<8>より続く

「ニューエイジについてのキリスト教的考察」
<9>
ニ
ューエイジ「スピリチュアリティ」に見られるもっとも共通の要素の一つは、特別な権限、とくに超常的な霊的存在に引きつけられることです。「霊媒」と認められた人々は、ニューエイジ現象の中で「チャネリング」といわれる通常意識の変異状態(トランス)の間、自分の人格に他の霊的存在が乗り移ると主張します。「チャネリング」の間、霊媒は自分の身体や能力を制御する力を失うことがあります。
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ニューエイジ共通の要素とは思わないが、たしかに私も「チャネリング」については、意見を一様とはしない。いろいろ散見されるチャネリング情報については、つねに眉唾で、懐疑的に接しているというのが実態だ。しかし、全否定をできないのは、自分がそれに近い体験をしたり、その現場を見ているからだ。それは恒常的なものではなく、ある意味、サンプリング的な、決して否定はできないですよ、という口封じをされているような程度のものではあるが・・・。
こ
うした出来事を目撃したことのある人は、このような顕現はたしかに霊的なものではあっても、神からのものではないことを進んで認めるに違いありません。たとえ、愛や光といったことばがほとんどいつも用いられるにしてもです。チャネリングは、厳密な意味でのスピリチュアリティというよりも、スピリチュアリズムの現代版だというほうがおそらく正確です。
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この辺になってくると、私の意見もバチカンに近くなる。現代科学では決して証明されないような、神秘的現象がないとは思わないが、それが「神」、あるいは「神」から来たもの、と断定する根拠はなにもない。いや、むしろ私が見聞きするのは、そのような上からのものではなく、むしろもっと友好的なものだ。もうひとり、すぐ側に、友達がいていろいろ談笑している感じではある。
こ
のほかに、霊界から来る友人または相談者として、天使がいます(天使は、新しい出版・美術産業の中心になっています。ニューエイジにおける天使とのかかわり方は、体系的なものではありません。この領域における正確な区別は役に立たないといわれる場合もあります。なぜなら、「宇宙のあらゆる段階には多くの次元の導き手、霊的存在、エネルギー、存在があります。
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たしかにその手の本やうごきを見ていると、天使が出てくる場合がある。それは時には、個性的な名前であったりするが、どうやら聖書の中にでてきそうだぞ、という名前もある。あちこちのカードや、アロマセラピーやら オーラソーマ
などの説明を聞いていると、ちょこんと聞いたような名前の天使が表現されていたりする。たしかにどこまでが「体系的」に捉えられているのかは、今の段階では、私には分らない。
・・・・ あ
なた自身の引力と反発の作用との関係で、それらは皆、形を選びとる」からです。こうした霊的存在はしばしば「非宗教的なしかたで」召喚されます。それは、くつろいだ気持ちで、うまく決断を下したり、自分の人生や仕事を方向づけることができるようにするためです。
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この周辺については、いたづらに公開ブログに書くようなことでもなく、あるいは、個的に体験したものをどのように表現しようとも、第三者にとっては誤解してしまう可能性もあるので、一般化はとても難しいだろう。もともと表現できないものを表現しようとしているのだから。受容的懐疑派、懐疑的受容派、として遠巻きに見るとも見ずにいる感覚のほうがいいかもしれない。
特
定の人間を通して教えを述べる霊との合一も、もう一つのニューエイジ的体験です。こうした体験は、「神秘家」を自称する人々によって行われます。ある種の自然霊は、強力はエネルギーとして、自然界や「内面」に存在するといわれます。こうした霊には、儀礼や薬物、その他の変性意識状態に達するための技法によって近づくことができます。すくなくとも理論上、ニューエイジが個人の内的体験以上の霊的権威を認めることがほとんどないことは明らかです。
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中山みきや出口なおや、あるいはスエデンボルグなどを出すまでもなく、イタコやシャーマン的な存在によって、霊と直接会話するなどという描写は、あちこちで表現されているようだ。バチカンがこのようなことに触れている事自体は、評価できるものの、 「ニューエイジが個人の内的体験以上の霊的権威を認めることがほとんどない」
という意味がよくわからない。「ニューエイジ」と限ったわけではないが、「霊的権威」を認めることは、あり得ると感じる。このバチカンの言い回しが、回りくどくて、ちょっといやらしい。 「理論的」
に 「ほとんどない」
ことは 「明らか」
だ。ここでもまた100%ではないけど、100%だ、みたいな言い方を始めているぞ。
<10>につづく
かけがえのない人間 2008.05.22
生きる意味 2008.05.21
「生きる力」としての仏教 2008.05.21
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