およそ40年の時を経て世界的なシティポップ・ブームを巻き起こすまでにリバイバルヒットした松原みきさんの『真夜中のドア~stay with me』。作曲を手がけた林哲司さんに、作曲の依頼を受けた際に求められたこと、また当時の音楽界の状況、そしてリリース時の反響やその後についてなど、興味深いお話を伺いました。
僕の場合は、ほとんどがメロディーが先なんですね。あとから詞をつけていただくっていう形なんです。サビのメロディーが一番先にできたんですけど、意外と早くできて、そんなに難産じゃなかったんですね。ただ、その松原さんの声に合うかどうかっていうことよりも、まずとにかく楽曲として洋楽っぽいナンバーを、日本で出してもいいような洋楽のナンバーを書くっていうことが使命だったような気がするんですね。ですから本当に「stay with me」じゃないんですけど、英語が入るような感じでメロディーを紡いだって感じですね。
私は松原みきさんのこの曲「真夜中のドア/stay with me」はいい曲だと思うし昔から知ってはいますが、世界中で再評価、YouTube再生回数が凄い!、音楽配信の◯◯数が凄い!、ってな話はこのラジオで始めて知りますた(苦笑)。松原さんが病気により若くして亡くなっていたことも初めて知りました。合掌。