「新祖国論」
なぜいま、反グローバリズムなのか
辻井喬 2007/08 集英社 単行本 254p
No.896 ★☆☆☆☆
グ
しょせんは、セゾングループで、あちこちの地場産業を荒らし、地元商店街をシャッター商店街へと送り込み、地方百貨店を根絶やしにしてきたのが、堤清二こと辻井喬、あなたが張本人じゃぁないか。ペンネームを使おうが、すでに引退してようが、あなたに「反グローバリズム」なんて言葉を使う権利はない。ましてや、あなたの反グローバリズムは、国家や民族どまり。真の意味のローカリズムではない。
半 径**キロメートルのグローバリズムという時のグローバルは、世界のフラット化を意味しているわけではない。グローブとはもともと地球ということ。しょせん、ひとりの人間の視線から、地球全体が見渡せるわけがない。大地に立って見渡せるだけのエリア、それが一人分のグローブだ。まずはそのグローブと仲良くなることが、まずは最初にやるべきことだろう。
はるかかなたに立っている他の人に見えている彼の半径のグローブ、それが彼にとってのグローブだ。だからそれらを次第につなげていけば、それがグローバリゼーションとなる。ひとりの人間が欲張って地球全体に影響をあたえようとしたり、統一したベースを築こうとするから間違いが起こる。せいぜい、自分が生活に必要なエリアだけのグローブとともに生きることをまずは考えるべきだろう。
辻 井喬のこの本はちっとも面白くない。そんなことあんたに言われたくないよ。なにが反ですか。80歳にもおなりになって、こんな記事を一年間、信濃毎日新聞に連載しました、って言ったって、なんだかお門違いのような感じがする。それこそ、堤清二は、バーチャルな仮想自分として辻井喬というアバターを使って、ネットオカマやっているのと、なんら変わりないじゃん。
あんたが本当にそう思うのだったら、もっと別な人生があったはずだ。おいしいところだけ食べちゃって、青い渋柿を地上のかわいそうなカニにぶつけているサルカニ合戦のサルにも劣るのではないか。すくなくとも、この人のこの本には素直になれない。
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