太田典生の「毎朝1話」良い話のおすそ分け

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2010.06.17
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この間来、はからずも出版の裏事情を書いてきたが、ついに第一線の作家らが自ら電子雑誌を作り配信を始めました。代表者は、「こうした試みはいずれ誰かがやる。埋没しないため、書き手が生き残るためには、いま打って出るしかない」と語る。
既存の出版社を通さず、書き手が直接、電子書籍を出す中抜きは、出版社の最も恐れる流れだが、それは出版社が書き手をないがしろにしてきたツケとも言える。

書き手は、本がどれだけ売れたかを確かめる術もなく、出版社の言うことを一方的に信じるしかない。
だから、ネットで売れ続けているにもかかわらず、印税が支払われないということも起きる。
電子出版時代になったら、何部売れているかをリアルタイムで知ることはたやすいことであり、書き手も確認できるようにして欲しいモノだ。

また、書き手の印税が本来の10%から、8%や6%にと削られる傾向にあるが、それにも歯止めがかかるようになって欲しいモノだ。
10万部とか100万部出るのは希で、一般的にいって、ビジネス書なら初版3千部で5千部も出ればOK、一般書なら初版数千部で2万部も出ればOKの世界です。
すると、1400円の本を出しても、書き手の取り分は10%の印税をもらったとしても、3千部で42万円、5千部で70万円、1万部で140万円に過ぎません。印税が6~8%なら雀の涙です。
2,3ヶ月、精魂込めて書いてこれが現実です。


電子出版になると、販売価格は紙の4分の1位に下がるが、取り分(印税相当分)が6割程度になるので、同じように売れれば、書き手の実質的な実入りは増えることになります。
例えば、350円で60%の取り分とすれば、1冊当たり210円になり、5千部でれば100万円を超えることになります。

出版社は、本気で良い商品を出すために書き手を大事にしなければ、読者からも書き手からも見放されることになるのは明らかです。





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Last updated  2010.06.17 07:48:42
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