乱読・積んどく・お買い得!?

乱読・積んどく・お買い得!?

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Comments

chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2011.12.31
XML
カテゴリ: 文芸

 本屋さんに出かけてみたけれど、ない……?
 この間まで、平積みされていたような気がするんだけれど……。
 結局、3件めの本屋さんで2冊残っているのを見つけ、購入。

 帯には 「映画化!」 の文字が躍り、公開は2012年1月7日(土)とのこと。
 その割には、TVでも宣伝・報道されていないようだし(年末だから?)、
 世間でも、あまり認知されていないような気がするのだが。
 そもそも、映画公開間際に書店から姿を消すって何故?(もしかして売切?)

『ピアノの森』 の主人公も「カイ」だ)。
彼は、バイオリンを教えてもらっている千尋先生に対し、憧れの目を向けている。
姉の美咲は高校生で茶髪、スカート丈は短く、憧れはサッカー部所属の翔太先輩。
その試合観戦に遅れそうになったため、駅前で自転車を拝借し警察のお世話になる。

そして、父・直樹は16年務めた会社をリストラされ、職探しの真っ最中。
一方、母・ひろみは、家計の足しにとジュエリーショップでアルバイト。
この二人、実は離婚の危機にある(直樹は気付いていないのだが)。
ひろみ以外でそのことを知っているのは、偶然その離婚届用紙を見てしまった開だけ。

この崩壊寸前の家族を何とかしようと、開が家族でカルテットをやろうと提案。
姉はフルート、父はピアノ、母はチェロ、開はバイオリンで。
現在、音楽と関わっているのは開だけだが、他の三人も経験者。


そして、紆余曲折の後、最後は4人で感動的な演奏をするのだが、
お話しそのものは、常に淡々と進んでいく感じ。
ドキドキ・ワクワクのスリリングなシーンが展開されることもないし、
中山さんの作品 のように、行間から音楽が湧き起こってくるようなこともない。

まるで「中学生日記」を見ているような感覚を味わった一冊。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2011.12.31 14:43:09 コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: