泡雪の日記

泡雪の日記

2004年03月17日
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貴方も私の顔を忘れていると思うので、

泡雪46

唇の色が悪いのが、恥ずかしいです。
年取った自分を見せるのは少し嫌ですが、
私だけ貴方を見たのは不公平だと思いました。


今日、起き際面白い夢をみた。

半年前の心の世界。

エスコ~ト役は、元の旦那。
私は、8年ほど前一度結婚している。



現在、仕事もせずに、療養生活を送っている。
自宅療養です。

今回は、思うところが有った。
何度、自分を色んな環境で、新しい顔を作っても、行き詰って、自分を壊す事になる。

本来の自分を取り戻す作業を始めたのは、5年前。
特に、去年の正月を期に一切の人間関係を絶っている。
混じりけ無しで、自分を取り戻す事にした。

そうして、貴方の事にたどり着いた。

半年前の世界には、暗い顔をした自分と、別れた旦那11歳年下。

彼がエスコ~トをしてれた。

情景は、貴方の知る古い木造の一軒家。


この世界の時は、いつも、あの古い私の子供時代の記憶の染み付いたあの家が登場する。

亡くなった母と会う時はいつもこの場所なので、もう慣れた。

何か、白いペットを飼い始めていて、
過去の私は、その白い子犬のようなペットをあやす心の余裕も無い。

「それで、私を呼んだの?」と元旦那に聞いた。



過去の私とは、口を聞けないような状況なのに、今の私と話すのは嫌ではないようだ。

『今は幸せそうだね』と言う。

広告代理店のイベントの仕事をしていたので、
イベント会場に場所は移る。

だれか、デザイナ~のパ~ティ会場から、人々が出てくる。
特殊なパ~ティだったらしくて、全員が体にフィットした、
白い服を着ている。体の形そのままの服。

人によっては紙を切り抜いたお面を付けている。
出てきた人の中で、絶賛されたのは、小太りで小柄な女の人が西部劇のような、帽子を被り、手の中に何か器を持った人だった。
顔にはやはり紙を切ったお面を付けている。

誰かが私に話しかけた。

私はそれに答えて。
「アリストタラス?」
と言った。

『タラスと訛らす所が面白いね。君のタレント性面白いね、家の社と契約しない?』

「いいすよ。もう親も居ないし・・・。」

『会社にバレルとまずいな。』
「問題ないですよ。今日辞めましたから。」

「そうそう、結構この場所には貢献しましたよ。あの人に聞いてください。」
と、元旦那の上司を指した。

元旦那の上司は『そうそう、こいつは、自分で設計図無くして置いて、俺が踏んだと言いやがる。』

私は不思議そうに男の顔を見た。

すると・・・。
*******
この世界ではね、どんな貢献をしたかとか、全て残らないのです。
その時、心で、何を思ったかだけが残ります。
              ************
と言った。

再び、古い家の前。
私は、誰と無く、半年後から来たと言いたくて、通りすがりの女の4人組を捕まえた。

「私が何を言っているか解らないかもしれないけれど、聞いて、わたしは、半年後から来ているの。
12月8日から来たの。」

その人達は怪訝な顔を向けたが、その時暗い顔をした、一団が家の中に入っていった。

その中に暗い顔をした私を見つけ、納得したようだ。
わたしは、右の上唇を軽く、舌でナゾッタ。
話を聞いた人たちも同じ仕草をしてうなずいた。

暗黙に秘密と言う意味だった。

庭先で、白いペットが自分で口で布団を広げて、暖を取った。 
「この子自分で布団を広げたわ、もう大丈夫ね。」

++++++
腕に嵌めていた、3連のブレスレッドが3角形に形を変えて、やがて、一本の筋になり、
1つずつ、腕から、落ちた。

元旦那が
「時間が来た。
階段が消えてしまう。
急いで。」

と言う。
わたしは、お気に入りの、下着と靴下を箪笥の上に用意したのに、いつの間にか消えている。

庭先に続く部屋に、置いてあった、クリ~ムのタップリ入ったお菓子を手にした。

元旦那が、『新聞や本等、の文字のあるものは、持って出れないよ。』と言った。


庭の横に階段が有った。
実際にはそんな場所は無い。

細い石段を降りると、
半年前の心の世界の出口が有った。

『難なく来れたね!』と元旦那。

空に赤い花びらの四角いフレ~ムが浮かんでいた。
私が、そこを通ると花びらは風に舞って形を崩した。

「石の扉」の隙間から、明るい光が漏れている。

門番が私の持ち物を開いた。
二つの箱を持っていた。

1つの箱を開いたら・・・・・。
バナナが一本入っていた。

お菓子が姿を変えていた。

もう1つの箱からは、
鳥のもも肉のようなものが出てきた。
そんなものを持ち出したつもりは無い。

門番は、『もしや、これは獣肉。』
『食べてみよう』

『まさしく、肉だ、おぞましい。』
と言い。

私ではなく、送って来た、元旦那が控えている部屋に行って、ボコボコにしようとしている。

獣肉を持って時空を越せない。

「私が、何かを持ち出そうとしたのがいけないのです。赦してください。」
と祈った。


そこで目が覚めた。

+++++++++

半年前。
時間的に私が心を取り戻した、時期だ。

12月8日?
これは、離婚の手続きを先にして、新しい生活が見えないまま、家を出るために神経が参っていて、自分で東京医科大に入院手続きを自分で予約していた日の気がする。
入院して、3日間点滴で眠って、意識を取り戻した。3週間入院後退院した。
25歳から学習で作り上げた人格が崩れこわれた。
記憶は無くしてない、作り上げた価値観が崩れた。
まるで、砂の城だ。

まだ、病名は付いていなくて、「神経過敏症」とだけ、記されていた。

浮気だの痴話喧嘩で別れて訳ではないので、現実に心の縁を切るのに更に一年時間が必要になった。
最終的に、家を出た一年後家庭裁判所の決定で、お互い口を利くことも、交流する事も絶つ形を取った。


入院先から、結婚生活をした家に戻る事は無く、友達の家を2箇所ほど、居候して、実家に引き取ってもらった。

あれから4年。
少しずつ自分を取り戻しつつある。
自分を見失ったまま、形だけ生活の顔を作っても、自分から逃げている限り、何度も、自分を壊す事になる。

今、やっと、自分を取り戻しつつある。
貴方との別れを現実に受け止めないと何も始まらない。

この、2日、何度も泣いた。
自分の為にやっと泣けるようになった。
いまやっと、悲しみを受け止められる状態になった。

*********
貴方の顔をみて、この私信を書く事を決めた。
わたしの、独りよがりな悲しみの中だけの世界と思っていた。


思い過ごしなら、良いのだけれど・・・・・。
私は、記憶を消す事で、現実から逃げた。
自分を捨てる事で、生き延びた。

しかしながら、貴方は自分の悲しみを背負って現実を生きてきた。

母は貴方の事を『縁りによって、どうして時の人と付き合ってしまったの?』と言って居ました。

貴方の家が出会った災難。
原因はあったにせよ、
あの時期に、事が起きるのは、天の思し召しとしか言いようが無い。

まさか、自分達に火の粉が及ぶとは、テレビのニュ~スを見たときには想像も付きませんでしたね。

最初、貴方は、私を忘れたと思っていてけれど・・・・。

あなた自身の波乱の幕開けとなった貴方の前途とは本来関係ない社会事件、忘れたくても忘れようが無い時期です。

貴方もまた、私だけを切り離して、忘れる事は出来なかったでしょう。

どちらが大変だったろう?
きっと、貴方の方な気がする。

貴方が、翳りの無い人生を新しい誰かと、現状に必要な人と力を合わせて生きている。そう信じて、来たのだけれど。

貴方の両親が言うような、0からの出発ならどれほど楽でしょう。

何かが有る所から、方向性を決断する方が、遥かに難しいです。
価値観の衝突。
本来関係の無いところに摩擦が生まれます。

今の私には何もないです。
長年の療養で、親の遺産もとうに食い潰しました。
兄弟だけが、財産です。
原点に帰る、絶好の状態。
そして、貴方に何かを求めるのではなく、嘗て、人を愛した自分を求めています。

今、思い出した事。
人を愛する事は、相手に何かをするという行為の前に、相手を自分の魂の中に受け入れる作業だと言う事。
私の中に、あの頃の貴方は生きています。

写真を見た限り、偶々、そうした映りなら良いのだけれど、
瞳の奥に光が見えない。

思い返して、貴方はハンサムだった。
医学を百年の展望で眺め、
『外科の技術が百年後には必要無くなる。
今自分は何をするべきか?』
「百年後に必要無くなくかも知れないけれど、今の時代それが、足がかりに成るなら、貴方の性格は外科向きだから、外科をお勧め。」と私は言ったのを覚えている。

あなたは、とても気性が激しくて、意志力が強く。
攻撃的な性質。
自分を信じて、素直でよく笑った。
印刷物を鵜呑みにしない事を教わったのも貴方からです。

利口そうな額が輝いていて、
何よりも、瞳がまっすぐで好きでした。

その貴方が、その影を内に秘め、どこか空ろな目に見えた。
嘗ての、ハンサムさんはどこに行ったの?


だから、貴方の今を不思議な気がした。
何故、こんなに苦渋な顔をしているのだろうと。
:研究者に必要な明るさが感じられない。

それが、私が、あなたに連絡を取る気に成った切っ掛け。
残念な事に、メッセが入らない。

この日記は開かれていないようだ。









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最終更新日  2004年03月18日 05時28分17秒
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