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2018年01月02日
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テーマ: ニュース(96849)
カテゴリ: ニュース
ルポライターの鎌田慧氏は、昨年一年間の総括と新しい年への抱負を12月26日の東京新聞コラムに、次のように書いている;


「高速増殖炉もんじゅ」がなんの成果も上げないまま、あえない最後 となって一年。こんどは福井県の大飯原発1、2号機が廃炉、いよいよ日本も廃炉時代を迎える。

 福島事故の4基、さらに美浜2基、浜岡2基、敦賀、島根、玄海、伊方も1基ずつ廃炉になった。福島第二の4基の再稼働はとうていムリ。青森県の東北電1基、建設中の東電1基、電源開発の大間原発も見通しなし。

六ヶ所村の再処理工場は計画から30年、完成予定から20年たっても試運転さえ成功しない、歴史的遺物だ。 もんじゅの経費は1兆円だったが、再処理工場はたとえ稼働できてもこれから14兆円以上を空費する。

 おなじ敷地内にあるウラン濃縮工場、建設中のMOX工場も止まったまま。 原発は黄昏(たそがれ)どころかつるべ落としの落日 を告げ、時代は自然エネルギーヘと急速にむかっている。先の衆院選でも、各党恐る恐るとはいえ、「脱原発」を公約に掲げざるをえなくなった。

 来年は首都圏を恐怖にさらすポンコツ東海原発の再稼働を止めたい。原発ゼロにむかいながら、国際的な恥辱といえる「核兵器禁止条約」からの日本の脱落を糾(ただ)し、人類の愚劣さでもある、米国と北朝鮮の核戦争の脅しあいを止めさせたい。
(ルポライター)


2017年12月26日 東京新聞朝刊 12版 23ページ「本音のコラム-落日の原発」から引用

 高速増殖炉もんじゅがなんの成果も上げないまま廃炉になったことは、原子力産業の行く末を象徴している。1兆円の税金を無駄にした責任もさることながら、もんじゅがなくなり、他の原発も再稼働がおぼつかないということになると、MOX工場なども稼働する必要がなくなり、そうなると膨大にため込んだプルトニウムをどうするんだという新たな責任問題も浮上してくる。そもそも原子力発電の技術は、やればやるほどコストが嵩み、新しい技術の導入でコストを下げるという経済原則になじまない傾向があり、「黄昏からつるべ落としの落日」になりやがて廃れてしまうのは当然の方向性というものである。





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最終更新日  2018年01月02日 20時00分10秒


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