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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2019.02.03
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カテゴリ: 経済・ビジネス
​​ ​ 「イオンを創った女」とは、小島千鶴子のことである。
 イオン名誉会長・岡田卓也の実姉であり、
 三重県四日市市の岡田屋呉服店がジャスコへ、
 さらにイオンへと発展していく基礎を築いた人物。

 千鶴子は5人姉弟の次女、卓也は最年少で唯一の男子だったが、
 千鶴子が11歳の時、父・惣右衛門が43歳の若さで急逝してしまう。
 その後は、33歳の母・田鶴が女手一つで呉服店を切り回していたが、
 その母も心労から病に倒れ、千鶴子が20歳、卓也が10歳の時に他界する。

母が療養に入ってからは、長女・嘉津子が店を取り仕切っていたが、
その姉も千鶴子が23歳の時に亡くなってしまう。
その結果、残った姉弟の中で唯一の成人者であった千鶴子が、
末弟の卓也が岡田屋を引き継ぐ日に向け、代表取締役として奮闘することになった。

   ***

本著では、小島千鶴子にまつわる数々のエピソードが紹介されているが、
『戦後の収束』という書物で得た、第一次大戦後のドイツ狂乱インフレ収拾策を活かし、
1946年のインフレによる新円切り替えを前にして、
会社に残っていた現金を全て商品に換えたという逸話が、最も印象に残った。

  つまるところ、人材を育成しプールしておくことが経営者の責務である。
  そうして人材の層に厚みができれば、それは組織の生命力そのものであり、

  教育は訓練とは異なり、一朝一夕に効果が出るものではない。
  この時間に耐え、これに要する経済的負担を投資と考えることこそが
  未来を拓く要諦である。(p.218)

事を為すことは難しい。
そして、その成し遂げたことを維持・継続していくことは、より難しい。

が、それを目指さない限りには、維持・継続など到底できないだろう。





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Last updated  2019.02.03 11:46:41コメント(0) | コメントを書く


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