2004年03月28日
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そろそろ沖縄の出張が近づいてきた。


ん~、あれは悪夢だった。

その頃、急激に仲良く(?)なった友達K子がいた。
っていうか、ワタシくらいしか彼女のグチを聞いて
あげる人がいなかったということだったんだけど。。。

元同僚の友達だったので、前から顔見知りではあった。
そんな彼女と、沖縄に一緒に行くハナシがなぜか急浮上した。
一瞬迷ったが、OKした。彼女にもいいところあるし。



K子は沖縄の基地に知り合いがいるということで、
ダイビングに行く日はその家庭に泊まることになっていた。
K子はワタシのハナシもしておいてくれた。
細かい手配は彼女が全てやってくれた。
9月の台風シーズンってこともあったから、
旅費はチョー割安だった。

が~~~~!!!

当日、久々の羽田に向けて出発。
いつものことながらギリギリに家を出てしまい。。。
あろうことか、品川で山手線を逆方向に乗ってしまい、
あれ?この景色、違うんじゃあ・・・?


結果、5分の差で飛行機乗り遅れ。
やっちまった!

と思ったら、なんとK子もロビーにいた。
聞いてみると、彼女も乗り遅れていたのだ。

二人ともチョーまぬけ。


途中で気づいたが、乗っていたのは急行。一駅が長い。
早朝だったので、降りた駅からタクシーを拾い、
飛ばして来たが、1万円近くを費やしてしまったという。
ちなみに彼女は関西人。大人になってから神奈川に来た人だ。

で、どうするか。
彼女、どうしても行きたいと言うので、
割高だけど、片道切符を買い足して行くことになった。

羽田で時間をつぶしている間、
K子が、お世話になる家庭の奥さんに手土産を買ったが、
askhercatも一緒に買ったことにしないかと。
うっかり手ぶらだったワタシは、感謝するように半額を渡す。

ところが、実際おみやげを渡すとき、彼女は、
This is from meとしか言わず、いつ、何を考えながら
それを選んだのかを話し続けた。
一緒に買いに行っていないワタシは何も言えずじまい。

米軍のプライベートビーチから、ダイビングをすることに
なっていた日、彼女は、自分のソニーのハンディーカム
(当時世の中はデジカメが徐々に出始め)をワタシに渡し、
彼女を撮ってくれと。

ダイビング、船からならラクらしいが、地上からだった。
砂浜まで車は近づけない。ということは、いろいろレンタルした
ギアーはかついで海まで行かねばならない。
酸素ボンベは非常に重いのだ。
K子は、そこの家庭のご主人とボンベをかついで
どんどん行ってしまう。

ワタシは耳抜きができないんで、シュノーケリング。
駐車場から獣道のような下り坂を、後ろから彼女のことを撮り続け、
迷子にならないようについて行った。

海に入る前に、濡れて困るものは?とご主人に聞かれたが、
ワタシはnothingと答えた。
ハンディーカムはビニール袋に入れてぐるぐるにして、
K子のバッグに入れ、海からけっこう離れたところに置いたから
大丈夫だろうと思ったからだ。

これがまずかった!

バッグごと海水に浸かってしまったのだ。
あなどれない沖縄の海、空はすごく明るいのに、
とっくに干潮になっていた。
しかもまさかここまでは、というところまで海水がきていた。

シュノーケリング中、途中で流されては、
K子のバッグの位置と安全を確認して、戻るようにしていたのに。
でもK子はご主人とどんどん潜ってハンディーカムのことなど
ほったらかし。

彼女はショック。
ワタシもあちゃ~という思い。

それからは、沖縄の電気屋さんをあちこち調べて電話。
でも海水に浸かったらもうダメとか、直るとしても日数と
送料がかかるので、現実的ではない。
ソニーで働いている知り合いに、なんとかならないかと
電話してみると、彼はビデオが専門でどうにもならないと言う。

このとき学んだことだが、海水に浸かってもすぐ真水で洗うと
何とかなることもあるらしい。

K子はずっと黙ったまま。
ワタシもすまないと思い、どうにもならなかったらワタシも半額
出すから買いなおそうと提案。だが、これがまたまずかった。

沖縄は終わり職場に戻ると、彼女の態度は急変する。

ハンディーカムを沖縄に持っていくかどうかは、
実は気が進まなかったらしい。気が進まないときは
必ず何かあるが、ワタシがもって来いというから、
ムリヤリ持って来させられたということを言いはるようになる。
(ワタシは軽く一回しか言っていない。)

そのうちオフィスの電話にもかけてくるようになり、
バンバン文句を言い出す。
だいたい、任されたら責任を持って管理するべきで、
あんたがほったらかしにしたからこうなったのに、直らなかったら
半額出すとは何ごとだと。半額で許すかどうかは、あんたじゃなくて、
持ち主のこっちが決めること。機種が変わると、今まで撮っていた
ものも見れなくなるから、全額弁償よりも、全く同じものを
買って持ってこいと。

最初はワタシも悪いと思っていたけど、あまりにも一方的な
言い分なので、こっちもキレさせてもらった。
自分だけさっさとボンベかついで海入って、人には自分のことを
撮ってくれって押し付け、自分こそ、所持品をちゃんと管理していない
じゃないか!

当然ケンカになりますね。
それからはすごかったですよ~。

あまりにもしつこく弁償しろだの、ワタシのオフィスにまで
来てわめいていくから、同僚もみんなコトの真相を知るようになった。
そのとき、壊れたハンディーカムも持っていかれてしまった。
結局、ワタシが折れることにしたのだが、同機種じゃないと
許さないという。

ところがソニーに問い合わせると、もう生産していない。
そりゃそうだ、世の中デジカメが主流になってきている頃だったから。
ちなみに定価は15万円くらいのものだった。

で、どうなったかって。
ワタシは友達に一斉メイルを出した。
型番号とか詳細全てを書いて、誰か持っていないかと。
ある友達が質屋にあたってくれて、どこどこならあるという情報を
提供してくれた。すごい感謝!

でも質屋。なんか怖くて行けない。。。
仕事のあと、元同僚(♂)2人が付き合ってくれた。
質屋って、行ってみると免税店よろしく、ショーウィンドウに
照明に、けっこう気軽に来れそうな雰囲気。

でも、その機種じゃないとダメだから、足元を見られ、
9万円くらいで買い上げることに。
その後同僚2人はお好み焼き屋に連れて行ってくれ、
「友達とはなんぞや」「高い授業料を払ったと思えばいいだろう」
などといろいろアドバイスやら慰めやらを言ってくれた。
ワタシはおごってあげるつもりでいたが、
これはジャンケンでしょと。
そんな彼らに感激して泣きそうだった。
結局ジャンケンに負け、ワタシが払ってホッとする。

これでケリが着くと思い、さっそく彼女に持っていくと、
なんと次の『課題』が課せられた。

実は、ダイビングを始める前、もう一つのことを頼まれていた。
K子は使い捨て水中カメラと 魚にやるエサとしてパンを
持ってきていた。そしてその水中カメラでエサをやる彼女を
撮ってくれと。

で、彼女いわく、
撮ってくれと頼んだし、どんどん撮ってもいいよと言ったが、
言われたとおり全部撮るヤツ(ワタシのこと)がどこにいるかと。
で、あんたが撮ったから、あんたが現像しろと(彼女しか撮って
いないんですけど・・・)。そして、その全く同じカメラを弁償しろと。
で、その使い捨て水中カメラ、日本では売ってない、と。

このことに、ワタシのオフィスどころか、他の友達もみんな激怒。
質屋につきあってくれた友達の一人が、たまたま翌週ハワイに行く
ことになっていた。彼、あっちでどの機種か、映像をメイルで送ってきて、
ワタシが指名したやつをわざわざ買ってきてくれた(感激の涙)。

あとで聞くところによると、
K子との沖縄行きを知ったまわりの人、特にK子と知り合う
きっかけになっていた元同僚なんかは、何か起こると思っていたんだと。
でも、askhercatだから大丈夫なんじゃないかと、みんなで
議論していたんだって。

詳しく聞いてみると、K子は、あらゆる場面で、とにかく自分が
被写体になりたがり、ある結婚パーティーのときも、カメラ担当に
なっていた友達がK子につかまり、撮ることを断ると
「ちっ、あんた使えない」って言われたり。

普段、人の評価はそれぞれの価値観にもよるから、ワタシは
先入観を持たないためにも、聞かないようにしていたが、
このときだけは、

なんだよぉ~~~~、先に言ってよ~~~~!!!

って思ってしまった。

格安旅行のハズが、全てを入れると15万円くらいの出費。
しかも予定外の!
その後数ヶ月、ワタシは経済的にきつい生活に陥ったのであった・・・。

だから、今回、仕事がらみだけど、沖縄を楽しみ直さなきゃ!






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最終更新日  2004年03月28日 23時05分04秒
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