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最近、カーペットを洗うだけのYouTubeチャンネルをよく見る。「MR.CARPET」という原題がついているが、チャンネル名は違うようだ。ASMRで、解説もテロップも何もない。ひたすらカーペットを洗っている。登場人物の顔や、カーペットの模様からして、中東のどこかの国のようだ。概要欄に記載してあるのかもしれないが、別に詳しいことを知りたくもないので、見ていない。おすすめに、こんなサムネが上がっていたら、「なんじゃこりゃ?」になる。まさかカーペットを洗っているとは思わなかった。日本は靴を脱ぐ文化なので、カーペットがこんなに泥で汚れていることはまずない。どこに、どんなふうに敷いたら、こんな茶色の液体が出るほど汚れるのだろうか。とにかく汚い。何年洗ってなかったのかと、驚くばかりである。洗った後は、新品のような綺麗さを取り戻す。見えなかった模様が見え、滑かな生地の風合いが画面越しでもわかる。が、私は綺麗になったカーペットや綺麗にする過程を見て楽しんでいるわけではない。「日本人なら、どんな道具を作るだろう」「日本人なら、どんな手法を編み出すだろう」という視点で見ている。ミスターカーペットは基本、水洗いだ。ペルシャ絨毯も登場するのだが、水洗いだ。水洗いできるのか?シルクのはずだが。けれど、ひたすら水洗いだ。水洗いできるのだったら、家でも洗えるのではないか?場所が必要か。大抵12平米くらいの大きさのカーペットだ。日本間にして8畳くらい。汚れからして、玄関に敷いているのではないだろうか。広い玄関だ。洗浄場は、地べたから50cmくらい底上げされている。にもかかわらず、傾斜がついていない。水洗いで出てきた汚水が洗浄場に溜まり、これを水で洗い流すために、カーペットを洗う以上の水を使っている。なんて非効率な。日本人なら、必ず床に傾斜をつけて、水が自然と流れるようにするだろう。しかも、カーペットに合わせた枠をつくり、汚水が外に流れ出るのを極力抑えるだろう。いや、洗うときは溜め水を使うのがセオリーだと思う。ここまで汚いと、何度水を交換せねばならぬかわからないが、基本、溜め水の中で洗い、水を切り、再び洗い、を繰り返すのだと思う。床にびやっと広げたカーペットにひたすら水をかけるというやり方を日本人の職人がするとは思えない。水にも工夫を加えるはずだ。一度に汚れを落とし、分解する洗剤を開発するかもしれない。水ではなく、薬剤そのもので洗うかもしれない。使っている機械もやたら大きくて重そうで、しかも、こなしている作業は大したことはない。日本人なら、もっとコンパクトで扱いやすく、高機能・高性能な機械を開発するだろう。放水ホースも、水量が多いのに、大した仕事をしない。高圧ノズルを使い、散水パターンを変えて、水量を抑えると同時に、もっと仕事ができるようにするだろう。いずれにしても、こんな単純な方法を取るように思えない、などと考えながら見ている。一編、30分以上あるのだが、なぜか見てしまう。見終わって、あらら、である。ストレス解消になっているのだろうか。洗い終わったカーペットを見て「あー、綺麗になったなー。気持ちいいー」と思える人は、ストレス解消になっただろう。私の場合は……、これが消化器を傷める性格というものだろう。さて、あすは2度目の抗がん剤治療。血液検査がある。もちろん酒は抜いている。体調は悪くないのだが、ちょっと微熱がある。怖い主治医に怖気づいているのか?抗がん剤治療が嫌なのか?副作用が怖いのか?すべて。そろそろ、髪がバサッと抜けるころか。家で抜けるのはいいとして、外で抜けるのは嫌だ。あすは、6時間ほど病院にいる計算だから、点滴を受けながら、なんてことになったら…。帽子を被って行こう。病院に行くのは、いつも憂鬱だ。
2024.09.01
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この猛暑の真夏(立秋を過ぎたので、暦の上では秋ですが)に、インフルエンザが猛威を奮っている。インフルエンザウィルスは、湿度と温度が高くなると、活動を休止するものだ。が、今回流行している新型インフルエンザ(H1N1)は、夏の暑い盛りでも全くひるむ様子がない。しかも、沖縄や大阪といった、蒸し暑い地域で特に感染者数を伸ばしている。一説には、エアコンによって、冷たくて乾燥した環境がつくられているのがいけないということのようだが、断定はできないらしい。8月に入ってからの感染者は6万人に達すると言われている。5月から7月下旬くらいまでの感染者数が4千人超だから、その勢いは火を見るより明らかだ(数字はアバウト。正確な数字をつかむことができませんでした)。しかも、死亡者も数名だが出ている。甲子園の高校野球もプロ野球(日ハム)も、新型インフルエンザに振り回されている。舛添厚生労働大臣は、「本格的な流行が始まった」という宣言をした。秋から来るであろうと言われていた第2波が、第1波に飲み込まれて、このままよどみなく感染拡大を続けるかもしれない。この状況は何を意味するのだろうか。5月の時点でも言っていたが、「新型インフルエンザは、未知の生物であり、予測不能な進化を遂げる」という予想が当たった。だれも免疫を持たないという事実は、爆発的感染拡大の可能性を意味する。「夏場」というシーズンに対する安心感が、感染拡大を促進させた。「喉元過ぎれば」体質の日本人の弱点をついて、ウィルスが勢力を伸ばした。「弱毒性」という言葉を妄信し、このウィルスを甘く見たしっぺ返しとなった。タミフル耐性を持つウィルスの存在が確認されている。ワクチンは確実に足りない(輸入は、諸外国の批判があるので難しい)。医療機関ができる治療には限界があるのが事実。致死率が0.5%と発表(WHO)されているが、分母が増えればバカにできない数字。では、感染拡大を阻止するためには、どうしたらいいのだろうか。日本人に決定的に欠けている感覚「人に移さない」という意識を徹底して持つ必要がある。日本人は、「人から移りたくない」という意識を異様に強く持ち、あれこれ対処しようとするが、自分が少しでもおかしかったら、直ちに外出を控え、医療機関に相談し、受診するという当たり前の行動ができる人は少ない。「感染症」が蔓延するという「社会不安」は、「経済」に大打撃を与える。「株価」という直接的な要素への影響もさることながら、「購買意欲」の低下による消費の停滞は、「生産」「卸売り」「小売り」「物流」など、多くの分野における企業や事業者の死活問題となる。衆院選の陰に隠れて余り報道されないが、沖縄と近畿地区では間違いなく感染が拡大しているので、その地域の居住者と、その地域に出入りいする人々はくれぐれも注意してもらいたい。「人に移さない」この意識の徹底しか、感染拡大を防ぐ道はないのだ。
2009.08.19
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香川の祖母・姉妹失踪事件が一応の結末を迎えた。動機の不解明部分や共犯者の存在、祖母の携帯電話の行方など、まだまだ不明な点があるが、祖母の義理の弟が逮捕され、犯人(主犯)については解明した。しかし、理由が不可解だ。今年、ガンで亡くなった妻(祖母の妹)が、姉(祖母)のために借金をしていたことが死後発覚し、夫(犯人)が困っていたという。恨みもあっただろう。しかし、それが「殺害」に結びつくとは考えにくい。夫(犯人)が保証人になっていなかったら、金を借りた本人が死去した場合、夫や親兄弟であっても返済義務はないし、万が一、保証人になっていたとしても、姉(祖母)を殺したところでその責任から逃れられるものではない。何かの具合で、姉(祖母)に内緒で生命保険をかけていたというのなら話は別だが。それにしても、自分が姉を殺害などすれば、最も疑われる存在になってしまうし、無事、保険金を手にする確率は極めて低いと思われる。多分、亡くなった妻(妹)は、消費者金融で借りたのだと思う。保証人不要の消費者金融は幾らでもある。としたら、夫(犯人)の姉(祖母)の殺害動機とは、何なのだろう。恨みだけで人が殺せるだろうか。キレたのだ。理論的な解釈や、これまで積み上げてきた犯罪心理学の例にあてはまらないような、破滅的な犯罪だと言えるのではないだろうか。一つには、内向的で陰気な犯人の性格にあるだろう。ストレスや心の疲弊を発散する手段を持たない、ある意味「真面目」、ある意味異常なまでの「粘着性向」気質だったのだろう。もう一方で、「無知」があったのではないだろうか。犯行の内容が極めて残忍であるにもかかわらず、隠蔽工作が杜撰だ。祖母のものも含め、多量の血痕を残しておきながら、祖母が姉妹を殺害して逃走したと見せかけるための靴や自転車の持ち出し、中途半端なカーペットの切り取り、逮捕された後の遺体遺棄現場の供述の撤回など、稚拙なまでのやり方で犯行逃れをしようとしている。もしかしたら、借金の返済義務のことも、犯罪に対する刑罰についても、隠蔽工作についても、犯罪計画についても、無知であるがゆえの稚拙な解釈があったのではないだろうか。また、「妻の死」という突然の状況の変化が精神状態をおかしくしたという説もある。「妻の死」は病気が原因であるにもかかわらず、「姉が妻を苦しめ、そのために妻は死んだ」と思い込んだということだ。が、それなら前哨戦があるはずである。姉妹の両親に対してや、本人(祖母)に対して「言葉」や目に見える形での訴え、非難、要求というものがあってもいい。どう考えても、突然の殺人、ということにはならないだろう。いずれにしても哀れである。3人も殺害している。極刑になることは十分あり得る。61歳だ。世間一般なら、「第二の人生」として、新たに優雅な人生を歩み始める人も多い。極刑なら拘置所、その他の刑なら刑務所で余生を送ることになる。多分、生きて出てはこれないだろう。何にしても、悲惨な事件だ。
2007.11.29
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