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2022年10月22日
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テーマ: ニュース(96532)
カテゴリ: ニュース
政府が世論の批判も顧みずに強行した安倍氏「国葬」を、新聞各紙はどのように報道したか。ジャーナリズム研究者の丸山重威氏は、9日の「しんぶん赤旗」に次のように書いている;




「朝日」では「評価する」35%、「評価しない」59%。
「読売」では「よかったと思う」41%、「思わない」54%。

テレビの時間と新聞のスペースを独占してもこの結果です。

 一部の新聞が「功績たたえ多くの人が悼んだ」(「読売」9月28日付)、「政府与党は堂々と国葬の正しさを説」け(「産経」同30日付主張)という他は、社説のほとんどが「分断深めた首相の独断」(「朝日」28日付)、「合意なき追悼の重い教訓」(「毎日」同)、「『安倍政治』検証は続く」(「東京」同)と、世論の分断を問題にしました。

 しかし、国葬が憲法の「法の下の平等」や「内心の自由」に反するという問題に加え、 この「騒ぎ」が何だったのかという議論と、その本質や内容に立ち入った論説があまりないのが気になります。

 岸田文雄首相、菅義偉前首相の安倍元首相への手放し賛美の弔辞、 自宅前の儀杖隊の列・旧軍歌演奏・弔砲など自衛隊参加の軍事色、 招待の基準や扱い、自治体の対応、統一協会との関係・・・。税金による「国葬イベント」の「狙い」と「行われた事実」の分析、報道はメディアの責任です。

 水島朝穂早大教授のネットのコラム(3日)によると、「南ドイツ新聞」は「お仲間たちがその功績を偲(しの)ぶ」、「ニューヨーク・タイムズ」は「こうした反発は・・・首相在任期間に対する国民投票の色合い」と書いたといいます。

 「東京」(9月27日付夕)社会面は、「国葬の陰 炊き出しに列」と池袋の公園の風景を紹介しました。「食事に窮する人たちがいる中、国葬に費やされる経費は約16億6千万円」「支援団体は『・・・政治家にはこの現場を見に来てほしい』と訴える」。これも大事な「国葬報道」です。
(まるやま・しげたけ=ジャーナリズム研究者)


2022年10月9日 「しんぶん赤旗」 日曜版 35ページ 「メディアをよむ-『国葬』をどう報じたか」から引用

 日頃は「自民党応援団」のような論評が多い読売新聞の世論調査でも「よかったとは思わない」が54%もあったというのは、岸田首相の「読み」が完全に外れであったことを意味します。しかし、最近は日頃はリベラルと言われていた朝日新聞さえも、国葬出席のために来日した外国政府要人と岸田首相が形ばかりの「挨拶」を交わしたことを「さっそく弔問外交」などと持ち上げる記事を読むにつけても、日本のジャーナリズムの「退化」を感じないわけにはいきません。「儀杖隊」の過剰な演出や旧軍歌の演奏、弔砲など、私たちの憲法を蔑ろにする「国葬」などという儀式は、金輪際やってはならないものであることを国会は決議するべきだと思います。





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最終更新日  2022年10月22日 01時00分05秒
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