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あ・りの・み

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November 23, 2005
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テーマ: お勧めの本(8160)
カテゴリ: どくしょ
ウチの母が貸してくれた。
一ヶ月位前かな~。いや、もっと前か。

まだ、NHK金曜時代劇の『秘太刀馬の骨』は
終わってなかったから、9月だな。

    ~*~*~*~

『秘太刀馬の骨』は仕事の関係で見られなかったのだが、
また、DVDを母が買ったら貸してもらおう。

『 秘太刀馬の骨 』は自前で買った。


母の弁によると
『蝉しぐれ』の不遇の下級武士の青年とは対照的な、
石高の高い武士の家で江戸育ちで責任のない次男坊、
と全く別人の趣だそうで、楽しみにしている。

『秘太刀馬の骨』の原作の主人公は
内野さんの演ずる銀次郎に眉をひそめる、
地元育ちの武士。実のところ、家庭に問題が・・・。
彼の責任じゃないのだが、不器用できまじめな
彼にはうまく対応出来ない。

またこれが段田安則で、適役だなぁ~。
この人もウマイしなぁ。


「馬の骨」なんでも藩主に向かい暴走する馬を
     一刀のもとに絶命させたので、
     その名が付いたという。
の使い手を捜すとちょっとミステリ仕立て。

スゴイ剣なのだが「馬の骨」って名前が


犯人 その使い手の可能性のある人々の
キャスティングも面白かった。
気弱な恐妻家武士にトリビアの八嶋さんとか。

『蝉しぐれ』とほとんど相前後して読んだので、
脇役が、あの人どっちに出てきたんだっけ?
ってちょっとなってますが。

    ~*~*~*~

で、『蝉しぐれ』。

母が、「アンタ返す気あるんでしょうね」
つうもんだから、あわてて見た。

一話づつ見ればいいって言ったじゃん。
第一話見て、二ヶ月ほったらかしって私も悪いが。

今もかかってる映画『蝉しぐれ』、
母は絶対キャスティングがTVがいいってと主張する。
「そめごんろののほほん顔じゃだめよ」っつうんだけど、
仁左衛門が染五郎に目をかけているし、

勝負はついたと思ってるし
(詳しいことは言えないけど、20年ほど前に
屈辱的な言いぐさとかあったしさぁ<言ってるけど)、

染五郎、この頃見るたび役者として成長してるし、
まぁ、そんなにキライじゃないよ。

それに、TV版の第一回見たところでは、
文四郎が父にちゃんと話せなかったと泣くとこ、
坂を二人で上がるところ、
ふくが江戸へ行く前に必死で会いに来るところ、
この辺はやはり子役でなくっちゃなぁ。

中学生の年代のまだからだが出来てない少年でないとなぁ。
内野さんがやると頼りないように見えちゃわないか?

ふくなんか、数えで十三だから、プゥの年なんだよね。

プゥがこないだ、美容院で髪をまとめてもらったとき、
うなじが細くて、ほっぺはふっくらとして、
おやおや、プゥも女の子だったっけと思った。

それくらいの、子どもから少女に入ったばかり
って子が、必死になって走ってくる。
でも、文四郎の母には何も言えないし、
そのときは何とかこらえて辞したものの、
帰りは人影のないところで泣きながら帰る。

子役の女の子は、
お祭りに文四郎と行けるのが、うれしいし、
はずかしいし、その一方、
見せ物にビックリして見入っちゃうような
こどもっぽさも出していて、
お祭りの場面でこの先の運命を考えると
泣けてきちゃったのだ。

だから、TVでは、本役の役者を早く出さないと
視聴率に響くってことはあるんだけど、
やっぱり、大事なところだからこそ、
子役の二人でやって欲しかったなぁ。

脚本家は映画『蝉しぐれ』の監督・脚本だそうな。
やっぱり、そこのとこの思い残しもあったんじゃ。



とはいうものの、実際に第二話目三話目を見ると
涙がぼうぼうと流れて困った。

切ない。一目会えれば、言葉は交わせなくても
気持ちが通じただろうから、内気なお福でも
のちの運命にも異議申し立て出来たかも。



二人とも若い表情や動きにはしてるんだけど、
四十前後の再会の時には、特に文四郎は
鬢に白いものが混じってもいいんじゃないかなぁ。

でも、すごく適役。
水野真紀も舞台映えはしなさそうな
小作りの顔で柔らかい笑顔が「ふく」だよなぁ。。
 木村佳乃では殿に当て身を食らわせて逃げれそう。

ほかの配役も、鈴木杏樹が
道場に通う男の子たちのアコガレ、
師範代の妻にもうもう、説得力あって。
宮藤官九郎の歯並びの悪さがリアルで。
悪役の家老の平幹二郎が憎々しい。

味方の家老が柄本明なので、
腹に一物も二物もありそうだ。
いいものとワルものって
単純な図式にしてないとこがいいよ。

文四郎の結婚時期が後ろにずらされていたのは、
女としてはうれしいよね。

下級武士の家であんな新調の真っ白な白無垢は
着ないと思うけどね、あれは筆頭家老
加古川本蔵の娘(『仮名手本忠臣蔵 九段目』)
くらいの身分でないと作ら(れ)ないだろう。
新調するとして、せいぜい、袖を切って
結婚後も切れるような柄の振り袖ってとこじゃないかな。
まわりのお客は銘々石高にあったとりどりの
晴れ着を着ていたから、まぁ、NHKの時代考証の人も
わかっていて、敢えて着せているのかも。
短いシーンだからリアルにすると
却ってわかってもらえないから。

逸平の母がコメディリリーフになっていてよかった。

    ~*~*~*~

なんて、見終わって、ふと外を見ると
ひやぁ~~、もう真っ黒だ~。
これ、映画じゃないから、
その上、NHKだから、一話、まるまる45分あるんだぁ!
六話分見たら、四時間半。
時間忘れてみてました~!

    ~*~*~*~

そんなわけで、映画『蝉しぐれ』も好評のようですが、
TV版もオススメであります。

蝉しぐれ 蝉しぐれ【NSDS-7540】=>18%OFF!蝉しぐれ 「蝉しぐれ」と藤沢周平の世界

『「蝉しぐれ」と藤沢周平の世界』には
海坂藩の城下地図ってのもあります。
どうしても、ちょっと矛盾が出ちゃうらしい。





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最終更新日  November 27, 2005 01:47:08 PM
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