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2024年11月18日
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カテゴリ: 読んだ本



タイトルの「炎立つ」のもとになった歌は吉野秀雄の以下の歌である。
これやこの一期(いちご)のいのち炎立(ほむらだ)ちせよと迫りし吾妹(わぎも)よ吾妹
終戦の直前に胃の肉腫で死んだ妻を詠ったものなのだが、この歌をよむと、光る君でおなじみの中宮定子の辞世である「夜もすがら契りしことを忘れずは恋ひむ涙の色ぞゆかしき」を思い出す。死期の近いことを知った女は命の痕跡をとどめたいと思う。それを女の立場で詠ったのが定子の歌なら、男の立場で回想したものが吉野秀雄の歌なのではないか。
このほか、与謝野晶子の有名な歌「ああ皐月(さつき)仏蘭西(フランス)の野は火の色す君も雛罌粟(コクリコ)われも雛罌粟」も鉄幹と晶子の夫婦の歴史を背景にみると見方が変わってくる。
与謝野晶子のように功成り名遂げた女性ではなく、若くして獄死した金子文子の以下のような歌も、一瞬の心情に思いをはせることができる。
盆蜻蛉すいと掠めし獄の窓に自由を想いぬ夏の日ざかり
金子文子については韓国映画「朴烈」があり、その中で愛人金子文子がヒロインとしてでてくる。金子文子の自伝「何が私をそうさせたか」も文庫になっているものを読んだのだが、大変な逆境にあっても向学心を失わずに苦学していたことが描かれている。いつの時代にも向学心に燃え、学問をやりたかったという女性は大勢いた。





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最終更新日  2024年11月18日 07時50分07秒
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