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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2022.11.11
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カテゴリ: 文芸

 彼女自身が、お話の中に登場するわけではありませんが、
 彼女が1989年に出版した書籍で初めて使った言葉が、今巻のメインテーマ。
 その日本語版の出版経緯は、 水島広子さんの著作 の中でも触れられています。

   ***

李奈 の住むアパートに、兄・航輝と共に母・愛美が訪ねてきます。
早速「小説は家でも書けるでしょ?」と切り出した母親は、
これまでも機会ある毎に、娘に実家のある伊賀に戻ってくるよう促していましたが、


そんな李奈に、またしても警察から事件捜査への協力依頼が舞い込みます。
南品川の住宅街で、改造ガスガンを使って50代男性・館野良純が殺害された事件では、
男性の遺体の胸の上に、芥川龍之介の『桃太郎』が置かれていたのです。
さらに、猿に似た70代男性・宇戸平幸之助と、犬一匹、スズメ一羽も殺害されていました。

李奈は、芥川の『桃太郎』を繰り返し読み返すと共に、
事件現場周辺の家々や館野の職場を刑事と共に訪ね歩き、情報を聞き出そうとします。
自治会長・中山義昌、自治会副会長・坂崎湯治、館野の妻・清美と娘・稜楓、
犬の飼い主・相葉美月とその息子・弘眞、駒井亮子、日村美枝子、
「愛友心望」社員・永西志保美と支局長・有瀧雄造、館野の職場の後輩・渥川忠征、
館野が通っていた古書店店主・池端和子、宇戸平の行きつけの飲み屋店主・鯨井等々。

残りの紙幅が少なくなり、「このお話は次巻に続くの?」と思いかけた頃に、

事件は解決に向けて一気に動き始めたのでした。
松岡さんは、テーマをしっかりと意識し続けながら今巻を書き切りましたね。





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Last updated  2022.11.11 20:20:16 コメントを書く


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