乱読・積んどく・お買い得!?

乱読・積んどく・お買い得!?

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Comments

chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2020.05.17
XML
カテゴリ: 文芸
​ 小川さんが作家としてブレークした作品。
『ツバキ文具店』 『キラキラ共和国』 に比べると、
 まだまだ初々しく、たどたどしいところもあるけれど、
 その世界観は、もうすでに垣間見ることが出来ます。

   ***

同棲していたインド人の恋人が、全ての家財類や蓄えと共に姿を消した。

15歳で家を出てから、一度も帰っていなかったふるさとへ。
山あいの静かな村にある実家で、スナックを営む母と十年ぶりの再会。

実家の物置小屋を借り、食堂を営むことにした倫子は、
おかんが飼っていた豚・エルメスの世話をしながら、
周辺の恵まれた食材を使って、1日1組のお客様のための料理を作る。
メニューは、前日までに面接やファックス・メールでやりとり。

   ***

倫子はおかんとのあいだに、途轍もなく大きな壁を感じていたようですが、
十年ぶりに帰ってきた娘からの借金申し入れこそ断ったものの、
家に戻って、物置小屋で食堂をすることを認め、
筆談では「途中であきらめずに最後までやりなさい。」と書いています。


でも、親子の間とはこんなものなのでしょう。
双方とも、なかなか素直になり切れない。
親子ではないけれど、『ツバキ文具店』の鳩子と先代もそうでしたね。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2020.05.17 12:44:31コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: