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ゴールデンウイークに入る直前から、天候が目まぐるしく変わり山野草探訪のスケジュールを決めるのも難しい! そんな中、花友と兵庫県北部の滝巡りを兼ね、あわよくば山野草探訪も出来れば……、と先日行って来た。 まず氷ノ山の南側山麓にある 羊が滝(ひつじがたき)へ向かう。R29号からオフロードの林道を進むこと約2km、滝案内の看板が見えて来た。 「滝へは山道を約7分」の案内が、しかし山道が見つからない! 来訪者があまり来ないのか、杉の落ち葉、枯れ枝に埋もれてしまったのか山道が無い! 滝の方向へ歩けば、何とか行けるだろう?と歩き出した。 杉の枯れ枝、倒木をかき分け歩き、10分ほどで滝が見えるところへたどり着いた。ほうー、高い! 落差70m。 上部で幾スジかに分かれ、途中で1本になり流れ落ちる。滝の名前「羊が滝」は滝の流れる形からと聞く。納得! いい滝だ! 滝への林道沿いでは、一人静の小群落があちこちで目に付いた。 里ではほぼ花は終わっているが、標高の高いこの場所では、 今が丁度見頃だった。 北部の谷へ入れば、必ず見かけるハシリドコロ 全草が猛毒と聞く。他に、イチリンソウ、ニリンソウ、キクザキイチゲ等が見られた。 次に向かったのが、その名も天滝(てんたき)。 R29を少し戻り、県道48号へ入り養父市へ向かう。大屋スキー場を横目に急坂道を下り、約20分で天滝の駐車場に到着。 以前、「天滝へ来たことが有る!」同行の花友いわく、「少し歩けば滝へは直ぐ」、と答える。軽い気持ちで滝へと向かった。 滝への道は、深く薄暗い谷沿いに急こう配の遊歩道があり、ひたすら歩く。ひんやり薄暗い遊歩道沿いの岩場には、イワタバコの葉が着いている。 遊歩道の入り口付近から、途切れることなくイワタバコの株が着いている。 花のシーズンになれば、壮観だろう事は想像できる。 次に目についたのは、ラショウモンカズラと一人静 一人静は既に花は終わっていたが、ラショウモンカズラは丁度見頃! 紫色の大きな目立つ花。 30分も歩いただろうか? 滝が見えて来た!やっと着いたと思ったら天滝ではなく鼓滝(つづみたき)の名が案内板に。 鼓滝を過ぎた所に案内板が、「天滝まであと300m」。。。。。薄暗く、足場の悪い急坂を、更に300m???!!! 何が「ちょっと歩いて直ぐ」やねん! もう優に30分以上歩いてるぞう! 今更引き返すわけにもいかず、疲れた歩を進めた。「あと300m」の案内板から10分も歩いただろうか、鉄製の急階段を登り切ると正面に天滝が……。 高い!高い! 雄大な滝がほぼ垂直に落ちている。雪解け水の時期で水量も多く素晴らしい滝だ! 写真では高度感が出ないのが残念! 落差98m、兵庫県随一の滝。 もちろん「日本の滝100選」の滝だ! 昼食を摂り始めて間なく、雨が落ちて来た。急いで引き返すことにした。好天であれば、もう少し天滝を堪能したかったが……。 花友には騙されたが、素晴らしい滝を見れたことは素直にうれしかった! またの時期に再訪したい、と思わせる場所でした。 今日はこの辺で。
2021.05.02
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今日の庭の様子、スプリングエフェメラル達が八重咲イチリンソウ、 ニリンソウ3段花を残しほぼ終盤を迎えた。 バラの開花は始まったが、本格化するにはもう1週間ほどかかりそう。 現在、綺麗な花姿を見せてくれているのが 宿根オダマキの赤い花。 赤花には珍しい透明感のある花で、その色合いが大好きだ。 毀れ種で、幾つかの幼い株が育ってきている。庭のあちこちに際限なく 広がるのは困りものだが、今のところ親の周辺にとどまっている。小さい 群生も悪くないかも……。 都忘れの白花と、奥に目立たないが紺花も数株ある。白花は生育旺盛で 良く殖えるが、紺花は控えめなのかほとんど増えない。 鞍馬石に植えているミツデイワガサ(バラ科)が咲き出した。 白い小さい花が10個前後集まって1個の花に見える。 他に梅花オウレン、屋久島ヤブコウジ、紅葉を植えている。 エントランス横に植えているバラ、ガートルードジェキル 蕾もたくさん着き5月の開花が楽しみ。 その横に植えている伊豆の踊子 挿し木したものだが、かなり成長した。 遅咲きなので5月中旬頃が見頃か? 右奥の塀越しのバラは ツルうらら 5月からのバラが待ち遠しいね! 今日はこの辺で。
2021.04.27
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庭のボーダーに植えている、スタンダード仕立てのヒラドツツジが満開を迎えています。昨年の満開が5月1日 15~6年前、近所から枝を分けてもらい挿し木で育てたもので、株元に山野草を植栽できるよう、スタンダード仕立てにしたものです。今では、雪割草・イチリンソウ・キクザキイチゲ等を株元に植えています。 都忘れの白花が咲き出しました。 色違いで紫花、赤花も 植えていますが、白花だけが良く殖えます。 この白い花は、八重咲イチリンソウです。 我が家の多くのイチリンソウの仲間での大トリです。 イカリソウも遅咲きの品種が咲き出しました。 品種は夕映え 赤色の濃い品種です。 大型のイカリソウ ウーシャンセ・キャラメルが イカリソウ メムブラナケウムに代わって咲き出した。 写真ではわかりにくいが、距の内側が茶色に染まります。 イカリソウ ロックガーデンの頂上にて、大株になりました。 まだ見開花なのは2色咲きの楊貴妃のみとなりました。 このブログで何回もぼやいて来ましたが、ほんとに今年は あらゆる花類の開花が早い!早や過ぎる! 全体的に10日~2週間ほど当地では早いようです。少々感が狂います。 今日はこの辺で。
2021.04.18
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昨日、ユキワリイチゲの種蒔きをしました。 昨年(2020.04.16)より 1週間早い種蒔きです。 パンパンに膨らんだユキワリイチゲの種(濃い瑠璃色系の花) ユキワリイチゲの種は瘦果に分類され、見えている1粒が1個の種です。 花粉親は判りませんが、濃い瑠璃色系の株で受紛して結実した 種だけで80粒程ありました。 発泡スチロールの育種箱に専用用土をいれ、種同士が重ならないよう 種を蒔きます。 写真上方が濃い瑠璃色系、中間部に白花系・ピンク系の種 最下部に3段花の種を蒔きました。種全数で150粒程撒きました。 (注)種の名称を、濃い瑠璃色系とか、白花系・ピンク系と名前を付けて 呼んでいるのは、あくまで受粉し、結実した株に咲く花色系統で 名前を付けて呼んでいるだけです。 自然交配ですので、どの親の 雄しべの花粉が受粉に成功したのかは判りません。 従って新しく開花する花がどのような花色になるかもわかりません。 が、どんな花が咲くかの楽しみはあります。 今日の1輪、(2輪草ですけど………。) 2輪草3段花が今見頃です。 2輪草とは思えないくらいゴージャス! 我庭では、3種類の2輪草を育てていますが、一番豪華で大型になります。 今日はこの辺で。
2021.04.10
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朝方はまだ少し冷え込むものの、10時を過ぎると 汗ばむほどの陽気になりました。 今日は新たに開花した我が庭の花たちを紹介します。 黄花カタクリ 日本カタクリと違い、大変丈夫で放任でも毎年美しい花が咲きます。 ずぼらな私にとっては大変ありがたい花です。 少しづつですが、株は大きくなります。 1茎から2~3個の花が咲きます。 ヤマブキソウ (宿根草)日の当たらない日陰にいますが、 鮮やかな黄色が目立ちます。 毎年必ず今頃、咲き出します。 毀れ種で少しづつ増えています。 洋種のイチリンソウ(名前不明)だと思うんですけど、 バラの株の根元で、いつの間にか咲いていました。 写真ではわかりにくいが、薄いピンク色です。 日本のイチリンソウと花の形状はそっくりで、5~6枚の花弁(がくへん) で咲きます。葉の形はキクザキイチゲにそっくりです。 たしか7~8年前に植えた記憶があります。 かなり株は広がっていますが、日当たりが良すぎるのか、 花はあまり着きません。 イチリンソウの仲間のトリを飾るのが八重咲イチリンソウです。 変わった花の形をしています。正面から見るのと、側面から見るのでは かなり印象が変わります。 この写真は側面から見たところ、豪華な王冠を思わせる形をしています。 イチリンソウの仲間では、もう一種類ヤブイチゲ(青花)下写真を植えていますが、今年は花が着きませんでした。 ここで我が家で栽培しているイチリンソウの仲間を整理してみると、 日本原産種 ・イチリンソウ ・ニリンソウ(普通種) ・ニリンソウ(八重咲種)銀盃 ・ニリンソウ3段花 ・ユキワリイチゲ(3段花含む) ・キクザキイチゲ(青花・濃青花(蒼穹)・白花) ・キクザキイチゲ桃花3段花 ・キクザキイチゲ万重咲 雪の精 小計8種類 洋種 ・八重咲イチリンソウ ・桃花イチリンソウ ・藪イチゲ(青花) ・アネモネ・ネモローサ(ハルオコシ) ・白花イチリンソウ 小計5種類 和・洋種合わせて 13種類になります。 イチリンソウの仲間、というかスプリングエフェメラルが好きなんですね! 今日はこの辺で。
2021.04.08
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今日は花友と2人、県境の谷へイワウチワを見に出かけました。 家を8時に出発、聖地へ着いたのが10時30分ごろ、約2時間半かかりました。 咲いていました!ピンクの妖精が!朝日をいっぱいに受け 光り輝いていました。 出かける前、開花にはちょっと早いかな? と少し心配して いましたが、ドンピシャのタイミングでした。 他の自生地でも感じる事ですが、年々開花が早くなっている と感じるのは私だけでしょうか? 数年前ですと、当地では 4月20日頃を開花時期の目安としていましたが、約2週間位い 早くなった印象です。 これも地球温暖化の影響でしょうか? この場所は、深い谷の南東向きの急斜面ですが、花の密度の濃さは ビックリする位いで、斜面全体を隙間なくイワウチワが埋め尽くしています。 この場所を初めて知ったのが12年ほど前の秋、紅葉狩りの名所を 探しながらこの場所を通り、たまたま休憩した場所がイワウチワの自生地 でした。もちろん秋ですから花は咲いていませんでしたが、その丸く艶のある 葉には見覚えがありましたので、イワウチワの自生地だと 言うことはすぐ判りました。 それ以来、何回かこの谷を訪れていますが、なぜか開花時期との タイミングが合わず、この自生地を発見以来、開花した花を見るのは 今日が初めてです。 イヤー、感激しました! 花友も花の密度の濃さ、斜面全体で 咲き乱れるイワウチワを間近に見て、すごい!凄い!の連発です。 イワウチワの自生地は,県下にも県境近くに数カ所ありますが、 これだけの規模、株の密度の濃さは群を抜いています、圧倒的です! イワウチワをレンズで追っていると、ピンクに混じって白花が 咲いているのが目に飛び込んで来ました。白花を見るのは初めてです! 場所によっては白花の株の方が多い場所もあります。 ピンク花に混じって白花が。 ここは白花ばっかり! 白花とピンク花の中間色みたいやや色が薄いね、混血? 足の踏み場に困るほどの密度の濃さです。 大木の根元で、春の日をいっぱいに浴びて咲いています。 朽ちた倒木に着いた苔との対比が美しい! 約1.5時間、時が経つのを忘れてしまう程。 シャッターを押しっぱなし。 川面近くの土だまりには、キクザキイチゲが咲いています。 ブルーのキクザキイチゲ 純白のキクザキイチゲ ブルーのキクザキイチゲの群落 昼食は花を眺めながら、清流の岩の上で摂りました。 至福の時です! 頭上にはキブシの花が咲いていました。 今日はこの辺で。
2021.04.07
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今年7回目の、ユキワリイチゲ自生地を訪問して来ました。 今回の目的は、「先日訪問した自生地で発見したユキワリイチゲの結実。 この現象が他の自生地でも見つかるのか?」の検証です。 結果は、今日廻った6ヶ所の自生地では、結実した株は 全く発見できませんでした。 結論を出すのはまだ早いと思いますが、同じ花が咲く自生地では 全ての株が同一遺伝子であり、その場合受粉しても結実には至らない。 従って繁殖は栄養繁殖でのみと言えるのではないでしょうか。 今回で今シーズンのユキワリイチゲの自生地訪問は終わります。 イチリンソウが見頃を迎えています。 イチリンソウは通常5弁花ですが、上の写真をよく見ると6弁~8弁の花が散見されます。この場所は生育環境が良いのでしょうか? 当地では、ユキワリイチゲと同様になじみがあります。 道路沿いの至る所に群落を作って楽しませてくれます。 道路下に広がる自生地 ちょっと珍しいイチリンソウの変異花を見つけました。 通常5~6枚の花弁(萼片)の数が15弁もあり、八重咲に なっています。八重になっていなくて2重もあります。 拡大写真 絹の羽衣のような爽やかさがあります。 通常の花弁より、細く長い特徴があります。 少しボケた写真ですが、群落のイチリンソウ全てが13~15枚の 花弁(萼片)数でした。 上写真とは別の自生地でも八重咲のイチリンソウを発見しました。 2種類ともひょっとしたら凄い発見‼??………。 開き始めの個体は、中心部が薄いグリーン色をしています。 花弁は14枚、不思議な形をしています。最初の変異花の自生地の 花と比べ、花弁の厚みが厚く、しっかりとした花弁の印象です。 内側の花弁は少し波を打ち先端が尖っています。 群落の全ての花が、この咲き方をしていました。 雄しべの数も多く、長さも長く立派です。 ユキワリイチゲ、キクザキイチゲ等イチリンソウの仲間は、 株(根茎)が充実すると花弁数(萼片数)が増え、八重咲になる場合が あります。 イチリンソウの場合、株が充実しても通常の5弁が、6~7弁 になるくらいで、むしろ株が充実すると、1茎2輪咲きになる場合が多く 見られます。 私が見つけたイチリンソウは群落全体が八重咲になって いましたので遺伝子レベルで八重咲に変異した可能性があります。 来年再度自生地を訪れ、確認調査する予定です。 これが通常のイチリンソウです。 沢山の自生地を廻り、じっくり観察していると色々な発見がありますね! 今日はこの辺で。
2021.04.06
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昨夜から久し振りの雨、と言っても大した雨ではない! 畑の野菜のためには、もう少しまとまった雨が欲しいところ。 昨日、今シーズン6回目のユキワリイチゲの自生地へ 行って来た。 既に花は終了目前だが、どうしても今の時期に自生地へ行って 確認したいことが有った。 3月8日付け当ブログに書いた疑問点。 問題の自生地は、道路から少し入った明るい林間で、広さは約30mx60m ほどあり、その中にユキワリイチゲの群落が点々と広がっています。 <疑問点> 問題は、各群落で咲く花姿が微妙に異なる事でした。 具体的には、・花色が異なる(白花系・瑠璃色系・ピンク系の群落がある) ・花弁形状が異なる(細弁・広弁・先が尖った剣弁が群落に よって異なる) 「つまり、異なる遺伝子が混じっているのでは?」でした。 通常、「同じ遺伝子同士では、受粉しても結実しない」と言われています。 自生地で種が見つからないのは、そのことに起因しています。従って、 「ユキワリイチゲを増殖させるには、株分けしかない。」と言われています。 そこで、この自生地での種の結実の有無を確認する事だった。 昼食を済ませ、車で走る事約50分、カメラを片手に上流側から 歩き出した。 すぐ目にとまったのがイチリンソウ この場所はユキワリイチゲの群落もたくさんあり、写真中ほどに花の終わった ユキワリイチゲの葉が写っています。 道路際の両側で咲いており、今が見頃。 程なく今回の問題の場所へ到着。道路から少し入った、明るい林間に広がる ユキワリイチゲの自生地へ到着。 しゃがんで群落に目を落とすと、見つけました!やっぱり着いていました! 立派な種を着けた株が、あちらにも、こっちにも! ほとんどの群落に種を着けた株があります。 一つの群落で10数本の花茎が立ち上がっていますが、その内 種を着けているのは3~4株のみ(他の群落でもほぼ同様)でした。やはり 自然交配では、全数が受粉結実には至らないのが現実のようでした。 この事は、我が家での自然交配に任せている実績と合致します。 3月8日にこの自生地を訪問した際に感じた事「株数、群落が増えている」は 間違いなかったのです。もちろん根茎が増殖することによる株数の増加もあると 思いますが、そこに種による自然増殖が加わっていたのです。 当県下で100ヶ所以上の自生地を知っていますが、結実を確認した 自生地は初めてのことです。 もっとも、種が出来る時期の自生地訪問は 少ないのですが……。 しかし、同一自生地での花姿の変化、違いを感じた ことは今までにありません(すなわち、同一遺伝子)ので、恐らく結実する 自生地は、他には無いと感じていますが、やはり種の結実時期に 複数の自生地を訪問し、確認するまで最終結論は控えたいと思います。 川向うの川床にも、上流から下流まで道路側と同じように自生地が 広がっています。 対岸の川床には、まだユキワリイチゲの花が残っていました。 このような群落がずーっと続いています。 昨日は、本当に有意義な1日でした。 今日はこの辺で。
2021.04.04
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今日の1枚 玄関先で咲いた イカリソウ 多摩の源平 左後方は原種チューリップ こちらは鉢植えのイカリソウ 多摩の源平 株が充実してくると、見事な花が咲きます。 この春は好天続きで、連日20℃以上の日が続いています。 サクラは、やっと咲いたと思ったらもう既に散り始めています。 例年になく沢山の種を着けたユキワリイチゲ(100粒は超えそうです) その種蒔きが早くなりそうです。 やはり好天続きで種の成長も促進された のでしょうか? パンパンに膨らんで来ました。 例年ユキワリイチゲの種蒔きは、4月20日~25日ごろに蒔いて いましたが、今年は4月10日頃には蒔かないと種が落ちてしまい そうです。 濃い瑠璃色の株に着いた種。受粉が上手くいって13粒着いています。 こちらも濃い瑠璃色の株 ピンク花の種 こちらもピンク花の種 瑠璃色系の種 白花株の種 鉢植えのピンク花の種 瑠璃色株の種 縁取りの庭石の上に、瑠璃色株の種 既に発泡スチロール育種箱を用意しました。 用土は、底石に軽石の中粒を敷き、 日向土小粒と桐生砂小粒を1:1 そこに、 完熟腐葉土を適量混入したものを用土としています。 11月上旬には一つ葉で発芽します。順調にいけば、翌1月中旬には 本葉が出ます。そして通常4年後には初花が見られると思います。 今日はこの辺で。
2021.04.03
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連日汗ばむ陽気が続いている。 満開だった桜も、既に散り始めている。 ロックガーデンの北詰に植えているアネモネ・ネモローサが咲き出した。 流通名はハルオコシ 洋種のイチリンソウです。 花の開き始めは、八重の花弁(萼片)の外側を、緑色の葉が襟巻状に 花弁を包みゴージャスだ。咲き進むと首は長くなりやや間延びするので、 私は咲き始めの花姿が好きだ。丈夫で良く殖えます。 ニリンソウの3段花が咲き出した。 通常の5弁の花弁(萼片)の内側に、数枚の緑白色の花弁が出て、 最内側の雌しべの位置にも数枚の花弁が出る3段花。 写真では最内側の花弁は、まだ開いていない。 2リンソウ 銀盃 我が家では3種類のニリンソウを育てている。 開花時期 一株の大きさ 1.通常のニリンソウ 3月中旬 中型 2.八重咲ニリンソウ 銀盃 3月下旬 小型 3.3段花ニリンソウ 4月上旬 やや大型 いずれも丈夫で育てやすく、花着きも良いです。 ロックガーデンの頂に君臨するイカリソウ バオジゲンセ 今まさにピークを迎えています。葉色の赤銅色も目立つようになりました。 黄花イチゲも見頃です。 黄花イチゲの横では、イチリンソウの仲間での大トリ、八重咲イチリンソウが咲き始めようとしています。 春爛漫です!! 今日はこの辺で。
2021.04.02
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ここの処、連日汗ばむ陽気が続いている。 昨日は黄砂がひどかった! 直ぐ近くの山もどんより霞んで見える。 モンゴル由来と聞くが、この頃のモンゴル、乾燥化が急激に進んでいると 聞く。これも地球温暖化の影響なのか心配である。 黄砂の澱みとは正反対の綺麗な花が咲いた!その名は、山芍薬 澄んだレモンイエローの花弁、鮮やかな黄色の雄しべとの対比が美しい。 家に来て6年目、ヒョロヒョロの頼りなげな幼苗だったが、昨年は一輪、今年は3輪が咲きそうで、毎年少しづつ成長している。花が終わったら、鉢増しの植替えをする予定です。 イカリソウの2色咲き品種 多摩の源平 が咲き出した。 イカリソウの2色咲き品種は、他に楊貴妃を植えているが、 咲くのはまだ先、多摩の源平が一足先に咲き出した。白とピンク が美しい。大株になると一段と鮮やかになる。 日当たりの良い玄関先に植えている。 ジロボウエンゴサクが庭のあちこちで咲いています。 鉢植えのユキワリイチゲに飛び込んで咲いています。 我が家に植えている花で、毀れ種で殖える花と言えば、他に黄ツリフネ、姫ウズがあります。姫ウズ以外は花が終わると消えてなくなりますが、姫ウズは消えませんので、見つけ次第抜くようにしていますが、根絶はなかなかです。 先日紹介した黄花イチゲ(洋種)、ロックガーデンの頂で元気です。 株が充実すると1茎から2輪咲くようです、今年初めて出ました。 日本産のイチリンソウ、ニリンソウも同様で2輪、3輪と咲くケースがありますね。 しかし同じイチリンソウの仲間のユキワリイチゲ、キクザキイチゲでは見たことが有りません! この2種も肥培すれば2輪咲きするのでしょうか? 今日はこの辺で。
2021.03.31
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今日は昼前に20℃になり、少し体を動かすと汗ばむ位い! ロックガーデン最北側のスタンダード仕立てのヒラドツツジの下 に植えている、 純白の花 カナダケシ(流通名)が咲き出しました。 学名は サンギナリア・カナデンシス 科名/属名 ケシ科 ・ サンギナリア属 3~4月開花 耐寒性が強く、耐暑性はやや弱い。 文字通りの純白です、花径は約4~5cmで八重咲の花は見事です。 咲き始めの内は、葉は茎に巻き付くように出て、咲き進むにつれ展開 します。 今年はあと2個の蕾が控えており、合計3個の花が見られそうです。 下の写真は2個の蕾。植えて8年目になりますが、あまり殖えません。 イカリソウが本格的に咲き出しました。 バオジゲンセ レモンイエローの長い距が魅力的です。 イカリソウ サルフレア 紅葉の下で1.5㎡ほどに広がっています。 ロックガーデンの頂上では可憐なピンクのイカリソウ(品名不明)がピークを迎えています。 イカリソウはもう数種類植えていますが、まだ茎が上がっていない 品種もあり、花期にかなりバラツキがあり、4月下旬頃までは 充分楽しめそうです。 今日はこの辺で。 <追記> 今日、今年初めてのバラへの薬剤散布を実施しました。 黒星病・うどん粉病対策と、殺虫剤(根切り虫対策・通常の殺虫剤) を散布しました。 ちなみに昨年の病除記録を見てみると3月26日に 第1回目を実施していました。 バラの蕾も、あちこちで上がって来ました!
2021.03.29
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今日も春本番を思わせる、素晴らしい天気です。 今日の一枚。 桃花キクザキイチゲ3段花 少し横から見たところ、今年の花は白に近い色で咲いた。 こちらは同じ株で2019年に咲いた花、まるで別の種類の花みたい。 3月も終わりに近づき、ユキワリイチゲの種が沢山着き、大きく膨らんで来ました。 濃い瑠璃色花の種 こちらも上写真と同じ株 ピンク花の種 瑠璃色花の種、沢山(13個)着いているね! こちらは白花系の種。 白花系ですが、左側は受粉に成功した花、右側は失敗した花。 4月20日前後頃が種蒔きの予定です。 3~4年後、どんな花が咲いてくれるか楽しみです。 今日はこの辺で。
2021.03.26
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早朝から雨が降りましたが2,3時間で止み、午後からは 日差しも出ていい天気になりました。 近所の桜も5分咲きほど、週末には満開になりそうです。 昨日ぐらいから咲き出した花を紹介します。 桃花キクザキイチゲ3段花 右横のピンクの花はジロボウエンゴサク まだ完全に開き切っていませんが、本来の3段花になりそうです。 生育期間の状態次第で、毎年異なる形状の花が咲きます。 節分草、ユキワリイチゲなど変異の多いキンポウゲ科の花だと納得です。 3種類の一人静が咲き出しました。 通常の 一人静 濃い茶色の軸と真っ白なブラシ状の花、グリーンの茎葉との対比が美しい! 青軸一人静 少し遅れて青軸一人静が咲き出しました。 吉備一人静 通常の一人静よりブラシ状の花は長く、多いです。 咲き始めから白い花の一人静とは違い、薄緑色の花で咲き、 咲き進むと白色に変化します。 ニリンソウの八重咲き種 銀盃(ギンパイ)が咲き出しました。 通常のニリンソウと比べるとやや小型ですが、見事な八重咲です。 沢山の花茎が上がっていますが、全部の花茎に蕾3個着いています。 肥培がうまくいったようです。 ロックガーデンの頂上付近に植えている黄花イチリンソウが 咲き出しました。 (外国産) 4年ほど前に3本の根茎を植えたのですが、今では数倍に増えました。 イチリンソウの仲間は、和、洋種に限らず生育環境が良いと かなり殖え、広がりますので楽しみです。 今日はこの辺で。
2021.03.25
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我々の間では、その場所を「山野草の聖地」と呼んでいます。県北部のカルスト台地の一角に位置するその場所は、スプリングエフェメラルと称される植物の宝庫となっています。 まず1月末に開花する節分草に始まり・ユキワリイチゲ・アズマイチゲ・カタクリ・ニリンソウ・イチリンソウ・アマナ・キバナノアマナ・白花ネコノメソウ等が咲き誇ります。 今日、花友と2人その聖地へ行って来ました。 谷の両側全域(全長約2km)にわたって咲き誇るカタクリと雪割草 カタクリ・雪割草・ニリンソウは約2kmの谷全域にわたって 咲き乱れ、本当に壮観です。セツブンソウは終わり、ユキワリイチゲは 終盤ですが、その他の花は、丁度今の時期が最高の見頃です。 ここに自生する雪割草(スハマソウ)は殆んどが白花ですが、 谷の最下部から約30m程の上の方まで、約2kmにわたって 埋め尽くします。 雪割草(スハマソウ)は大株が多く、見事な花が咲きます。 所々で口を開けている鍾乳洞、その入り口付近でも雪割草が 沢山咲いています。 雪割草・カタクリ・イチリンソウ等が同じ場所で咲きます。 アズマイチゲは株は沢山あるのですが、花数は余りたくさんは咲いて いませんでした。 株はかなり広がっているので来年以降に期待。 アズマイチゲについて 私の庭でもアズマイチゲを地植えで栽培していますが、株は良く 繁るのですが、一度も花が咲いたことが有りません。山野草愛好家の 方のブログ等を拝見しても、皆さん、花を咲かせるのに苦労されている ようです。 数年前、他のブロガーさんと交流した折、生育場所の土壌条件が関係 しているのでは?との話で、 私が実際に自生地へ行って、酸性度チェック をやったことが有ります。結果は、自生地も私の庭も、ほぼ同様な土壌条件 でした。 今年、アズマイチゲの自生地へ行ってハタッと考えたのは、植栽地の 日照条件の事でした。いくつかの自生地は、結構日当たりの良い場所に 立地している事でした。アズマイチゲを開花させるには、もっと日照が 必要ではないのか? 今日行った山野草の聖地も、深い谷の底近くで自生しています。日当たりは あまり良くありません。開花数が少ないのは、日照時間が足りない からでは? 現在、我が庭でアズマイチゲを植えている場所は、比較的日陰を好む ユキワリイチゲと同様な場所です。 この条件が花の咲かない原因では? そこで、この秋の植替え時期には、思い切って玄関先の午後1時過ぎまで 日が差し、それ以降日陰になる場所に植え替える事を予定しています。 来年の結果が非常に楽しみです。このブログで良い結果を報告できれば、 と私自身期待しています。 ニリンソウは、谷全域で大きな群落を作っており壮観です。 ユキワリイチゲはもう終盤ですが、やはり谷全域で群落を作っており 盛期には見事な花畑を作ります。 花色も白花から濃い瑠璃色と変化に富んでいて見ごたえがあります! キバナノアマナもあちこちで咲いています。 アマナも、そのスッキリとした花姿を見せてくれます。 白花ネコノメソウも水際で、その可愛い姿を見せてくれます。 赤いマッチ棒をいっぱいに着けて愛らしい! 数は少ないのですが、綺麗な黄緑色の春ランが咲いていました。 花友と2時間、至福の時間を過ごしました。 写した写真350枚、いつの間にか凄い枚数撮っていました。 後ろ髪をひかれる思いで、聖地を後にしました。
2021.03.24
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イカリソウが今日、初開花しました。トップバッターは、キバナイカリソウ サルフレアです。 レモンイエローの爽やかな花色です。よく横に広がります、今では 1.5m四方に勢力を広げています。 こちらはイカリソウ バオジゲンセ 明日にでも開花しそう! もうすでに花穂を30本くらい上げています。 イカリソウ バオジゲンセ 昨年(2020.04.07)の開花の様子。 (注)訂正があります。 今までイカリソウ・ダヴィディと呼んでいた上写真の品名が 間違いで、本当の名は バオジゲンセと言う名前であることが 判りました。購入した時の銘板にはダヴィディの品名となって いたのですが、大変失礼しました。 本当のダヴィディは下写真の品種だとの事です。 小型のピンクのイカリソウ(品名不明)すでに咲いていますが写真では わかりにくいです。小型の割には広がります。 ピンクのジロボウエンゴサクが咲き出しました。 やはりスプリングエフェメラルの一種です。 植えた記憶はありませんが、毎年ロックガーデンの裾野で 咲いています。毀れ種で広がりますが、邪魔にはならないので そのままにしています。 当地では、ヤマエンゴサクとともに、どこででも見られる花です。 終盤のユキワリイチゲと共に! 夕方から雨の予報です。 今日はこの辺で。
2021.03.20
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ロックガーデンの西側で 今年初めて開花した、ピコティタイプのクリスマスローズ。3年ほど前に 近くのHSで小さい苗を買い求めたもの。 庭にロックガーデンを造ったのは9年前、立山に登った際、室堂近辺に咲く高山植物に憧れて、我家でも美しい高山植物を楽しみたいと考えたのがきっかけでした。 まず、水はけが良い事が最も大事!との知識があったので、庭の土を約30cmほど掘り下げ、まず底部に軽石の大粒を20cm程敷き詰め、その上に日向土の大・中粒と鹿沼土中粒を1:1:1そこに腐葉土を適量混入し、約30cmの厚みになるよう敷き詰めました。3方向には石で土留をして、約50cm厚みに、畳3畳ほどの広さの植え床の完成です。 そして植え床の要所々に石を置きました。石と石の間に植物を植えるためと、日常手入れ作業等の足置き場にするために。 当初、種々色々植えました。チングルマ・クロユリ・イワギキョウ・ウスユキソウ等々、2~3年はなんとか育つのですが、クロユリ以外は3年過ぎると消えてしまいました。やはり当地の蒸し暑い夏を越すのは難しいようです。 現在は、頂き付近にはバラ2種、イカリソウを数種、宿根オダマキを植え、中腹から平地にかけてはキクザキイチゲ・ユキワリイチゲ・イチリンソウ・ニリンソウ・一人静・黄花カタクリなどを植えています。一番外側には、クリスマスローズ各種を植え縁取りとしています。 ロックガーデンを造って3年目(2011.03.31)の春の様子 頂上付近で翁草が咲いています。 南側裾野付近(写真左手)にユキワリイチゲ、キクザキイチゲ等植えたばかりのシンプルなロックガーデンです。 現在、この付近は裾野付近で、キクザキイチゲ中心で、黄花カタクリ・ 洋種八重咲イチリンソウ等。 今咲いているブルーのキクザキイチゲは、7年ほど前、東北から購入 したもので、かなり殖え広がりましたが、開花数は例年数輪づつと やや寂しいですが、今年は立派な良い花が咲きました。花弁数16枚 (通常10~14枚)と豪華です、来年に期待! 上の写真の反対側、裾野側から見ています。キクザキイチゲの足元に 密集して広がっている小葉の植物は、ジロボウエンゴサクです。 上写真の右側裾野からの、ほぼロックガーデン全体の景色です。 手前の密集した葉は黄花カタクリです。逞しく毎年たくさんの花を 着けます。日本カタクリとは全く別物ですね。 西側からのほぼ全景です。手前左側が2種類のクリスマスローズ、 右手にホソバナコバイモ、ユキワリイチゲ、一人静などを植えています。 10月から4月にかけては、上写真中央より右側(南側)は、朝2時間ほど日が差すだけの場所です。夏場は、金木犀とビックリグミが日陰を作ります。 シェードガーデン(半日陰を好む植物)としては良い場所だと思います。
2021.03.19
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今日の庭、 金木犀下のイチゲたちです。 紫色の濃い花がキクザキイチゲ、薄い目の花がユキワリイチゲ。 2月初旬から始まったユキワリイチゲの花、当地では 終盤を迎えています。 同時に受粉に成功した花が目立つように なって来ました。 白花系の花、受粉が上手くいったようで10個以上の種が 出来ています。 こちらは濃い瑠璃色の花ですが、受粉が上手くいかなかったようで 3~4個しか膨らんでいません。 自然任せの受粉ですので、かなりバラツキがあります。 こちらは4~5個くらいか? こちらはピンク系の花、上手くいったようです。 種はもうすでに充実しています。 こちらの瑠璃色花は、いまいちのの結果。 前述したように自然任せの受粉ですので、結果にバラツキが出ます。 約1か月後、4月下旬に種蒔きを予定しています。 今日最後に、本日のユキワリイチゲ3段花。 写真の3段花は、1月31日に開花して今日で46日目。 流石にくたびれて来ましたが、まだ咲いています。通常花で 3週間くらいの開花期間からすると、やく倍と驚異的な長さです。 中央部に、少量の雌しべが覗き出しましたね。 開花最盛期(下写真)には、雌しべは全く見えませんでしたが、 中央部には残っていたことがわかりました。 今日はこの辺で。
2021.03.17
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竜田草(タツタソウ)が咲き始めました。ロックガーデンの裾野に植えて 10年目になります。紫色の涼し気な佇まいが好きな花です。 明治の頃、戦艦竜田丸の乗組員が、旧満州から持ち帰った云われから この名前になったとの事。 イカリソウが好きで、庭のあちこちに9種ほど植えています。 この頃の暖かさで、急に花穂を立ち上げて来ました。 黄花のダヴィディ ダヴィディ昨年の開花状況です。2020.04.07 10年程前、 ロックガーデンを 作った時からの住人で、今では50~60本の 花穂が出て壮観です。 淡いピンクのイカリソウ(品種名不明) 小型の可憐な花ですが、株の成育力は半端なく、横に広がります。 満開時の様子 黄花イカリソウ サルフレア 昨年の開花状況 2020.04.03 紅葉の下のスペースに植えています。この品種も良く広がります。 そのほかのイカリソウはまだ遅れていますが、4月中旬頃には 満開を迎えます。 私の大好きな花、一人静も顔を出し始めました。庭のあちこちに3種類を 植えています。 これは普通の一人静 昨年の開花状況 2020.04.09 素心一人静の芽出し 昨年の開花状況 2020.04.03 吉備一人静 昨年の開花状況 2020.03.31 一週間後の4月7日には後ろの原種チューリップも満開に! 一輪の白花は、イチリンソウです。 この処すっかり春本番を思わせる天気が続いています。 桜の開花も、今年は早そうです。 今日はこの辺で。
2021.03.16
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今日で、今シーズン5回目の自生地訪問になります。 ユキワリイチゲの3段花の自生地 このブログで過去何度か紹介してきた、ユキワリイチゲの3段花。 その自生地へ4年ぶりに行って来た。 自宅から約2時間と時間が かかる事もあって、なかなか訪れるチャンスが無かったが、今日久し振りに 逢って来た。 久し振りに訪れた自生地は、4年前と変わらず、ひっそりと咲いて いましたが、「3段花で咲いている花の数が少ないなあ!」の印象。 12年ほど前、最初の発見時のインパクトが強烈だった事が、 そう思わせるのかも知れないが……、 ザッと見て、咲いている花の数の、約10%にも満たない程が3段花の形で 咲いているが、3段花というより2段花という感じ。 No.1 No.2 今年、我家の庭で咲いた3段花。株が充実すると見事な3段花に。 昨年2020年に我が家で咲いたユキワリイチゲの3段花2020年に我が家で咲いたユキワリイチゲの3段花 No.3 No.4 No.5 No.6 今年は自生地の生育環境が、悪かったのだろうか? この場所で咲く、全ての花は3段花の特徴の一つである、 「花弁先端の切れ込みが深い、花弁最外側の色がモスグリーンになる」は 下の写真のようにちゃんと出ていますが、雌しべが花弁化していません。 充実した株だけが、雌しべが花弁に変異するようです。 3段花の自生地の様子。山裾に幅約10m、長さ40m位の広さです。 山道の道路際 3段花の自生地の手前、約100mぐらいの場所には 普通のユキワリイチゲの自生地があります。こちらの自生地の規模は、 3段花の自生地の約5倍ほどの規模で、山裾、谷側にと広がっています。 花色は、どちらも濃い瑠璃色ですが、 どちらにも混じることなく、住み分けているのが面白いと感じます。 この地のユキワリイチゲの開花は、北部を除いて終盤を迎えています。 今日はこの辺で。
2021.03.15
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今日のユキワリイチゲとキクザキイチゲ 青色の濃い中央と左がキクザキイチゲ、右がユキワリイチゲ ユキワリイチゲが結実し、肥大を始めました。 3月1日の開花状態 子房の膨らみは見られません。 今日、3月14日 子房の下側がかなり膨らんでいます。 3月1日の開花状態 今日、3月14日 子房の外側に肥大がみられます。 自然に任せていますが、毎年50~70粒ほど採れます。4月下旬には育種箱に蒔きます。年内11月中旬頃、可愛い一つ葉が誕生し、年が明け1月中には本葉が出ます。 育苗が順調なら、播種から4年後の春には初花が見られます。 イカリソウが好きで、庭には9種類を植えています。最初は全て鉢植えでしたが、成長が早く、植替えが負担になり今では全て地植えにしています。 ・黄花イカリソウ2種 ・源平咲き種2種 多摩の源平・楊貴妃 ・赤花系1種 ・洋種4種 の合計9種 昨年咲いたイカリソウたちです。 主にロックガーデンの頂付近に植えています。水はけが良いせいかすこぶる順調です。 今日はこの辺で。
2021.03.14
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我庭では、ユキワリイチゲが終盤に近付いて来きました。 1月末から咲き出して約1.5か月、今年も楽しませてくれました。 替わって同じキンポウゲ科イチリンソウ属ののキクザキイチゲが 本番を迎えます。 既に早咲き品種の、雪の精は満開を迎えていますが、 大半はこれから開花を迎えます。 キクザキイチゲ雪の精 ロックガーデンの石と石の間に植えている こちらはスタンダード仕立ての平戸ツツジ下に植えている。 ロックガーデンの裾野に10年程前、キクザキイチゲの青花を10株ほど 植えたものが、今ではかなり増えたが、花数は例年数輪が咲く程度。 こちらも同場所のキクザキイチゲ 地植えにしても、この場所では花数が増えない。 この花は金木犀下の場所に植えているキクザキイチゲ蒼穹 花色は非常に濃い青紫色、なんとか2輪咲いてくれたが、 年々花が小さくなる、もっと良い場所に植替えの必要がある。 この場所は数年前までキクザキイチゲが、沢山咲き誇っていたいたが現在、だんだん減少し風前の灯状態である。 原因は、金木犀の根張りが凄く、土壌が少なくなっていて、環境悪化していると思われる。 植え場所の変更を実施する必要がある。 2年前の同じ場所 キクザキイチゲ ピンクの3段花の蕾 こちらは3年前に咲いた、ピンクの3段花 こちらは昨年咲いた、上の写真と同じ株ですが、3段花になっていない。 ユキワリイチゲの3段花と同様に、3段花の遺伝子を持っていても必ず3段花で咲くとは限らないようです。やはり株の充実が必要なようです。 3段花でなくても本当に綺麗な花ですけど……。 今日最後がキクザキイチゲ紫雲 昨年咲いた花です。 株が充実すると素晴らしい花が咲きます! 綺麗に整った花姿、 まさに名花と呼ぶに相応しい花だと思います。 キクザキイチゲピンクの3段花、紫雲とも市販されています。 今日はこの辺で。
2021.03.13
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今年も、ユキワリイチゲの3段花が咲いています。ユキワリイチゲの3段花 今年の初開花は、1月31日でした。驚くことにその花は、 今現在(今日で43日目)でも綺麗に咲き続けています。そうなんです、 開花期間が 非常に長いんです。 通常のユキワリイチゲの開花期間は、天候にもよりますが、 通常3週間程度です。 3段花の開花期間の長い理由として考えられるのは、雌しべが変異して 花弁(萼片)が数十枚出ますが、その「花弁は咲き進むごとに伸びます、その間 栄養吸収が続く事により、花の寿命が長くなる」のでは?と推察できます。 開花日1月31日 中央の雌しべが変異した花弁(濃いモスグリーン)は 雄しべより短い。 開花から8日目 2月7日 中央の濃いモスグリーンの花弁が少し伸びて、雄しべより長くなりました。 開花から21日目 2月20日 中央の花弁がかなり伸びて、花弁の色も 濃いモスグリーンから瑠璃色混じりに変化しています。 注)3段花の花は、花弁数が50枚前後(通常花12~22枚)と多く、 また花径が70mm~80mm(通常花35~50mm)と大きく重たいために、 花首が垂れ、折れやすくなります。そのため竹串の支柱を立て、テープで 固定しています。 開花から34日目 3月3日 中央の変異花弁は、外側にある通常の 花弁長と変わらないぐらい伸びて来た。 この時期あたりから、開いた花は夜になっても閉じなくなり、 開いたままの状態になります。 開花から43日目 3月12日8(今朝)全体的に色目が薄くなってきたが まだまだ元気! いったいどこまで咲き続けるのか楽しみです!
2021.03.12
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今年4回目の自生地訪問をしてきました。 今日は自宅から北西の方角へ車を走らせました。昨日に続き、晴天で最高の天気です。気温17℃(13時現在)と花を見るには絶好の天気です! まずは、小生お気に入りの自生地へ。 この場所は山間の集落と集落をつなぐ県道沿いの自生地で、綺麗な瑠璃色の花が咲く場所。 逆光では濃い紫色に写るね。 私がこの花を好きな理由は、花の下に着く3枚の茎葉にあります。緑色の葉色に、白色のスッキリと模様が入り花色とのバランスがベストマッチ! かなり森は深く、木漏れ日が一日の僅かの時間しか差しません。 従って、気温・天気に敏感なユキワリイチゲの開花に合わせるのは 本当に限られています。 今日も開花状態は7、8分目くらいでした。 自生地の近くに住んでいても、なかなかタイミングが合いません。 ここも他の自生地同様、県道山裾と、道を挟んだ谷側に広範囲に 広がっています。 最初の自生地から次の場所へ向かうのに、いつもと違う道で向かいました。 10分ほど走った所で、何気に進行方向左側前方に、薄いピンクの花畑が視界に 入りました。県道からは直線距離で50mほど離れています。 オドリコソウの群落かな?、最初はそう思ったのですが、 オドリコソウに 付き物の緑の葉が見えません。 ユキワリイチゲと直感しました。直ぐ車を止め、その場所に行ってみると やはりユキワリイチゲでした! 薄いピンク系の花色です。 3月中旬の今の時期、白っぽい花園と云えばユキワリイチゲ以外に ありません。もう少し遅い、3月末ごろになると野イチゴの白い花園が 出現しますが……。 ユキワリイチゲの自生地を見つけるのに、適している季節と言えば、 他種類の花が無い今の時期(2月中旬~3月初旬)と、11月中旬頃の晩秋、根生葉が一斉に伸び出し 群落を作る時期です。 晩秋はユキワリイゲ以外の植物は枯れ葉ばかりで、ユキワリイチゲの 群落が良く目立ちます。 新たに発見した自生地でした。(写真右側に見えているのが県道) 南西側に、杉の木立があるものの、大変日当たりの良い場所です。昔は畑として使用していたように見えました。群落の広さは10mx10mほどの広さ。 私が写真を撮っていると、近所の女性が近づいて来られ「直ぐ近くにもユキワリイチゲがあるよ」と教えてくれました。聞くと、花時になると時々写真を撮りに来る人がいるとの事でした。 さっきの場所から歩いて5分ほどの場所に、教えてもらった自生地が ありました。 ここのユキワリイチゲはほぼ真っ白のスッキリした花でした。 小川の土手に、畳2畳ほどの群落が3ヶ所ありました。 たまには違う場所も通って見るもんだな! 今日はお陰で、得した気分になりました。 今日はこの辺で。
2021.03.11
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昨日の天気予報、西日本は高気圧に覆われ、気温も15℃を超える予報であった。そこで昨晩、四国へ行こう!花を見に行こう!と決定。かみさんも一緒することに。 午前9時30分に家を出た。天気予報通り、雲一つない好天、しかし春霞で瀬戸内の海も薄っすらぼやけて見える。 現地には2時間後の11時30分に到着。 早速谷に入る! 綺麗なユキワリイチゲがお出迎え!綺麗な瑠璃色でわずかに紫が 入って見える。 大きな群落こそないが、谷のあちこちの土溜まりにポツポツと 咲いているのか見える。 この谷の花色が紫がかって見えるのは、花弁の裏側が薄紅色に なっているためだと合点がいった。 裏側が薄紅色のユキワリイチゲ 同じ谷に、アワコバイモも自生していると聞いていたので、目を凝らして 斜面を探していたが、なかなか見つからない! 見つけました!ありました!足元でした! やや白地にモスグリーンの斑点 1株見つけると、次々に見つかります! 一見すると保護色で、枯草の斜面に溶け込んでいますが、 その独特のフォルム!慣れてくるとあっちにも、こっちにも。 ここには4株が並んでいます。 平均的な個体 この斜面にも4兄弟が……。 この谷のアワコバイモは、国内に自生するコバイモ類8種の 中の一つで、ここ四国にしか自生していません。 途中、地元の人に案内もして頂きました。 おかげで容易にコバイモも発見出来き、助かりました。 谷で約2時間堪能した後、自生地を後にしました・ ★過去の コバイモ自生地を訪問した記録 ・家から車で15分ほどの距離にある ホソバナコバイモの自生地 カタクリの名所でもあります。 ・島根県にのみ自生する イズモコバイモの自生地 帰途中、さぬきうどんを食べ、そしてお土産に、おはぎ、ヨモギ餅を買い 大満足で帰りました。
2021.03.10
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今日の天気予報は、晴れ、気温15℃の予報! 少し早めに畑へ行き、ジャガイモ(品種キタアカリ)10kgと、 キャベツ10株を植えて、午後からのユキワリイチゲ自生地行きに 備えた。 今日の行き先は、県北の山間で、小川の両岸に、約2kmにわたって 自生地が広がる場所。 (2020.03.09訪問) 花色は、薄い瑠璃色がメインで、白花系、ピンク系で 一ケ所だけ、濃いめの瑠璃色が咲く場所がある。 上流の道路脇に駐車し、カメラを片手に歩き出した。 まず目に飛び込んできたのは、川向うに広がる自生地、 6畳間位いの群落。 白花系だが、開花数はまだ少なく、本番はまだ先のようだ、 小道沿いに写真のような、小さい群落が点々と続く。 ここまでは花色は、殆んどが白花系でした。 日当たりの良いこの場所では開いていました。 株立ちの木を囲むように、群落が広がっている。 約1kmほど歩いた所で、小道から少し林の中に入った場所。 ここは昔、水が流れていたと思われる所で、中小の岩石が広がる場所で、 疎らな木々がある、明るい林間です。広さは約60mⅹ30mほどの 広さがあり、その中に、瑠璃色系・白花系・ピンク系の花の群落が 広がっています。まさにユキワリイチゲのパラダイスです。 この場所では少し濃い瑠璃色ですが、細弁で先端が尖った剣弁タイプ。 すぐそばには白花系も群落を作っています。この花弁も剣弁タイプ。 上と同じような白花系だが、こちらは少し広弁で花弁数も多い。 少しピンクが入っている? 午後の日差しをいっぱいに浴びて! 逆光もきれい! この群落のみ、薄いピンクの花色でした。 ピンク系のアップ 上のピンクの群落から数mの処にある群落は、この林間の場所で 一番濃い瑠璃色で、花弁(萼片)形状も広弁の先端が丸弁でした。 この林間の自生地で咲く花色の違い、花弁形状の違いが見られると 言うことは、遺伝子も異なっている可能性が高い、従って種を着ける 事があるのではないか?過去、この場所を訪れるのはいつも開花時期のみ! 今年は花後も来訪し、結実の有無を確認する必要を感じました。 そしてこの場所、昨年と比べ、群落数、花の数どちらも増えたようです。 近くの集落の人以外、まず人が入ってこない。猪の被害もほとんど 見られない等の条件が考えられます。 午後1時過ぎに山に入り約2時間。 その間、山には私一人!なんと贅沢な事か!幸せな事か! 開花状況はまだはしりのようで、数日後に再訪する予定です。 今日はこの辺で。
2021.03.08
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今日午前中は天気が良く、庭の花達も昼頃には開いて綺麗な姿を 見せてくれました。 庭に咲いている花たちを紹介します。 金木犀の下のユキワリイチゲ 春の光を浴びて眩しそう! この場所には他に、キクザキイチゲ(左下の蕾)、奥の方はイチリンソウを 植えています。 キクザキイチゲ雪の精が満開になりました。 ロックガーデンに3カ所ほど、数株づつ植えています。 ホソバナコバイモ、ロックガーデンの西側に数株植えていますが、今が満開です。 隣家との境界に山茶花を垣根代わりに植えていますので、花柄がいっぱい 落ちています。 茎葉は普通緑色ですが、たまに下写真のような茶色の茎葉も出ます。 竜田草の蕾が沢山出て来ました。 涼し気な紫色の花で好きな花の一つです。 ロックガーデンの裾野に植えて10年ほどになります。株もだいぶ大きく なりました。 昼過ぎから天気が悪くなり、綺麗に開いていた庭の花たちも、すっかり閉じてしまいました。 今年は特に天候が安定しません! 3寒4温の言葉通りの今日この頃です! 今日はこの辺で。
2021.03.06
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昨日、今シーズン2度目のユキワリイチゲの自生地へ行って来た。前回は自宅から見て北部の自生地だったが、今回は西部へと向かった。 大きな川に沿って通っている県道沿いの山裾、川側ののり面と 両側に点々と自生地がある場所。 点在する自生地の花色は綺麗な瑠璃色が多いが、それでも自生地によって若干の花色の差があって、薄めの瑠璃色、非常に濃い瑠璃色と差がある。 少し晴れ間は出ているが気温が低いため開いていなかった。 上2枚の写真の自生地の様子、道下の竹林に広がっている。 手入れが行き届いておらず荒れて見えるが、ここはまだ良い方だ。ひどい場所では、倒れた竹や木が折り重なって放置され、自生地が消えた所が沢山ある! 最初に訪れた場所から約5km程上流にある自生地で、県道沿いに約100mほどの間、群落が点在しています。 この場所は濃い瑠璃色の花が咲く場所。 自宅から一番近い自生地で、開花時には数回訪れる。 今年の花は、少し小さく花弁数も少ないようだ! 昨年咲いた花 完全に開いていないから、余計そう見えるのかも知れないが……。 次の場所は、更に10km程上流に行った場所。 県道沿いの川側に広がる自生地。6畳一間位の広さで、花の密度が濃い! 花色は標準的な薄めの瑠璃色。 更に上流へ1km程いった自生地で、県道両側に群落が広がっている。 個々の花色は、やや濃いめの瑠璃色で透明感があり、本当に綺麗! 写真のような群落が、道の両側に約500m程点々と続くが、ご多分に漏れずここも荒廃がひどく、ここ10年ほどの間に絶望的な程、荒廃が進んでいる。 ここは国道と並行して走っている県道で、上流側は人家が少なく、道中に田畑も無いなど、利用価値、頻度とも少ないのが荒廃の理由と推測できる。最近、この様な場所が本当に多くなっているのが気がかりです。 更に1kmほど上流に行った場所。 小さい谷川の岸辺に広がる場所、先ほどとは少し花色、花型とも違う。 ややピンクがかった花色で遠目には白色に見える。 咲き始めたばかりのようで、本当に綺麗! 女竹の林の中に、幾つかの群落を作っている。ここは以前と比べ かなり増えているようだ。 今回は、同じ川筋の左岸側を下流域から上流へと遡って見て来ました。その間約17kmほど。次回は右岸側の自生地を訪ねる予定にしています。
2021.03.05
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瑠璃色と純白のユキワリイチゲ ユキワリイチゲを、始めて見たのが今から16年前、市内の山野草会に入った年の春でした。一目見て、花の美しさ、可憐さにすっかりハマってしまいました。 まず会員手持ちの株を分けてもらい、鉢植え栽培を始めました。その時点では「ユキワリイチゲは種が出来ないから、株(根茎)を殖やすしかないよ。」と聞いていました。ネット等で調べると「同じ遺伝子同士では受粉しても結実しない」とありました。と言うことは、遺伝子が異なる株を近くで栽培すれば、受粉→結実するのではと考えました、そこで関西以西の山野草販売店へ株の注文をし、家で栽培を始めました。すると翌春から、種を着けたユキワリイチゲがが出現したのです。 だいぶ種は大きく充実して来ました 写真はいずれも2020.04.01 こちらはアイボリー系の花 受粉が上手くいったら普通5~10個ほどの種を着けます。 こちらは受粉が上手く言った花、10個ほど種が着いています。 ピンク系の花も種がいっぱい! 種は4月下旬頃には採取し、育種箱に取り撒きします。その年の11月上旬には可愛い一つ葉で発芽し、順調にいけば年明けの1月下旬頃には本葉が出てきて、5月上旬には、地上部は溶けるように消えてしまいます。成長サイクルは、古株と同じです。 種撒きから普通4年目には初花が見られます。他のイチリンソウ属の仲間とほぼ同じです。 今日はこのへんで。
2021.03.04
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今日は朝から好天だが、やや肌寒い! ユキワリイチゲも、ここ2時過ぎになってやっと日当たりの良い場所に 植えている株だけが開いている。 何気に花を見ていると、少し子房が膨らんでいるように見えた!小生の 老眼でははっきりしない! カメラで写し、拡大してみると確かに子房が 膨らんでいる! 受粉に成功しているようだ! 子房が膨らみ出したピンクのユキワリイチゲ 4月下旬には種は充実し、撒き時を迎える。 同じ花の1週間前(2月25日)子房は膨らんでいない。 こちらのピンク花は、まだ子房は膨らんでいない。 こちらのピンク花は咲き始めで、まだ雄しべが中央部に固まっている。 もう一日、二日すれば雄しべは開き、雌しべ部分がはっきり顔出す、そしたら 受粉準備が完了する。 こちらの瑠璃色イチゲはまだ受粉したかどうかわからない。 子房がまだ膨らんでいない。 以前は人工授粉をやっていたが、種が出来すぎるために止めた。今では自然に任せている。それでも毎年数十粒は採れる。 今日の3段花 この花の開花日は1月31日、今日で32日目です。まだまだ元気で綺麗に咲いています。本当に長寿です!いったいいつまで咲いてくれるのか、楽しみです! 今日はこの辺で。
2021.03.03
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今日は、今年初めてユキワリイチゲの自生地巡りに行って来た。花友と2人、丁度12時に家を出た。今日一日、曇天の予報だったが出かける頃には晴れ間が見え、気温も17℃! 条件や良し! 約20分で最初の自生地に到着、 ややピンクがかった花色、満開でした。 谷川向こう岸の山側の斜面に、約80m程にわたって小群落を作って 咲き競っていました。 ややピンクがかった花色で、スッキリとした美しい花です。 次は狭い谷沿いの道路際の自生地。30mほど群落が続いている。 ガードレール外側の谷側斜面にもかなりの面積で広がっている。 やや細弁で青みがかった花色。 この自生地は、道路と谷川を挟んだ、向かい側の山裾に広がる自生地。薄いピンクだが白花にも見える。川を渡って撮影してきた。 上流から約50mほど川岸に広がっていた。 次は交通量の多い県道沿いの自生地。咲き始めでこれからが本番!青みがかったすっきりとした印象。 山裾の大きな岩盤下の土溜まりに、畳3畳ほどの群落。 20m程離れた場所にも、同様な群落が広がっている場所です。 最後に家から10分ほどの距離にある蒼い宝石 の咲く自生地。 午後3時を回っていたため、既に花は閉じかけていたが、蒼い宝石は 今年もいっぱい花を付けていた。 次回はもう少し早い時間に訪問しよう!今日は7ヶ所の自生地を廻ったが、全て自宅から20分以内。各自生地とも開花はこれからが本番、これから約1ヶ月は自生地巡りで忙しくなる。
2021.03.01
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このブログでは過去、数回にわたってユキワリイチゲの3段花を 紹介して来ました。 今年も1月31日に初開花が始まりました。 3段花は他の標準花と比べ、 約10日ほど開花が早く、 これは例年変わりません。 今日は、今年咲いている3段花を紹介します。 3段花の遺伝子を持っていても、全てが3段花にはなりません。やはり 育成環境が整わなければ、3段花にはならないようです。 ちなみにユキワリイチゲの3段花については2021年2月3日の記事で で詳しく書いていますので参照してください。 庭でユキワリイチゲ3段花を栽培を始めて12年程になりますが、これまで色々な咲き方をしたユキワリイチゲ3段花を紹介します。 一口にユキワリイチゲの3段花と言っても、咲く花は千差万別と言っても良いくらい色々な咲き方をします。
2021.02.28
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今日は昨夜半からの雨、午後2時現在もまだ降っている。当然、ユキワリイチゲは閉じたままです。そこで、今日はユキワリイチゲの魅力、なぜ小生はここまで惹かれるのかを考えてみたいと思う。 ポイントは幾つかある、 1.花色の多彩さ。白色・ピンク・アイボリー・薄い瑠璃色・濃い瑠璃色 薄紫色(ピンクがかった瑠璃色)など。 ピンク花 2.花弁(萼片)形状の多彩さ。 ・広弁で剣弁(花弁の先が尖っている) ・広弁で丸弁(先端が丸い) ・細弁(ほぼ剣弁) ・八重咲き(標準花で通常20弁~24弁) ・一重咲き(平咲き) 通常12弁前後 (注)一重咲きでも株が充実すると八重咲になる個体もありますが、 充実しても平咲きにしかならない個体もあります。 遺伝子の違いによるものと思われます。 細弁の八重咲、花弁数は24枚ある。薄い瑠璃色 広弁で先端が尖っている剣弁タイプ 濃い瑠璃色 アイボリー色 細弁で剣弁 前写真と同じアイボリー色 当地では珍しい色です。 白花の丸弁で平咲き、 花弁数12枚 紫色 何とも言えない妖艶な色 光の当たる具合によって、見える(映る)花色も違って見えます、そこもユキワリイチゲの魅力の一部だと言えます。 3.希少性 ・自生場所、自生数が非常に少ない。 自生東限が三重県で、それから以西に自生地は限られる。 ・花の開いている時間が短い(一日の開花時間、約3時間ぐらい) 気温13℃以上の好天でしか開花しない。(自然下での場合) 昼前から開き出し、午後3時頃ピークを迎え、4時頃には閉じ始める。 自生地は人里近くに多く存在しますが、開花時間が短いせいか、意外と その存在を知らない人、気づかない事が多いです。意外と身近に 素晴らしい花園があるんですよ! 4.変異花が良く出る事。 キンポウゲ科の花らしく、変異花が多く出る。 ご存知のようにキンポウゲ科イチリンソウ属の仲間は キクザキイチゲ、2輪草など変異が良く出る事が知られています。 ・3段花になる。雌しべが花弁(萼片)に変異する個体が出る。 従って3段花には雌しべが無く受粉出来ないため、種は出来ない。 株分けでのみ繁殖可能。 咲き始めの3段花 雌しべが変異した濃いモスグリーンの花弁が見える 前写真から10日経った3段花 中央の花弁が伸びている 更に10日経った3段花 中央花弁が更に伸び、モスグリーンから瑠璃色に 変色している。(2021.02.24現在) こちらも白花系の3段花 前写真と同じく、雌しべが花弁に変異している 鉢植えに4本の根茎を植え5個の花が咲いているが、 全てこの花が咲いた。 鉢植えして3年目だが、前年までは普通の花が咲いていました。 突然、変異花が咲いてびっくりしています。 等々、ユキワリイチゲに惹かれる理由を思いつくまま書き並べて来ましたが、まだまだ語り尽くせません。 続きは何れ又の機会に書こうと思います。 以下の写真は2020年の春に自生地で撮影したユキワリイチゲたちです。 3月に入るとユキワリイチゲの開花が本格化します。 今年はどんな花たちと逢えるのか、楽しみいっぱいです。 今日はここまで!
2021.02.26
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今日は朝から天気は良いものの、今いち気温が上がらない正午で10℃、これではユキワリイチゲは開いてはくれない。やはり13℃以上は必要なようだ。 開いてもここまで(15時現在) 瑠璃色の株からは20個くらいの花が上がっているが、満開になれば見事だろう。 こちらのピンク系のユキワリイチゲはほぼ開き切っているね!上品な色合い、のびやかに開いた姿が美しい! バラ(シュラブ系レディーオブメギンチ)の株回りに植えていたが、殖えて株の根元まで広がっている。ピンク系の花もいいね! こちらもピンク系、花弁が広いね。肥培が上手くいき、 株が充実している証です。 こちらは3段花。この花の開花日は1月31日、今日で26日目。まだまだ元気に咲いています。雌しべが変異し、多数の萼片が出ていますが、その萼片、まだ日に日に伸びていますが、色目は少し薄くなったかな? こちらも3段花ですが、中央の緑の萼片数が少ないため標準花にみえますが、れっきとした3段花の株です。爽やかさが感じられ、透明感のあるすっきりとした瑠璃色です。 まだまだ肌寒い日が続きます。本格化するのはやはり3月に入ってからのようです。
2021.02.25
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キクザキイチゲ雪の精が咲き出しました。 写真ではわかりにくいですが、八重咲きというより もっと花弁(萼片)の多い千重咲きです。 昨年咲いた雪の精01 昨年咲いた雪の精02 10数年前、東北で発見された野生種との事、驚きます。 まるで品種改良された花みたいな豪華な花です。花姿も見事ですが、 とにかく強健で、良く殖えます。鉢植えでも良く咲きますが、成長が 早いため、2年に1回は植替えが必要です。ずぼらな私は、全て地植えに しました。 ホソバナコバイモが咲き出しました。 日本に8種自生するコバイモの仲間です。 コバイモの仲間は、関東に自生するカイコバイモ、 新潟地方のコシノコバイモ、中部圏のミノコバイモ、中国地方から 九州に自生するホソバナコバイモ、四国のトクシマコバイモ、アワコバイモ、 トサコバイモ、それと島根県に自生するイズモコバイモの8種と言われている。 地味な花だが人気がある。 ユキワリイチゲはここ2日ほど開きません! 少し気温が下がると(12℃以下)駄目です。
2021.02.24
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午後の日差しが眩しい! 我が家の庭では毎年、ユキワリイチゲの子供が生まれます。 10年程前から、庭で結実したたユキワリイチゲの種を播種しています。 毎年4月下旬に種を蒔き、11月上旬に一つ葉で発芽します。 2020.04.23播種し、同年11月上旬に発芽したもの。 例のギザギザ切れ込みの入ったの根生葉とは似ても似つかない 丸いスプーン状の一つ葉で発芽します。 発泡スチロールの箱に、日向土の小・中粒を半々くらいの用土を使い、 種を蒔き、15mmほど覆土します。発芽までは用土が 乾かないようにします。 置き場所は、日陰がベスト、乾燥させないことがキモです。 順調に育てば、1月下旬頃には本葉が出ます。 下写真には、一つ葉と本葉が並んでいます。 左側の苗は一つ葉は虫にかじられ、茎のみが残っている。 次3枚の写真は2020年に結実したユキワリイチゲの種です。 見えている一つ々が1個の種です。 受粉が上手くいった場合、5個~8個ほど結実します。 以前は人工授粉をやっていましたが、結実する種が多すぎ(500~550個)て 殖えすぎるので、今は自然に任せています、 それで毎年40~50粒程撒きます。 アイボリー系のユキワリイチゲに結実した種 今では庭のあちこちに、ユキワリイチゲの小群落が出来ています。
2021.02.23
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今日は正午で20℃まで上がった!庭のユキワリイチゲも一斉に開き出した! スッキリとした瑠璃色がきれい!花弁(萼片)もシャープな形。朝一番に朝日が当たるが、10時過ぎには日陰になる場所。 こちらはややピンク系が入った瑠璃色の個体。花弁(萼片)先端に切れ込みが入るタイプ。 薄めの瑠璃色が涼し気に見える。根生葉の葉色が黒く濃い、花色との対比が目立ちます。 白花で平咲きが特徴の個体。ユキワリイチゲは通常、株が充実すると八重咲になりますが、この個体は平咲きのままです。 我家で一番濃い瑠璃色の個体です。花弁(萼片)の縁が薄っすら白色のグラディエーションで、何とも見事な花です。 バラの株回りが窮屈なほど、株数が増えて来ました。環境がいいのかここ5年で倍増しました。 前の写真と同場所で、左側のエリアです。 明日も20℃を超す暖かさの予報、まだ蕾の数がいっぱいあるので開花が楽しみです。
2021.02.21
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今日は久し振りの好天で、気温も上がって正午で15℃。通常13℃以上の好天下で咲き始めるユキワリイチゲ、いよいよ本格化です。 鉢植えのピンク系ユキワリイチゲ こちらも鉢植えの白花系ユキワリイチゲ 瑠璃色系のユキワリイチゲ(手前右側) こちらはユキワリイチゲの3段花 初開花(1月31日)から21日経ちましたが、まだ綺麗な姿を保っています。通常のユキワリイチゲの開花期間は天候にも左右されますが、約3週間位いです。一方、3段花は「中央部分の萼片がまだ成長を続けているため、栄養吸収が続いているので長期間咲き続ける」のではと推察できます。昨年は35日程元気に咲き続けた実績があります。 前写真のアップ 随分と咲き進んで来ました。1月31日に初開花した時からすると中央の萼片が倍以上の長さに延びています。また萼片色も濃いグリーンから瑠璃色に変わってきています。 1月31日初開花当時。中央の萼片は雄しべの中に納まっています。 5年ほど前、鉢植えのユキワリイチゲ(2鉢)を植え替えする際、地植えにすべくバラの株の周囲に植えました。今では少し窮屈に感じる程に殖えました。ユキワリイチゲは適した環境(午前日向、午後日陰)と、少しの手入れ(乾かない程度の湿気を保つ、程よい肥培)をしてやれば驚くほど殖えます。 ユキワリイチゲ、まだ謎、未知の部分が多く不思議がいっぱいです。そのことも、この花の魅力の一つになっていると思います。
2021.02.20
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県道沿いにあるユキワリイチゲの自生地 キンポウゲ科 イチリンソウ属 ユキワリイチゲの自生地は、北限は滋賀県、東限は三重県であり中国地方全域、四国全県と九州熊本県まで自生が確認されている。西日本型と言える。 自生環境は、半日陰で年間を通じ適度な湿度が保たれる場所の山裾である場合が多い。 従って、南向き及び西向きの乾燥気味な場所は適さない。 またこれは山野草全般に言えることだが、年間を通じ人の手が入る開けた環境が必要で、藪化している場所では自然消滅する場合が多い。 実際の自生地の様子を紹介します。 山間の渓流沿いの自生地 この場所は、渓流沿いの川床両岸に約2kmにわたってこのような自生地が点在します。 渓流沿いの自生地 (前写真の少し下流) この渓流沿いの自生地の花は、白花系、ピンク系、瑠璃色系が咲きます。 林間の木漏れ陽が入り、岩がゴロゴロした場所で広範囲に小さな集団を作って点在しています。 前写真と同場所 前2枚のの写真と同場所 前3枚と同場所 前4枚の写真と同場所ですが、花色と萼片形状が異なります。おそらく遺伝子も異なると思われる。林道沿いの山裾 山側の約20m、幅は40mほど広がり、道路反対の谷側にも約半分ほどの規模で広がっています。 この場所のように、山側の山裾に広がる自生地の場合、道路の反対側谷側にも自生地が広がるケースが多くあります。道路補修工事での土砂の移動、または大雨等で土砂とともに根茎が低い谷側へ押し流され移動するものと推察できます。 上写真と同場所 交通量の多い県道沿いの場所、鮮やかな瑠璃色の群生地です。 この場所は、本来山側山裾に広がっていましたが、数年前の道路拡幅工事で山側の自生地は消滅してしまいました。こういうケースは私が知っているだけでも、この5年の間で4件発生しています。(4カ所の自生地消滅) 上の写真と同場所 以上紹介した自生地は、全て自宅から車で約40分以内の場所にあります。 ユキワリイチゲはこれからが本番!自生地巡りで忙しくなります!
2021.02.19
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昨日に続き、ユキワリイチゲの花の多彩さについて。 ユキワリイチゲは別名、瑠璃一華と呼ばれていますが、 この個体は典型的な花色だと思います。自然の野に咲く花とは とても思えない美しさです。 非常に珍しい黄色味がかった花色のユキワリイチゲ 開き始め(No.1) 咲き進むとやや白っぽくなり、アイボリー色です。(No.2) 最終的にはもっと白っぽくなりましたが、アイボリー色で 終わりました。(No.3) この花色はこの地では非常に珍しいです。 次はピンク系の花です。 可愛らしいピンク花ですが、幅広の萼片が特徴的です。 最後に萼片幅が細く、先端が尖った剣弁タイプ。 薄めの瑠璃色ですが、非常にスッキリとした印象です。 前掲のピンク花と同じユキワリイチゲとは思えない感じです。 こちらはアイボリー系の細弁で剣弁です。 昨日、今日とユキワリイチゲの多彩な花色、花型を紹介して来ましたが、まだまだ未知の部分があると考えます。 昨日から、新コロナウイルス用ワクチン注射が始まりました。昨日、今日と非常に寒い天気が続いていますが、花たちと同様、我々も「春が近い!」となればいいですね。
2021.02.18
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我家でユキワリイチゲを育て始めて、15年目になります。 きっかけは町内の「山野草の会」に入会し、そこでユキワリイチゲの 魅力に目覚めたのでした。手始めに、全国各地の山野草店から株を 購入し育てることから始めました。庭の半日陰の場所に 地植えすると、翌年綺麗な花が咲いてくれました。 その後、地元には県下各所に山野草(カタクリ・節分草・アズマイチゲ・ ユキワリイチゲ・ホソバナコバイモ・雪割草・キクザキイチゲ等)、 スプリングエフェメラルと 呼ばれる花々の宝庫だと知りました。 その中でもユキワリイチゲの自生地は、県下一円に点在しています。 自生地が多いだけに、色々多彩な咲き方をするユキワリイチゲの 発見もありました。今日の写真はその一部ですが紹介します。 少し濃いめの瑠璃色のユキワリイチゲです 花弁数(萼片)は20枚ですが、このタイプは株が充実すると 22~24枚まで増え、見事な八重咲になります。 当地では最も標準的な花色です この花は咲き始めで内側の萼片がまだ短い、咲き進むともっと 長く伸びます。 真っ白のユキワリイチゲです。 萼片の裏側が、少し薄緑色をしています。平咲きで萼片は 重なりません、萼片先端も丸い形状しか出ません。 白花と瑠璃色のユキワリイチゲ(共に鉢植え) こうして並べると花色の違い、萼片形状の違いが良くわかります。 ユキワリイチゲの3段花です 偶然、県下の自生地で花友と発見したものです。 その自生地は10mx20m程の広さで、全ての株が3段花です。 この花も3段花ですが、内側の萼片数が貧弱で、不完全な 3段花と言えます。 非常に瑠璃色の濃いユキワリイチゲです。 光の当たり方によって花色は濃く見えたり、薄く見えたりしますが、 この株は紛れもなく、濃い見事なユキワリイチゲです。 白花の3段花?のユキワリイチゲです。 2020年に初めて3段花で咲きました!! この花は裏紅ですが、雌しべがその裏紅色の萼片に変異しています。鉢植えで5本ほど根茎を植えていて、3個の花が咲き、全てが3段花で咲いています。もっとも昨年までは普通の白花系の標準花で咲いていました。初めての現象で驚きましたが、今年どうなるか楽しみです。 キンポウゲ科の花は変異が多く出る事は知られていますが、ユキワリイチゲもそういった特徴が良く出ています。長く栽培していると色んな現象に逢うものですね。 今日はここまで。
2021.02.17
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昨日、今日と春本番を思わせる暖かさ!スプリングエフェメラルたちも一斉に顔を出し始めた。 ユキワリイチゲ標準花 白花系 花弁先端が虫にかじられているね。今年は多い! ユキワリイチゲ標準花 ピンク系 今日が開き始めです。 ユキワリイチゲ標準花 瑠璃色系 標準花だけど、雌しべの中にグリーンの萼片が1枚出ているね! ユキワリイチゲ 3段花 3段花だけど、雌しべの位置にあるべきグリーンの萼片が無い! こちらが通常のユキワリイチゲ3段花 キンポウゲ科の仲間は変異花が良く出る事で知られているが、ユキワリイチゲも、ご多分に漏れず良く変異するね。もっともそれが毎春の楽しみであるのだけども………。 キクザキイチゲ 雪の精 例年、開花は3月に入ってからだが、今年は早いね。 スハマソウ(雪割草) 白花主体にピンクも混じる ホソバナコバイモ はやくも顔を出して来たね! こちらもホソバナコバイモ 節分草 以上が今日現在、我家の庭で顔を出している スプリングエフェメラル達です。これから5月初旬頃までが一年で一番賑やかな季節です!
2021.02.14
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通常ユキワリイチゲの開花は、2月中旬~3月下旬が平均的だが、3段花は1月下旬~3月下旬と、約半月ほど開花が早い。今年も1月31日が初開花であった。遺伝子の相違によるものだろうか?例年決まって、早く咲く。 3段花らしい充実した花姿。 アップにすると、内側の萼片色は瑠璃色とモスグリーン色が混ざっているのが判る。雄しべはあるが、雌しべはありません。 (萼片に変異しています) こちらも3段花だが、ずいぶん印象が異なる。最内側の萼片の数が少ない、数枚しか出てない。そして最外側にあるべきモスグリーン色の萼片が見えないし、瑠璃色の萼片の切れ込みもおとなしい。 角度を変え横から見ると、かなり離れて萼片が付いている。これは珍しい!まるで茎葉のようだ、しかし軸の下の方をみると、茎葉はちゃんと別に有る。 まるで2段式の花弁のようだ。 上の3段花のアップ最内側の萼片が少なく短い。不完全な3段花のようだ。ひょっとすると通常3段花に無い、雌しべが出るかも知れない。 毎年、同じようには咲きません。 自然とは不思議なものです。
2021.02.11
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今日は昼過ぎになっても、あまり気温が上がらないが朝から雲一つない天気で、庭の花たちも徐々にではあるが開き出した。 遅れていた節分草がやっと満開を迎えている。 種蒔きを始めたのが10年程前、近くの自生地で管理人さんの 許可を得て種を採取し育てて来たもの、庭の3ヶ所ほどに植えている。 5年目頃から、庭で咲いた節分草から種を採取、種蒔きを続けているので 今では随分と増えた。 春先、いの一番に可愛いな花姿をを見せてくれる。 ユキワリイチゲの3段花。 今日、久し振りに満開になった。1月31日に初開花して以来 気温が低いため半開状態だったが、朝からの好天でやっと開いてくれた。 花が大きく、(この花で70mm)重たいので、 竹くしを添え、テープで固定し支えている。 雌しべが花弁化した最内側のモスグリーンの花弁(萼片)も 咲き始めと比べだいぶ伸びて長くなった、 最終的に現状の倍ほどまで伸びます。 1月31日の咲き始めの様子。 最内側の花弁は、雄しべとほぼ同じ長さ。 現在、3段花の蕾が約50個ほど立ち上がっています。 満開になると壮観だと思います。 節分草、ユキワリイチゲを始め、スプリングエフェメラルと 呼ばれている花たちが庭のあちこちで咲き始める。いよいよ春本番も近い!
2021.02.10
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昨日、花友と四国へ行って来た。バイカオウレンを見るために! 1年前には女房と訪れたが、2月20日と遅く時期を逸した。今回は盛りの時期を逃すまいと2月初旬を選んだ、大正解だった! 檜の林間に「緑のジュータンが敷きつめられ、その上に 初雪を降らせたが如く満開の花々」。素晴らしい空間です。 丁度ピークの花姿 バイカオウレンは キンポウゲ科オウレン属 本州福島以南に自生。四国、九州に変種が見られる。 四国で咲く花は、本州で咲くバイカオウレンの変種で、黄色の花弁(花に見える白い花びらは萼片)形状が異なる。 真っ白の萼片と、放射状に延びる多数の白い雄しべ、スプーン状の黄色の花弁、緑色の雌しべ、とのコントラストが素晴らしい! 咲き進むと軸が長く伸びる。 花園に友と約1時間、充実した時を過ごしました。
2021.02.07
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鉢植えのユキワリイチゲ 純白色と瑠璃色の個体。(2018年) 若い頃から、野に咲く花たちが好きだった。山歩きが好きなこともあり登山道の足元に咲く可憐な花たちを、歩を止め眺めいった記憶が鮮明だ。 50歳になってすぐ、岡山へ転勤となった。程なく偶然にも拙宅へ1枚のチラシが入った、それは町内の山野草会への入会案内だった、直ぐ入会!そこで知ったのがユキワリイチゲの花だった。聞けば近辺にカタクリ、節分草などの自生地が多く、ユキワリイチゲの自生地も各所に点在する事も知った。すぐ夢中になり、自生地を巡るようになった。 ユキワリイチゲを調べてみると、日本固有種で、キンポウゲ科 イチリンソウ属 自生地は三重県が北東限で中国地方、四国、九州が南限。 同じキンポウゲ科イチリンソウ属のキクザキイチゲが北方型とすると ユキワリイチゲは南方型のようだ。 聞けばスプリングエフェメラル(早春に顔を出し、春に咲き誇り5月には地上から儚く消えてしまう植物の総称)の仲間だそうだ。 庭で咲いたユキワリイチゲたち スッキリした薄いピンク系で八重咲の個体 純白で丸弁の一重 咲です ピンク系で花弁の先端に切れ込みが入るタイプ ユキワリイチゲの花は色、形とも変化に富んでいて楽しみは尽きません。
2021.02.05
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今日も風が冷たく気温が上がらない。正午の時点で10℃、これではユキワリイチゲもなかなか開いてくれない。 3段花 今日、午後3時頃 こちらも上写真と同時刻の3段花。この3段花は外側の萼片が 異常に長くて広いね! この3段花の株から3本の蕾が上がっている。 (壁際向こうむきの蕾は、標準花で別株です) 我家で咲いた瑠璃色の標準花 2020.03.10 濃い瑠璃色ベースの花弁、花弁の縁が白く綺麗なグラディエーションに なっていてお気に入りです。 こちらは純白の花と、瑠璃色の標準花。いずれも鉢植えです。2020.03.10 この純白の花は、株が充実しても二重、八重にはならず一重のままです。通常、株が充実すると八重咲になるのですが、不思議です。 ユキワリイチゲの色とりどりの花には本当に癒されます。
2021.02.04
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先日、ユキワリイチゲが開花した!と報告しましたがその後2日間、寒さのせいで半開のまま推移しています。 半開のまま3日経過しています。3段花 3段花の特徴。 1.最外側の萼片が異常に大きく、色がモスグリーンである。 2.その内側の萼片色が、濃い瑠璃色である。 3.瑠璃色の萼片内側に、雄しべが並ぶ。 4.雄しべの内側に雌しべが花弁化した濃いモスグリーン色の 萼片が出るが、瑠璃色が混在する場合もある。 5.更に最内側に、雌しべが花弁化した濃い瑠璃色の萼片が出る事。 (参考写真01・02参照) 6.雌しべが無いため受粉は不可、繁殖は株分けのみである事。 但し、3段花の遺伝子を持っていても、株が充実していないと 3段花にはならず、通常の平咲きとなり雌しべが出来るので、 その場合受粉が可能となり、結実すると思われる。 7.萼片先端形状が、3色とも切れ込みが著しい事。 8.花径が70mm~80mmと非常に大きい事。 (標準花は通常40mm~50mmほど) 9.花弁数(萼片数)が40~50枚と非常に多い事。 (標準花は通常12枚~22枚) 10.早咲きである。通常1月下旬に開花。 標準化は、1週間~10日ほど遅い。 参考写真01(2020.03.06) 参考写真02(2020.03.06) 3段花のつぼみと根生葉 本格的な開花は、2月中旬以降か……。 この時期いつも思うこと。花を見るのが待ち遠しい!!
2021.02.03
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今日昼過ぎに、我家のユキワリイチゲ(3段花)が開いた。 まだ全開ではないが開いた! 濃い瑠璃色の花弁(萼片)と黄色の雄しべ、最内側のグリーンの萼片が覗く。 2021.01.31 PM2:00頃 こちらも上の写真と同時刻。 こちらは標準花で1輪だけ咲いていた。 いずれの写真も同時刻。 例年、開花一番乗りは3段花に決まっている。下の写真は昨年2020.02.13 畳3畳ほどの場所に、 ・つるバラ うらら ・シュラブ系 レディ・オブ・メギンチ ギーサボウワ ストロベリーヒル ハンスゲーネバイン ・HT系 クレイジートウ の計6本バラを植え、その隙間、隙間にユキワリイチゲ・キクザキイチゲ・節分草をを植え楽しんでいる。
2021.01.31
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昨日までの暖かい日から一転、雪混じりの寒い冬に逆戻りです。最高気温も5℃で本当に寒い一日でした。 庭に植えている節分草の蕾が立ち上がって来た。 ユキワリイチゲの隣に植えており、毎年2月上旬には開花して楽しませてくれます。 花後にはたくさん種を着けますので、4月下旬には毎年、取り撒きをします。 2020年3月の育苗箱(2019年4月下旬に蒔いたもの) 1年目は可愛い一つ葉で、2年目から本葉が出ます。通常4年目から開花が始まります。球根ですので比較的育てやすい山野草です。
2021.01.29
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