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2025年01月17日
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カテゴリ: 映画



幕末の会津の侍が現代にタイムスリップするのだが、侍の目からみた視点というのが面白い。
ケーキを食べて普通の人がこんなにおいしいものを食べられる世になったのかと感激する。たしかに江戸時代と比べなくても、今の時代、今の世の中というのは安価に食べられるおいしいものにあふれている。多少食品が値上がりしているといっても、餓死に脅かされているという時代ではない。
次に時代劇に対する愛である。侍はテレビの時代劇を見て大感激し、自分も殺陣の切られ役の職を得る。本物の侍だけあってリアルな時代劇は得意だ。その中で登場人物の口を通じて語られる時代劇衰退への嘆きは関係者の本音だろう。記憶をたどってみても、昔に比べて時代劇は少なくなっている。かつては製作費がかかるということと視聴者が購買力のない高齢者に偏っていることが時代劇衰退の背景と言われたものだが、製作費はともかくとして、高齢者が購買力のない世代というのは今はあたっていないだろう。テレビではサプリとか医療とかはては葬祭とかの高齢者向きの広告がいかに多いことか。結局のところ、もっと深刻な背景は殺陣のような専門職の技術がすたれつつあることではないか。いくら近代以前だって日常的に侍が切りあいをしていたわけはないのだが、時代劇の見せ場はチャンバラシーンであることは疑いない。その迫力を支えるのは殺陣などの技術だが、今は名のある俳優、人気ある俳優が短期間の練習で時代劇の主役になることがよくある。専門集団としての殺陣は消えつつあるのではないか。これも一種の伝統芸能なのかもしれない。
映画のストーリーは人情、コメディ、殺陣(アクション)といったいろいろな要素があるのだが、かなりの佳作とみた。映画館の上映は終わりつつあるが、ネット配信などでいずれは提供されるかもしれず、ぜひお薦めである。





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最終更新日  2025年01月17日 20時34分17秒
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