太田典生の「毎朝1話」良い話のおすそ分け

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2010.12.11
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ノーベル賞で中国の採った態度は、改めて一党独裁の怖さを世界に知らしめました。
共産主義は、元々は人間の本性に基づいたエゴを抑え、富の公平な分配を約束する理想社会の追究にあったはずです。
でも、それは名目であって、王家や資本家に変わって共産党の指導部だけが甘い汁を吸う仕組みに変わっただけのことで、一般民衆にとっては一層悲惨なものになったともいえます。
中国も北朝鮮も見れば分かるように、言論や移動の自由もなく、ごく一部の指導層に富が偏在し、特権階級は世襲化され、一般民衆に自由も富もありません。
つまり、ごく少数のエゴ(自愛と我欲)を満足させるための社会と言うことになります。
指導者にとってはこれほど美味しい仕組みはないわけだが、一般民衆にとってはこれほど悲惨な仕組みはありません。

人間の本性に基づいたエゴを抑え、富の公平な分配がされれば、ある意味では理想社会かもしれないが、それにはまず指導層が、釈迦のようにエゴを抑え慈悲の精神を持たなければなりません。
でもそんなことは、釈迦の智慧で1年間書いてきたように、不可能に近いと思います。
それは、北朝鮮を見れば明らかです。

人間にとって最も大切なことは、何事にも(とくに精神的に)自由であることです。
言いたいことも言えない、したいこともできない、行きたいところにも行けない、それが一般大衆が求める理想社会でしょうか?

資本主義社会にもいろんな問題があるが、少なくとも法律を犯さないかぎりにおいて言動は自由であり、ある意味でのチャンスの平等はあります。
エゴに基づいた煩悩がある故に、努力もし、競争もし、より前進しようという意欲も湧きます。
持続する住みやすい地球を作るためには、そのエゴを適度に抑え、自利利他の精神を何処まで実践できるかにかかっていると思います。

釈迦の智慧を終わるにあたり、こんな話題になるとは思いませんでしたが、これもまた巡り合わせですかね?
明日からは何を書こうかと迷っていますが、14日には70歳の誕生日を迎えますので気ままにいくつもりです。
まあ、お暇がございましたら、今まで通りお付き合い下さい。





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Last updated  2010.12.11 05:26:37
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