「裸形のチベット」
チベットの宗教・政治・外交の歴史<5>
正木晃 2008/07 サンガ 新書 279p
いちばん最初にこの本を読んだのが、 2008.08.22 、巻末についていた 「チベット<歴史>深読みリスト」 2008.09.19 まで。ほとんど一か月かかったことになる。その後、「再読モード」に入って、その第一段階がようやく終了したのが、本日。さらに一か月かかったことになる。
今もういちどパラパラと目を通してみると、最初にこの本を手に取った時よりは、かなり読解力はついたと思うが、それでも、あれ、こんなところにこんなことが書いてある、と気がつくところがたくさんあった。それはどんな本を読んでもあることなのだが、この本はとくにそういう部分が多かった。
その理由を考えてみると、1)とても興味深いことが書いてある。2)なかなか覚えきれないチベット語などが続出してくる。3)もともと込み入った内容が書いてある。4)新書一冊のなかにかなりの量の情報が入っている。5)読み手として、読解力がない。6)もともと一回では理解できるような内容ではない。7)もっと深く知りたいと思わせる誘導がされている。などなどの理由を挙げることができる。
この本のなかでは、 「ツォンカパの著書」 を再読することはできなかった。読み手としてもう体力が残っていない。チベット密教を知るには、避けて通れない部分ではあるが、本当にこれ以上、自分はチベット密教を知りたいと思っているのだろうか。これ以上、知ることが必要なのだろうか。知るための方法は、本を追いかけることだけなのだろうか。などなど、疑問もいろいろ湧いてくる。
今後は、まずは、この本は一旦終了して、 「増補チベット密教」 の巻末についている「より深く 『チベット密教』 を知るための読書案内」の中の「マンダラをさらに深く知るために」を読みすすめてみようと思う。チベット密教の中には、特徴的に発達したマンダラの世界がある。経典の文字だけを追うのではなく、マンダラに対する理解を進めることによって、また、また「裸形のチベット」に戻ってくることができるかもしれない。
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