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あ・りの・み

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January 22, 2006
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カテゴリ: どくしょ
『プライドと偏見』
もう一回見たかったんだけど、
雨の中遠くまで行く気になれず、
近場ですますことに。

よく考えるとレディスディというよか
「映画の日」だったので、
梅田の映画館だと満席だったかも、
まぁ、ラッキーか。

でも、やっぱり『プライドと偏見』


    ~*~*~*~

まず、暗ぁ~。

一回も笑わしてもらえない
なんて
ちゃいまっかぁ?

笑って泣けて、
なおかつ社会的な問題にも考えさせられるるのが、
ビクトリア朝最大の文豪にして大衆作家だった
ディッケンズの真骨頂だったんじゃないのかい。

出だしの飽食の救貧院経営者たちとか、
そいつらにヘイコラするバンブル氏とか、
葬儀屋夫婦の言動なんか、

なのに、ホラー映画のようにブキミでコワイ。


 『マスター・アンド・コマンダー』マニアなので、
 局地的に大受けしてました~。
 船の板の間に古ロープをほぐした繊維を
 詰めて、タールで防水するんだよね。
 日本の船の場合は木の削りくずを詰めたようで、
 「槙肌」と書く。その他にも、
 ドックで背景にマストが映ってたし、
 グラナダ版『シャーロック・ホームズの冒険』の
 二代目ワトスン博士が同じような「とってもいい人」を
 やっていらしたので、結構楽しいはずだったのだが・・・。


近頃のディッケンズ解釈は去年悪口書いた
『茨の城』みたいにとことん暗くなってるのか~?

なんかねぇ、雰囲気が『フロム・ヘル』みたいで。
『フロム・ヘル』はジョニー・デップの切ない表情は

あれ、もとはホームズ物だったって話を
ネットで教えてもらったので、借りてきたのであるが。

    ~*~*~*~

それから、主人公の男の子、
アップになるとレオナルド・ダ・ヴィンチの描いた
天使みたい(ワタシ的には最上級のほめ言葉)に
美しいのだが、場面がロングになるとどうもかすむ。

あんまり、感情移入出来なくて、
最後の監獄場面では成長を見せていたけど、
あとはなんにも考えてなくて
単に流されていくように見えちゃってねぇ。

    ~*~*~*~

早業ドジャーはもうけ役だけど、ハリー・イーデンよかったよ、
それだけに、彼らがどうなったんだろうと
気になってなぁ、原作どうだっけ、
私の読んだのは『デヴィッド・カパーフィールド』で
『オリバー・ツイスト』は読んでなかったっけ。

    ~*~*~*~

フェイギンがマンガ『エマ』6巻に出てきた
人さらいとほとんど同じいでたちなのは
どっちもユダヤ人設定だから、みたい。
ポランスキー監督の母親はアウシュヴィッツ収容所で
なくなったとパンフレットにあったので、
むしろ、フェイギンには
同情を持ってふくらましている風はある。

フェイギンが子どもたちに
愛情を持っていたのは確かなんだけど、
それは生活を押さえ、恐怖による支配。

サイクスがナンシーに愛情がなかったかというと
あったんだろうけど、
やはり暴力と金銭による支配。

絶対的な立場の上下があって、
上の立場の人間がアメとムチをチラチラさせて、
思うように動かすっていうのは、
「東横イン」社長と女性従業員たちとの関係と
同じ、労働者の搾取ってヤツだよね。

その関係に組み込まれることを拒否し続けた
オリバー・ツイストは確かに非凡な少年であり、
ドメスティック・バイオレンスに支配されていながら、
勇気を持って立ち上がったナンシーはエライよ。

そういうことを改めて考えさせてくれた
って意味で評価はしますが、
映画として好きかと問われると私は嫌い。

神経質なお子さんだと結構こわいんじゃないかな。

『マスター・アンド・コマンダー』は
さんざん笑って泣いて、
あとあとも楽しくってよかったなぁ。

【世界名作映画DVD】オリバー・ツイスト
 1948年デヴィッド・リーン監督 アレック・ギネスがフェイギン。
 うちの母によれば、イチオシだそう。
 これは本屋さんなどによくおいてある500円のだけど、
 ネットで買うと送料が本体よりかかる。

『 オリバー! 』
 1968年 キャロル・リード監督ミュージカル版
 うちの母はタモリと一緒でミュージカルは絶対拒否の人。
 主役がマーク・レスター、ドジャーがジャック・ワイルドなので
 ちょっと見たいなぁ。写真は ここ





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最終更新日  February 2, 2006 11:06:34 AM
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