とある田舎の喫茶店

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2007年08月05日
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カテゴリ: 日記
バッカーノ!1931特急編バッカーノ!1931鈍行編



どうよこの二冊の表紙をくっつけた時の感動は。わざわざサイズ変更して横並びにした甲斐がありました。美しい…。


はいっ、ということで1巻の魅力に取り付かれて昨日買えるだけバッカーノ!を買ってきました。6巻ほど。

そして2、3巻目にあたる「バッカーノ!1931鈍行編」「バッカーノ!1931特急編」を読破しました。
表紙では左が特急編、右が鈍行編となっていますが、順番としては鈍行編、特急編です。


いやあもうね! おもしろすぎる!
1巻もおもしろかったけどこっちそれ以上くらいにおもしろい!

もうネタバレしちゃいますよ。

殺し合いがあんなにあるのになんでこんなにギスギスしていないのか。正確に言えばどうして読み終わった後にこんなすがすがしいのか!

すべてが丸くハッピーに収まっているところがすごすぎる!





いやあ、車掌さんが只者ではないというのは鈍行編で気づいていました。
というのも、別に自分が頭がいいとかいうわけではなく(別に普通に読んでいてわかる人にはわかるのでしょうけど(汗))、鈍行編についている帯です。
今現在アニメが放送中のため、その宣伝としてキャストが載っています。
アイザックからミリア、フィーロにエニス。ジャグジーにニースと主要キャラクターのキャストが記載されているわけですが、その中になぜか「若い車掌」の名前が。
どう考えても鈍行編にてあんなしょっぱなで死んだとは思えない扱い。
それと鈍行編の最後でクレアが誰だったのかわからなかったとき、確信を得ました。
一番そうだと思っていたレイチェルではない(もっともあの雰囲気では違うという確信を持たせるような書き方でしたけどね)

ならば誰だろうか。あの車掌しかありえないと感じました。
直感ではなく、おそらく文中にそれを感じ取らせる文章がそれとなく書かれていたのでしょう。

それとあのエグイ死体が身体を地面に押し付けられることで出来上がったものだということも。
バッカーノ!の1巻を読んだ人ならばわかるはずです。

そんな陳腐な正体ではなく必ず読者を驚かせるようなタネが仕込まれているのだと。
どうやったらああいう死体が出来上がるかと考えればおおよその見当はつきますよね。

ちなみに自分は映画の「バイオハザード」の最後に出てくる怪物(火達磨になるアイツです)を連想してその推測に至りました。ほら、身体ぐちゃぐちゃになってたじゃないですか。
だからああいうことをすればあんな死体になるかなーと。

あ、あと鈍行編終盤にで屋根の上で蠢く赤いものも血と肉片なのだとわかりました。





クレアがよすぎる。
グロい、エグい殺し方をしているのに大好きになってしまいました。自分としては異例の事態です。こんな殺人鬼を好きになるなど。
それはやっぱりバカな考えを持っていて、一般人でも理解できるような信条があるからだと思います。ほら、鉄道に従事する人間としての誇りみたいなのを。
レイチェルを見たときの「切符を拝見させてください」の一言は笑ってしまいました。
この状況でそれかよ!と

もうクレアは無敵の上にかっこよくて最高ですわ。
シャーネに告白してしまうところとかも天才としか思えない(笑)

リアルな状況なのにキャラたちのセリフが笑えて楽しめるところも魅力ですね。この本は。

ジャグジーの「ニースだと思って大事に爆発させるよ」
吹いてしまった(笑)

あとクレアが不死者であるチェスにまったく動じていないところとか。ニヤつきっぱなしでした。この男はいったいどこまで無敵なのかと(笑)
しかしあの暗い思想を持っていたチェスまでもをハッピーエンドに導いてしまうとはいったいどこまですごいんだ成田先生は。

でも考えてみればチェスってどこぞの名探偵とは違って別に中身が大人なわけではないですもんね。ただ歳を取っているってだけで。
いや、歳を食う≠大人になるを前提にした場合の話ですが。
深層に残っているのは子供のころの心ということでしょうか。
マイザーの胸の中で泣くチェスの姿に涙してしまいました。


これだけ多くの登場人物がいるのにその誰もに細かい設定があって、それを生かして、さらに交錯させているところはすごいとしか言いようがありません。

しかもこれを次以降の巻に繋げていくというのですから。
1巻完結(今回は2巻でしたけど)でちゃんとすっきりした気持ちで終われるのに、次に繋がっているというこの引きのうまさ。
読者心をうまーく捉えていますな。天晴れです。

もうどのキャラが好きかって問われると全員が好きです。
ジャグジーとかニューヨークに移ることになって、そこにシャーネが入って、クレアとかフィーロたちと絡んでくるのかな?とか、チェスがエニスの弟になってどうなるのかな?とかバカップルは次はどんなおもしろいことをしてくれるのかな?とかあらゆる期待が自分の胸の中で渦巻いています。


もうここまで熱く語った、語りたい!と思った作品はどれ以来だろう。
まじでおもしろい。
すでにけっこうな巻数が出ていますが1巻だけで楽しめるので少しでも興味のある方は是非1巻を立ち読みでもなんでもいいので読んでみて下さい。

……つい最近勧められていた側なのに勧める側になるとはいやはや自分も傲慢なものです(笑)
はい、いろんな方が勧めているので是非。

さあ、自分ももっと成田作品のおもしろさを知るために続巻を読まねば。
近いうちにまたバッカーノ!についてのレビューを書くことになりそうです。
では今回はこのへんで。





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最終更新日  2007年08月05日 18時18分28秒 コメントを書く
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