地球人スピリット・ジャーナル1.0

地球人スピリット・ジャーナル1.0

2007.05.29
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「前世を覚えている子どもたち」
トム・シュローダー 大野百合子・訳 2002/8 ヴォイス



訳者・大野百合子は、あとがきでこう述べている。

本書を読んでの新しい気づきは、前世を記憶しているということがけっして本人に幸せをもたらしてはいないのだという事実でした。前世の夫に心を残しているスザンヌ。前世や今世の家族との複雑な感情をともなった関係。スティーヴンソンが言うように、本来前世は忘れることがノーマルなメカニズムであるのに、ショッキングな死によってそれがうまく機能しなかったのかもしれません。
 前世を記憶しているために、なかなか”今、ここ”にいることが難しくなっているのです。
p404

 あとがきを本文より先に読む癖のある私は、この部分を読んで、ああ、そうだよね、と納得した。私にとっては、べつに”新しい気づき”ではないが、こういう結論がでているなら、それはよかった、と思った。ここさえ分かれば、あとはこの本の本文は読まなくてもよい、とさえ思う。あとは個々のケースは、ある種どうでもいいのだ。大野は続けてこう言う。

輪廻転生はやはり今の科学では100パーセント立証することはまだ不可能です。あるチャネラーがチャネルしているスピリットがこんなふうに言いました。
「人間の魂に本当に何が起きているのかを、三次元の肉体の意識を通して理解するのは不可能だ。そういう意味で輪廻転生は『例え(メタファー)』である。でも非常に役に立つ例えだ」と。
p404

 ここでチャネラーやスピリットを出してくるまでもなく、それらの権威を借りることなく、この言葉はこれでいいはずだ。

トム(本書著者)が言うように、魂の旅は、ひとつの魂が過去から未来へ順に生まれ変わるという輪廻の概念でひとくくりにしてしまうにはあまりにもシンプルにすぎるのかもしれません。四次元の一つの要素が時間なら、過去も未来も現在もすべて同時に存在することになります。一直線に過去から未来に流れる時間軸の中では、その構造を理解することは實に困難を極めます。 p404

 訳者は一生懸命、四次元やら時間軸やらの概念を使うけれども、そんな言葉を使わずとも、それはその通りだと思う。ただ、自分の過去生を知ることは、メタファーであるけれども役に立つ、ということばはまだまだ生きている。輪廻転生については、ただごとではない。簡単にシンプルに片付けられることではない。でも、最終的には、この人生が大事だ、ということだ。その通り。

過去世、未来世のすべての自分という存在を統合した上で、今、現在の瞬間瞬間を生きて行ければ最高だと思います。
 トムがいみじくも叫びました。
「僕が欲しいのは、この今生きている、この人生なんだ!」
 私たちが生きているのは、今のこの人生なのです。
p405





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Last updated  2009.02.10 12:43:56
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