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その新しく行き始めた私立高校では週1日、2時間×2種類のゼミをもった。いわゆる選択授業のような感じで、本単位のモノよりゆるくて良い。 1つ目のものは、進路対策…と言われて何があるか考えたのだが、高校受験のノウハウで、面接指導・小論文指導あたりはなんとかなる。職業学習の流れで、進路とはとか、働くとはとか、そういうおよそ自分が学生時代にちゃんと考えていなかったことも、今は伝えられる。履歴書の書き方も行ける。それにそもそも本当の進路指導はこのゼミとは別に各担任や学活等で指導があるから、ついでに上乗せしてやっている感なので、そう心配はしなくていいとは聞いた。ただ、高校卒業する年までに、普通の高校ではどういう進路指導をしているのか、全く知らないのでは、ハッタリで乗り切るのが得意の自分でもさすがに心配だな…と思った。 そんな時に、ふっと頭に浮かんだのは、隣県で高校教諭を長くやっている手前田夫婦(仮名)である。バンド仲間の夫(ギター)と、キーボード後輩の妻は、バンド関係の友人の多くが学生時代からルーズだったのと一線を画し(笑)、学生時代からちゃんと単位をとれていたような、教師として信頼できそうな人たちなのである。 あっ、夫の方は、私と一緒に国分寺駅で二輪の乗り物を…いや西国分寺駅でも…恋ヶ窪駅周辺まで…以下略。 彼らは、進学校から荒れたところまで経験のある人たちなので、それこそたくさん進路指導の資料をもらって参考にさせてもらって、誠、感謝なのだ。大手学習教材会社経由のものとかはそのまま使ったら怒られそうだが、まずは自分がいろいろと学べてよかった。何が驚いたって、今の高校って(特に中堅以下の学力の方が)すごくていねいに進路指導をしているんだなということ。生き方とか、働くということ、自己を見つめること…そういう先に自分の職業がある…みたいなことを教えているようで、昔の自分の高校ではたぶんそんなのは全然なかったように思うから、感動した。 もしかしたら、特に手前田夫婦がそういうことをきちんとしてきた教師なのかもしれないが…。(まわりにたくさんの反面教師がいるからねえwって、俺も非常勤だった!) で、そういうやりとりの時に、奥さんの星(仮名・大学の音楽サークルの後輩)が、親友のお子さんが、その私が行き始めた高校の卒業生なのではないか…と言いだした。 家から遠いしそんなわけないと思いつつ、長くいる先生に話を聞いてみると、その通りだった。 私が知っているのは、在学中に病気で亡くなったお母さんMちんの方。私にとっては先の隣県の後輩ともども、直系のキーボードの後輩であり、うちの妻(ベース)と同じガールズバンドのメンバーであり、また、同じ自閉スペクトラム症の子の親としての悩みも共有できたので、メールのやりとりもしていた。 当時の担任の先生は、地元にもどっていて、もういないとのこと。高校卒業後、専攻科(校内にあるモラトリアム的な学年。昔の補習科みたいな感じで、大学受験したり就職したり)に行って、その後、安定とは言えないけど仕事もしている…ようだ。 高校からずっと一緒の友人(というか面倒見てくれる仲間)で、講師になっている人がいたり、その師匠の長くいる講師の先生がかなり面識があるみたいで「今も時々来るよ。今度来たら紹介するよ。仲良くなるとめんどくさいよ(笑)」とうれしそうだった。 ちなみにもう一つの担当のミュージックゼミ…キーボードの台数をそろえるのに、壊れても悔いのないキーボードとして、中3の時に初めて買ったローランドSA-09(オルガンだけど減衰音も出せる…だけなのに当時10万円)を持っていったら、錆びついているのに音が出た。34年物。ハードケースで30年寝ていただけに、オルガンのスイッチを押してもピアノ系に勝手に戻ったりはするけど…。 で、そのハードケースに1枚だけ貼ってあるシールを見たら、それは1987年のヤマハのバンドエクスプロージョンのバックステージパスで、書いてあるバンド名がバックビートではなくて、なんと「CASH」! すげえびっくりしたけど、これはMちんが盲腸になって急きょ代役で出た埼玉決勝大会(ちなみにドラムは軽音のなめちゃん=現在近藤房之助band)のもので、記念にとっておきたかったけど自分のバンドのではないから他のケースにとりあえず貼ったのだろう(回想)…というものなんだけど、1枚だけ貼ってあるそれが本来は彼女のもの…このゼミに俺を引っ張り出してくれたのは、Mちんのもくろみ…違った、お導き…かなと本当に思った。 そして、進路対策ゼミは、星(仮名)を引っ張り出して、我々にこのつながりを気付かせるため?(笑) ひとまず、長くいる学校の先生にとっても、相当な驚きだったようで、その前の週に、ゼミのアドバイスで他県の高校教諭からいろいろ資料をもらったりしました…なんて報告をしたばかりだったのに、その人が、印象深い生徒の母親の親友って急展開だったので。 こちらに私が導かれキーボードを指導することになり(ある意味夢をかなえてもらい)、進路対策でその親友だった彼女の力を借りて授業が行われ…いや、その偶然は必然なのか、うれしいけど、ちょっとホラー的な怖さまであるなあ…というできごとである。近藤房之助/コンプリート・オブ・近藤房之助 at the BEING studio[CD] 近藤房之助/rough mixed~Live at SHINJUKU LIQUID Room近藤房之助 / Fusanosuke Kondou In Anytime Anyplace 【DVD】
2015/06/06
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