地球人スピリット・ジャーナル1.0

地球人スピリット・ジャーナル1.0

2007.05.04
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カテゴリ: アガルタ

地球人スピリット・ジャーナル 2.0 につづく



「チベット旅行記」
西域探検紀行全集7 河口慧海・著 長沢和俊・編 1967/7 白水社


 この本、私が保管しているものはネットで発見できない。新装本で上下巻ででていたり
文庫本では5冊組 になっている。これだけ多くのヴァージョンがあるということは、この本が多くの人に愛されている、というだけではなく、資料としても第一級のものであるからであろう。

 私の保管しているものは、1967年にでた白水社版で、1970年にでた第二刷である。この本は、私が77年にインドに行こうとしていた時、当時、友人達のたまり場になっていた喫茶店「はらっぱ」で知り合った人から借りた本であった。名前は忘れてしまったが、ネオンサインを作ったりする技術者の人だった。彼がどのような経緯でこの本を読んでいたのかは、今となっては聞くことはできないが、本文随所に赤と青の鉛筆で傍線や書き込みがかなりある。かなり入れ込んで、読まれていたようだ。

 当時、インドやネパール、チベットについての情報は多くなかった。友人の友人がインドに行ってきたと聞いては、そのスライドを見せてもらったり、どこかの本の中の関連部分を抜書きしたりして、情報を集めた。インドとチベットの違いなんて、私自身よくわかっていなかった。ただ、慧海ほどの高邁な志はなかったにせよ、一青年として、危険を顧みず未知なる世界に飛び込もうという挑戦者魂は、あったはずだ。今回30年経過して再読して、そう思った。私のインド滞在は1年間で終わったが、帰国してみると、この本の貸主は事故で亡くなってしまっていた。だから、この本は借りっぱなしになって、30年後の今でも、私の手元にある。

 この本は1903年(明治36年)に帰国した慧海が、新聞に155回にわたって連載したものをまとめたものだそうだ。だから、毎回、挿絵がついたというから、それはそれは楽しかったに違いない。その時の挿絵だろうか、この本にも、たくさんの挿絵がついて、綺麗だ。凛とした品格があるペン画であるが、その民族衣装や全体の雰囲気が、日本の記紀神話の雰囲気を持っていて、なんとも素晴らしい。チベットの膨大なカラー写真の数々を目にしてきた私たちの現代人には、やや時代がかった「チベット理解」の絵だが、これはこれとして、時代背景を感じさせて興味深い。

 慧界のレポートはおびただしいもので、ありとあらゆるものが書かれている。目に見えるものすべてが記録されている。チベットまでにいたる風景、人々の暮らしざま、表情、あるいは人々の心の中や、自分の気持ちまで、その時々について克明に記録されている。

 だから、あまりに自分の気持ちをストレートに書いてあるので、時には、ちょっと偏見に満ち満ちた表現になっているかも、と感ずるところがある。例えば、一夫多妻、多夫一妻などの風習は、今となっては、私たちの理解はまたちがったものになっているが、慧界にとっては、奇習そのもの以外ではなかった。この辺は、慧海に敬意を表しつつ、盛んに正す
山口瑞鳳 のような指摘を受けるところである。

 この本は、旅行記であって、凛とした慧界の僧としての矜持は随所に現れているが、仏教そのものについては、こまかく書かれているわけではない。この本の続刊
「第二回チベット旅行記」 というものもあるようだから、機会があったら、こちらも読んでみよう。

めいめい持って来たものをあげて、それからお説教を聞いて、マニを授かるのである。と言うのは、まずラマが「オンマニパドメフム」庵摩尼吠噛吽(おんまにべつどみほん)と言う六字を唱えると、参拝者がそれに継いで唱和する。それからまた種々の教えを受ける前に会うと、すぐに三拝する。それから例のとおり腰をかがめ、舌を出して敬意を表しつつ、机の置いてある前まで進んで、ラマの前に頭をさしつける。するとラマは右手をのばして、頭をさすってくれる。少し良い人なら両手でやってくれる。また自分と同等の人、あるいは自分より偉い人であれば、自分の額をこちらの頭につける。
 これを名づけてチベット語で、チャクワンを受けると言っている。









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Last updated  2009.03.31 12:33:57
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