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特捜部は昨年12月、2016~19年の前夜祭の収支計約3022万円を政治資金収支報告書に記載しなかったとして配川氏を略式起訴。不起訴になっていた15年分の不記載についても検察審査会が今年3月、「不起訴不当」の議決をしています。
編集部は3月29日午前10時ごろ、山口県下関市内の安倍事務所に、分厚いファイル2冊を小脇に抱えて入っていくスーツ姿の配川氏の姿を確認しました。
神戸学院大学の上脇博之教授は「安倍氏は、”公設秘書は辞職で責任を取った”と国会で説明していた。 すぐ私設秘書で復職させていたとなると国会の場で安倍氏はまたしてもウソをついたことになる 」と指摘します。
「今回の処分を受けて公設第1秘書を辞職した」(2020年12月24日の記者会見)「今回、こうしたことが起こり、本人も反省の上、公設秘書を辞職した」(同25日、衆院議院運営委員会)―。「弁明の機会を与えてほしい」と自ら開いた会見や国会で、安倍晋三前首相は、配川博之氏が公設第1秘書を辞職したと明らかにしました。
しかし編集部の取材に 複数の自民党関係者が、配川氏は現在も安倍事務所で活動していると証言 しています。
公設秘書辞職から約1ヵ月後の今年1月、配川氏は山口県内の会合に出席。「公設秘書から私設秘書になった」と周辺に説明していました。
「桜を見る会」前夜祭は13~19年まで毎年、1人5千円の会費を集め、都内のホテルで開かれていました。ホテルへの支払額が参加者から集めた会費を上回り、その差額約900万円を安倍氏側か補てんしていました。しかし安倍氏は、「補てんはしてない」など国会で118回以上にわたり虚偽答弁。事実が明らかになると”補てんは秘書の独断で自分は知らなかつた”と責任逃れに終始していました。”独断”で処理した人物がいまだに安倍事務所で働いていることになります。
神戸学院大学の上脇博之教授は指摘します。
「公設が私設になったとか、常勤が非常勤になったなどは言い訳になりません。結局、配川氏のクビを切れないのは、安倍氏自身の指示にもとづいてやっていたからではないのかという疑念が生じます」
安倍事務所は回答しませんでした。
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