたらに無敵という話になるとちょっとついていけない。文庫で8巻か9巻くらいまであったかと記憶するが、結局最後まで読了はしなかった。
物語としては、大傑作なのだが、犬士達が集って以後の部分はエピローグ程度の扱いでもよかったのに。執筆に長い年月をかけたというが、やはり最後は作者の才能が枯渇したとしか思えないというのは言いすぎなのだろうか。


そんなわけで歌舞伎の「南総里見八犬伝」をみてきた。
今の小説家が映画化やアニメ化を考えるように、馬琴も執筆しながら歌舞伎になることを考えていたのかもしれない…と思うくらい原作の世界と歌舞伎の舞台はぴったりであった。もともとこうした物語はヒーロー達のかっこよさが生命なのだから。ああ、それにしても、やっぱりおしむらくは、原作が竜頭蛇尾になっていることだろう。そういえば、NHK人形劇も前半はわりあい原作に忠実だったが後半はかなり勝手にアレンジしてあった。





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最終更新日  2015年01月20日 00時55分45秒
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