2003年07月09日
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よく「あの会社は独自性がない」という言葉を聞く。

私自身、ついこのあいだまでは、
独自性がない企業が存在するのだと思っていたが、
実際にはそうではない。
正確には、そういう企業は「独自性が見えない」のだ。

独自性が見えない理由はいくつか考えられる。

 ○独自性のアピールが下手
 ○独自性をアピールすることに関心がない

  ・そもそもアピールすることに関心がない
 ○独自性の捉え方が間違っている

いずれにせよ、独自性はどの企業にも存在するものだ。
独自性とは、一般論と自社の相違である。
あるいは競合他社と自社の相違であるといってもよい。
(それゆえ、競合分析は自社分析のあとでしか意味をなさない)

類似ではなく、相違を捉えることが重要だ。
つい比較をすると、自社を強くしようという意識が先行して
類似であろうと相違であろうとごちゃ混ぜに
強さばかりが目に付いてしまうが、
実は、強いか弱いかの前に、類似か相違かを分類しなくてはならない。

それはどんなにそう見えようと、強みではない。
競合と横並びの要素が競走優位になることなどない。
当たり前のことだ。
だから、比較においては、強さ/弱さをはじめに分類するのではなく、
他との類似、相違を分類することが重要である。


この分類ができれば、実はあとの思考は意外と簡単になる。
自社の相違=独自性の各要素を
顧客要求、顧客ニーズと照らし合わせて、
どれが強みで、どれが弱みかを見極めればいい。
そして、強みをさらに増強するにはどうすればいいか、
弱みを軽減していくには何が必要かを決める作業に入ればいい。

そして、この独自性は
あらゆる場面でアピールしていかなくてはならない。
なぜなら、ビジネスにおいては、
他人(顧客)が認めていないものは存在しないも同然だから。
ここまでクリアできれば、
先の「独自性が見えない理由」の3つうち、
下2つはクリアしたことになる。
残るアピールが下手というのをクリアする方法については
また別の機会に。





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最終更新日  2003年07月11日 08時53分38秒
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