私の人生論 (思考が運命になる)

私の人生論 (思考が運命になる)

2015年02月17日
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カテゴリ: 千の朝
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 ここというところを活すか、逸するかで、大局に大きくひびく一点をいうのである。

 商売に商機あり、政治にも政機がある。

 物理学者もシンギュラー・ポイント singular point を重視する。

 数理や普遍的原則ばかりでなく、特異点(シンギュラー・ポイント)に注意せねばならぬことを説いている。

 一片の煙草の吸いがらはそれ自体何でもないが、この徴物が時に大山火事を惹き起こすのである。

 一発の銃弾はありふれたものであるが、セルビアの一人の青年によるサラエボの一弾は第一次世界大戦を惹起した。

 今日の世界情勢は到る処この特異点の恐るべきものが点々として存在している。

 いかなる一点よりいかなる大事が起こるとも限らぬと思われるものが枚挙に遑がない。



 この機をどう活かすか殺すかということは、したがって国民や人類の運命に関する大問題である。

「新憂樂志」 安岡 正篤 明徳出版





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最終更新日  2015年02月17日 05時59分47秒
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