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2022年10月24日
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テーマ: ニュース(96532)
カテゴリ: ニュース
自民党が統一教会の関連団体にそそのかされて全国の地方議会で成立させようとしている「家庭教育支援条例」の何が問題なのか、東京大学教授の本田由紀氏は9日の「しんぶん赤旗」に、次のように書いている;




 同条例も、行政が「家族はこうあれ」と家庭に介入するものです。

 条文で、少子化や虐待を挙げて家庭の教育力の低下を指摘する一方、家庭を追い詰めている非正規雇用や貧困などの社会問題には触れていません。 子どもの教育の責任を家族に帰している点が大きな問題 です。また、 「愛情による絆で結ばれた家族」など画一的な家族像を強要してくる。支援という名の支配です。

 同条例は安倍政権の「女性活躍」とも関係があります。女性を安い賃金で使い倒して経済成長に”活用”すると同時に、彼らは女性に「産め、育てろ」と言う。国家のために子どもを育て上げる道具として家族を位置づけ、担い手に女性を動員する-。復古的かつ新自由主義的な政策が、家庭教育支援の名で進行しているのです。

実は戦時中も、総力戦に女性を動員し、”皇国民”を育てる役割を女性に担わせるため、家庭教育が重視されました。 国家を支えるための家族であれ、という構造がそっくりです。

 家庭教育への関心が高まったのは1990年代後半です。神戸連続児童殺傷事件やオウム真理教による地下鉄サリン事件などが起こり、「子どもがおかしくなっている。家庭教育を見直さなくては」という議論が広がりました。それに乗じる形で右派が活性化します。 第1次安倍政権下での教育基本法改悪(2006年)が決定的でした。「家庭教育」の条文が新設され、家庭教育の押し付けにお墨付きを与えました。

 12年には安倍氏が会長となって発足した 「親学(注)推進議員連盟」が家庭教育支援法の制定を打ち出しましたが、国民の強い反対を受け、国会への提出を断念しました。 各地の条例制定は法制化への地ならしでしょう。

 行政がすべきは、経済支援や保育・教育の機会確保・質向上など命と生活が守られるための基盤整備や、多様な家族の尊重です。


注)「親学」 日本会議と関係の深い高橋史朗氏が提唱。非科学的で家父長制的な教育を実践する。


2022年10月9日 「しんぶん赤旗」 日曜版 19ページ 「右派に共通するジェンダー観”国家支える家族であれ”」から引用

 昨日の欄に引用した記事と同様で、この記事も少しピントが絞り切れていない「印象」を受けます。「親の愛情が足りないから児童虐待が起きる」などという単純な発想をするらしい自民党議員が、国家権力が国民支配を容易に実現できるように「画一的な家族観を国民に押しつける」ことが必要だなどと「高尚な」発想をするだろうか、という「疑問」を感じます。しかし、いずれにしても人間が営む「家族」というものは、人の顔が千差万別であるように「家族の在り方」も千差万別なのが普通であり、「両親と子ども」がそろった家庭を「模範例」にすれば、一人親家庭は例外扱いされるという「不平等」が生じます。意味のない「判断基準」をわざわざ条例で定めなくても、誰もが自由な判断で生きていく社会が理想ですから、余分な条例の制定運動には「否」の声を上げていくべきと思います。





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最終更新日  2022年10月24日 01時00分06秒
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