2002年12月04日
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報告や会議が本来の業務の妨げになることがある。

ただの進捗確認などのためだけに時間を費やすのは
ただの時間の浪費でしかない。
またおなじように
報告もそれが新たな成果のための貴重な情報になるならいいが、
ただの管理のためであるならおなじく時間の無駄である。
こうして知識労働者の生産性はいともたやすく低下させられる。
いまや事業の成果の多くを握っているのは知識の労働の成果である。

本来の業務とは無縁の会議や報告、各種手続きなどにより、
知識労働者の生産性は犠牲にされている。
それはマネジメントのミスでもあるが、
知識労働者自身の怠惰によるものだとバンビは思う。
知識労働者の仕事の定義をできず、方向性や目標による
マネジメントを行っていないことも原因ではあるが、
知識労働者自身、自分の仕事が何のためであるか、
成果は何なのかを自分自身で理解せず、働いているせいもあるだろう。

バンビはシステム関係の人と話をすることも
デザイン関係の人と話をすることもあるので、
そういう分野での知識労働者の意識には常々、疑問を持っている。

いつバッチがまわるだとか、pingがとおらないだとか、
WEBカラーがどうしたこうしただとか、
企画が決まらないと作れないだとかどうだとか。
確かにいってることは技術的には間違っていないし、
技術的なことの重要性も理解できる。

行うものではない。
技術を使ってどんな成果をだせるのかが問題であって、
技術そのものが問題ではない。
技術をつかって何を行うかがそれぞれの知識労働者の仕事であって、
技術そのものを使うこと自体は二の次のはずだ。

もちろん、バンビもそういう仕事をしていたから、彼らの気持ちもわかる。
だが、そんなことをいくら言っても伝えたい人には伝わらないし、
伝わらなければ言うだけ損だと思う。
おそらく、きちんと意図を伝える際には翻訳が必要なのだ。
技術の話をするだけではダメなのだ。
いや、技術の話などはいっさいしなくてもいいのかもしれない。
技術は話すものではなく使うものなのだから。
そして、知識労働者はそのために存在するプロである。
だが、同時にシステム系の知識労働者も、
デザイン系の知識労働者も、ほかの多くの知識労働者と同様、
ビジネスのために、それぞれの組織に存在するはずだ。
だとすれば、ビジネスとしての成果をあげるために、
自分たちがどの部分を担っているのかをはっきりさせなければならないし、
その話こそしなくてはならない。
それができず、無味乾燥な技術論に陥ってしまうからこそ、
報告だの手続きだの進捗報告会議だのが必要だと思われるのだろう。
すでに書いたようにそれは結局、知識労働者自身の生産性を低くする。
知識労働者自身の成果を少なくし、知識労働者自身の評価を下げる。
本末転倒もいいところだ。
バンビは思う。
ほかの人間の文句を言っているヒマがあったら、
自分たちの知識がどうビジネスに役立つかをきちんと説明できる
言葉を発してほしいと。
その意味で、知的でない知識労働者ほど哀れなものはない。
ほんとに哀れです、そんな彼らは。





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最終更新日  2002年12月10日 22時24分39秒
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