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Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2013.01.02
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カテゴリ: 文芸

『天使と悪魔』 のカルロ・ヴェントレスカと、同じ役割を本作で果たすマラーク。
 彼については、最初からその位置付けが明示されていると思われましたが、
 実は、そういう事情、カラクリがあったのですね。

 ただ、そういう事情なら、ピーター・ソロモンに、ご対面の場面で、
 マラークに対する本当の思いや事実を、もう少し語らせて欲しかった。
 それとも、記されている以上には、彼は語るべき言葉を持っていなかった?
 もしそうなら、とても哀しいお話しです。

記事 を書いているのですが、
『ロスト・シンボル』を読み終えた方の、今の私はと言いますと、ちょっと「……」です。
マラークが、実に呆気なく絶命した後、まだ随分ページが残っており、
これから、どんなお話しを付け足そうとするのか、ちょっと心配になったのですが……

案の定、エピローグでは「……………」ということになってしまいました。
本作品は、既に 映画化 が決定しているようですが、再構成は必至でしょう。
しかし、映画化については、逆にしやすいかも知れません。
実際、読んでいるときも映画を見ているような感覚に陥りましたから(この部分に関しては秀逸)。

   ***

  ラングドンは忍び笑いをしつつ、

  ソロモンが十年も前に的確に予想していたことを思い出した。(p.142)

その問題の日が、 2012年12月21日 だったわけですが、
無事、何も起こらず過ぎ去り、こうして2013年を迎えることが出来ました。

  だが近年、この種のタンクは大発展をとげた。

  この新たなテクノロジー-完全液体呼吸-は常人の理解を超えており、
  その存在を信じるものは少ない。(p.150)

このすぐ後に、映画『アビス』について触れられていますが(私は見ていません)、
この作品中に潜水技術として 「液体呼吸」 が登場するとのこと。
また、 『エヴァ』 に搭乗するパイロットが液体呼吸を行っているのは、
L.C.Lと呼ばれる架空の液体とのこと。

  そこには、人間の思考が測定可能な現存の力だと証明する実験結果が大量に集められている。
  それらの実験は、人間の思考が氷の結晶からランダム事象発生装置、
  原子未満の粒子の活動に至るまで、あらゆるものに影響を及ぼしうると実証した。(p.315)

本作に登場する「純粋知性科学」。
こちらは、どんなもんでしょ?





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Last updated  2013.01.02 11:08:59 コメントを書く


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