昨日(5月10日)行われた立教大vs明治大2回戦のこと。
(立大vs明大2回戦)
立大 000 000 000 =0
明大 000 00 1
1
0X =2
(立)●仁平-戸村、(明)○難波
明治大、ソツのない攻撃は見事だった。この試合、たった6安打なのに
その内の4本を7回と8回に集中し、貴重な2点を挙げて勝利した。
まず6回、二死後(走者なし)に4番・ 小道順平
(4年、二松学舎大附高)の
レフト前安打を皮切りに、5番・ 千田隆之
(4年、日大三高)、6番・多田隼仁
(4年、日大三高)の3連打で1点を先制。
続く7回。このイニングも二死走者なしの状態から得点に成功した。
1番・ 荒木郁也
(3年、日大三高)が四球を選ぶと、すかさず二盗に成功。
2番・ 遠山裕太
(4年、松商学園高)のレフト前安打で荒木が生還し、貴重な
2点目を挙げた。
明治大の投手・ 難波剛太
(2年、春日部共栄高)は、元気のない立教大
打線を被安打4、奪三振9に抑え初完封勝利を飾った。
※ちなみに、明治大の6安打の内残りの2安打は、難波が自ら3回と5回に
放ったもの。
難波剛太、かつては埼玉高校野球界の「大スター」だった。昨日の試合で
立教大の2番手として登板した 戸村健次
(4年、立教新座高)とともに、特に
2005年は2人の投手名を知らない人は埼玉にいなかった(チト大袈裟か?)
◇ 戸村健次
の関連記事「あま野球日記」バックナンバーより。
「戸村健次の立教新座高時代」
(2009.1.17) →
こちら
へ。
2005年夏、残念ながら戸村(当時、立教新座高3年)は「予想外」の初戦敗退
を喫したが、強豪・春日部共栄高で1年生ながら実質的なエースだった難波は、背番号「19」をつけて大活躍。チームを県大会優勝、そして甲子園出場に導く
原動力となったのだ。
特に決勝の対埼玉栄高戦は、今でも埼玉高校野球の歴史に残る名勝負とされ
ている。この試合で先発した難波は埼玉栄高に4点を奪われ、春日部共栄高の
敗戦濃厚となった9回、誰もが予想していなかった ドラマ
が起きた![]()
その時のことを「あま野球日記」(2006年11月28日分)に書いてあったので、
その内容を下記に抜粋します。(尚、チームや学年は現時点のものに変更しま
した)
※またYOU TUBEにも、この時の ドラマ
の模様があったので紹介します。
興味のある方はこちらもどうぞ。
→ 「2005年夏 埼玉大会決勝ダイジェスト」
<決勝>2005年7月29日(金) 県営大宮球場
春共栄 001 000 004 = 5
埼玉栄 001 100 200 = 4
(春日部共栄)難波-今井、(埼玉栄)木村
■9回表、春日部共栄高は満塁のチャンスをつかんだものの、すでに二死。
スコアは4-1で埼玉栄高がリードしていた。そして打者を2ストライクまで
追い込んだ埼玉栄・ 木村文和
投手(現・西武)。甲子園出場のキップをゲット
するまで「あと1球」に迫っていた。
が、その時、木村そして埼玉栄にとって「悪夢」が起きた。
打席に立っていた春日部共栄の4番・ 鶴岡賢二郎
(現・日体大4年)が、
2ストライクから右越えに適時三塁打を放ち、一挙に同点に追いつかれて
しまったのだ。なおも春日部共栄の攻撃は終わらない。三塁に鶴岡を置いて
続く5番・ 射手矢大輔
(現・共栄大4年)も適時二塁打を放ち、あっ!という間
の逆転劇。
■「天国から地獄」とは、こういうことを言うのだろう。
木村文和そして埼玉栄高が、天国から地獄に落ちるまでに要した時間は、
たったの数分だった。
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