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ヴィクトリア朝ロンドンの日常生活 世界都市の市民生活から食文化、医療、犯罪捜査まで [ マイケル・アルパート ]
なろう系小説をよく読みますが、
舞台となる異世界は「ナーロッパ」と呼ばれており
封建制度で中世程度の文化基準の割に
衛生観念や学校制度は今と変わらないという
ご都合主義のものが多いです。
(楽しんでいるので批判の意図はありません)
それで、実際はどうだったのだろう… と
参考になるかと思い読んでみました。
ヴィクトリア女王即位の1837年〜
1950年代前半までのロンドンの様子が
説明してあります。
基礎知識がないとなかなか難しく…
家賃はいくら、収入はいくらと記述があっても
それは今の日本円でいくらかわからないので
安いとも高いともわからず…
収入と家賃などで比較はできますが。
ディケンズの数々の著作からの引用や
殺人罪で処刑されたマニング夫妻の
報道、記録などからわかる当時の様子が
全体を通して書かれていますが
肝心の殺人事件についての説明が
なかなかないのでもどかしくなったり。笑
途中眠くて寝落ちしたり
スクワットしながら読んだりしました。
水道等の衛生状況の悪さ、
ウェストミンスター寺院が汚水溜めの上に
あったなど、現代からすると
おそろしいものばかり…
やはりナーロッパはナーロッパのままで
お願いしたくなります。
読むのに時間がかかったので
詳細はまとめられませんでした。
簡単にヒ素が入手できたのも怖い。
ラノベでは主人公が大体貴族だったり
政治の中枢にいたりするのですが
異世界を日本に置き換えると…
みんながみんな東京にいるわけでもなく
東京にいても皇族に会えるわけでもないよね、
と思っていました。
国が県単位ならまだありえるかも…
しかしよく考えると、貴族なのだから
会える、ではなく会わないといけないのか。
参勤交代のごとく、遠くても王都まで
馳せ参じないといけないんですね、大変。
貴族でなければ生活が大変すぎて
恋愛なんかしてられないのでしょうね…
いや、そんなこともないか…
図書館でディケンズの本を探そうかと
思いましたが、まず棚がわからず(^-^;
今度ちゃんと検索してみます。
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