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これについて、先日テレビで、こんな特集をやっていました。小学生の姉と弟の子ども部屋が映し出されていました。部屋中がおもちゃで満たされています。それでも、お母さんのお話では、お友達のおうちは、もっとたくさん持っているというのです。9割以上は、おじいちゃん、おばあちゃんが買ってくれたものだそうです。そして、お母さんは、「こんなに次から次へと買い与えてしまっていいの?」と心配されていました。でも、おじいちゃんは、孫の喜ぶ顔が見られることがうれしいわけです。

親は子どもの将来のことを考えて行動する、親以外の人は、子どもをその場で喜ばせることを考える。どちらの接し方も、子どもにとっては、重要で、両方がバランスよく役割を果たしている環境が望ましいのです。

このことからすれば、この特集の状況は、とても健全なわけです。しかしながら、そうではない一面もあります。

お母さんが、直感的に懸念していたとおり、次から次へとおもちゃを買い与えられ、飽きては買い足すという「価値観」、新しいもの、新しいものへと興味が移る「消費の価値観」が、乳幼児期、学童期に習慣付いてしまうと、大人になってから、その価値観を捨てることが難しくなってしまうことは、明らかに問題です。認知心理学的言えば、幼少期に当たり前の価値観として、次から次へとおもちゃを買ってもらう環境にいれば、子どもは、簡単に、何の疑問もなく、その価値観を取り入れ、定着させてしまいます。それは、「ものを大切に使う」とか、「愛着を持ってモノに接する」という価値観が、身につきにくいということも、表しています。

子どもに伝えたいのは「消費の価値観」ではなく、「愛着の価値観」や、「モノを大切にする価値観」ではないでしょうか。大好きな玩具を、ずっと使い、じっくり遊んで、その玩具は、やがてそのまた子どもにも「愛着」と共に受け継がれる。そういう価値観ではないでしょうか?

子どもたちに身近な存在である玩具だからこそ、このようなことも、気にする必要があると思います。



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最終更新日  2008年02月29日 11時12分21秒


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