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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2011.06.26
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カテゴリ: 経済・ビジネス
5月1日付朝日新聞の書評 を読んで、『ユニクロ帝国の光と影』に興味を持ち、
 これを購入すべきかどうかと、ネット上でカスタマーレビューを眺めてみた。
 そんな作業の中で、目にとまったのが本著。
 『ユニクロ帝国の光と影』を放置し、こちらを先に読んでみることに。

 ダイエーは私にとって、その時々の様々な記憶の背景に頻出する企業である。
 千林商店街のダイエーには、幼少時、母親に連れられ、よく出かけた。
 1960年代の大阪・千林の賑わいは、今思い返しても尋常ではなかった。
 あまりに人が多く、私は母親とはぐれ、派出所のお世話になったこともある。


ジョイントでジーンズやシャツ、ゼントハウスではジャケットやスラックスをよく買った。
また、神戸駅海側にある中内氏の実家周辺、彼の出身高校や大学、学園都市等々、
私にとって馴染み深い景色が、本著の中には続々と登場する。

そんな私にとっても、本著で紹介される地域情報の中には、
これまで知らずにいたことがかなりあり、とても勉強になった。
京阪電車は、大阪城から見て丑虎・鬼門の方角を走るため、車両に魔除けの札が貼ってあること、
戦後、神戸が日本一の闇市として賑わい、そこにどんな人々が群がっていたか等々。

   ***

中内氏は、戦後、父・秀雄が経営する神戸の実家「サカエ薬局」での手伝いを皮切りに、
元町高架下で、「友愛薬局」を井生春夫と共同経営を始める。
その後、井生との間に亀裂が生じると、父が大阪道修町に隣接する平野町に開いた、


しかし、社長である博と中内氏は、連日衝突。
そして、弟の四男・力と「大栄薬品工業」設立すると、
半年を経ずして、大阪・千林に「主婦の店・ダイエー薬局」を開店、
さらに翌年には、「主婦の店・ダイエー」2号店として神戸・三宮店を開店する。

その後、ダイエーは飛躍的に発展していくわけだが、兄弟は骨肉の争いを繰り返す。

そこには、中内氏の戦争体験に起因する人間不信や、
子どもの頃から優秀であった弟たちへの学歴コンプレックスが根底にあると著者は言う。

   ***

ここまでで463ページ。
かなりのボリュームである。
しかし、下巻はさらにボリュームがある。
「あとがき」までで479ページ、その後、資料が516ページまで続く(新潮文庫版)。

それでも、ここで立ち止まるわけにはいかない。
さらに読み進めていこう。





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Last updated  2011.06.26 10:52:57 コメントを書く


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