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先日、ランチに行ったときのことです。
一緒に出掛けたのは、某先進国から来ている外国人女性社員。
彼女は日本人男性と結婚しています。
私にはアメリカ人の婚約者がいることをカミングアウトし、2人で談義しました。
テーマは 「国際結婚について」。
彼女は日本語が堪能、日本の文化にもすっかり馴染んでおり、日本人女性以上に大和撫子です。
そもそも国際結婚という言葉自体、日本という国特有の考え方というのは周知のとおりですが、
彼女も日本において「国際結婚」は、特殊なカテゴリーとして位置づけられていることを十分に理解しています。
まずは、興味本位な質問から。
私 「何故、日本人男性との結婚を決めたの?」
彼女 「それは、『彼』だったからよ。別に日本人だから結婚したわけじゃないわ。」 とあっさり。
続けて言った。
「確かに私の友人にも、日本人男性と付き合ってみたい、という子はいるわ。 だって、日本人男性って前に出すぎない所が良いでしょ。 常に気を遣ってくれるしね。
でも、 初めはそれが良いんだけど、やっぱり言葉の壁とミス・コミュニケーションがストレスになるの。
私は彼がどこの国のヒトでも良かった。 彼だから
、大好き。 だから結婚したの。
でもね~結婚となると、ホントに大変。 彼の親戚は今も分かってくれていない(=理解していない)。 私、髪の毛の色も、目の色も違うでしょ?
親戚にも まだ『ガイジン』って言われる。 でも仕方ない。 私は彼が好きだから、その人たちのことを分かるためにも一生懸命、ニホンゴも文化も勉強している。
そうしたら
、みんな理解してくれるようになってきた。」
そうだろうなぁ。。。
ふと気づいた。
彼女は 異国→日本に嫁いで来た側。
私は 日本→異国に嫁ぐ側。
ひょっとしたら、私より彼女の方がもっと大変じゃないのか?
それにも拘わらず、彼女はかなり難しい漢字も書けるし、日本語での電話応対も完璧。
日頃、いわゆる 「ビジネス日本語」(ビジネス英語ならぬ) を使いこなしている。
敬語もパーフェクトなので、ともすると、電話の相手は日本人が応対していると思っているくらい。 日本人の英語力に置き換えてみると、間違いなく「上級レベル」だと思う。
また彼女の報告書は英文だけど 「日本人上司が読める」
ことを意識した平易な文章で作成されていて、随所に日本語をローマ字化してある。
その配慮ができること自体、仕事上において評価も高い。 まさに即戦力だ。
私的にも、食事のマナーもスマートで、和室で和食を食べても、箸を上手に使うし、エチケットを弁えている。
ここまで日本の暮らしに馴染んでいるので、在住歴は10年くらいと思いきや、
日本に来て…
なんと!
まだ5年。
素晴らしい。
まさに 「郷に入ては 郷に従え」 。
どのような環境であれ、人はその気さえあれば、速やかに順応できるものなんだと実感した。
と、そこで彼女は言った。
「だって、本当に彼がスキだったら、何でも一生懸命、トライしなきゃいけないでしょ。」
まさに目からウロコだった。 うん、そのとおりだ。
日本人である私、当然ながら、これから渡米したら言葉・慣習にハンデはあるが、彼女よりも、簡単に習得できる環境にいるはず。
今の日常生活において、日本に居ても英語は身近だし、食生活についても欧米の食材は簡単に手に入る。 慣習にしても、Westernizeされつつある昨今、情報がないわけでもない。
それにも拘わらず、自分の中で 「これから渡米だし、大変だよな~ 色んなハンデがあって当然じゃん♪」
と決めつけていたと思う。
身近に恵まれた環境があることを棚上げしていちゃ、自分が進歩しないわ。
日本に居ても、相手の国の慣習は学べる、語学力も磨ける。要は自分次第。
う~む。 何だか彼女にしてやられたり。
彼女の日頃の努力量を、何だか 「彼への愛情の差」
と錯覚してしまいそうだった。
こうして彼女と話していると、 自分を鏡に映している ようで面白かった。
自分に足りていないものが見える。 何だか緩んだ私の気持ちに 「喝」
を入れてくれたような感じだった。(笑) (←頼んではいなかったのに、感謝しなきゃ)
最後に彼女は言った。
「国際結婚って、ミス・コミュニケーションが大変だけど、そこが楽しいよ~」
と。
彼女曰く、国際結婚で起きるミス・コミュニケーションって、
1)言葉の解釈を誤る。
2)日本人特有の「言わなくても分かるでしょ」という、高コンテクスト文化
(=非言語コミュニケーション)からミスが生じる。
だそうで。
そうよ、日本って世界で最も 「遠慮と察し」 が必要な国。
そういえば、アメリカは 最も低コンテクスト文化の国
だったなぁと、ふと学生時代の講義を思い出していた。
「私も何度も聞かないと、彼の言っていることが分からない。 けれど繰り返し聞かれるのが、イヤみたいね。そこが難しい。」
と彼女。
なるほど。 国際結婚の秘訣、ここにありだな。。。
無の境地は誤解を生む。 今後、気をつけていこう。
彼女と話していると、日ごろ 「国際結婚・恋愛」
という言葉に驕り 、「出来なくて当然」
と、偏ったものの見方をしていたと反省。。。
この先、 「ビザ・就業・語学力」
が 最大のハンデ
だ
と考えていたけど、彼女を見るかぎり、仕事も周囲の日本人に負けじと頑張っているし、語学力も引けを取らない。
結局、ビザというファクターを除けば、あとは自分の努力で乗り越えられる!と実感しました。
灯台下暗し。
身近なところに、自分の在るべき姿が発見できた。
よし、今日から彼女の姿勢に倣おう。
今からでもできることは山ほどある。
だって…距離が問題じゃないもの。
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