とある田舎の喫茶店

とある田舎の喫茶店

2005年05月27日
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カテゴリ: 自作小説
第五話




十二神月衆
送信者名:光羅

この前友達からきいたんですけど「十二神月衆(じゅうにしんげつしゅう)」ってなんですか?
なんかかっこいいけど・・・。



RE:十二神月衆
送信者名:ヒキミ

「十二神月衆」ってのは昔の、1月から12月までの読み方が名前になっている人たちのことです。
弥生(やよい)とか水無月(みなつき)とか・・・それぐらいしか知りません。
たしかみんなレベル60以上の化け物並の人たちだとか・・・。



RE:十二神月衆
送信者名:アルトス

正確には1月睦月 2月如月 3月弥生 4月卯月 5月皐月 6月水無月 7月文月 8月葉月 9月長月 10月神無月 11月霜月 12月師走
です。
この中の一人にあって話したことがあります。
十二神「衆」って言ってもみんながみんな面識があるわけじゃないようです。
ただみんなレベル60以上ですごく強いんで勝手にだれかがつけたらしいです。
神に近い強さを持つ十二の月の者たち。だから十二神月衆。
たしかにこの手の名前って早いモン勝ちだから初期からプレイしてる人じゃないと無理だよね。
だからあれほどの強さを持っている、と・・・。
あとほとんどが基本的にソロでプレイしているみたいです。
たしかこの中の二人は組んでいるらしいですけどだれかは忘れました(すみません




・・・どこかで聞いたことがあると思ったのはこのことだったのだ。
しばらくBBSなんてみてなかったものだから忘れてしまっていた。
・・・いや、名前を聞いた時点で気づくべきだった。

でもこの人たちって基本的にソロでプレイしているって・・・。
おれとメンバーアドレス交換したってことは神無月は少数派なのかな?
まあいっか。

時雨はさして気にもせずログインした。


焔は今、Δ(デルタ)サーバー マク・アヌにいる。
「女神の息子」という意を持つこの水の都は冒険者にやすらぎを与える。
レンガづくりの家に中央にある川を渡る端。
どこかヨーロッパの都を連想させる。

焔は神無月が来るまで適当にブラブラした。
多くの人でにぎわうこの場所にはさまざまな人がいる。
座りこんで話し合っている者、街行くひとびとにトレードをお願いする者。
はたまたナンパするものまでいる。

ぼぉーっとしながら川を見ているとメールの受信を知らせる音が鳴った。

メールを開くと当然ながら神無月からだった。


From:神無月

今からログインするよ~~♪



すると神無月がカオスゲートの方向からやってきた。

「ほむら~~♪おーーすっ^^」
神無月はこちらに走ってきた。
「おう。・・で今日はどこか行くの?」
焔がそう言うと神無月は人差し指をあげて片目を閉じながら言った。

「うん♪だけど、そ・の・ま・え・に☆ ほむらの装備とか見なくちゃ♪」

「それもそうだな」
焔は素直に神無月の案に賛成する。
「ほむらってヘビーブレイド(重剣士)だよね。どんな剣使ってるの?」
そう言われると焔は真っ赤な日本刀を前にかかげた。
「はい、これ。レベルの低いダンジョンの神像から取ったんだ。エリアレベルの割には強かったから使ってる。それに重過ぎないしな。」

神無月はその紅く炎をおもいおこさせる刀を見て声をあげた。

「これって炎剣・火猩(えんけん・ひしょう)じゃない!!?なんでこんなもん持ってるのよ!?」
神無月は興奮している

「なんでって、だから神像で手に入れたって言っただろ?」
焔はなぜ神無月が興奮しているのかわからない。

「ほむら、これはね、普通にやっていれば絶対に手に入らない超レアアイテムなのよ?」
神無月は目を見開いて説明する。

「はあ?じゃあなんでおれが持ってるんだ?」

神無月はあきれた。
「こっちが聞きたいくらいよ。つ・ま・り、ほむらは宝くじの一等が当たるくらいの確率でこの炎剣・火猩を手にいれたってわけ!」

少しの間、焔は今神無月が言った言葉の意味を考えた
「・・・なっ!なんだってぇ!そんなレアアイテムだったとは・・・」
焔は驚愕する。
・・が、それを聞いて宝くじが当たったほうがよかったと一瞬思ったのは秘密だ。
そこで焔はふと気づいた。
「で、でも、そんなレアアイテムだったらもっと強くてもいいんじゃないか?」

神無月は火猩について詳細を語り始めた。

「炎剣・火猩ってのはね、そのプレイヤーのレベルがあがるにつれて攻撃力があがり、技が増えていく武器なの。
その上昇率もいっしょに上がっていくから倍倍に強くなっていくわけ。炎剣・火猩から繰り出される技は相対する属性である水属性の攻撃さえもすべて燃やし尽くしてしまうと言うわ。
そういう武器なの、炎剣・火猩はね。」

そこまで一気に言うと神無月は焔の顔をみてタメ息をついた。
とうの本人はあっけにとられている
(そんな武器をおれが…?)
「・・・まじかよ」
神無月はまじめに言った。
「大マジよ」

「ま、まあ今の時点では対して他の武器とかわらないんだろ?そんな大げさなことじゃないだろ」
神無月はあきれている
「炎剣・火猩のすごさをわかってないわね・・・まあいっか。
…それじゃあ今日はBBSに書いてあったイベントに行くわ」
そう言うと神無月はカオスゲートに向かって歩き出した。
焔も横に並んで歩く。
「どんなイベントなんだ?」

「その名も『イサ・メリル』!・・・なんか謎を解いて敵を倒せばレアアイテムゲット!らしいんだけど…これがイベントレベルSなのよねぇ・・(´Α`)」

「・・レアアイテムってどんな?」

「それはわからないわ、ただイベント情報に『レアアイテムがあなたの手に!!』って書いてあっただけだから・・・まあクリアしてみればわかるでしょ♪」
神無月は簡単に言う。
「それもそうだな」
焔もなにも考えてないのか適当に言った。
「イベントがあるのはΘ(シータ)サーバー 愚かなる 偽善の 勇士 よ」
二人はシグマサーバー・フォート・アウフへと転送された。





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最終更新日  2005年05月27日 18時28分53秒
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